三井住友銀行の住宅ローン審査は甘い?

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執筆者の情報
名前:馬沢結愛(30歳)
職歴:平成18年4月より信用金庫勤務

三井住友銀行住宅ローン審査は甘い?

三井住友銀行は、誰もが知っている大手三大銀行のうちの一つであり、住宅ローンを借りる際の選択肢として有力な候補先となっています。

三井住友銀行から住宅ローンを借りるメリットは、大手銀行だからこその安心感と低金利です。

また、夫婦のどちらかに万が一のことがあった場合に、住宅ローンの残高が0円となる「連生団体信用生命保険(クロスサポート)」なども提供し、さらに安心して借りることができます。

しかし、住宅ローンを借りる際には、審査の甘さ(借りやすさ)も忘れてはいけない重要なことです。

では、三井住友銀行の住宅ローンは、審査が甘いのか、または厳しいのかということを検証していきたいと思います。

住宅ローンの商品内容

三井住友銀行の住宅ローン審査が甘いのかどうかを検証する前に、まずは住宅ローンの商品内容を紹介していきます。

ローン種類三井住友住宅ローン三井住友住宅ローン

(諸費用・リフォーム口)
利用対象者

以下の条件すべてを満たす方

  • 借入時年齢満20歳以上満70歳の誕生日までの方で、完済時満80歳の誕生日までの方
  • 指定の団体信用生命保険に加入できる方
  • 指定の保証会社の保証を受けられる方
    ※諸費用・リフォーム口は三井住友住宅ローンと併用する場合にのみ利用可能
資金使途本人が居住する住宅・宅地の購入資金、新築・増改築資金
  • 住宅購入・建築時の諸費用
  • 住宅購入時のリフォーム資金
融資金額100万円以上1億円以内

(10万円きざみ)
50万円以上諸費用・リフォームに係る金額以内(10万円きざみ)
併用する場合、合わせて1億円以内
融資利率タイプ
  • 変動金利型
  • 固定金利特約型
  • 超長期固定金利型(全期間固定金利型)
  • 変動金利型
  • 固定金利特約型
融資期間
  • 変動金利
    1年以上35年以内
  • 固定金利特約型
    2年以上35年以内
  • 超長期固定金利型
    10年超35年以内
  • 変動金利
    1年以上35年以内
  • 固定金利特約型
    2年以上35年以内

住宅ローン金利

三井住友銀行の住宅ローンに適用される金利(2018年4月1日現在)を紹介していきます。

変動金利0.625%~0.775%
固定金利特約型2年0.80%~0.95%
固定金利特約型3年1.05%~1.20%
固定金利特約型5年1.15%~1.30%
固定金利特約型10年1.45%~1.60%
超長期固定金利型
10年超~15年以内
1.50%
超長期固定金利型
15年超~20年以内
1.58%
超長期固定金利型
20年超~35年以内
1.73%

このように、非常に低金利で借りることができ、さらに「住宅ローン審査申込アプリ」から申し込んだ場合には、追加で0.05%が引き下げられます。

なお、変動金利と固定金利特約型の適用金利は、申し込み内容や審査結果によって決定されますので、申し込む人によって金利は異なります。

審査の甘さは金利でわかる

ローンの審査基準(甘いまたは厳しい)を見極める簡単な方法は、適用される金利を見ることでわかります。

金利というのは、単に銀行の収益となる部分だけで構成されているわけではなく、万が一不良債権となってしまった時のために備える部分も含まれています。

金利の高低は、主にリスクに備える部分の影響が大きく、この部分が多くなるほど金利は高くなります。

実際の割合は銀行でしかわかりませんが、仕組みはどこの銀行も同じですので、単純に金利を比較するだけでも審査が甘い銀行を選ぶことはできます。

保証料が含まれた金利で比べない

三井住友銀行の住宅ローンも選択することで、保証料を金利に含めることができます。

この場合、通常の金利に0.2%が上乗せされることになりますが、銀行によっては保証料を融資実行時に支払う「一括前払い」しか取扱っていないところもあります。

金利を比べる場合、保証料を一括前払いするものと、金利に含まれるものを比べることはしないようにしましょう。

これらを比べてしまうと、保証料が金利に含まれている金利の方が高くなり、実際の金利ではないものを基準としてしまいます。

これではきちんとした比較をすることはできなくなりますので、注意しなければなりません。

三井住友銀行住宅ローン審査は厳しい

三井住友銀行住宅ローンの商品内容、金利の仕組みがわかったところで、審査基準がどうなのかということを解説していきます。

結論から先に言いますと、三井住友銀行の住宅ローン審査は非常に厳しいといえます。

理由は、適用される金利が非常に低金利であり、リスクに備える部分が少ないと予想されるからです。

ですので、本当に信用が高い人でなければ審査に通ることは厳しく、少しでも返済能力に難があると判断されると、落されてしまう可能性が高いです。

また、「ライフイベントサービス」という割引やお祝い金がもらえるサービスもあり、利用者にとっては便利なサービスですが、銀行からするとこれも費用がかかります。

費用がかかれば、それだけ収益も取らなければならず、これも審査を厳しくしている要因であるといえます。

大手三銀行はどこも厳しい

三井住友銀行以外の大手銀行である三菱UFJ銀行、みずほ銀行は、どこも審査は厳しいです。

三大銀行の金利を変動金利で比べてみると、このようになっています。

  • 三井住友銀行・・・0.625%~0.775%
  • 三菱UFJ銀行・・・0.625%~0.775%
  • みずほ銀行・・・0.625%~1.075%

下限金利は3銀行とも同じ金利が適用されていますので、非常に低金利で審査も厳しいです。

しかし、上限金利はみずほ銀行だけが1%超となっていますので、みずほ銀行では多少信用が低い人でも審査に通る可能性はあります。

住宅ローン審査に落ちた場合の対処法

審査の厳しい三井住友銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった場合には、まず先に落ちた原因を分析しましょう。

審査に落ちた原因が、既存の借入の延滞やクレジットカード利用代金の滞納であれば、たとえ審査が甘いところでも落されてしまいます。

この場合には、最低でも1年間は延滞や滞納がないように信用を高める必要があります。

年収や勤続年数などの延滞や滞納ではないことが原因である場合には、別の銀行に申し込んでみましょう。

住宅ローンの審査は、銀行によって大きく差があり、別の銀行では審査が通ることもよくあります。

また、住宅金融支援機構のフラット35も審査は甘く、低金利で借りることができますので、低金利と借りやすさのどちらも優先したい人はこちらをおすすめします。

地方銀行や信用金庫で借りる

同じ銀行でも、地方銀行は大手銀行より審査が甘く、さらに信用金庫も甘いです。

しかし、金利は大手銀行よりも少し高いですので、利息の負担は大きくなってしまいます。

地方銀行や信用金庫は、地域に密着した営業をしており、担当者も親切・丁寧に相談やアドバイスをしてくれます。

また、一度審査に落ちてしまったとしても、再審査で取り上げてくれる可能性も高く、これによって審査結果が覆ることも多いです。

これも結果的に審査が甘いということになりますので、信用に自信がなく、多少金利が高くても借りたいという人にはおすすめです。

返済実績を作って三井住友銀行に借り換えする

地方銀行や信用金庫で住宅ローンを借りたとしても、返済実績を作って三井住友銀行に借り換えすることもできます。

最近では1つの金融機関で完済まで返済する人は少なく、多くの人が借り換えをしてより有利な条件で返済しています。

借り換えの場合には、これまで延滞なく返済していることが信用となりますので、新規で申し込んだ時よりも借りやすくなります。

まとめ

三井住友銀行の住宅ローンは、非常に低金利で借りることができますが、審査は非常に厳しいです。

厳しい審査に通るためには、年収や勤続年数なども大事なのですが、給与振込やカードローンなどの取引があることも重要となります。

ですので、住宅の新築や購入を検討した際には、同時に三井住友銀行をメイン銀行として取引するなどの住宅ローン対策を行うようにしましょう。