申し込みブラックでもOKなクレジットカードはある?
クレジットカードに申し込む際に必ず審査されるのが、信用情報ですね。
信用情報に申込情報が多数あってクレジット情報がないのが、いわゆる申し込みブラックです。
申し込みブラックはクレジットカードの審査で不利にはなりますが、申し込みブラックOKとするのはクレジットカード会社の判断です。
結局のところ信用情報に不安があるため、できるだけ審査の甘いクレジットカードはどこなのか、探している人も多いようですね。
もちろん審査のないクレジットカードはないものの、申し込みブラックくらい平気で審査に通してくれるクレジットカードはあります。
この記事では、申し込みブラックとは何かという基本的なことから、申し込みブラックでも作れるクレジットカード、審査を有利にするためのポイントについて、詳しく解説します。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- 「申し込みブラック」という意味を知りたい人
- 何とかしてクレジットカードを発行しようと思っている人
- 審査と信用情報の関係を知りたい人
- 審査を有利にするためのポイントを知りたい人
ぜひ参考にして下さい。
クレジットカードの申し込みブラックとは
クレジットカードの申し込みブラックとは、信用情報に申込情報だけがたくさんあってクレジット情報のない状態のことを言います。
この状態になるにはクレジットカード会社に短期間の間に複数申し込み、すべて審査に落ちてしまうか、契約してもすぐに解約した場合です。
クレジットカードに申し込むとポイントがもらえるとして、申し込みだけ行い、その後すぐ解約してしまうとクレジット情報は残るものの、利用していないためカード会社としても、発行しようかどうしようか迷うところですよね。
最も申し込みブラックとなるのは、やはり複数申し込みと審査落ちの繰り返しのパターンですね。
カードローンとは違い、お金に相当困っているなと誤解されることはありませんが、他のクレジットカード会社が審査に落としているのだから、何か理由があるのではと審査に落としてしまう負の連鎖になってしまうのです。
クレジットカード会社の審査基準は会社によって違うため、たとえ申し込みブラックとなっていてもクレジットカードを発行することはいくらでも可能です。
しかし前述の通り、他のカード会社が審査に落としているにはやはり審査に落とすだけの理由があるのだろうと考えるのが普通です。
結局申し込み情報が複数あってクレジット情報が全くないと、明らかに不自然に感じてしまいますね。
いずれにせよ、申込ブラックでも作れるカードはありますし、申し込みブラックだけでなく、ブラックな状態でも作れるカードはありますので、後述して行きます。
申し込みブラックになる件数は決まっていない
インターネットの金融情報サイトでは、1カ月の間に3件以上申し込むと申し込みブラックになるとか、3カ月の間に5件以上申し込むと申し込みブラックになると情報提供しているようです。
しかしコンピュータの自動審査に申し込みブラックかどうかを調べるパラメーターがありませんので、実際的に複数申し込みが何件以上なら申し込みブラックとなるのかどうか、気にしても仕方ないのです。
前項でご説明したとおりクレジットカード審査に通るかどうかは、ほとんど信用情報が絡んでいます。
確かに短期間のうちに複数申し込みするのは明らかな異常な行動かもしれません。でもクレジットヒストリーに問題がなければクレジットカードの審査には通るのです。
クレジットカード会社の担当者が審査するなら、この人はちょっとクレジットカードに申し込み過ぎなんじゃないの、と思うかもしれません。
ところが自動的に審査を行う方法では、あくまでも客観的に信用情報を中心に審査を行うため、申し込みブラックの件数は決まっていないと断言できるでしょう。
カード会社の審査通過は信用情報次第
クレジットカードの審査は人の手を介することなく、機械的に審査を行うコンピューターによる自動審査です。
自動審査は申し込み属性と、信用情報の各項目に点数を付けることで、審査に通るのが落ちるのかが決まります。
申込情報が複数あるとしても、結局審査に通るかどうかは本人の属性とクレジットヒストリーが良好かどうかで決まります。
申し込みブラックだから審査に落とすということはありません。
ですから申し込みブラックOKな カード会社も存在するはずですね。
審査基準がカード会社の基準に当てはまっていれば、申込情報など関係なく審査に通ることでしょう。
つまり申し込みブラックはカード会社のネガティブな審査情報ではないということですね。
例えば職業が公務員で、年収が多くても信用情報に登録されているクレジットヒストリーが悪ければ審査に落とされます。
逆に職業が派遣社員でもクレジットヒストリーが良好であれば審査に通ることは可能なのですね。
もちろんクレジットカード会社でも審査に厳しいところと甘いところがありますので、申し込みブラックになっているのではないかと思ったら、とりあえず審査基準の甘いカード会社に申し込むのが安全策と言えるでしょう。
申し込みブラックでも作れるクレジットカードはある!
クレジットカードの審査基準が、カード会社によって違うことと、審査に通るかどうかの判断は本人属性と信用情報に登録されているクレジットヒストリーによって決まることを考えれば、申し込みブラックOKのクレジットカードはあります。
クレジットカードの申し込みが全部落ちてしまった状態でも、比較的審査に通りやすいと言われているクレジットカード会社に申し込めば、審査に通ったという話も少なくありません。
既にご説明の通りクレジットカードはカードローンとは違い、お金を借りるというよりもどちらかと言うとショッピングのために利用することがほとんどです。
ですから複数申し込みしているからといって信用できない人間だと判断されることはないのです。
申し込みブラックだと審査に落ちやすい、必ず審査に落ちる、のような情報提供しているサイトはあまり信憑性がありませんね。
申し込みブラックでも審査を有利にするためのポイント
申し込みブラックの場合、どうすればクレジットカード審査に通過できるのか、具体的な方法を知りたいですよね?
そこで、申し込みブラックでも審査を有利にするためのポイントを紹介いたします。
キャッシング枠を0にして申し込みをする
クレジットカードには、大きく「ショッピング」と「キャッシング」の2つの機能があります。
ショッピングとは、買い物時の支払に使用する機能であり、キャッシングはカードローンなどと同様に借入を行うための機能です。
クレジットカードの審査では、キャッシングを付加する方が、審査の難易度は上がってしまいます。
クレジットカードへのキャッシングの機能が不要なら、ショッピングだけに限定してクレジットカードに申し込みすることがおすすめです。
なお、キャッシング機能を付加せずにクレジットカードを契約しても、後日、あらためて付加するように申し込みすることも可能です。
審査に通過することを優先するなら、まずは審査が厳しくなる「キャッシング」を申込せずに、ショッピングのみで申込するのがおすすめです。
なるべくキャッシング枠付けない様にしてるけど。
— 芹沢華音.zip@乾沙希FC (@kanon_7) 2015年4月9日
6カ月以上時間をあけて申し込む
そうは言ってもやはり申し込みブラックが気になってしょうがない、と言うのであれば審査に落ちた後6カ月間待ちましょう。
なぜ6カ月間までは良いのかと言うと、信用情報に登録される申込情報の掲載期間が6カ月と決まっているからです。
6カ月が経過すれば自動的に申込情報が削除されるため、その時点ですでに申し込みブラックではありませんね。
申込情報がなければ申し込みブラックかどうか、カード会社は判断できません。ですから審査に落ちても黙って6カ月後に再度申し込むことによって審査に通る可能性も出てきます。
ただし6カ月の間になぜクレジットカードの審査に落ちたのか、原因を追求し改善する努力が必要です。
何度も繰り返しますがクレジットカードの審査に通るかどうかは、本人属性と信用情報に登録されているクレジットヒストリーなのですから、それを改善しない限り6カ月後に申し込んだとしても審査に通ることは厳しいと言わざるを得ませんね。
固定電話があるのなら固定電話の番号を書く
もしも固定電話の番号を持っている場合には、携帯番号だけでなく、固定電話の番号も書きましょう。
クレジットカードの審査においては、携帯電話番号よりも固定電話番号の方が、信用度が高いとされていますので、多少なりとも審査で有利となります。
昔は10万円近くの加入権を購入し、基本料金だけでも2,000円近くの月額がかかっていましたが、光ファイバー回線が普及している近年は、加入権の料金が不要ですし、月額300円~500円程度で固定電話を引くことができます。
もしも、固定電話を利用していない場合には、利用を検討すると良いでしょう。
ブラックでもクレジットカードを作れる
ブラックでもクレジットカードを作りたい場合には、まず信用情報を確認して、ブラックかどうか調べることをおすすめします。
また、海外系クレジットカードの検討もしてみましょう。
それぞれの内容について解説いたします。
信用情報を確認してブラックかどうか確認
そもそも、自分がブラックなのかどうかを知ることから始めましょう。
もしもブラックでないのであれあば、選択肢が広がります。
実は、信用情報機関には、開示請求が可能です。
開示請求をすれば、自分の信用情報の状態が確認できるのです。
例えば、多くのクレジットカード会社が加盟しているCICという信用情報機関の場合、1,000円の手数料で開示請求が可能です。
インターネットや郵送で信用情報を確認可能ですので、ぜひ自分の信用情報がどのような状態か把握しておきましょう。
海外系のクレジットカードを利用する
各クレジットカードの審査内容は非公表のため、各社の実際の審査方法は断定することができません。
しかし、口コミ・体験談を基にすると、アメリカン・エクスプレスのような海外系のクレジットカードは、日本の個人信用情報を参照せずに審査が行われているとも言われています。
そのため、個人信用情報への照会履歴が多いことだけが問題であれば、海外系のクレジットカードには特段の問題がないとも言われています。
もし、ご自身が申し込みブラックの状態にあると考えられるようであれば、海外系クレジットカードへの申込を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、定期的で安定した収入があるという前提条件が必要です。
デビットカードなら審査なしで発行可能
デビットカードの場合は、審査がありませんので、信用情報ブラックでも発行が可能です。
クレジットカードは後払いであることに対して、デビットカードは決済と同時に銀行口座から引き落とされる同時払いです。
そのため、焦げ付く心配がないことから、審査をする必要がないのです。
クレジットカードの審査が、どうしても通らない場合は、デビットカードの申し込みを検討してみましょう。
クレジットカード申込には年収額にも要注意
クレジットカードを利用したいなら本人属性と信用情報をチェックして、改善できるところは改善しましょう。
クレジットカードの審査に通る最低年収は200万円とも言われています。なぜなら年収200万円くらいないと、十分なクレジットカードの利用枠が設定できないからです。
クレジットカードの利用枠は大まかに言うと年収の10%から15%程度です。
年収200万円なら20万円から30万円の利用枠になりますね。
カード会社は会員が利用したショッピング、またはキャッシングの金利およびカード手数料で収益を上げているのです。
十分な年収がないと利用枠が大きくできないため、カード発行手数料やカード維持手数料を考えると最低年収200万円なければ収益が上がらないわけです。
ですからパートやアルバイトなら、契約社員か派遣社員になって年収を多くすることが必要ですし、信用情報に問題があるならお金の借りすぎや、他社返済状況に遅れがないようにするなどの改善をしなければなりません。
まとめ
申し込みブラックの場合でも、クレジットカードを作る手段は考えられます。
保有しやすいクレジットカードを選びつつ、少しでも審査通過の確率を上げられるように配慮しておきましょう。
もちろん、審査に通過し、クレジットカードを手に入れたからと言って、無計画な使い方をすると、自分の首を絞めることになります。
計画的な利用を心がけましょう。
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