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レイクの借金が減らない理由と効率的に減らす方法

レイクから借金している方のなかに、毎月、しっかりと約定弁済しているのに、「借金が思っているほど減らない」という声を聞くことがあります。

レイクの借金が減らない理由と、効率的に減らす方法を解説します。

執筆者の情報
名前: 芦田春馬
年齢:39歳
性別:男性
職歴: 平成13年に都市銀行に就職。その後、ノンバンクに転職

レイクからの借金の特徴

最初にレイクについて簡単に確認しておきましょう。

「レイク」は、以前は消費者金融の会社だったのですが、現在は、カードローンのブランド名になっています。

レイクという会社は、「SBI新生銀行」に吸収され、その後、SBI新生銀行のカードローン事業のことを「レイク」と呼ぶようになった後、新生フィナンシャルのカードローン名「レイクALSA」と変わりました。その後、また「レイク」に変更しています。

レイクで借入する場合の借入条件も確認しておきましょう。

レイクでは、1~500万円までの金額を、適用金利4.5%~18.0%までの範囲内で借入することができます。

大抵の銀行カードローンは適用金利の上限を14%台に設定しており、一方で、消費者金融のカードローンの上限は18%前後に設定されているものが多くなります

レイクの金利条件は他の消費者金融のカードローンと同水準の設定になっています。

レイクの借入方法・返済方法

最低返済額はどう決まる?

レイクの借金が減らない理由を説明する前に、レイクでお金を借入した時の返済方式と、その注意点について、ご説明しておきます。

返済方式とは、毎月支払わないといけない「最低返済額」を決める仕組みのことです。

カードローンは、借入や返済を柔軟に行えるように作られていますが、返済に関しては、「最低返済額」が決められており、毎月支払わなければいけない下限があります。

レイクには、毎月の最低返済額を決める返済方式が2種類用意されていて、利用者が選べるようになっています。

残高スライドリボルビング方式

1つ目の返済方式は、「残高スライドリボルビング方式」といいます。

名前からは解りづらいですが、残高スライドリボルビング方式とは、「借入残高に応じて、返済額が変動する返済方法」になります。

借入残高が多ければ、返済額も多くなりますし、返済が進んで、残高が減ってくれば、返済額も減ってくるといった返済方法です。

最低返済額の具体例を示すと以下のようになります(年率18%で借入時)。

①借入残高10万円以下の時、毎月返済額3,000円

②借入残高10万円超~20万円以下の時、毎月返済額5,000円

③借入残高20万円超~30万円以下の時、毎月返済額7,000円

以降も、借入残高が10万円増える毎に、返済額が増加するように設定されています。

残高スライドリボルビング方式は、借入残高が減ってくると、自動的に返済額も減少しますので、「完済までの期間が長期化」してしまうという特徴があります。

カードローンの最低返済額の意味や注意点

元利定額リボルビング方式

元利定額リボルビング方式とは、先ほどの返済方式と違い、返済額が変わらずに、一定額を継続して支払う返済方法です。

実際に返済する額は、カードローン契約時に設定される「借入限度額」に応じて決まります。

そのため、カードローンでいくら借入をしたとしても、完済するまでは残高と関係なく、契約時に決められた金額を返済し続けることになります。

元利定額リボルビング方式は、利用金額に関係なく、返済額が一定ですので、資金繰りの予定が立てやすいのが特徴です。

なお、元利定額リボルビング方式の返済額は、契約後に変更することも可能ですが、その際は、レイクのコールセンターに電話して、変更を相談する必要があります。

カードローン返済方法の代名詞!元利定額方式とは?

レイクの借金が減らない理由

レイクで借金をしていて、毎月しっかりと返済をしているけど、借金が減らないように感じると言う方は意外に多いかもしれません。

金利が要因

借金が減らない要因は金利にあります。

レイクのカードローンで借金すると、上限金利は18%となり、一般的な銀行カードローンに比べると、金利は少し高くなってしまいます。

残高スライドリボルビング方式で、30万円を借入する場合(金利18%)を例に、借金が減らない要因を確認してみましょう。

レイクで30万円を借入すると、1月あたりの支払利息は約4,500円(=30万円×18%÷12ヶ月)となります。

一方、毎月の最低返済額は、前述の通り、7,000円です。

つまり、毎月、7,000円を支払っても、そのうち4,500円は利息に充当され、借金の元本が減るのは、2,500円だけです。

借金を返済するつもりで支払っている金額のうち、半分も元本返済に充当されておらず、借金が減らないと感じるのです。

残高スライドリボルビング方式では、借入残高が減少すると返済額も減少します。

仮に、残高が20万円に減少すると、支払利息は3,000円(20万円×18%÷12ヶ月)に減ります。

一方で、毎月の最低返済額も5,000円に減少しますので、結果的に、元金返済に充当される額も、2,000円となり、借金は減りにくいままです。

借りやすいのも要因

また、レイクに限らず、カードローンは、反復して何度も借入と返済を繰り返すことができます。

そのため、「お金が足りない」時には、容易に追加借入することもできます。

借金を完済する前に、また借入残高を増やしてしまうことで借金が減らないというケースもあります。

借金を減らす方法

借金を減らすために大切なことは、利息を減らすことです。

レイクの金利は18%(上限)と高めであるため、最低返済額を弁済していても、大部分は利息に充当され、ほとんど借金は減りません。

そのため、少しでも早く、元金を減少させ、利息の発生を抑えることが大切になります。

具体的な方法は、随時弁済をこまめに活用することです。

レイクの約定弁済は、あくまで最低返済額であって、希望に応じて、随時、返済できます。

この随時返済を活用して、資金的な余裕があれば、こまめに返済することが大切です。

一旦返済しても、必要があれば、限度額の範囲内で自由に借入できますので、余分な資金を手元に残さず、返済してしまっても困ることはないはずです。

こまめに元金返済を行うことで、利息の発生を抑え、借金を減らしやすくなります。

また、残高スライドリボルビング方式を利用している場合、残高の減少とともに、自動的に最低返済額も減少します。

最低返済額が減少していくので、さらに借金は減りにくくなってしまいます。

元利定額リボルビング方式を活用するようにしたり、浮いた資金を随時返済するよう意識しておきましょう。

増額返済とは?返済額を増やして利息負担を軽くする!

債務整理も検討

借金が減らないと感じている方のなかには、利息以上の問題を抱えている方もいます。

例えば、最低返済額を支払うのも困難であり、そのために、返済ペースを上回る頻度で、追加借入が発生し、借金が減るどころか、むしろ増え続けていると言う方が該当します。

こういった場合には、債務整理を含めて検討するのが良いでしょう。

債務整理には、法的手続きによらない「任意整理」と、法的手続きとなる「自己破産」などがあります。

任意整理は、レイク側との任意の交渉で、返済方法を変更したり、払える見込みの無い利息を免除してもらうように交渉し、可能な範囲で返済を継続する方法です。

自己破産は、その時点で保有する資産を現金に換えて、その現金で各債権者に公平に返済します。

返済できない借金は、法的手続きによって免除してもらうことになります。

債務整理は、弁護士などの法律の専門家に依頼する必要がありますので、まずは、弁護士や、公的な機関(法テラスなど)に相談してみるのが良いでしょう。

債務整理とは借金を合法的に減らす手段

まとめ

レイクからの借金が減らないと感じている方は、返済方式と、利息が要因になっている可能性があります。

レイクのカードローンは、上限金利が18%であり、やや高めの設定です。

そのため、最低返済額だけを支払っていると、借金はあまり減りません。

カードローンは一旦返済しても、必要なら再度借入できます。

資金に余裕があれば、手元に残さず、小まめに随時返済するのが良いでしょう。

また、残高スライドリボルビング方式を利用されている方は、自動的に返済額が減少してしまいますので、随時弁済を活用して、極力、返済ペースを維持し続けることが大切です。

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