プロミスの借金が減らない理由と早く返済する方法
消費者金融から借金していて、毎月まじめに返済をしているけど、借金が全然減っていかない気がするという方はいませんか。
プロミスを例に、借金が減らない理由と借金を効果的に減らす方法を解説します。
- 執筆者の情報
- 名前: 芦田春馬
年齢:39歳
性別:男性
職歴: 平成13年に都市銀行に就職。その後、ノンバンクに転職
最短即日融資!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
![]() アイフル | 3.0%~18.0% WEB申込なら最短25分※1 ※1.お申込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・公式サイトの事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※2 ※2.審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
![]() プロミス | 4.5%~17.8% 最短25分 | ・30日間無利息サービス ・3秒でお借り入れ診断 ・郵送物なしで契約完了 |
![]() SMBCモビット | 3.0%~18.0% 最短即日※ ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物なし |
記事の目次
プロミスからの借金の特徴
プロミスは日本の大手消費者金融の1社で、正式名称をSMBCコンシューマーファイナンス㈱といいます。
元々、プロミスの社名で営業していましたが、現在は、大手都市銀行である三井住友銀行のグループ会社となり、社名も「SMBC」を付けたものに変更しています。
但し、消費者金融としては、元々の「プロミス」の知名度が高いため、現在も、ブランド名として、「プロミス」を使用して営業しています。
プロミスの代表的な借入商品は、「フリーキャッシング」という商品名のカードローンになります。
フリーキャッシングでは、適用金利4.5%~17.8%(実質年率)の範囲内で、最大500万円までの借入が可能です。
プロミスは、パソコン・携帯・スマートフォンから24時間申込可能であり、さらに即日借入も可能なカードローンであるため、非常に人気の高いカードローンとなっています。
プロミスの返済方式の特徴
プロミスの借金が減らない理由の前に、プロミスで借入した後の返済方式について説明します。
返済方式とは?
ここで言う返済方式とは、毎月の「最低返済額」を決める仕組みのことです。
通常、カードローンで借金した場合、その後、自動的に決まる約定弁済額を、特に考えずに支払っている方が多いと思います。
「借金が減らない理由」には、毎月の約定弁済が重要になりますので、最低返済額の決まり方を理解しておきましょう。
プロミスでは、事前に設計された返済方式によって、カードローンで借入する毎に、自動的に「最低返済額」が決まります。
プロミスの返済方式のことを「残高スライド元利定額返済方式」と言います。
非常に難しい名前で、これだけでは、何のことか解りにくいですよね。
残高スライド元利定額返済方式について、具体例を交えながら解説していきます。
実際の計算例で確認
残高スライド元利定額返済方式では、カードローンで借入した直後の残高を基準として、最低返済額が決まります。
始めて、カードローンで10万円を借入した時は10万円です。
その後、返済する前に、さらに10万円を借入すれば20万円(=10万円+10万円)となります。
最後に借入した直後の借入残高が対象となります。
この残高に「一定の割合」を乗じて、最低返済額が決まります。
「一定の割合」は借入後残高の金額に応じて、以下の3通りになります。
①30万円以下:3.61%
②30万円超~100万円以下:2.53%
③100万円超:1.99%
先ほどの例のように、借入直後の残高が20万円となった場合の最低返済額は、8千円(≒20万円×3.61%=7,220円/ 千円未満は切り上げ)となります。
つまり、20万円を借入した場合の毎月の最低返済額は8千円ということになります。
このまま追加借入をしなければ、最低返済額は変わらず、完済時まで8千円に固定されたままです。
しかし、仮に、借入残高が15万円まで減少した後、さらに10万円を追加借入すると、その時点で再計算されることになります。
借入直後の残高は25万円(=15万円+10万円)となり、一定割合は3.61%ですので、毎月の最低返済額は1万円(≒25万円×3.61%=9,025円/千円未満切り上げ)に変更されます。
借金が減らない理由
次に、プロミスの借金が減らない理由を説明しましょう。
とは言っても、借金が実際に減らないわけではありません。
返済を続けていれば、借金はちゃんと減ります。
正しく言えば、毎月、「これだけ払っているのに、思ったほど減らない」のです。
利息に充当されてしまう!
プロミスの借金が減らないと感じる最大の理由は金利にあります。
先ほどの返済方式の具体例を利用して、残高が25万円の場合を考えてみましょう。
プロミスの金利上限は17.8%ですので、17.8%を前提とすると、借入残高が25万円の時、1月あたり3,780円の利息がかかります(31日計算)。
先ほどの計算の通り、毎月の最低返済額は1万円ですが、そのうち、3,780円は利息に充当されますので、実際に元金に対して支払う額は、6,220円のみとなります。
本当に支払った額の3分の2程度しか、借金の返済には充てられていないことが解ります。
そのため、たくさん支払ったつもりなのに、思った程、借金が減らないということが起こってしまうのです。
追加借入しやすい
さらに、カードローンには、もう1つ問題があります。
それは、何度でも借入できることです。
毎月1万円の返済を継続していると、なかなか手元にお金が残りません。
そのため、臨時の出費が発生すると、再度、借入を利用する可能性も高くなります。
カードローンでたくさん借入すればするほど、毎月の返済額も大きくなってしまい、お金に困るようになってしまうので、反復して借入する必要も出てきてしまいます。
借金を減らす方法
ここからは、なかなか減らないと感じている借金を、効果的に減らす方法を説明します。
借金を減らすために大切なことは、支払う金利を減らすことです。
先ほどの例で言えば、せっかく支払った額のうち、3分の2が借金の返済ではなく、利息に充当されていました。
そのため、利息に充当される額を減らすのがポイントとなります。
随時返済をこまめに行う
大切なことの1つ目は、早めに借金の元金を減らすことです。
同じ金利でも、当然、借金の残高が違えば、発生する利息は変わります。
出来るだけ早いうちに元金を減らせば、その分利息が減少し、以降の返済の都度、元金の返済に充てられる金額が増加します。
元金の減少ペースも速くなるので、さらに利息の発生を減少させるという効果が生まれていきます。
そのために大切なことは、毎月の返済を「最低返済額」だけではなく、余裕がある時に、こまめに追加弁済をすることです。
プロミスのカードローンでは、最低返済額を上回る返済額であれば、毎月の返済額を柔軟に変更することができます。
そのため、余裕のある時の増額弁済も可能です。
カードローンですから必要な時は再度の借入も可能ですので、余分な資金を手元に残しておく必要はありません。
低金利の借り換え
2つ目の方法は、金利の低いカードローンに借り換えすることです。
例えば、大抵の銀行カードローンは、上限金利を14%台に設定しています。
そのため、上手く借り換えできれば、最低でも金利が3%程度低くなることになります。
借金を減らすために必要なことは、借金の元本を前倒し弁済することと、金利を下げることです。
債務整理も検討
借金が減らないことについて、もっと深刻に悩んでいる方は、債務整理を検討されてみるのが良いでしょう。
例えば、毎月の最低返済額が支払えなかったり、返済しても、すぐに反復して借入が必要となってしまい、借金が減るどころか、むしろ増えてしまっている場合などが該当します。
債務整理には、主なものに任意整理や、自己破産などがあります。
債務整理は抜本的な借金の解決を図るための手段です。
借金を完済できる目処がないのであれば、任意整理や、自己破産を行うことによって、借金や利息の一部を免除してもらえることもあります。
つまり、現実的に返せる範囲内で返済して、返せない部分は免除してもらうのです。
債務整理を行うには、弁護士や、司法書士などの法律の専門家に相談する必要があります。
無料で相談を受け付けしている弁護士や、公的な機関(法テラスなど)もありますので、該当する方は一度相談されてみるのが良いでしょう。
プロミスで借りすぎてしまう理由
まず、最初に何故プロミスを利用していて、その返済で苦しむ人が多いのか…という点から見ていきたいと思います。
プロミスの借りやすさが借り入れ金額を増やす理由!?
プロミスの返済で苦しむ理由…それは「プロミスの借りやすさ」に一因があります。
プロミスの場合、申し込みは「WEB」「自動契約機」「郵送」などで行う事が出来ますが、特にWEBや自動契約機での申込みは誰にも知られる事なく、仕事や外出中でも1時間程度あればカードローンが契約できてしまいます。
また、WEBで行う場合は基本的に電話とメールだけのやり取りだけですので、誰でもどんな場所でも簡単に申し込む事が可能です。
プロミスが人気である理由はそのような「手軽さ」にあると思いますし、その手軽さは同時に借入を安易に増やしてしまう…という要因にもなっているようです。
家族に知られないので、借りやすい
消費者金融のカードローンを利用する場合、「家族に知られる」となると、事前に家族への説明も必要ですし、ある程度借入れの抑制にもつながります。
しかし、前述のとおりプロミスのカードローンは、基本的に契約書や明細書の郵送・自宅への連絡などが一切ない為、カードローンの事を秘密にしておこうと思えばできてしまう仕組みになっています。
(自宅への郵送物を止めるには、別途WEB手続きにて郵送からWEB確認への変更手続きが必要です。又、自分の連絡先を自宅電話に登録している場合は、自宅に電話がかかってきます。)
その為、家族に秘密にしたい借金なども可能になる為、それが借り入れを増やしてしまう原因にもなっています。
100万円の返済にはどれくらいかかる?
では、以上の通りプロミスで借りたカードローンの返済には、どれくらいの「時間」と「お金」が必要になるのでしょうか?
実際のプロミスの返済シミュレーションを使って試算してみたいと思います。
100万円の借り入れで、金利は579,052円!?
カードローンの返済が苦しい…というケースでは、おおむね100万円以上の借金をしているケースが多いと思いますが、上記のプロミス返済シミュレーションで、実際の返済にはどれくらいかかるのか、以下の条件で試算してみました。
- 返済シミュレーションの条件:借り入れ金額100万円 金利15% 毎月20,000円を返済したと仮定
以上の条件で計算すると、なんと支払う利息の合計は579,052円、そして返済期間は79ヶ月という結果が出ました。
生活が苦しくて借入をしている場合、毎月20,000円の返済でも苦しいと思いますが、それを行えたとしても、実に完済までに6年以上、そして借り入れ金額の半分以上の金利負担が発生するとなると、さすがに返済が苦しい…という実状も理解できます。
プロミス返済中にやってはいけない事
プロミスの借り入れを普通に返済したくらいでは、中々楽にならない事はご理解いただけたかと思います。
さらに、プロミスの返済が厳しい時に、絶対にやってはいけないポイントもいくつかありますので、その点についてもお伝えしておきたいと思います。
返済の為のキャッシング
まず、一つ目は「返済の為の借り入れをする」という事です。
借り入れ限度額に余裕がある場合、返済時に現金が用意できないとなると、「すぐに後で返せばいいか…」という安易な気持ちで、返済の為のキャッシングを繰り返す人が居ます。
そのような人の多くは、その後繰り上げ返済をするという事は殆どない為、逆に借り入れ残高を増やす原因にもなってしまいます。
また、そのような事を繰り返していると、借り入れ限度額=貯金がある…というふうに錯覚してしまう人も居ますので、益々返済が厳しくなってしまいます。
利息のみの返済
プロミスの場合、毎月の「約定返済額」というのが決まっていて、一定の計算で「利息+元金」を毎月返済する仕組みになっています。
しかし、どうしても手元に現金がない場合は、最低限利息の返済をしておけば、延滞にはなりません。
その為、返済に苦しむ人の中には、「毎月利息のみの返済で済ませている」という人も少なくありません。
そのような人は、一見毎月返済をきちんとしているように見えますが、実態としては借金が全く減らない為、一向に返済の苦しみは消えない…という事になってしまいます。
限度額の天井張り付き
最後は、プロミスの限度額一杯まで借りる、いわゆる「天井張り付き」という行為です。
先ほどもお伝えしたとおり、返済が長引き、プロミスの利用実績が長くなると、限度額いっぱいまでとにかく借りる…という事には違和感を覚えないようになってきます。
しかし、そのような事を繰り返していると、結局は利息のみの返済しかできなくなったり、他社カードローンに手を出してしまう事にもなりかねません。
したがって、プロミスを利用している場合、利用限度額は関係なく、自分に必要な金額だけ利用する…という事を念頭に置いておく必要があります。
まとめ
プロミスからの借金が減らないと悩まれている主な原因は、金利にあります。
金利が高いために、毎月返済しても、そのうちのかなりの額が利息に充当されてしまい、元金の返済に回らないのです。
借金を減らすためには、最低返済額だけでなく、前倒しで返済して、元金を減らしたり、金利の低い借入で借り換えするのが良いでしょう。
そもそも、返済できる余力が無く、借金を減らせずに悩まれている方は、債務整理を含めて検討されることをおすすめいたします。