ICOCAのお金が足りないときはどうする？
関西圏で販売されているJR西日本のICカード「ICOCA」。
SuicaやPASMOなどが利用できるエリアでも使えますので、ICOCAが1枚あれば、全国どこでもICカード対応の電車やバスに乗ることができます。
そんな便利なICOCAですが、チャージしてあるお金が足りないときは、「ピンポーン」という大きな音と共に自動改札機が閉まってしまいます。
少し恥ずかしい思いをするとともに、予定していた電車に乗れないと焦ってしまいます。
ICOCAのお金が足りないときはどうすれば良いのかについて、シチュエーションごとに解説いたします！
この記事は以下のような人におすすめの記事になります。
- ICOCAの残高不足が頻繁に起きている人
- ICOCAの残高が不足した時に電車やバスに乗れるか知りたい人
- 手元にお金がない時に清算する方法を知りたい人
ICOCAの残高不足が起きた場合の対処法を知りたい場合の対処法を詳しく解説しますのでぜひご覧ください。
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ICOCAの残高不足！まずは乗り越し精算機へ
自動改札機が閉まってしまったら、そばにある「乗り越し精算機」にICOCAを入れて精算しましょう。
乗り越し精算機は切符の代金が足りなかった時だけでなく、ICOCAのような交通系ICカードの残高が足りなくなった時にも利用することができます。
ICOCAは500円からでもチャージできますし、不足分だけチャージができる「不足額チャージ」ボタンもありますので、手持ちの現金が少ないときでもチャージが可能です。
手持ち現金が少なければ不足分だけをチャージして改札を出ましょう。
バスは差額を現金で支払う
電車に乗ったときは「乗り越し精算機」で精算を済ませますが、バスには「乗り越し精算機」がありませんので不足分を現金で支払います。
小銭がないときは「1,000円札専用両替機」を利用して、精算して下さい。
バス乗降の手順と精算方法
バスの利用方法は以下の通りです。
- バス後方の入り口にある読み取り期にICOCAをかざしてバスに乗る
- 降りる時にはICOCAの読み取り機にICOCAをかざす
- 残高が不足分していると乗務員に降車を止められる
- 不足分だけの現金を運賃箱に入れる
ICOCAの残高が足りないと、降車時に不足分の金額が表示されるので、運転席の横にある運賃箱に不足分を入金することでバスから降車することができます。
ICOCAは残高1円でも乗車が可能！
関東圏でSuicaを利用している人なら、残高が初乗り運賃より低いときは電車に乗れないのが常識ですよね？
しかしながら、ICOCAは残高1円でも乗車が可能ですので、ICOCAに最低限のお金が入っていないときでも電車やバスに乗ることができるのです。
因みにJR東海が発行しているTOICAや名古屋鉄道等が発行しているmanacaは、残高が0円でも電車やバスに乗ることができますよ。
バスや電車は乗車するときにはカード残高にほぼ無関係に乗車が可能です。
利用区間に応じで料金が発生するので、チャージを忘れて残高が不足していてもとりあえず電車やバスに飛び乗り、バスの降車時や改札を出る前に不足分を精算するということが可能にになります。
他社交通系ICの取り扱い
他の交通系電子マネーである「PiTaPaカード」「ICOCAカード」なども、ICOCAと同じように、残高が足りなくても乗車することができ、不足分を乗り越し精算や、降車時の現金での精算などによって降車することが可能です。
しかし、例えばICOCAで足りない残高をPiTaPaカードの残高分で精算するなどと言ったことを行うことはできません。
あくまでも不足分を精算することができるのは現金のみとなっています。
チャージするお金がないときはICOCAを解約
ICOCAを発行するときに、500円のデポジットを支払ったことを覚えていますか？
不足分を精算する現金が足りないときは、ICOCAを解約してデポジットを返してもらい、不足分の運賃に充当しましょう。
ICOCAの解約は乗り越し精算機では実施できませんので、有人改札で駅員さんに「解約して運賃を精算したい」と告げてください。
万が一手元に現金やクレジットカードがない時の最終手段として覚えておきましょう。
解約するときは身分証明書が必要！
ただし、解約するときは運転免許証などの身分証明書が必要です。
ICOCAには名前は書いていませんが、解約時には身分証明書を呈示しなくてはならないと決まっていますので、ICOCAと併せて駅員さんに見せて下さいね。
スマートICOCAなら現金なしでもチャージが可能
ICOCAはチャージ式ですので、チャージしたお金がなくなると利用することができなくなってしまいます。
現金の持ち合わせがないときは、チャージができずに困ってしまいますよね？
一方、「スマートICOCA」ならクレジットカードと連結していますので、現金がないときもチャージが可能です。
乗り越し精算機の隣にある「クイックチャージ機」で、スマートにチャージを済ませましょう。
不足分が500円を超えるときは警察へ！
デポジットの500円を返却してもらっても不足分の運賃を精算できないときは、駅員さんに説明してから警察に向かいましょう。
また、身分証明書がないためにICOCAの解約ができないときも、駅員さんに説明してから警察に向かいましょう。
駅のそばには大抵交番がありますので、遠くまで歩かなくても対応してもらうことが可能です。
警察はこのような事態になり、改札を出られない場合には不足分のお金を貸してくれます。
警察に連れていかれると「逮捕されるのでは？」と不安に思う人も多いかと思いますが、意図してキセルをしようとしたわけではないので逮捕はされません。
トラブル回避のためにお金を貸してくれます。
ただし、すんなりと貸してくれないことが多い
もちろん、警察に行けばすぐに不足分の運賃を貸してもらえるわけではありません。
「本当に現金が足りないのですか？」「ICOCAなどのICカードのデポジットを返却してもらっても、運賃が足りないのですか？」「誰か助けに来てくれる人はいないのですか？」「身分を証明するものを見せて下さい」などの残高不足で落ち込んでいる身には厳しい言葉をかけられる可能性もあります。
とはいえ、電車のただ乗りは犯罪ですので、警察に厳しい言葉をかけられてもめげずに「お金を貸して下さい」とお願いしましょう。
もちろん、警察で借りたお金はかならず返して下さいね。
さもないと詐欺罪に問われてしまいますよ！
2枚以上のICカードは併用できない！
ICOCAで入場したときは、ICOCAで出場しなくてはなりません。
そのため、お財布の中にICOCA以外のICカードが入っているとしても、ICカードを併用して不足分の運賃を精算することはできません！
ただし、次の条件をすべて満たすときは、ICOCA以外のICカードを解約してデポジット等を返却してもらい、出場することが可能です。
- 出場しようとする駅が、現在保有しているICOCA以外のICカードの発行も行っている鉄道の駅であること
- 解約しようとするICカードが、クレジットカードと連携しているICカードではないこと
ICカードを解約する前に知っておくべき3つのこと
1．スマートICOCAのようにクレジットカードと連携しているICカードは、解約するときには「解約書類」を提出しなくてはなりませんので、ICOCAのように簡単には解約できません。
2．しかも、チャージされている残金やデポジットは、利用料金の引き落とし口座に振り込まれますので、現金として手元に受け取ることもできません。
3．また、カードにチャージ残高があるときは、「解約手数料」や「振込手数料」の名目で500円ほどのお金が差し引かれてしまうこともあります。
まとめ：ICOCA＋現金を持って出かけよう！
ICOCAさえあればほとんどの公共の乗り物に乗れますし、利用できるショップや飲食店もたくさんありますので、現金を持たずに出かけることも可能です。
ですが、ICOCAはチャージ式ですので、チャージしてあるお金がなくなれば電車に乗ることも買い物することも不可能になってしまいます。
ICOCAに残高がないことも想定して、お出かけの際にはICOCAと現金を持って行くようにしてくださいね。
またICOCAにはクレジットカードと連携してクレジットカードからチャージすることができるスマートICOCAがあります。
このサービスを活用すれば事前にチャージするよりも確実に残高不足によるトラブルを回避することができますので、普段使いのクレジットカードでスマートICOCAを利用するとよいでしょう。
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書（源泉徴収票等）が必要です。