お金がない30代女性の実態とは?その特徴と貯金方法!
30代になってお金が無いのは少し不安になってきます。
これは男性ばかりではなく女性も同じです。
今回は30代女性の貯金事情と簡単にできる貯金方法に関してお伝えいたします。
30代女性の実態
30代になって貯金額を見ると気になるのが、他の人達の貯金事情です。
自分はこれ位だけど、他の人はどの位貯めているのか?毎月どの位のペースで貯金しているのか?等々気になりますね。
ここでは、それらの気になることを詳しく見ていくこととしましょう。
貯蓄額は?
貯金はしているけど、この額で十分なんだろうか?と思う事が有ります。
先ずは、30代女性の貯蓄額がどの位有るのかを調べたアンケート結果から見ていきましょう。
100万円未満 | 16.6% |
---|---|
100万円以上200万円未満 | 13.2% |
200万円以上300万円未満 | 6.6% |
300万円以上400万円未満 | 15.9% |
400万円以上500万円未満 | 4.6% |
500万円以上600万円未満 | 11.3% |
600万円以上700万円未満 | 4.6% |
700万円以上800万円未満 | 1.3% |
800万円以上900万円未満 | 4.6% |
900万円以上1000万円未満 | 1.3% |
1000万円以上 | 20.0% |
この統計結果を見ると、貯蓄額にはばらつきがあるのが分かります。
目につくのは1000万円以上の割合ですが、これに関しては親と同居している等の経済的な支援があることや早くから貯蓄に関して関心がある人が多いようです。
女性の社会進出も進んできていますので、仕事に生きがいを持ってる女性の割合も増えてきています。
このため、一生涯自分の力で生きる気持ちの表れとも見えます。
また、貯蓄額が400万円未満の割合も過半数となっています。
この中でもシングルで貯蓄額が0となっている人が25%以上いるという報告もあります。
これには、女性の働く環境がまだまだ男性ほど充実していない事と、結婚してない女性の場合には美容関係や男性とのお付き合いが関係しているのかもしれないですね。
では、次に女性の毎月する貯蓄額に関して見ていきましょう。
毎月貯蓄する金額は?
収入によっても貯蓄に回せる金額は変わってきますが、平均的にはどの位の金額を貯蓄に回しているのかを見ていきましょう。
2万円未満 | 16.4% |
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2万円以上4万円未満 | 24.5% |
4万円以上6万円未満 | 28.1% |
6万円以上8万円未満 | 6.5% |
8万円以上10万円未満 | 7.4% |
10万円以上 | 17.1% |
この中でも10万円以上というのは、実家暮らしの方が多いようです。
一人暮らしをしていて、節約をして貯蓄に回せるお金としては、2万円から6万円と言う事になるようです。
また、普段の生活では貯蓄をする事が難しいと言う人の中には、ボーナスなどの臨時収入だけは貯蓄に回しているという工夫をしている人も居ます。
結婚に必要とされる金額は?
貯蓄をする目的には様々な物がありますが、結婚のために貯蓄をされている方も少なくありません。
費用としては、結婚式の費用、新婚旅行の費用、新生活のスタートの為の費用にとなります。
ただし、女性の場合には前もって結婚費用として貯めている人は少ないようです。
結婚式を挙げる場合には、平均として結婚式に掛かる費用が約360万円、婚約に掛かる費用が約161万円、新婚旅行に約75万円、新生活をスタートさせるのに約72万円というデータもあります。
これらを合計すると668万円となります。
両親からの援助やご祝儀などによって費用の半額はカバーできるとしても、残りの費用に関しては二人の貯蓄で賄う必要があります。
これらの事を考えると、二人で約300万円は貯蓄したい事になります。
二人の経済状況によっても変わってきますが、少なくとも100万円、出来れば半分の150万円は用意したいものですね。
一生独身の場合に必要とされる金額は?
最近では、女性が結婚をするよりも自分らしい人生を送るために独身でいる事が珍しくなくなってきました。
収入面に関しても、1人で暮らしていくのに難しくは無い状況ですので、生涯独身という選択肢が広がってきていると言えます。
では、一生独身として必要になる金額を考えた場合、どの位の金額が必要なのでしょうか?
一番不安に思うのは、定年退職をした後の老後に掛かる費用になります。
一般的に月に20万円から25万円あれば、不自由なく暮らせると言われていること、平均寿命が87歳と言う事を考えると、老後に必要な金額としては6400万円は必要となります。
一方、受け取れるものとして考えられるのが年金ですが、平均として月々12万円受け取れますので、約3800万円賄うことができます。
残りは2600万円となりますが、退職金などを貰える事になれば、もっと少なくて良いと言えそうですね。
ただ、年金の受給額や退職金に関しては不確定要素が大きいと言えますので、出来れば3000万円は用意しておきたいと言う事になります。
30代で貯蓄が0という場合には、これから30年程で3000万円を用意していくこととなりますと、1年で約100万円の貯金が必要となります。
実際に考えられる問題
次に貯蓄が無い場合に、考えられる問題点を考えてみましょう。
将来の考え方にもよりますが、様々な場面でお金が必要な事が有ります。
30代女性として考えられるお金が必要な事としては、美容関係に掛かる費用、結婚に掛かる費用、子供に掛かる費用などがあります。
それらについて見ていきましょう。
美容に必要なお金
この金額に関しては、個人の考え方によっても大きく変わってきますが、ここでは平均的にどの程度かかるか見ていきましょう。
メイクに掛かる費用として、高校生から毎日人気のあるブランドを使ってフルメイクをした場合には、1700万円以上掛かると言われています。
毎日の積み重ねではありますが、ある程度の用意はある方が良いと言えますね。
男性と違って、女性の場合にはいつまでも美しく居たい、美しく見せたいと言う気持ちがありますので、絶対に必要な費用となります。
化粧をする事が出来ないから外出を控えると言う事にもなりかねませんので、是非用意しておきたいですね。
結婚に関して
結婚に関する費用に関しては、上でご紹介した通りの金額が必要と思った方が良いですね。
ただ、結婚式の形式ややり方などによっても費用は変わってきます。
それに加えて、家族の状態などによっても必要なお金は変わってきます。
もし、家族の援助を望まない場合には、300万円は貯蓄が必要となります。
それに、結婚した後の様々な事に対応するために用意しておきたいと言うのであれば、その金額も結婚するまでに用意する必要があります。
お金がないけれど結婚したいは、どうしたらよいでしょうか。
子供の教育費
子供を出産した後には、子供の教育費を用意する必要があります。
子供が幼稚園から大学卒業まで必要な金額として最低でも1000万円は必要と言われています。
この1000万円という金額は、全て国公立の学校に進学した場合の金額になります。
全てを私立の学校に進学する場合には、最低でも2400万円必要とも言われています。
子供に掛かる費用をすべて女性側が用意する事はありませんが、用意しておいた方が困らないというのは分かりますね。
以下の記事は専業主婦向けの記事ですが、その中で子供の教育費に関して詳しく述べられている箇所があります。
参考になると思いますので、是非ご覧ください。
30代女性が貯金できない理由
ここまでは、今の貯蓄額やこれから必要な金額などをご紹介してきましたが、ここからは、30代の女性が貯蓄できない事情を見ていきましょう。
女性ならではの理由はありますが、これらに掛かる費用に関して見直すことができれば、大きな収入を手に入れた事と同じです。
美容関係の支出は惜しまない
年齢に関わらず、女性は不潔とかだらしないと思われる事は少ないです。
それは、女性が美容に関して努力している結果なのですが、この美しく見せる為の美容に関しての費用が掛かりすぎる面もあります。
普段の化粧に関しても考えるべき事はあると思いますが、その他の事に対しても掛かる費用は考える必要がありますね。
手軽に美容整形の手術をする事も出来ますし、美しく見せる為に美容院やエステ等を利用する事もあります。
貯蓄に不安がある場合には、少し工夫する事も必要です。
高級ブランドが好き
ブランド品には魅力があります。
持っているだけで、自信を持つことができる事や自分を特別な人間と思えることができますので、ブランド品に人気があるのだと言われています。
確かに、有名ブランドの物を持っているだけで、周りからの見る目も変わってきます。
だからと言って、ブランド品を多く身に着けていることが、その人の評価が変わると言う事は期待は出来ません。
自分の好きなブランドの物を、特別な物として持っているのは良いのですが、複数持つ事はその時の経済状況を考えてからにする方が良いですね。
彼にどしても気に入られたい
愛しい人が現れると、その人に気に入られたいと思うのは普通の事です。
出来るだけ彼の好きの物を用意するとか、彼の好みに自分を合わせるという人はよく見かけます。
ですが、彼にどうしても気にいられたいからと言って、貢いでしまう人も少なくありません。
好きな彼に喜ばれると、もっと喜んでほしいと思うのは良い事ではありますが、それがエスカレートしてしまうと大きな出費となってしまいます。
整理ができない
充分な収入が有っても、貯蓄に回すお金がないと言う人によく見られる特徴の一つに、整理が出来ないことがあります。
何故かと言うと、気に入った物を購入するのですが買ったことに満足してしまって、買ってきたまま収納してしまい、後日同じものを購入してしまうからです。
その結果、掃除をしている時に同じものを複数見つけると言う事もあるそうです。
整理をして必要な物を見える所にだしておくと、重複して購入する事は防ぐことができます。
効率的にお金を貯める方法
30代でお金がないと不安になることがあるのは分かりました。
このことからも、できるだけお金はためておく必要があると分かります。
ただ、まだ30代と言う事もありますので無理をしてお金を貯める必要はありません。
出来る限り簡単にできる方法でお金を貯める事が出来れば良いですね。
ここでは、簡単に出来て続けることができるお金の貯め方をご紹介します。
住まいを見直す
先ずは、固定費として必ず必要な費用が住宅に掛かる費用です。
賃貸の場合には、駅から歩ける範囲で少しでも遠くの部屋に変わるとか、人気のある地域ではなく少し離れた地域にする等をすると簡単に家賃を節約できます。
また、部屋の大きさも余裕がある様なら少し狭い所に引っ越す方法もあります。
家賃ばかりではなく、付帯するサービスにも気を使うとトータルで安くできます。
例えば、インターネット用の通信費が家賃に含まれている物や、管理費や共益費が無い物もあります。
これらの事を考えてトータルで安くすることができれば、その分を貯蓄に回すことができます。
不必要な保険などの見直し
友人の勧めや、不安に思う事をカバーするために個別の保険に入っている場合があります。
保険を必要な物だけにするとか、統合的なサービスが用意されている保険に変える事で保険料を安くすることができます。
必要な保障に関しても、保険会社によって安く提供されている物もあります。
自分に必要な保障の種類と金額、サービスなどを総合的に考えて保険を見直すと、保険料を安く押さる事も出来ます。
以下の記事で、保険の見直しについて詳しく述べられていますので、是非参考にしてくださいね。
使う前に貯金する
給料日前に残ったお金を貯金すると思っていると、貯金をする事は難しくなってしまいます。
そのため、給料が入った時に貯金をするようにしておくと良いですね。
手元にお金が有ると、ついつい使いすぎてしまう事もあります。
会社で財形などが用意されているなら、給料天引きで財形を使うのも良いですね。
それ以外にも銀行などの自動積立定期預金を使う事や、保険会社の積立保険を利用するのも良いですね。
出来るだけお金が必要になった時に引き出すのが難しい様にしておくと、どうしても必要な時以外は引き出さない様になりますので、貯蓄額を増やす時には利用すると良いですね。
実際いくら貯金すべきなのかについては、以下の記事をご覧ください
買う物は計画的にする
買う物を普段から気に掛けるのが良いのは分かっていると思います。
ですが、お金を持ち歩いていると、どうしても衝動的に買ってしまう物が増えてしまいます。
ですので、買う物は計画的にして持ち歩くお金を減らしておくと衝動買いが少なくできます。
食費に関しても、メニューを工夫して1週間で必要な物を減らして、買うのは1回にすると良いですね。
買い物の機械を減らすことができれば、支出も減らすことができます。
まとめ
気になることや不安な事を考えると、早く貯蓄額を増やしたいと思いますが、無理なやりくりは長く続けることができません。
30代なら、まだ十分必要な金額を貯める事は出来ます。
貯金をすると言う気持ちと、毎日コツコツと続けられる事が最終的に困らない様にするコツです。
見直せる物は見直して、これから貯蓄を増やす様にして行きましょう。