そんなにかかるの?退去費用が払えない場合の対処方法まとめ!
皆さんは引越しの経験はございますか?
一人暮らしなどの経験のある方は多いと思いますが、一人暮らしから引越しをした経験がある方は意外に少ないかもしれません。
そんな引越しですが、何かとお金のかかるイメージがあります。
特に気になるのが引越し資金にプラスして必要な退去時の費用です。
そこで今回は、これらの退去費用に対する知識と、退去費用が払えない場合の対処方法についてご紹介していきたいと思います。
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この記事はこんな人におすすめ
今回の記事はこんな悩みを持っている人におすすめの記事です
- 退去費用の請求金額が高額で驚いている人
- 退去費用が払えないときの対処法を知りたい人
- 退去費用が払えないほどの高額にならないような対策が気になる人
記事の目次
意外に掛かる退去費用
早速ですが、皆さんは退去時にかかる費用がどれくらいになるか検討がつくでしょうか?
大半の方が退去時に敷金がある為、ほとんどのお金が返ってくるイメージの方も多いかもしれませんが、実際のところ帰ってこない場合もあります。
逆に高額な請求を求められる場合もあり、中には修繕費用に100万円近くの大金を請求する業者もいるのだとか・・・
アパートの広さや家賃の金額によって退去費用の平均も大きく変わるため、これほどまでの高額請求は多いものではないものの、敷金以上の退去費用が必要になることは割と現実的に起こり得ることでしょう。
そうなった場合に、敷金は返ってくるものと考えていた方にとっては緊急事態になりかねませんね。
また、10万円を超える高額な退去費用を請求されて既に困っている方も、この記事をご覧の方の中にいるかもしれません。
今回は、これらの退去費用に対する知識についてや、高額の退去費用が支払えない場合の対処方法についてご紹介していきます。
そもそも退去費用とは?
そもそも、退去費用とは一体どのような物であるか皆さんは理解できているでしょうか?
例えば、退去費用の内訳や正しい基準などについて説明できる人はそう多くないかと思います。
そこで、ここでは退去費用について簡単ながらご説明したいと思いますが、退去費用とは名前の通り引越し時などに支払う費用であり、この費用は物件を使用時の状態に補修するため(原状回復)、使用される費用となっております。
通常、これらの退去費用は入居時に支払う敷金から足が出た場合に支払いが必要となりますが、敷金以内で物件を以前のように補修できるようであれば、余った分が返ってくる仕組みとなっております。
よく「ゼロゼロ物件」と呼ばれる物件がありますが、入居時に敷金を支払わなかった場合、この退去費用が高額になりやすいことが予想されます。
また、これらの補修費用に関しては経年劣化による物件の損害と使用者による損害など、内容によって退去者が支払うべきものと管理者が負担するものが異なります。
通常、使用者が一般的な生活を行う上での物件が受けるダメージ(いわゆる経年劣化)については支払う必要がなかったりするので、これらの知識を持っていることはとても大切なことと言えるでしょう。
賃貸を借りた場合には、賃貸物件契約時にそれぞれ貸主と借主の原状回復の負担割合が、賃貸契約によって決められます。
しかし、一般的に貸主が負担する費用と借主が負担する費用は、区別して決まっているため、ここではどのように区別されるか見て行きましょう。
貸主が負担する費用
退去費用や原状回復費のうちで、「生活する上で必ず付くような傷」や「経年劣化による傷」の修復費用は、貸主側が負担することになっています。
具体的には以下のような傷が挙げられます。
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基本的には、長期間賃貸を借りていた場合には、経年劣化による原状回復が認められるため、生活でついた傷の負担は貸主側が行うこととなります。
ただし、エアコンのほこり取りを行っておらず、排気が上手くいかずに壊れたなどの手入れ不足の破損は、借主側の負担となってしまいます。
借主が負担する費用
続いて借主が負担しなければならない費用は、「通常の生活では付かない傷」や「メンテナンスや清掃を怠ったために発生した傷や破損」が挙げられます。
具体的な内容は以下の通りです。
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クロスや畳、フローリングなどは、張替えや修繕が必要になったとしても、経年劣化が認められれば借主側は負担の必要がありません。
しかし、借主の不注意や清掃不足で付いた傷や汚れがある場合には、費用負担の必要があるため気を付けましょう。
退去費用が高額になる理由
「敷金を家賃の2か月分払ったのに、追加で退去費用を請求された」、「退去費用がこれほど高いとは知らなかった」などど、退去費用が高額になってしまい、引越しの日に嘆いている賃貸利用者は多いです。
しかし、なぜ退去費用がこれほど高額になってしまうケースが多いのでしょうか。
きちんと理解していないと思わぬトラブルを招く恐れが
退去費用が高額になってしまう大きな理由のひとつに、契約時の特約をきちんと把握していないケースが挙げられます。
賃貸の退去費用の負担割合については、細かい基準やルールを国や地方自治体が原状回復ガイドラインと呼び公表しています。
この原状回復ガイドラインによれば、ハウスクリーニング費用やクロスの張替え費用、カギの交換費用などは、原則貸主側が負担することが明記されているので、借主側の退去費用が高額に必ずなるわけではありません。
しかし、これらの退去費用の負担割合は、契約時に特約をつけて負担割合の変更ができます。
したがって、「ハウスクリーニングやドアノブ交換の費用は借主側が負担する」などの明記ができるため、高額な退去費用を負担する可能性があるのです。
契約時には退去費用の特約を確認しておかなければ、思わぬトラブルにつながってしまうため気を付けましょう。
退去費用を安くするには
簡単ながら退去費用についての説明をしましたが、敷金が返ってくるどころか逆に10万円を超える退去費用を請求される場合もあり、中には100万円を超える退去費用を請求されたとネットに書き込む人も・・・
そんな高額になりがちな退去費用ですが、どうすれば少しでも安く抑えることができるのでしょうか?
退去費用を支払わない為には日頃から住居の清掃などをこまめに行い、状態を維持するほかありません。
また、既に退去を決めてから退去日までの間に住居全体の掃除をしている余裕のない方であっても、シンクやトイレなど綺麗になりやすい部分を清掃するだけでも無駄な清掃費用を抑えることができます。
他にも、上記で説明したように、退去者が支払うべき項目と管理者が支払うべき項目などを理解することでも、不当な支払いを防ぎ費用を安くできるでしょう。
まとめると、退去費用を安くするには日頃から状態を維持し、退去時に必要な知識や念入りの清掃など、備えをしておくことが大切です。
タバコと退去費用の関係性は?
喫煙者にとって退去費用とタバコの関係性は最も気になるところでしょう。
住居年数にもよりますが、禁煙者に比べて当然喫煙者の方が壁などの補修費用を多く請求される場合がほとんどでしょう。
基本的にはタバコが原因で付いた汚れや傷、臭いは、経年劣化として認められないため、利用者が清掃費用などを負担しなければなりません。
また、部屋に染み付いたタバコの匂いを無くす為の消臭代も決してバカにはなりません。
しかしながら、これらのタバコにまつわる退去費用もある程度抑えることが可能となっています。
例えば壁に付着したヤニに関しては、市販のヤニ落としなどを使用することで若干ながらでも状態を回復されることは可能です。
染み付いた匂いに関しても、退去前に徹底した換気と消臭剤を併用するだけでも管理者などに与えるイメージが大きく変わります。
それでも禁煙者並みに費用を抑えるのは難しいと思いますが、近いレベルまで補修費を抑えることが可能ですので、諦めずに上記のような対策を行ってみてはいかがでしょうか?
また、次の引越し先も賃貸である場合には、ベランダや屋外でタバコを吸うなど臭いや汚れが付かないように対策をおすすめします。
支払いを行わないと・・・
ここまで退去費用について簡単ながらご紹介ましたが、部屋の破損状況や住居年数によっては敷金が返ってこない上、高額の支払い請求もありえます。
中には100万円を超えるような超高額の請求をされるケースもあるようで、これらの金額を簡単に支払える方はほとんどいないでしょう。
その上、退去費用だけでなく新居への引っ越し費用もあるはず・・・
では、これらの退去費用を支払わないとどうなるのでしょうか?
通常、経年劣化など住宅の補修費用は管理会社や大家による出費で行われますが、退去費用についてご紹介した通り状態によって退去者がその一部を負担しているような形です。
この費用を支払わない状態というのは、私たちの身近なワードで言う所の借金に近く、最悪の場合は訴えられた上で資産の差し押さえなどを受ける可能性もあります。
契約書に起債されている内容であれば、支払いの義務が発生するため、裁判や訴訟になってしまったとしても支払の義務が発生するでしょう。
他にも、自身の信用情報に関わる可能性もあるため、どれだけ高額の支払いだったとしても無視をしないようにしましょう。
高額請求された場合の効果的な対処法
上記でご説明した通り、支払いを無視するとなど退去費用を拒否し続けていると、裁判などによって資産を差し押さえられる可能性があります。
しかしながら、高額で支払うことのできない場合、支払いたくてもどうすることもできません。
そこで、ここでは退去費用が支払えない場合の効果的な対処方法についてご紹介したいと思います。
請求書の明細を細かく確認する
退去費用については費用の明細が出されたとしても、簡単に承諾やサインをせずによく分からない費用がないか、詳しく確認しましょう。
承諾をする前であれば、請求書の支払いを拒否できたり、内容の修正を請求できたりします。
しかし、一度不動産屋が出した請求額に対してサインなどの承諾の意思を見せてしまうと、その時点で支払い義務が発生してしまい、裁判で解決をしなければならなくなります。
請求書の内容に不明な点があれば、その場で不動産業者に金額の内訳を確認して、それでも納得がいかないときにはサインをせずに、詳しい専門家などに相談をしましょう。
消費者センター・国民生活センターへの相談
高額なイメージの強い退去費用ですが、そもそも請求された金額が必要以上に高い場合もゼロではりません。
通常、住居年数が長いほど経年劣化が認められる部分が増えることから、退去者の負担が減るのが基本的です。
しかしながら、中には管理会社の負担を減らす目的から通常負担する必要のない項目に対しても請求されているなんてもことも。
もちろん、そのような業者ばかりではなく、正式な見積もりを作成しているところがほとんどだと思いますが、もし該当する場合は見積もりを見直すだけで大幅に費用を減らせる可能性があります。
しかしながら、個人でこれらの項目をチェックし、請求内容の判断を行うことは難しいと思います。
そこで登場するのが消費者センターや国民生活センターであり、2015年から2018年までの4年間で国民生活センターには5万件を超える退去費用に関する相談が寄せられているのです。
各都道府県に相談窓口を設定している消費者センターや国民生活センターに問い合わせると、請求された金額に対してのアドバイスをくれたり、中には見積書を詳しく確認してくれたりなどの対応をしてくれます。
消費者センターなどに相談して退去費用が低なった実例も少なくありませんので、もし退去費用が高額すぎると感じる方は相談するし、管理会社と交渉してみるのもひとつの手です。
分割払いの相談
上記でご紹介したように不当に高額にされている場合だけでなく、正式な退去費用だけでも高額になった場合もあります。
このように本人も納得した上でそれでも費用を支払いきれない場合は、潔く支払いできないことを管理会社に相談することも大切です。
管理会社側から頭金の支払いと残りの金額を分割にしてくれるなどの譲歩も可能性としてありえます。
もちろん納得できない請求の場合は上記のように管理会社と交渉する必要がありますが、不要に信頼関係を損ねては分割で対応してくれないことも考えられます。
全ての管理会社が分割にて対応してくれるとは限りませんが、金額にも納得できている場合に関しては、誠意を持って相談してみてはいかがでしょうか。
カードローンの利用
消費者センターへの相談や分割払いについてご紹介しましたが、この方法を試してもなお支払いができないなんて場合もあるかもしれません。
そんな方にお勧めなのが、CMなどでも目にする機会の多いアコムなどのカードローンです。
カードローンとは、審査によって決められた限度額内であればコンビニなどに設置されたATMにてお金を借りることのできる金融商品で、限度額も一般的に30万円以上など高額にも対応が可能です。
また審査も素早く融資まで最短即日なんて事もあるので、緊急時にはとても頼もしい方法ですね。
支払いに関しても月々一定金額の分割にて対応してくれることから、毎月の負担を減らし、長期的に返済していくことが可能です。
ただし、返済に関しては利息が発生することからできれば使用を控えたいですが、今後のピンチにも柔軟に対応してくれますので、これを機に以下のようなカードローンを手元に置いてみてはいかがでしょうか?
業者名 | 金利 | 最大限度額 |
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アコム | 3.0~18.0% | 800万円 |
プロミス | 4.5~17.8% | 500万円 |
SMBCモビット | 3.0~18.0% | 800万円 |
少額訴訟を起こす
請求書の内容が不当で、不動産会社や大家さんが話を受付けてもらえない場合には、少額訴訟を起こして金額を減らしてもらうのもひとつの手です。
裁判と聞くと、手続が煩雑であったり、弁護士費用が高額であったりするイメージがあるため、できる限り行いたくない人が多いでしょう。
しかし、60万円以下の金銭トラブルは少額訴訟という制度が利用できるため、手続が簡単で弁護士に依頼せずに済みます。
少額訴訟で解決をしなければ通常裁判に移りますが、解決する可能性も十分にあるため、貸主とのトラブルが解決しなければ是非利用してください。
少額訴訟について詳しく知りたい人は、最寄りの簡易裁判所の担当員に説明してもらえるため相談に行きましょう。
【必見!】今からでも間に合う、立ち合い前にチェックすべきポイント
退去費用が高額にならないか心配な人は、今からでも間に合うので立会前に清掃や修理などをチェックしておきましょう。
特に、ハウスクリーニングの特約が契約にない場合には、清掃をすることで費用の負担が大きく変わる可能性があります。
ここでは、退去前に確認しておきたいチェックポイントを幾つか紹介します。
壁にあけた穴
壁に穴をあけてしまった場合には、穴の大小によって修繕費用の請求が異なります。
穴のサイズが小さいのであれば、請求されないこともありますが、穴のサイズが大きくクロスを貫通している場合には、修繕費用が請求されるでしょう。
また、穴が小さいのであればDIYの専門店で道具をそろえることで、ある程度の補修ができるため行っておくのも良いでしょう。
ただし、事前の契約時に「退去時にはクロスの張替を行い、費用は借主が負担」と特約が組まれている場合には、補修をしたとしても費用を支払わなければなりません。
壁紙や床の剥がれ・傷
壁紙やフローリングの傷などは、小さいものであれば費用の請求をされないケースもあるため、そこまで気にしなくても問題ありません。
しかし、ペットが付けたような大きな傷や物を運ぶときにできたクロスのはがれは、費用の請求をされるかも知れません。
先ほども紹介したように小さい傷やはがれであれば、補修をすることで張替え費用を抑えられる可能性があります。
天井や壁のヤニ汚れ
天井や壁のヤニ汚れは清掃を行うことで、ある程度落とせる可能性があります。
市販されているヤニ取りクリーナーを活用することで、清掃前よりかは色を元通りにできるでしょう。
完璧に落とすことは難しいですが、立会業者や貸主の心証を大きく変えられるため、少しでも清掃をしてみましょう。
台所のしつこい油汚れ
台所のしつこい油汚れに関して、諦めてしまっている人も多いでしょうが、近年の清掃グッズは見違えるほど性能が良くなっているため、業者に頼らずとも落とせるようになっています。
少し金額が張る清掃グッズも多いですが、引越し後も使える商品が多く無駄になりにくいため、引越し前に思い切って清掃グッズを買いそろえるのも良いのではないでしょうか。
水回りの水アカ・カビ
水回りの水アカやカビに関しても、これまでの紹介通り、道具を揃えて徹底的に落としてしまいましょう。
しつこい水アカやカビでも、繰り返し洗剤で清掃を行えばほとんど落とせるため、立ち合いの日までに意外と何とかなります。
天井の高い部分や壁の四隅など、細かい部分に残りやすいため、丁寧に清掃を行うように心がけてください。
まとめ:日々の意識が大切!
今回は想像以上に高額な退去費用についての知識や支払い方法についてご紹介していきました。
退去費用を抑えるためには、今回ご紹介したように退去前の清掃や退去費用に対する知識などが大切ではありますが、最善なのは常日頃から設備の維持を心がけることです。
水回りは日頃の清掃によって大きく変わってくる所ですので、シンクなどの汚れには特に気を使ってみると良いでしょう。
この記事をご覧になっている人の多くがすでに退去を決めているかもしれませんが、もし時間に余裕があるのであれば、こまめな清掃で気分も部屋もスッキリ過ごしてはいがかでしょうか?