クレジットカード一体型キャッシュカードを紛失!再発行は可能?
銀行の口座を新設するときに、「キャッシュカードとクレジットカードが一緒になったカード」を作る人が増えてきています。
カード1枚で2役こなせる、便利なカードですが紛失してしまったら大変です。
そこで、再発行の依頼も必要となるのですが、クレジット機能もあるので通常の紛失手続きが異なるのか見ていきましょう。
紛失したときの流れ
紛失したときにはどうしても慌ててしまいますが、万が一不正利用されたら大変です。
したがって、迅速に動くことが重要になります。
そこで、紛失した場合にどういう流れで、対処していけばいいのかを見ていきましょう。
銀行のコールセンターに連絡
一体型のカードは、キャッシュカードよりも、クレジット機能を止めることが先決です。
各銀行によって連絡先や方法は異なりますので、一部の銀行について後ほど詳しく話します。
基本的にはコールセンターに電話をして、クレジット機能を止め、その後にキャッシュカードの利用停止手続きを取るという手続きが一番スマートになります。
警察へ紛失届を出す
つい忘れがちになってしまうのが、警察への紛失届です。
万が一不正利用された場合には、銀行もある程度は配慮してくれます。
しかし、念のため警察へも届けていれば、不正利用でクレジット代金を請求されたときにも「この時点で警察にも届けている」ということをいえますので、届出はしておいて損はありません。
再発行手続き
一体型になっているがために、一日でも早く再発行してもらいたい気持ちは分かりますが、再発行は1週間程度日数が必要になります。
その間はカードの利用ができませんので、そのほかのクレジットカードを活用し、現金は銀行が開いている営業時間内に通帳と印鑑を持参して引き落とししなくてはなりません。
なお、通帳でATMから引き出し可能な銀行は、通帳と同じ銀行のATMであれば利用が可能です。
また再発行は窓口で行いますが、銀行によってはインターネットでも対応可能な銀行もありますので、一度調べてみるといいでしょう。
再発行のときに必要となる持参物は、「印鑑」「身分証明書」「通帳」となりますので、準備をしておきましょう。
インターネット上で登録をしていれば変更手続きを
インターネットでショッピングを楽しまれている人は、カード番号をサイトに登録しているかと思います。
利用停止したカード番号はもう使えませんので、登録していたサイトの支払い方法を、変更もしくは誤って使わないように番号を削除しておいた方が安心です。
銀行によって利用停止や再発行の手順が違う?
紛失した場合の流れは先に話した内容でいいのですが、銀行によって多少は手続きが異なります。
いざ手続きに行ったはいいけれども、持参物や手続き方法が違って、やり直しとなるとますます再発行までに時間を要し、不便な生活が長引いてしまいます。
そこで、具体的にどのような部分で手続きが異なるか、主要な銀行を例に挙げて見ていきましょう。
みずほ銀行の一体型カードを紛失した場合
みずほ銀行の一体型カードは「みずほマイレージクラブカード」になりますが、紛失の場合には専用デスク(詳しい番号はみずほマイレージクラブご利用手続き)に電話するか、もしくは「みずほダイレクトご利用カード」に記載されているとおりにしてください。
電話をすると音声ガイダンスが流れますので、「紛失・盗難」を識別する「4」と「♯」を押すと、24時間オペレーターにつながるようになっていますので、そこで手続きを行うといいでしょう。
再発行については、店頭窓口もしくはインターネットからでも行えます。
三井住友銀行の一体型カードを紛失した場合
三井住友銀行の一体型カード「SMBCクラシックカード」「SMBCアミティエカード」を紛失した場合には、9時から21時であれば「フリーダイヤル(0120-56-3143)」、それ以外の時間帯ならば「フリーダイヤル(0120-956-999)」に電話連絡をしてください。
その後再発行手続きですが、最寄りの支店窓口での受け取りか郵送かを選べます。
三菱UFJ銀行の一体型カードを紛失した場合
三菱UFJ銀行の一体型カード「スーパーICカード」を紛失した場合は、「フリーダイヤル(0120-544-565)」、もしくは「03-5637-0875」へ電話をすると、銀行口座・クレジット機能を共に止めてくれます。
再発行は最寄りの支店や本店窓口で受け付け可能ですが、再発行手数料として1080円請求されますので注意が必要となります。
楽天銀行の一体型カードを紛失した場合
楽天銀行の一体型カード「楽天銀行カード」「楽天銀行セディナカード」「楽天銀行ジョーヌカード」を紛失した場合には、楽天カード紛失・盗難ダイヤルに電話をします(0120-86-6910)。
カード利用を止めたあとに次は楽天銀行のサイトから銀行の利用停止手続きを行います。
パソコンの場合は赤い文字で「盗難・紛失の場合」と記載されているバナーがあるので、ここをクリックすると次のページにうつります。
該当するカードが表示されますので、チェックを入れ、「お手続き開始」をクリックします。
あとは状況などを記載すれば完了です。
また、携帯電話(スマホ以外のガラケー)からも手続きができ、「カード紛失時のお手続きはコチラ」と記載されている「コチラ」の文字を選択すると、電話がかかるようになっています。
なお、スマホはパソコン同様の手続きとなります。
カードの再発行についてはインターネットもしくは、カスタマーセンター(0120-691-095)が受付となりますので、早期に手続きをしておきましょう。
セブン銀行の一体型カードを紛失した場合
セブン銀行の一体型カードは他のカードとは違い、デビット機能になっています。
デビットは口座に入っている預金内が使用上限となりますので、厳密にいうとクレジットカード扱いではありません。
しかし、一体型ですので口座から現金を引き出して、残高をゼロにすることもできません。
紛失した場合には、クレジット機能付きと同じような困り感が出てくるでしょう。
もし紛失した場合は、セブン銀行のサイト内にある「キャッシュカードの再発行について」という項目から手続きすることができます。
再発行手数料として後日口座から1,080円引かれますので注意が必要です。
またnanacoポイントの自動引継ぎはできません。
まとめ
クレジット機能の一体型は再発行をして、手元に届くまでに時間を要します。
また再度クレジット機能を付けるときには審査が再び行われますので、今まで同じ上限額が確実に引き継がれるという確証もありません。
そのため紛失しないように日々心掛けることと、もし紛失してしまったら速やかに手続きをすることをおすすめします。