お金がないのに贅沢してない?貯金が貯まらない人の習慣
「贅沢してないのに貯金が貯まらない」
このような場合、実は自覚していないだけで贅沢をしている可能性があります。
「いやいやそんなことはないよ!」と思うかもしれませんが、今回の記事を試しに読んでみてください。
「予想外なところで贅沢をしていた!」と発見があるかもしれませんよ。
そもそも贅沢の基準とは?
贅沢の基準は人によってことなります。
人によって年収やお金の価値観は違います。
3万円の商品を贅沢に感じる人もいれば、数百円のコンニビニのスイーツを贅沢に感じる人もいるのです。
そのため、「○○円以上は贅沢」というような線引きはどこにもありません。
では何が贅沢であるかですが、一般論として「身の丈に合った支出でないもの」が贅沢といえるかを思います。
たとえば、使えるお金が5万円しかないのに、10万円の商品を「分割払い」や「借金」で購入するなど、身の丈に合わない支出が一般的に言われる贅沢になるでしょう。
本当の贅沢は金欠の原因になりにくい
本当の贅沢は金欠の原因になりにくいです。
先に解説したような支出をする場合、「高いな・・・」と感じたり、「本当に購入しても良いのだろうか」などと悩んだりするものです。
このため、大抵の人は「これは贅沢だな」と自分で気づきます。
そうしたことから、このような本当の贅沢は金欠の原因に結びつきにくいです。
なぜなら、ほとんどの人は贅沢だと気づくことができるため、支出を思いとどまることができます。
とくにお金を貯めたい人や、金欠で苦しんでいる人は「今回は見送ろう」となるケースが多くなるかと思います。
このため、目に見えて贅沢だと分るものは、それほど問題にならないケースが多いのです。
しかし、問題となるのは「無自覚の贅沢」です。
この点については次章から解説してきます。
無自覚の贅沢が無駄な出費のもと
「贅沢してないのにお金が貯まらない」という人の多くは、「無自覚の贅沢」をしていることが多いです。
自分では贅沢でないと思っていても、不必要な出費がたくさんあるケースが多いです。
ひとつひとつは少額かもしれませんが、積もればかなりの金額になります。
それが長期間発生すれば、数万円~数十万円にもなるケースも多いため、立派な贅沢と言えるかと思います。
このような無自覚な贅沢をしているため、「お金がが貯まらない」という原因になっていることが非常に多いのです。
「贅沢は控えているのにいつも金欠・・・」という場合、以下のようなことが原因で、無自覚の贅沢をしている可能性がありますのでチェックしてみてください。
家計簿をつけていない
家計簿をつけていないと、自分のお金の流れを把握できません。
そのため、無駄を無駄と認識していない可能性が高くなります。
それが原因で無駄な出費がたくさんある可能性があります。
小さな出費が多い
小さな出費でもたくさんあれば、大きな金額になります。
たとえば、スーパーやコンビニなどに行く度、お菓子を購入したり、ネットで数百円~数千円の少額の商品をちょこちょこ購入したりと、小さな買い物をたくさんしている場合です。
これらは、一回一回は少額ですので「お金を使った」という意識が低くなります。
そのため、「少額だから問題ない」というふうになりやすく、何度も支出を繰り返してしまいがちです。
しかし、少額でも積み重なればけっこうな額になるため、甘く見てはいけません。
ATM等の手数料を気にしない
ATM等の手数料もバカにはできません。
たとえば、毎回210円の手数料がかかるATMを月3回利用したとしましょう。
1ヶ月にかかる費用は「210円×3=630円」です。
これが、1年ですと「630円×12=7,560円」、2年は15,120円、3年は22,680円と相当な額になります。
このように、少額であるATM等の手数料も長い目で見るとけっこうな額になります。
現金でなくクレカを多様する
現金でなく、クレカを多様する人は無駄使いが多い傾向にあります。
クレジットカードはお金を使っているという意識が低くなりやすいですし、支払いがきつくなったら、「分割払い」や「リボ払い」にすればいいという考えも生まれてきます。
このため、無駄な出費を招きやすいのです。
無自覚の贅沢をなくす方法
無自覚の贅沢をなくすことができれば、その分を貯金に回すことができます。
そこでこの章では、無自覚の贅沢をなくす方法を紹介していきます。
家計簿をつける
家計簿は必ずつけるようにしましょう。
無自覚の贅沢のやっかいな点は、無駄な出費に自覚がないことです。
そのため、何が無駄になっているのかを洗い出す必要があります。
家計簿をつければ、自分のお金の流れを「見える化」できますので、無駄な部分を発見しやすくなります。
小さな出費を減らす
小さな出費を極力減らすことも大事です。
数百円の商品やATM手数料など、小さな出費でも積もれば大きくなるため、少額だからと油断しないようにしてください。
また、モノを買うときは「欲しい」ではなく「必要か」で考えることも大事です。
「欲しい」で判断してしまうと、すべてのモノが対象になってしまうため、無駄使いの原因になります。
しかし、「必要か」で決めることにすれば、自然と無駄なモノは買わなくなります。
財布に入れるお金は必要最小限
財布に入れるお金は必要最小限にしておきましょう。
余分にお金が入っていると、必要のないモノまで購入してしまう可能性が高くなります。
とくに値段の小さいものほど、ドンブリ勘定で購入しやすいので無駄使いを招きやすいです。
しかし、余分なお金を持っていなければ、そういったことを防止できます。
支払いはクレカでなく現金で
支払いはクレカでなく現金でするようにしましょう。
クレジットカードですと、お金を使っているという感覚が鈍くなりやすいため、無駄使いに繋がりやすいです。
とくにネットショッピングは、その傾向が強いので注意してください。
少々不便かもしれませんが、できるだけクレジットカードは避け、銀行振込や代引き、コンビに払い、ディビットカードなど現金で支払うようにするのがおすすめです。
まとめ
贅沢してるつもりはないのにお金が貯まらない場合、無自覚に贅沢をしている可能性があります。
このような無自覚の贅沢はしっかりと意識しないと、なかなか気づくことができません。
そのため、まずは家計簿をつけてみて、自分のお金の流れを「見える化」してみるのがおすすめです。