お金がないのに見栄を張る~そのデメリットと改善策
お金がないのに見栄を張ってませんか?
いい格好をすることやプライドも持つことは良いことですが、過剰な見栄はときに家計に大きな負担となります。
今回は、そんなお金がないのに見栄を張ることの悪影響と改善策について解説していきます。
そもそも見栄を張るとは?
そもそも「見栄を張る」とはどのようなことを指すのでしょうか?
一般的に使われるのは、「実際よりもよく見せようとしている」という意味で使われることが多いようです。
たとえば、それほどお金があるわけでないのにブランド品で身を固めてお金があるように見せかけたり、知ったかぶりをして自分を賢く見せかけたりするのが代表的なものになります。
つまり、実情よりも外面ばかり気にしている状態ですね。
このように実際よりもよく見せようとするのが、一般的には見栄っ張りと言われています。
誰もが多少は見栄えを張っている
見栄を張ると聞くと、悪いことのように感じますがそうではありません。
なぜなら、誰でも多少の見栄を張っているからです。
性別や年齢などに関係なく、髪型や服装を整えたり、ほとんどの人がオシャレをしますよね。
これは少しでも自分を良く見せようとするからです。
その他にも教養や専門技術を身につけるために努力するのは、「今の自分よりも良くなろう!」という見栄があるからです。
このため、見栄を張ること事態は悪いことではありません。
問題になるのは過剰に見栄を張ることなのです。
過剰に見栄を張ると、浪費につながったり、周りの人に白い目で見られるなどのネガティブな結果につながることがあるのです。
見栄っ張りはなぜ過剰に見栄を張る?
見栄っ張りな人が過剰に見栄を張るのは、「自分に自信がないから」という場合がほとんとです。
たとえば、ブランド品で身を固めたり、身の丈に合わない高級車を所持したりするのは、自分に自信がないため、それをモノで埋めようとしているケースが非常に多いです。
もちろん、それらの高級品が本当に大好きで「借金してでも所持したい!」という場合もあるでしょう。
しかし、それほど愛着もないのに無理して所持している場合は、モノで自信をつけようとしていることがほとんどになります。
こうした人は自分に自信がない反面、プライドが高いことが多いため、「他人に劣等感を感じるのが許せない」という性格の人が多いです。
このため、無理してまで高級品を見につけるなどして、見栄を張ろうとするのです。
本当に自信のある人はモノに頼らない
本当に自信のある人はモノに頼るようなマネはしません。
よく言われることですが、お金持ちほど、普段は質素な暮らしをしており、無駄なお金を一切使いません。
それは本当の自信があるため、高級品で身を固めるなどして、必要以上に見栄を張る必要がないからです。
そんなことをしなくても本当の自信が精神的余裕を生むため、他人に劣等感を感じることもないのです。
過剰に見栄を張ることのデメリット
見栄を張ること自体は悪いことでありませんが、過剰に見栄を張ると以下のようなデメリットが発生します。
お金が貯まらない
見栄を張ることによってお金が使いが荒くなり、「お金が貯まらない」といったケースが非常に多いです。
見栄っ張りな人の多くが高級品を好みます。
収入に見合わない高級品を購入していると、お金がでていくばかりで、いつまで経ってもお金は貯まりません。
また、見栄っ張りな人は高級品以外でも、見栄を張るために派手なお金の使い方をします。
たとえば、余裕がないのに飲み代やキャバクラ代を奢ったり、1つでいいものを何個も購入したりと、小さな部分でも無駄使いが多いです。
1回1回は少額かもしれませんが、何度も繰り返していると相当な額になります。
こうした見栄のために使うお金のせいで、「いつまで経ってもお金が貯まらない」という状況が生まれやすいです。
借金につながる
見栄を張るための高級品を購入するため、借金をする人も多いです。
ここでいう借金とは、「消費者金融」などで直接お金を借りることだけでなく、クレカの「分割払い」や「リボ払い」、「ショッピングローン」なども含まれます。
こうした借金をすれば、かなりの高級品を簡単に購入できてしまうことも多いため、それが一度クセになってしまうと、借金に対する考えが甘くなります。
その結果、「気づいたときは借金総額がとんでもないことになっていた・・・」なんてリスクもあります。
影でバカにされる
影でバカにされる可能性も高いです。
見栄を張っていることは意外とバレています。
家族はもちろんですが、同僚や部下、友人もたぶん気づきます。
面と向ってバカにされることはないでしょうが、影では「また見栄を張っているよ」、「可哀想な人だね」などとバカにされたり、白い目で見られてしまうことが多いです。
無駄なモノが増える
見栄っ張りな人は浪費癖がありますので、無駄なモノが増えやすいです。
「クローゼットに入りきらないほど服がたくさんある。しかもどれももう着ない」、「履かない靴の箱がたくさんあって置き場所に困る」というような状況になりやすいです。
その他にも「なんでこんなもの買ったんだろう・・・」と使い道のないものまで、見栄を張るために購入してしまい、後から後悔するなんてこともあります。
このように過剰に見栄を張ると、様々なデメリットが発生します。
とくに支出が大きいのは非常に大きなデメリットとなります。
お金が貯まらないだけならまだしも、借金にまで手を出してしまうと、最悪返済できない額の負債を抱えてしまうこともあります。
このように過剰に見栄を張っても良いことはひとつもありません。
「良い格好しすぎているかもしれない」と思ったら、見栄を張るのは控えめにしておくようにしましょう。
見栄っ張りをやめるための3つの心得
過剰に見栄を張っても良いことがないため、見栄っ張りはすぐにでも卒業したいところです。
そこでこの章では、見栄っ張りをやめるための3つの方法を紹介していきます。
足りない自信をモノで得ようとしない
「自分に自信がない」という場合でも、足りない自信をモノで得ようとするのは止めましょう。
ブランド品などの高級品で得らる自信は本物ではありませんし、浅はかななものになります。
いわば「ハリボテの自信」にしかすぎません。
そのような自信はちょっとしたことで崩れ去ります。
そんなハリボテの自信のために、多額のお金を使うのは無駄な出費です。
人の目を必要以上に気にしない
見栄っ張りな人は、人の目を必要以上に気にする人が多いです。
自分を良く見せたいため、何をするにも背伸びをしてまで、自分の評価を高めようとします。
それなら、いっそ人の目を必要以上に気にするのを止めてはいかかでしょうか。
周りの目を気にしなくなると、何をするにもずいぶん気分が楽になりますので、無理して見栄を張る必要もなくなります。
本当の自信をつける
何度もお伝えしていますが、過剰に見栄を張る原因は自分に自信がないからです。
それなら、本当の自信をつけましょう。
仕事のスキルや教養など、身につけられれば自信になりそうなものに打ち込んでみましょう。
最初は初心者なのでいっぱい失敗すると思います。
でもそれは皆おなじです。
それを乗り越えられば本物の特技となり、自信も自然ついてきますので、自分に自信が持てるようになります。
まとめ
誰しも多少の見栄を張って生きているため、見栄を張ること事態は悪いことではありません。
しかし、それが過剰になると、「お金が貯まらない」、「借金につながる」など、様々なデメリットが発生します。
このため、見栄を張るのはほどほどにしておきましょう。