車検代が払えない!滞納しそうな時に気をつけること
定期的に大金が必要な事と言えば、皆さんはどのような事を思い浮かべるでしょうか?
親戚がたくさんいる人であればお正月や、病気に悩んでいる方であれば毎月の薬代など人によって様々だと思いますが、所有する自動車の車検時と答える人も多いと思います。
車種にもよりますが、税金や保険だけでも5万円以上と高額と必要とする自動車車検。
今回は、そんな自動車の車検代が支払えない状況に知っておきたい情報をご紹介します。
この記事はこんなひとにおすすめ
この記事は以下のような人におすすめの記事です。
- 車検間近で手元に車検代がない人
- 車検代を安くする方法を知りたい人
- 車検代を借りる方法を知りたい人
- 車検切れの車に乗るリスクを知りたい人
車検代を払えない場合のリスクと対象法について詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
記事の目次
車検代が払えそうにない
冒頭でもご紹介した通り、自動車を所有している方は多く、生活に必須という家庭も少なく無いと思います。
しかし、自動車という物は購入時に100万円以上の高額を支払う、またはローンを組むだけでなく、購入後もガソリン代や駐車場代、さらには修理代といったランニングコストも支払わなくてはなりません。
特に初回車検であれば3年、通常2年ごとに行われる車検時には、整備代に加えて重量税や自賠責保険など様々なお金を支払う必要があり、10万円を超えることも少なく無いでしょう。
そんな車検時に保証が切れた状態でエアコンなどが壊れようものなら20万円以上の、車両買い替えを検討するレベルのお金が必要になることもあります。
そのため、あらかじめ備えていたとしても支払えなくなる状況に陥ることもゼロではありません。
今回はそんな車検代を支払えなくて困っている状況を乗り切るために知っておきたい情報をご紹介していきます。
車検で必ず必要な費用
車検代で必ず必要になる費用としては、自動車重量税や自賠責保険料が必要になります。
重量税は車の大きさなどによって異なりますが、2年分で10,000円〜30,000円程度になることが一般的です。
自賠責保険料は普通車24ヶ月で25,830円になります。
これらの費用は法定費用ですので、車検時には必ず30,000円〜50,000円程度のお金が必要になります。
また、自動車屋さんへの整備費用も必要になり、この費用は自動車屋さんによりますが安い場合には1万円程度で済むこともあります。
車検を通すために必要になるものも
また、車が壊れていた場合には、車検い通らないので、修理のために10万円以上のお金が別途必要になることも珍しくありません。
これは車屋さんが車を開けて見なければわからないので、場合によっては車検代として用意しておいたお金では足りないこともあります。
用意していても足りない場合には分割払いも
思った以上に車検代がかかって、用意していたお金が足りない場合には、自動車屋さんが分割払いに応じてくれる場合もあります。
ただしこの対応は自動車屋さんによって異なります。
自動車屋さんによっては分割に応じてくれない場合もありますので、そのような時には、ローンを利用するか、クレジットカードで支払うか、車検をやめておくのいずれかの対応をするしかありません。
車検が切れた車を運転してしまうと刑事罰の対象になりますので、車に乗るのであれば絶対に車検をとるようにしてください。
車検切れって何がいけないの?
車に乗り始めたばかりの方であれば、車検に対する意識がそれ程高く無く、中には、車検切れでも少しくらいなら走行しても甘く考えている人もいるかもしれません。
そもそも、高額が必要となる車検を定期的に行う理由や、車検を切れして走行することがどうしていけないのでしょうか?
車検の意味や、車検を取らないと科せられる刑事罰、そして車検を取らずに事故を起こしてしまうことのリスクについて解説していきます。
車検とは
車検とは、事故などを未然に防ぐための定期的な検査のことを言います。
また、このタイミングで自動車を所有し公道を走行することに対して支払う重量税や自賠責保険の支払いも行なっています。
つまり車両が事故を起こさないようにチェックする検査と、それに伴う保険などの更新を行うことが車検となっている訳です。
車検切れで公道を走るのは法律違反
前述したように車検切れの車を運転てしまうと刑事罰の対象となります。
車検を受けずに走行していることが発覚した場合、6ヶ月~1年以下の懲役、または30万円~50万円の罰金に加えて免停処分となります。
免停になってしまうと、仕事で車を使用する人は仕事を継続していくことが難しくなるので、仕事を退職しなければならない事態となってしまうかもしれません。
自動車保険に加入できない
車検時には自賠責保険料も支払っています。
このため、車検を受けないということは自賠責保険に加入しないということになります。
もし事故を起こした場合、任意保険は自賠責保険の保証を行なっていないため、取り返しのつかない事態となってしまいます。
事故の賠償金で事故資金から数千万円を用意しなければならない事態になってしまう可能性もあるのです。
車検を取らないということをバレなければいいと気軽に考える方もいるかもしれませんが、定期点検ステッカーで外見上で判断することが可能ですので、すれ違いざまに警察に追われて免停になってしまうということもあるかもしれませんので注意しましょう。
見直しでどうにかなるかも・・・
先ほどご紹介したように、車検は自動車を公道で走行させるためには必須の検査となっていますが、この車検を乗り切る3つの方法をご紹介する前に、単純なことり見直すだけでピンチを脱することができるかもしれません。
例えば、車検を依頼するお店。
通常、日頃お世話になっているカーショップで車検をお願いする人が多く、どこも車検代が変わらないと思っている方もいるかもしれません、それは大きな間違えです。
確かに車検にかかる基本の法定費用は普通車なら普通車、軽自動車なら軽自動車で費用は変わりません。
しかし、車検を通すための必要部品が預けたお店によって異なることがあります。
また、そもそもの点検費用や整備費用はどこに預けるかによって大きく異なります。
車検代を節約するポイントをいくつかご紹介していきます。
交換部品が少ないところに依頼する
車検を出すお店によって交換部品が必要なのか不要なのかが異なることがあります。
例えば、A店ではタイヤを交換しないと車検が通せなかったのに対して、B店では車検を通してくれるなど、交換部品に差が出ることも少なくありません。
当然、いずれは交換する必要がある部品になりますが、一時的であればこれも有効な手と言えるでしょう。
部品の少ない車検を出すポイントは民間車検場を持っている自動車屋さんの出すということです。
民間車検場がない会社に車検を出すと、陸運局で車検が行われるので車検は厳しくなり、交換部品が多くなってしまうことが多いのです。
部品代の安い所に依頼する
部品代や点検費用が安いところへ車検を出すというのも有効な方法です。
一般的に自動車を購入したディーラーは車検が高くなる傾向があります。
自動車を購入したディーラーに車検に出せば点検費用だけで数万円かかることもありますが、車検専門の会社などであれば点検費用は1万円未満に収まることもあります。
また、ディーラーは交換部品を全て正規品を使うので車検代は高くなりますが、安いところでは非正規の安い部品を使うことがあるので安く済むことが多いのです。
しっかりと車を見てもらい、部品は全て正規品がいいという人はディーラー車検がおすすめですが、車検を安くあげたい人はディーラーではなく、民間車検場がある工場に出した方がよいでしょう。
見積もりを複数社からとって割引を狙う
1社だけに車検を依頼するのではなく、複数社から見積もりをとることも重要です。
複数の整備工場やカー用品店などから見積もりをとってA社とB社を競合させることで、車検代が下がる可能性があります。
最初に車検に出した会社の見積もりが高いなと感じたら、一度自動車を持ち帰り、他でも見積もりをとった方がよいでしょう。
このため、車検が切れる1ヶ月前くらいには見積もりをとり、時間的な余裕を持って車検を出す会社を探した方がよいでしょう。
他にも、任意保険など自動車にまつわる見直しは数多いので、まだ比較していない方は、まずは専門家に相談し見積もりなどの回答を得るため他社の無料見積もりに出すなど、比較検討から初めてみてはいかがでしょうか?
車検を乗り切る5つの方法
車検は自動車を安全に走行させ、なおかつ自動車を走行させる者として責任でもあるので、自動車を普段使う人は必ず行わなくてはなりません。
しかし、冒頭で説明した通り、車検代は10万円を超えることも多く、交換部品によっては20万円以上になることもあります。
もし、クレジットカードをお持ちの方であれば、カード払いで分割にできますが、持っていない場合や限度額によって使用できない場合もあるでしょう。
もちろん、上記の見直しでご紹介したように、交換部品の点数によってはあらかじめ車検代を用意していた方であっても、足りない状況に陥ることも十分あると思います。
ここでは、そんなピンチを乗り切るための3つの方法についてご紹介したいと思います。
カーディーラーのローンを組む
まず初めにご紹介する方法は、車検を依頼しているディーラーやお店のローンを組む方法です。
これはつまり、支払いを分割にしてもらう方法になります。
通常だと、点検代に対して自社ローンを組んでもらって、法定費用のみ一括というパターンが多いですが、中には全て分割にて対応可能なお店もあります。
もちろん、自社ローンでなくとも親しいお店であれば、個別で分割の対応を行なってくれることもあるかもしれません。
ただし、大手ディーラーであっても月々厳しい売り上げ金額のノルマを抱えており、お店で分割を行うことが難しい場合もあります。
しかし、相談することで他社の車検価格より融通を利かせてくれるなど、何らかの譲歩が引き出せるかもしれません。
特に、車検に対して最低限の点検で車検を行なってくれる場合もあるので、一度お店に相談してみてはいかがでしょうか?
ユーザー車検で整備費用を安くする
もし車が新車状態に近く、車に対して若干の知識があるのでしたら、ユーザー車検を行なってみてはいかがでしょうか?
ユーザー車検というのは、通常、お店などが国を代行して行なっている車検を、自分で陸運局に持ち込んで検査を行なってもらう車検方法になります。
お店の場合、車検に対して整備するお金や代行手数料を取られるため、法定費用以外にお金が必要となりますが、ユーザー車検の場合は、国に支払う法定費用のみで車検を通すことが可能です。
ただし、車検に適合している場合のみ有効で、自分の車両が車検に通るのか判断できる知識が必要となります。
また車検時に行うライトの調整など、機器が必要となる検査内容もあるため、車両の状態が良くても、ライトなどの些細な調整不良などで通らないことも考えられます。
現在では、ユーザー車検前に格安でライト調整を行なってくれるお店も存在するので、もし費用を最大限節約したい場合、これらのサービスを活用しながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
カードローンでお金を作る
既に車検を済ませた上でお店で分割の対応も行なってもらえなかった場合、これ以上為す術もないように思えるかもしれません。
しかし、この状況でも車検代を作り出す対処法があります。
それがテレビCMでもお馴染みのアコムなどで代表されるカードローンです。
カードローンは、コンビニなどに設置されているATMなどで自社カードを利用し、簡単に限度額以内のお金を借りることのできる金融商品となっています。
コンビニATMなどでもキャッシングができるので24時間お金を借りることができます。
限度額も30万円~50万円程度が期待できるため、車検費用に対応することが十分可能でしょう。
また、これらのカードローンは即日融資が可能なことが多く、審査からお金の振込までが素早い点も注目のポイントとなっています。
他にも初めての利用であれば利息がかからない期間もあるので、以下のカードローンを利用して、支払いを分割にしてはいかがでしょうか?
業者名 | 金利 | 最大限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
アコム | 3.0~18.0% | 800万円 | 30日 |
プロミス | 4.5~17.8% | 500万円 | 30日 |
SMBCモビット | 3.0~18.0% | 800万円 | なし |
マイカーローンで借りる
車検代は銀行のマイカーローンで借りることも可能です。
マイカーローンの金利は2%〜4%程度で非常に低金利ですので、カードローンに申し込みをする前のマイカーローンへの申し込みを行なってみた方がよいかもしれません。
ただしマイカーローンは審査が厳しいのが難点です。
基本的には年収が安定している勤続1年以上の正社員でないと審査に通過することは難しいでしょう。
また、他の金融機関からカードローンなどの他社借入がある人も審査に通過することは難しくなってしまいます。
融資までには1週間以上の時間がかかってしまうことも珍しくないので、早めに申し込みをすることをおすすめします。
クレジットカードのリボや分割払いを利用する
クレジットカードを払い取り扱いすることができる自動車工場などに車検を出すのであれば、当該クレジットカードの支払い方法を分割にすることができないかどうか確認しましょう。
また、店頭で分割払いにすることができなくても、今は多くのクレジットカードが後からリボ払いに対応しています。
期日までにクレジットカードのマイページなどから分割払いへの変更を行えば、車検代を分割で支払っていくこともできるので、こちらも利用してみるとよいでしょう。
どこからも借りられない場合
車検代が支払えない状況を乗り切る様々な方法についてご紹介していきましたが、先程ご紹介したアコムなどのカードローンは、まさに最後の砦と言えるでしょう。
しかしながら、ご紹介した全てのカードローン業者に審査を申し込んだものの、残念ながら審査に通らなった方もいるかと思います。
そんな方でも、まだお金を用意できる可能性は残されています。
例えば、中堅金融業者や家族などから借りる方法です。
また、車検代が10万円程度に収まるのであれば、お金を借りなくても用意することができる方法はいくつもあります。
大手消費者金融などからお金を借りることができない場合に車検代を用意する方法をご紹介していきたいと思います。
中小消費者金融から借りる
日本には無数の消費者金融があり、私たちが普段耳にすることが多いアコムやプロミスやアイフルなどは数多くの消費者金融の中のほんの一握りにすぎません。
この他にも消費者金融はたくさんあり、大手の審査に落ちても中堅金融業者であれば審査に通過できる可能性があります。
中堅金融業者とは、先ほどご紹介したアコムなどの大手金融業者ではなく、テレビCMなどを行なっていない比較的小規模の金融業社のことで、大手と比較して審査が柔軟なところが特徴となっています。
特に、これらの小規模の金融業者の中でもある程度の歴史と実績のある業者のことを中堅業者と言い、大手同様に安心してお金を借りることが可能です。
それでも借りることができない場合は、知人や親族にお金を借りる必要がありますが、ブラックリストでも審査をしてくれる場合がある業者もあるので、中堅金融業者の審査を受けてみてはいかがでしょうか?
業者名 | 金利 | 最大限度額 |
---|---|---|
セントラル | 4.8~18.0% | 100万円 |
フクホー | 7.3~18.0% | 200万円 |
親や兄弟から借りる
10万円程度の車検代であれば、親や家族などに頼めば借りることができるかもしれません。
特に仕事で自動車が必要な人は車検切れの車に乗ることによって刑事罰のリスクがあることを考えれば、親であれば貸してくれるかもしれませんね。
いくら家族であろうと、お金を借りた以上は絶対に借用書を書き、毎月きっちり返済していくようにしましょう。
借用書を書いておかないと、将来親が亡くなった時に相続問題に発展する可能性があるので十分に注意しましょう。
不要な物を販売する
自宅に使っていない服やバッグや昔集めたカードやゲームなどはないでしょうか?
このような不用品を売却することで意外に高額なお金を作ることができる可能性があります。
時間があるのであればヤフオクやメルカリなどで買い手に直接販売した方がお金になります。
時間がなければまとめてリサイクルショップなどに持ち込むことで即日で現金に変えてくれますので、まずは自宅に不用品がないかどうか確認し、使っていないものは売ってしまいましょう。
短期のバイトをして稼ぐ
今は休日だけ入れるバイトもたくさんあります。
タイミーなどのアプリを使えば、空いた時間と曜日だけ効率的にバイトに入ることも可能です。
1ヶ月前かた車検代が足りないことが分かっていれば、週2日の休みにバイトをいれることを1ヶ月継続すれば、8日間働くことができますので、10万円まで行かないとしてもそれに近いお金を稼ぐことも難しくありません。
最近ではフットサルの審判や結婚式のレンタル友人やレンタル彼氏、チャットボーイ・チャットレディなど、仕事終わりや休日にできる副業は増えていますので、自分に合った方法で車検代を稼いでみるのもよいでしょう。
人間関係や視野も広がるので、お金以外にも得られるものもあるでしょう。
もし車を毎日使わなければ・・・
ここまで車検代が足りない際の様々な対処方法についてご紹介していきました。
そして、最後の砦とも言えるカードローンなどのお金を借りる方法についてもご紹介しましたが、もし車を毎日必要としない方であれば、車検代が貯まるまで放置する方法もあります。
車検は車を安全に走行させるためのですので、車にさえ乗らなければ車検を通さなくとも車両を維持することは可能です。
ただし、放置中にも駐車場代や長期になると自動車税の支払いなど、使用していなくても維持費がかかる場合もあるため、廃車にした方がいい場合もあります。
特に、自動車税を考えると最低でも一時抹消の手続きをするべきでしょう。
他にも、車検を受ける際に仮ナンバーを取得しないと工場へ運ぶことができないなど面倒な事がありますが、日頃利用しているカーディーラーや工場の人に相談すれば抹消から車検まで行なってることもあります。
もし車両を毎日使用しない人は、これを機会に一時的に車から離れてみてはいかがでしょうか?
慢性的にお金に困っている場合
先ほどもご紹介しましたが、もし車を使用しないのであれば車に乗らないことで車検を受ける事なく車両を所有することができます。
しかし、車は使用しなくても駐車場や税金がかかり、乗らない人ほど勿体無いですね。
特に、今回の車検代だけでなく、慢性的に日々の支払いなどに困っている、つまりお金に困っている人はこのタイミングで車両を手放した方がいいのかもしれません。
例えば、軽自動車を例に車にかかるお金を挙げると、毎年支払う軽自動車税だけでもおおよそ1万円します。(減税なしの場合)
他に駐車場代が月々3000円だとすれば、乗らなくても年間で約5万円を所有することだけに支払っている訳ですね。
もちろん、通常であればこの金額に自賠責保険や重量税、車両保険と整備費用などかなりの金額になります。
車両を売ることでこれらの支払いから脱することができるので、もし慢性的にお金に困っているのであれば、車に支払っているお金について見つめ直し、売却することも視野に入れた方がいいかもしれません。
車が必要か考える良い機会
車検代が払えない状況を乗り切る方法に関して、車両を維持したまま乗り切るカードローンの存在や、車両を放置してお金を貯めるなど様々な方法をご紹介しました。
最後にもご紹介しましたが、車は便利であるものの維持費もバカにはなりません。
特に、法定費用などあらかじめわかっているはずの支払いに困っているのであれば、車両を手放す覚悟が必要と言えるでしょう。
今ではカーシェアーなども話題となっており、仕事で使用しないのであれば特に問題のない社会になりつつあると思います。
ですので、車にそれほど乗っていないと自覚のある方はこのタイミングで、車両の必要性について一度検討してみてはいかがでしょうか?