三和銀行のキャッシュカード
三和銀行は2002年に東海銀行と合併してUFJ銀行となり、UFJ銀行も2006年に東京三菱銀行と合併して現在の三菱UFJ銀行になりました。
昔使っていた三和銀行のキャッシュカードが出てきた場合、使えるかどうかが気になりますね。
今回は、三和銀行のキャッシュカードについてご紹介していきます。
キャッシュカードは使えるか?
キャッシュカードが出てきて、通帳も印鑑も見つからない場合には、キャッシュカードで残っている預金を出そうと思いますよね。
問題は、そのキャッシュカードが使えるかどうかです。
結論から言うと、使えるかどうかは使わなくなってからの年数と口座を作っていた支店の状況によって変わってくるようです。
支店などに変わりがなければ使える
基本的に、三和銀行のキャッシュカードは最後に使ったのが3年未満なら使えるそうです。
また、三菱UFJ銀行になってから使えたのであれば問題なく使えることになります。
ただし、取引していた支店などの状況によって使えなくなっている可能性もあります。
使えるかどうかに関しては、一度ATMで残高照会をして確かめてみるのがいいですね。
これで使えることが分かった場合には、キャッシュカードを使って預金残高を引き出すと良いですね。
その後口座の解約や新しく三菱UFJ銀行の口座を作成するようにしましょう。
使えないなら手続きが必要
キャッシュカードが使えなくなっていた場合には、三菱UFJ銀行の窓口で手続きをする必要があります。
手続きするときには、以下のものを用意してください。
・通帳
・届出印
・キャッシュカード
・本人確認用書類
以上のもので通帳と届出印、キャッシュカードを紛失している場合には、無くても手続きは可能です。
ただし、印鑑に関しては新しい印鑑が必要です。
また、本人確認用の書類は顔写真付きの公的なものを用意したほうが手続きは早くできます。
三菱UFJ銀行では長い間使われていない口座でも、預金がある場合には払い戻しの対応をしてもらえます。
通帳や印鑑、キャッシュカードが無くても本人が確認できる書類があれば、手続きをしてもらえますので、キャッシュカードがない場合でも窓口で相談をすると良いですよ。
近くの三菱UFJ銀行の支店は、以下のページから確認することができます。
銀行が統廃合する場合
三和銀行にかかわらず、大きな銀行でも統廃合をして銀行名が変わることがありますよね。
例えば、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行は、現在はみずほ銀行となっていますし、三井銀行、住友銀行、太陽神戸銀行、さくら銀行は三井住友銀行になっています。
このように統廃合した場合で長い間使っていない口座の残高はどうなるのでしょうか?
預金高は保証される
基本的に、預金していた預金残高は保証されることになっています。
使われなくなって5年や10年で休眠口座となってしまいます。
実は法律では、口座に残っているお金が5年間使われなければ時効によって引き出すことができなくなるようです。
法律では時効が設定はされていますが、いままで時効によって口座に残っていたお金を引き落としされなくなった事はないそうです。
ただし、以下の銀行においては少し注意する必要があるようです。
民営化前の定額郵便貯金など
定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金が、満期の翌日から20年間引き出しがなく、文書で知らせても引き出しが行われない場合には、引き出すことができなくなります。
引き出しができなくなる期限は文書で知らせがあってから2か月たっても引き出しがされない場合です。
ただし、通常郵便貯金や通常貯蓄預金に関しては、民営化後にゆうちょ銀行に引き継がれます。
ゆうちょ銀行に引き継がれたものは、休眠口座にはなりますが請求すれば引き出すことが可能です。
りそな銀行
2004年4月1日以降に新規開設した普通預金口座に関しては、2年以上取引がないと休眠口座となります。
休眠口座になる前に書面で連絡がありますが、それでも引き出しなどがなされない場合には、休眠口座管理料(年間1200円) が引き落とされることになります。
休眠口座管理料の引き落としができなくなると、自動的に解約となります。
ただし、定期預金等の金融資産を残高が1万円以上預けている、もしくは、借り入れがある場合は対象外となります。
銀行からの連絡には注意
休眠口座になる場合や、何らかの手続きが必要な場合には、銀行からお知らせの文書が届けられます。
これらの文書が届けられた場合には、速やかに手続きをするようにしたほうがいいですね。
時間がたってしまうと、通帳や届出印、キャッシュカードなどを紛失する可能性が高くなります。
住所や苗字が変わっている場合には戸籍抄本などを提出する必要がありますし、手続きには時間がかかってしまいます。
銀行の統廃合などが行われることが分かった時点ですぐに更新の手続きを行うようにしましょう。
休眠口座になったら
手続きを忘れてしまって、結果的に休眠口座になってしまうこともあります。
そのような時には、できるだけ早く口座の解約等を行うようにしましょう。
口座を解約するには
口座を解約するには、登録している印鑑、通帳、本人確認書類が必要になります。
もし引っ越ししていて住所が変わったり結婚して苗字が変わった人は、手続きをする銀行にもよりますが、変更したことを証明する公的な書類が必要ことがあります。
これらの書類を取得する手間もかかりますし、窓口での手続きにも時間がかかってしまいます。
また、届け出印や通帳を失くした場合には、本人であることが確認できれば解約処理をしてもらえます。
ただし、口座が本当に申請しに来た人のものなのかを確認するのに時間がかかってしまいます。
休眠口座を作らないためのポイント
口座を休眠状態にしてしまうと、その口座の事を忘れてしまい折角預金しているお金の事も忘れてしまうことになります。
そうならないためにも、休眠口座を作らないようにするのが良いです。
そのためには、使わなくなった口座は解約すること、引っ越しをした場合や苗字が変更になった場合には変更届をすることを忘れないようにしましょう。
最低限でも住所変更を行っていれば、銀行からの連絡は届くことになります。
これらの事以上に大事なこととして、銀行の口座を自分で把握できる数に絞っておく事があります。
何らかの理由で使うことになった口座だけど、これから使うことがないとわかった場合には口座をそのつど解約するようにしておきましょう。
自分で把握できるだけの口座にしておく事で、使わなくなる可能性も低くできますし、忘れることも防いでくれます。
まとめ
銀行が統廃合した場合には、できるだけ早く手続きをしておきましょう。
すぐにできなかったものがある場合でも、気が付いた時に手続きをするようにしておくと良いですよ、。