足利銀行のキャッシュカードの種類と使い方
足利銀行のキャッシュカードの基本的な使い方と手数料、相性が良い他行ATM、クレジットカード一体型などの多機能カードについてまとめました。
記事の目次
足利銀行とは
足利銀行は栃木県宇都宮市に本店があり、北関東に153の店舗を持つ地方銀行です。
- 貸出金残高 : 4兆2千億円
- 預金残高 : 5兆1千億円
- 従業員数 : 約3,000名
足利銀行は栃木県内の中小企業への貸し出しシェアが約8割に達し、地元では「あしぎん」の名前で親しまれています。
同じ「めぶきファイナンシャルグループ」の常陽銀行とは経営統合が進み、相互のATM利用料金や振込み料金が安くなっています。
足利銀行のキャッシュカードの作り方
足利銀行のキャッシュカードを作る(口座を開設する)には次のような方法があります。
- 店舗で手続きする(印鑑と本人確認証を持参)
- スマホアプリをダウンロードして申込(来店不要)
- 郵送で申し込む(来店不要)
スマホで申し込むときは運転免許証などの本人確認証は撮影してアップロードし、郵送の場合はコピーを同封します。
口座は通帳とキャッシュカードが発行される通常の口座のほかに、通帳を発行しないWEB口座を選択することができます。
15歳から本人が口座開設できる
15歳以上は本人が「あしぎん」の口座を開設することができます。(中学生は不可)
15歳未満は親が開設する必要があります。
【口座開設などの問い合わせ】
フリーダイヤル : 0120-21-6556または028-627-8737(通話料有料)
受付時間 : 9:00~18:00 (銀行休業日は除く)
足利銀行のキャッシュカードが使えるATM
「引出し」と「残高照会」はどのATMでもできます。
「振込み」も多くのATMからできますが、「預け入れ」できるATMは限られています。
足利銀行のキャッシュカードが使える時間帯は 7:00~21:00 (土・日・祝日は9:00~21:00 )ですが、時間外はコンビニで使えます。
ATMが使える時間帯と引出し手数料
ATMが使える時間帯と引出し手数料は下記のとおりです。
ATM | 平 日 | 土・日・祝日 |
---|---|---|
足利銀行ATM | 8:45~18:00 無料 7:00~8:45、18:00~21:00 108円 | 9:00~21:00 108円 |
常陽銀行、群馬銀行、東邦銀行ATM | 8:45~18:00 無料 8:00~8:45、18:00~21:00 108円 | 9:00~21:00 108円 |
とちまるネット金融機関ATM※ | 8:45~18:00 無料 8:00~8:45、18:00~21:00 108円 | 9:00~21:00 108円 |
その他の金融機関ATM | 8:45~18:00 108円 8:00~8:45、18:00~21:00 216円 | 9:00~21:00 216円 |
コンビニATM | 8:45~18:00 108円 0:00~8:45、18:00~24:00 216円 | 00:00~24:00 216円 |
駅中ATMビューアルッテ | 8:45~18:00 108円 0:05~8:45、18:00~23:50 216円 | 0:05~23:50 216円 |
※とちまるネット金融機関 : 栃木信用金庫、佐野信用金庫、大田原信用金庫、烏山信用金庫、真岡信用組合、那須信用組合
上記は引出し手数料で、振込みのATM手数料はATMによって上記より1ランク高くなる(無料→108円,108円→216円)場合があります。
また、振込みにはATM手数料のほかに振込み手数料がかかります。
預け入れできるATM
足利銀行のキャッシュカードで預け入れ(入金)できるATMは下記のとおりです。
- 足利銀行ATM
- 常陽銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- コンビニATMのうちセブン銀行(セブンイレブン)とイーネット(ファミリマート、サークルKサンクスなど)
足利銀行と常陽銀行のATMからの預け入れは、平日の8:45~18:00は無料です。
足利銀行の振込み手数料
振込み手数料は、振込み方法、金額、振込み先によって違います。
常陽銀行への振込みは足利銀行への振込みと同じ金額です。
ATMを利用したときは振込み手数料のほかにATM利用料金がかかる場合があります。
【足利銀行の振込み手数料】
振込み方法 | 振込み金額 | 足利銀行と 常陽銀行あて | 他行あて |
---|---|---|---|
窓 口 | 3万円未満 | 324円 | 648円 |
3万円以上 | 540円 | 864円 | |
ATM | 3万円未満 | 108円 | 324円 |
3万円以上 | 216円 | 540円 | |
インターネット モバイル | 3万円未満 | 無 料 | 216円 |
3万円以上 | 無 料 | 432円 |
キャッシュカードの1日の利用限度
キャッシュカードの1日の利用限度額は足利銀行ATMを利用するときと、他のATMを利用するときで違います。
足利銀行のATM | 引出し、振込み、デビットカードの使用 の合計が200万円まで (窓口での個別設定で500万円まで増額可能) |
---|---|
他のATM | 引出し、振込みの合計が50万円まで |
セキュリティの向上のために引出し限度額を低く設定することもできます。(引き下げる場合は足利銀行のATMで設定できます。)
限度額を引き上げる場合は窓口での手続きが必要です。
足利銀行のキャッシュカードの再発行
キャッシュカードを破損・紛失したときの再発行には、窓口での手続きが必要です。
手続きに必要なものは、本人確認書類、通帳、印鑑、再発行手数料(1,080円)です。
カードは手続き後7~10日で自宅に簡易書留で郵送されます。
キャッシュカードを紛失したとき
キャッシュカードを紛失したときは、再発行の前にすぐに営業店に電話して使用停止措置をしてください。
営業時間外、土・日・祝日はATMサービスセンター 0120-561723に電話します。
カードローン一体型キャッシュカード
足利銀行にはカードローン一体型のキャッシュカードはありません。
あしぎんカードローン<モシカ>はATMで借り入れや返済ができますが、ローン専用カードです。
【カードローン<モシカ>】
- 貸出限度額 10万~500万円(web申し込みは300万円まで)
- 金利 年5.8%~14.8%
- 審査 最短で翌日融資可能
- 収入があればバイト・パートでも借り入れ可能
クレカ一体型キャッシュカード
足利銀行にはキャッシュカードとクレジットカードが一体になったGOODYカードがあります。(クレジット専用GOODYカードもあります)
【あしぎんGOODYカード 一般カード】
カードブランド | JCBまたはDC |
---|---|
国際ブランド | DC -Visa、DC –Mastercard、JCBから選択 |
対象年齢 | 18歳以上(キャッシングは20歳以上) |
年会費 | 1,350円(初年度無料) 2年目以降も年間利用額12万円以上などで無料に |
利用限度額 | ショッピング枠10万~50万円 (内キャッシング枠 0~20万円) |
ETCカード | 年会費無料で申し込める |
※一般カードのほかにゴールドカードがあります。
GOODYカードの申し込みは、窓口、郵送、webで行なえますが、webで申し込みが完結するのはJCBだけです。
あしぎんの口座がない場合は口座開設を同時に申し込みます。(webでの申し込みは口座のある人に限られます)
申し込み後に審査が通れば2~3週間でカードが自宅に郵送されます。
足利銀行のデビットカード
足利銀行のキャッシュカードにはJ-デビットのデビット機能が自動付帯しています。
デビットとはショップや飲食店で現金ではなくカードで支払う機能で、クレジットカードと似ていますが、クレジットのように後払いではなく即時に口座から代金が引き落とされます。
J-デビットが使えるお店は全国に40万店ほどありますが、VISAデビットやJCBデビットに比べると少ないのが弱点です。
とくにJ-デビットは使えるコンビニがないのが不便ですね。
足利銀行ではVISAデビット、JCBデビットは発行していません。
足利銀行のキャッシュカード番号の見方
足利銀行のキャッシュカードに刻印されている番号の見方は磁気テープカードとICチップカードで異なります。
現在発行されているのはすべてICカードですが、以前発行された磁気カードを使用している人もいると思うので覚えておきましょう
- ICチップカード 100 999 1234567
最初の3桁―管理番号、まん中の3桁―支店番号、最後の7桁―口座番号 - 磁気テープカード
磁気テープカードも7桁の数字が口座番号ですが、下1桁は意図的に口座番号より1つ大きい数字が刻印されています。
1234567という数字が刻印されていたらマイナス1の1234566が口座番号です。
まとめ
足利銀行のキャッシュカードは常陽銀行や栃木県内の信用金庫などでATM利用料金が無料になる時間帯があります。
足利銀行では銀行ローンと一体型のキャッシュカードは発行していません。