お金がないから一人っ子?かかる費用と気になること
最近では一人っ子の家庭が増えてきています。
その理由は、経済的な理由や環境的な理由と様々な様です。
今回は一人っ子と兄弟がいる場合の違いや、子育てをする時の節約術を見てきましょう。
一人っ子と2人兄弟の掛かる費用は?
子供ができて多くの人が考えるのが、二人目の子供をどうするかという問題です。
子供は授かりものですから、希望通りの結果になるとは限りませんが、お金がないからと言って二人目の子供を諦める選択をする方もいらっしゃいます。
1人の子供を育てるのと2人の子供をそだてるのでは、そんなにかかる費用が変わってくるのでしょうか?
経済的に難しいとなっていますが、食事や衣服に関しては2人目だからといって単純に2倍にはなりません。
どこで大きな違いが生れてくるかというと、教育に掛かる費用になります。
塾や習い事、進学先に入学に掛かる費用などですね。
先ずは、一人っ子の場合と2人兄弟で教育にかかる費用の違いについて見ていくこととしましょう。
一人っ子の場合の教育費
一人っ子の場合には、出来る限り最高に近い教育を受けさせたいと思っている家庭が多いようです。
幼稚園から教育に良いと言われる幼稚園に通わせ、習い事や塾に関しても出来る限りの所に通わせる傾向にあります。
幼稚園から高校卒業まで私立に通わせた場合、卒業までに、17,699,263円となっています。
この数値は、大よその目安になりますので、進学先の大学や習い事に掛かる費用によっては、もっと膨らむ可能性も大きいです。
2人兄弟の場合の目安
二人兄弟になると、収入によって教育にかける費用を調整する家庭が多くなります。
その結果、公立の学校に通わせることが多くなり、習い事に関しても子供の意見を優先させる傾向にあります。
幼稚園から高校卒業まで公立に通わせた場合、卒業までに、5,230,911円となっています。
この数値は、大よその目安になりますので、熟や習い事などによって費用が上下する事になります。
一人っ子の有利な点
なにかと批判の対象になる機会の多い一人っ子ですが、ここでは親から見た一人っ子である事の利点について見ていきましょう。
出来る限りの教育をさせられる
教育に掛ける事の出来る金額が多くなりますので、多くの習い事や塾などに通わせることができる様になります。
子供の将来を考える時に、高度な教育を受けていることで人生の選択肢が増える可能性が高いので、出来る限りの教育を行えるのは大きな利点となります。
不自由な思いをする機会が少ない
子供が欲しいというものを、比較的購入しやすい事から、不自由に感じる事が無くなります。
例えば、服装に関してみてみると、一人っ子の場合には自分の好みの物を自分だけに買ってもらえるので不満に思う事は少ないです。
その点では、兄弟がる場合には、できるだけ兄弟で共通して使うことができる様にしますので、自分だけの好みで衣服を購入してもらえる機会は少なくなります。
親の時間を大切に出来る
親の子供に関わる時間は、一人っ子の場合は一人だけになりますので短くなります。
その分、親の個人的に使える時間が確保できることとなります。
育児に追われて、自分の為の時間が持てなくて不安な気持ちになる可能性は低くなります。
兄弟がいる有利な点
兄弟がいる事で批判をされる事は無いと言っていいですが、ここでは兄弟がいる事の利点を見ていきます。
兄弟がいる事で子供は何かと不満を覚える事もありますが、兄弟がいるからこそ良い事も有るようです。
妥協や忍耐する事を覚える
兄弟がいる事で、小さい頃から自分の考えや気持ちだけが大事にされる事が無いと感じる事が多いです。
実際には、親として兄弟それぞれの意見や要望を聞き公平に育てていたとしても、自分の意見を聞いてもらえなかった事を強く覚えています。
その結果、早い時期から妥協をすべきことや忍耐をする事を自然に覚える事になります。
将来の不安が軽減される
将来、親が亡くなった時に兄弟がいる事で不安に思う事が少なくなってきます。
兄弟が居ますので、何かの時には支え合う事が可能だからです。
親としても、ある程度の年齢になると、子供達だけで出来る事が増えてきますので安心です。
身近な相談相手がいる
子供が小さい時でも、何かと悩み事があります。
兄弟が入れば、悩み事が有る時に相談相手となってもらえます。
身近な所に相談相手がいる事は、非常に心強いこととなります。
子育て費用の節約術
子育てを行う時には、出費がかさんできますのでできるかぎり節約を心がけたいですね。
小さなことの積み重ねで、随分と費用を削減できます。
また、二人目の子供を授かった時に経済的に不安が有る時には、この不安を少しでも解消できることになります。
ここでは、子育て時の費用に関しての節約術をご紹介します。
リサイクル品を賢く使う
子供の為に新しい物を購入してやりたいと思うのは分かりますが、新しい物を購入するのではなくリサイクル品を利用する事でも対応可能な事が有ります。
例えば、ベビーカーやベビーベット等は使う期間も決まっていますし、使わなくなれば処分する事になりますので、程度の良いリサイクル品でも十分です。
または、レンタルできる物などはレンタルする事で、大きな節約となります。
図書館を利用する
小さいうちの読み聞かせなどに使う本から、子育ての参考になる本、子供の教育に必要な本も必要な間だけ図書館で借りると良いですね。
図書館で借りた本の中で、自分で持っていたい本が有る場合には購入を決めても良いです。
図書館を利用する事で、必要な本のみを購入する事になりますので、掛かる本の費用も押さえることができます。
物は大事に使う
新しく購入したものでも、雑な使っているとかなりの確率で破損してしまいます。
破損してしまうと、同じものをまた買わなくてはいけなくなりますので、大きな出費となります。
また、兄弟がいる場合には、大事に使う事で上の子が使った物を下の子も使うことができますので出費を抑えることができます。
食費などは仕方がない物ですが、おもちゃや服などに関しては二人で使うことができますので、節約する時には重要な事となります。
習い事は本人が希望したものだけ
親として多くの習い事をさせてやりたいと思ってしまう事もありますが、実は子供が積極的にやりたいと思わない習い事ではその効果も期待できません。
ですので、習い事に関しては基本的に子供本人から希望されない限り習わせる必要はないと言えます。
もう少し積極的に習い事を考えているなら、最初に経験をさせてやる事を考えて、その結果習いたいと希望したものだけにするのも良いですね。
まとめ
子供が産まれると同時に、誕生してくれた嬉しさと共にこれからしっかりと育てていかなくてはいけない責任感が生れてきます。
その子にとって幸せと思う事は、子供自身がどう思うかによりますが、親としては出来るだけ幸せになってもらいたいと思います。