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キャッシュカードのおすすめは手数料が安いネット銀行

キャッシュカードの利便性はどこの銀行でも大差ないと思われていますが、ATMの利用料金ではかなりの差があります。

セキュリティや引き出し限度額もキャッシュカードによって違いがあるので、これらの点からおすすめのキャッシュカードについてまとめました。

キャッシュカードにおすすめはあるの?

クレジットカードはそれぞれに特徴や特典があってライフスタイルに応じて選ぶのが常識ですが、キャッシュカードは「どうしてそのカードを選んだの?」と聞かれても「たまたま」としか答えようがない人が多いと思います。

何となくカッコいいような気がして都市銀行の口座を選んだという人もいそうですね。

しかし、キャッシュカードにも発行する金融機関によって違いがあり、また同じ金融機関でもカードの種類によって違いがあります。

金融機関による違い使えるATMやATMの利用料金が違う
カードの種類による違い磁気カード、ICカード、生体認証カードの違いで1日の限度額が違う

とくにATMの手数料は使うたびに納得いかない思いをしている人が多いと思うので、口座を開設する前に、あるいは口座を移す前に調べておく値打ちはあります。

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手数料で比較したおすすめカード

ATMを利用するときの手数料でどのカードも同じなのは、残高照会が無料だということです。

【ATM手数料】

残高照会全てのキャッシュカードが無料
預け入れ無料の場合と有料の場合があり、
預け入れできない場合もある
引き出しキャッシュカードにより違う
振り込みほとんどが有料
振り込みできない場合もある

引き出し手数料で比較したおすすめキャッシュカード

ATMからの引き出し手数料には次の3通りがあります。

無 料口座のある金融機関のATMを平日の昼間に利用した場合
108円
  • 口座のある金融機関のATMを夜間や土・日・祝日に利用した場合
  • 他の銀行・コンビニのATMを平日の昼間に利用した場合
216円他の銀行・コンビニのATMを夜間や土・日・祝日に利用した場合

手数料の違いの基本的な理由は上記のとおりですが、キャッシュカードによってどの価格が適用されるかに違いがあります。

5,000円おろすのに216円も手数料を払うのは愉快ではないので、できるだけ「無料」で使えるケースが多いキャッシュカードにしたいものですね。

SBI新生銀行キャッシュカードは入出金手数料が無料!

SBI新生銀行は少数の店舗しかないネット銀行ですが、

  • コンビニのATMで24時間365日入出金手数料が無料
  • 都市銀行、ゆうちょ銀行のATMで昼間なら土・日・祝日も入出金手数料が無料

という、たいへん珍しいキャッシュカードです。

地方銀行などのATMでは使えないというデメリットはありますが、コンビニATM、ゆうちょATMで使えるので困ることはあまりありません。

振り込みも月に1回は無料なのも、けっこうめずらしいメリットです。

住信SBIネット銀行は月に2~5回まで出金手数料が無料

住信SBIネット銀行のキャッシュカードはコンビニ、ゆうちょ銀行、イオン、イトーヨーカドーのATMでしか利用できませんが、月2回まではどの曜日、どの時間帯でも出金手数料が無料です。

月末の預金残高が30万円以上あると月に5回まで引き出し手数料が無料になります。(300万円以上は月に7回、500万円以上は月に15回まで無料)

都市銀行のカードは地方銀行のATMで出金手数料が安い

都市銀行のキャッシュカードは、ライバルの他の都市銀行のATMで使うと手数料が高くなりますが、地方銀行などでは平日の昼間は出金手数料が無料です。

【出金手数料】

利用するATM平日昼間夜間・土日祝日
他の都市銀行のATM108円216円
地方銀行などのMICS提携金融機関のATM無 料108円

※MICS提携金融機関とは、地方銀行や信用金庫、JAバンクなど多くの金融機関を結ぶキャッシュサービスネットワークです。

都市銀行のキャッシュカードでコンビニATMで出金するときは、平日の昼間が108円、夜間・土日祝日は216円です。

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振り込み手数料で比較したおすすめキャッシュカード

キャッシュカードによる振り込みにはATM利用料金と振込手数料がかかります。

振込手数料は、

  • 振込先が口座と同じ銀行か他行か
  • 振込金額が3万円未満か3万円以上か

によって違います。

振込手数料はネット銀行が安い

ネット銀行は店舗型金融機関より振込手数料が安いのが特徴で、とくに他行あての3万円以上の振り込みが安くなっています。

銀行名3万円未満3万円以上
(参考)店舗型銀行216円432円
住信SBIネット銀行154円
(月に1回は無料)
154円
(月に1回は無料)
イオン銀行216円216円
セブン銀行216円216円
ソニー銀行216円216円
楽天銀行165円258円
PayPay銀行172円270円
自分銀行174円278円
SBI新生銀行308円
(月に1回は無料)
308円
(月に1回は無料)

例えば、時間帯が平日昼間の場合、コンビニのATMで他行に3万円以上を振り込むときの手数料は次のようになります。

キャッシュカードATM利用料金振込手数料合 計
三井住友銀行108円432円540円
住信SBIネット銀行無 料154円154円

よく振り込みをする人にはネット銀行のキャッシュカードを断然おすすめします。

ゆうちょ銀行はATM数が国内最大

ゆうちょ銀行のおすすめできるメリットは、

  • 郵便局は全国に約2万店ありほとんどがATMを設置している(国内最大)
  • 通帳でもATMでキャッシュカード同様に引き出しや振り込みなどができる

という点です。

ゆうちょのキャッシュカードでゆうちょATMを使えば入出金手数料は無料なので、郵便局の数が多いのはメリットです。

通帳がキャッシュカードと同じにATMで使えるので、例えば大学に通うため下宿している子どもにキャッシュカードを持たせる、夫婦で通帳とカードを分け持って1つの口座で出し入れする、などが可能になります。

海外で使えるキャッシュカード

国際キャッシュカードとは、海外のATMで現地の通過が引き出せるキャッシュカードで、海外旅行のときや海外留学をする子どもに持たせるのにも便利です。

クレジットカードは海外でもキャッシングできるものが多くありますが、ふつうのキャッシュカードは海外では使えません。

クレジットカードのキャッシングは借金なので海外でもキャッシュカードを使いたいという場合は国際キャッシュカードが必要です。

国際キャッシュカードとして使えるのは次のカードです。

  • SBI新生銀行のキャッシュカード
  • 住信SBI銀行のVISAデビット付きキャッシュカード
  • VISAデビット
  • JCBデビット

【VISAデビットを発行している金融機関】

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット
  • ソニー銀行
  • PayPay銀行
  • イオン銀行
  • 地方銀行では、近畿大阪銀行、スルガ銀行、琉球銀行、あおぞら銀行、北國銀行

【JCBデビットを発行している銀行】

  • みずほ銀行
  • 楽天銀行
  • イオン銀行
  • セブン銀行
  • 地方銀行では千葉銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行、東邦銀行、北洋銀行楽天銀行、もみじ銀行、大垣共立銀行、愛媛銀行、福岡銀行、山口銀行


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生体認証カードはおすすめできる?

キャッシュカードは本人確認のためのセキュリティシステムが次のように発達してきました。

  1. 磁気ストライプカード
  2. 磁気ストライプ+ICチップカード
  3. ICチップカード
  4. ICチップ+生体認証カード

この中で1~3は1日の引き出し限度額などは変わりませんが、指の指紋や手の平の静脈で個人認証をする生体認証カードは1日の引き出し限度額を大きく設定することができます。

1日の引き出し限度額は多くの銀行が50万円としていますが、生体認証カードにすると例えば東京三菱UFJ銀行は200万円まで、三井住友銀行では1,000万円まで引き出し限度額を高く設定することができます。

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まとめ

どの銀行のキャッシュカードを持っても預金金利はほぼゼロなので、選ぶとしたらATM手数料が安いということがいちばんのポイントになります。

手数料で見たときにいちばんのおすすめは、どのコンビニでもいつでも手数料が無料になるSBI新生銀行のキャッシュカードです。

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