ゲーム課金による借金は自己破産できない!どう対処する?
ほとんどの課金ゲームは、最初のうちは無課金で遊べます。
しかしゲームを進めていくにつれ、「必要なアイテムが手に入らない」「仲間との差が開く」などの問題が発生し、課金せざるを得ないようになっていきます。
ゲームにのめりこんでしまうと、金銭感覚が狂い、ゲーム課金に多額を注ぎ込むだけでなく、ゲーム課金のために借金をしてしまう方もいるでしょう。
ゲーム課金で借金を防ぐ方法と、借金を作ってしまったときの対処法について解説いたします。
記事の目次
この記事では以下の内容を解説しています
・ゲーム課金が増えてしまう理由
・ゲーム課金を回避するための方法
・ゲーム課金による借金が返済能力を超えたときの対策
・ゲーム課金による借金に苦しむ人の声
ソーシャルゲームで廃課金に陥る人が増加している?
SNSでつながっているユーザー同士で遊ぶオンラインゲームをソーシャルゲームと言いますが、近年、ソーシャルゲームで廃課金に陥る人が増えています。
廃課金とは耳慣れない言葉かもしれませんが、これは、課金によって廃人になることを意味し、課金の多さゆえに日常生活がまともに送れなくなっているときに使用される言葉です。
三菱総合研究所が実施した調査(「スマホゲームの動向」2016年発表)によりますと、約7割の人が週に5~7日は何らかのスマホゲームをしており、1ヶ月あたり平均1,500円の課金をしています。
<1ヶ月当たりのゲーム課金額>
出典:株式会社三菱総合研究所「スマホゲームの動向 P.17」
1万円以上を支払う人が3.4%、5万円を支払う人も1.0%いることから、生活を圧迫しかねない大金をゲームに投入している人が少なくないことが分かります。
この調査結果は2016年に発表されていますが、その後、スマホゲームを実施する人は増えていると考えられますし、また、課金にはまる人も増加していると容易に推測されます。
なお、5割以上の課金はゲームが有利に進むアイテムを購入するために支払われ、ガチャの利用は4割を超えています。(複数回答)
借金した人の疑似体験ができるアプリ「借金あるからギャンブルしてくる」
毎月1,500円程度の課金なら、廃課金になることはないでしょう。
しかし、毎月1万円を超える課金が続くと、次第に家計は圧迫されます。
ゲームに夢中になるということは、その分、働く時間が減るということですから、ゲーム課金で支出が増えるだけでなく収入減が重なり、さらに家計は圧迫されるでしょう。
ギャンブルで借金返済というのはあり得ない
ところで、借金を返済するためには、支出を極力抑えて収入を増やすことが基本となりますが、中には「ギャンブルでお金を稼いで借金を返済しよう」という斜め上の発想をする人がいます。
ギャンブルは胴元が儲ける仕組みになっていますから、余程のことがない限り、ギャンブルで稼ぐということは不可能ですよね。
しかしながら、お金に困ってどうしようもなくなっている方は現実認識能力が低下してしまい、稀に「ギャンブルで稼いで・・・」という発想に至ってしまうようです。
アプリで疑似体験してみよう
常識で考えれば、ギャンブルで借金を返済することはほぼ無理です。
反対に借金が増えるだけで、さらに追い込まれた状況になってしまいます。
しかし、どうしても「ギャンブルで稼いで借金を返済しよう」という考えが拭えない方は、アプリで疑似体験をしてみるのはいかがでしょうか。
アプリ内に課金がありますので注意が必要ですが、実際にギャンブルをするよりは被害が少なく抑えられるでしょう。
なお、ゲーム開始時点では借金が5万円ですが、どの程度をギャンブルで稼ぐかによってエンディングが変わります。
借金が増えると家族の顔色が悪くなり、見るからにやつれてしまう・・・という笑えない結末が待っています。
ゲーム課金の特徴と廃課金がやめられない理由
ゲームセンターのように、最初から課金しないと遊べない有料ゲームなら、「無駄遣いしそうだから止めておこう」と敬遠する人も多いでしょう。
また、プレイステーションなどのようにゲーム機自体やソフト自体を購入して遊ぶものは、「ゲームに何千円、何万円も払えない」と拒否する人も少なくありません。
しかしながら、多くの人々がはまっているスマホなどのオンラインゲームは、基本的には無料で遊べるゲームです。
ダウンロードするときにも大きく「無料」と記載されていますし、新たにゲーム機やソフトを購入する必要もありませんので、抵抗感なく始めることができるでしょう。
よく見ると小さく「アプリ内購入あり」と書かれていますが、「購入しなきゃ無料で遊べるんでしょ?」と、深く考えずにダウンロードしてしまいます。
しかし、この「無料」であるというハードルの低さが、その後の借金地獄へと繋がっていくのです。
無料で楽しく遊べるのは最初だけ
ダウンロードが無料であっても、課金をしないで出来ることはごくわずかに限定されています。
さすがに「課金しないと前に進めない」というゲームは多くはないですが、課金しないと進めないステージがあったりゲームが単調になってしまったりするのも事実です。
そのため、「アイテムが必要」「強いキャラクターを選びたい」「経験値を上げたい」等の要求が生まれると、どうしても課金を避けるわけにはいきません。
また、ゲーム本来の楽しさを味わいつくすためにも、課金を避けて通るわけにはいかないのです。
仲間プレイが課金に追い打ちをかける
個人プレイの場合は、どんなに負けが続いても、「課金していないから仕方がないか」と諦めもつきます。
しかし、仲間プレイとなると話は別です。
あなたが課金しないことで、他の仲間に迷惑をかけてしまったり次のステージに進めなかったりすることもあるのです。
反対に、高額アイテムを購入して勝利に貢献すると、他のメンバーから「神!」「救世主!」と称えられることになります。
ですが、この経験があなたを廃人にすることもあるのです。
称賛を浴びた経験が忘れられず、何度も高額アイテムを購入してしまうことにつながることもあります。
アイテムガチャはお得じゃない
少ない課金で高価なアイテムが当たることがあるゲーム内の「ガチャ」。
高価なアイテムをゲットできることもありますが、ほとんどが課金以下の価値しかない「くずアイテム」が出てくる仕組みになっています。
それでも「次こそ当たるかも!」と期待をかけてしまうのが、ガチャの麻薬性というか怖いところなのです。
システムとしては、宝くじと同じです。
少ないお金で高額を手にすることもできますが、元金が減ってしまう可能性のほうがはるかに高く、購入者に「次こそは!」と思わせるようになっています。
ゲーム運営元は利益を追求する
ゲームを運営する組織は企業であり、利益を上げることが大切です。
そのため、可能な限り多くのお金をゲームに費やしてもらえるよう、努力することでしょう。
このため、特定のアイテムが高額だったり、出現率を低めに調整する等が行われる場合もあります。
ゲームは永遠ではない
これらのゲームは、運営会社の都合でいつでも運営が終了される可能性があります。
ゲームを通じたコミュニケーションをしている場合、このようなつながりはゲームが終了するとすべて無くなるおそれもあります。
ゲーム課金で生活苦になる理由
ゲーム課金で生活苦になるのは単なる浪費の場合もありますが、それ以上の深刻な理由の可能性もあります。
どのような理由があるのか、考えてみましょう。
より有利な条件を得るための課金
ゲーム課金すると、有利な立場でプレイすることができます。
例えば相手を容易に倒したり、ゲーム参加者から尊敬されるなどがあげられます。
人はそこで満足せずに、もっと強く、尊敬されたいと思うようになります。
これはゲーム課金の額が増えることにつながります。
ゲームが生きがいになる
現実の世界で良い評価を得ることは、簡単ではありません。
しかし、ゲームの世界は課金すれば比較的簡単にステイタスを得ることができます。
このため現実よりもゲームの世界の方が楽しくなり、やがてゲームが生きがいになる人もいるでしょう。
さらに、ゲームで強い人どうしが集まり、コミュニケーションを取ることもあります。
これはゲームで得た絆とステイタスを失いたくないために、毎月多額のゲーム課金を続けることにつながります。
課金するために多額の借金も
ゲームが生活のすべて、または生きがいになった人は、ゲーム課金をするためには借金もいとわないものです。
なぜなら、彼らが自分らしくいられる場所はゲームだからです。
そのため、ゲーム課金をやめることは自分を失うことであり、考えられないことでしょう。
このため、気が付いたら数百万円の借金を背負っていたという事態になることもあります。
課金に依存することは危険
ゲーム課金に依存することは、さまざまな危険があります。
この中には、直接的・間接的を問わず、生活苦につながるものも多いです。
ゲームに依存し、職を失う恐れ
ゲーム課金のすべてが悪いわけではありません。
しかし、ゲームをしているときが本来の自分と思っている人は注意が必要です。
ゲームが生きがいになってしまうと仕事よりもゲームを優先してしまい、いずれ失職することにもなりかねません。
電気やガスを止められ、家を失うことも
仕事を失うと、多くの人は収入が無い状態になります。
このため月々の支払ができませんから、電気やガス、水道を止められることにつながります。
賃貸住宅の場合はさらに深刻で、住まいを失うおそれもあります。
健康を害する恐れ
ゲームに依存してしまうと、1日20時間もプレイする場合もあります。
食事も睡眠も満足に取れない状態では、いつ健康を害してもおかしくありません。
ゲームサイトが閉鎖された時の絶望
どれだけゲームがあなたの生きがいとなっていても、運営企業の一存により、ゲームサイトが閉鎖される可能性が常にあることを忘れてはなりません。
とはいえ、ゲーム課金に依存している方は、このゲームがずっと続くことを信じているものです。
そのため、ゲームサイトの閉鎖が告知された時の絶望感は計り知れないものがあります。
多くの時間とお金をかけて得たゲーム内のステイタスが、すべて水の泡となってしまいます。
ゲーム課金をしないための3つの対策
ゲームの中でどんなに優れたアイテムを手に入れても、それはあくまでもバーチャルの世界ですので、あなたの資産が増えたわけでもあなたの能力が高くなったわけでもありません。
バーチャルのものを手に入れるためにリアルなお金を支払うわけですから、リアルの世界ではあなたの資産は確実に減少しているのです。
とはいえ、ゲームを楽しんでいるときはゲームに夢中になっているため、冷静な判断をすることは難しいですよね。
ゲーム課金を防ぐためにできることを3つ紹介いたします。
「アプリ内購入あり」に騙されない
ゲームをダウンロードするときは、「アプリ内購入あり」と書かれたアプリは最初からダウンロードしないでください。
反対にアプリ自体が有料であってもアプリ内購入が一切無いゲームなら、最初に数百円支払うだけで永遠に楽しめます。
「無料かつアプリ内購入あり」のゲームよりもずっと経済的&良心的ですから、課金の誘惑に屈しないと断言できる方以外はアプリ内購入のあるゲームに手を出してはいけません。
スマホゲームには手を出さない
実際には、アプリ内購入が一切ないゲームというものはほとんど存在しません。
当然ですが、ゲーム会社は課金によって利益を得ています。
ダウンロード時に1回当たり数百円の利益を得るよりは、ダウンロード後に数千円~数十万円の利益を得る方が効率よく稼げますので、世の中には「無料かつアプリ内購入あり」のゲームが氾濫しているのです。
先程、1ヶ月あたりの平均課金料は1,500円というデータを紹介しましたが、同じく三菱総合研究所が実施した調査では1つのゲームあたり1万円以上の課金をする人が16%もいることが示されています。
<1つのゲームに課金する総額>
出典:株式会社三菱総合研究所「スマホゲームの動向 P.18」
1回、1回の課金額は少額でも、トータルで何万円、何十万円ものお金を払うのは賢明なこととは言えませんよね。
「わたしは意志が強いとは言えない」と思う人は、最初からスマホゲームそのものに手をださないのが一番です。
チームプレイ系のゲームにも手を出さない
仲間プレイ系のゲームは、「他の人に迷惑をかけられないから」「他の人にすごいと褒められたい」などの理由で、課金にはまる可能性が単独プレイ系のゲームよりも高くなります。
普段から人目が気になる人や褒められたいという要求が強い人は、課金への誘惑が高くなるチームプレイ系のゲームには最初から手を出さないようにしてください。
また、「褒められたい」という要求が強いわけではない方も注意が必要です。
ソーシャルゲームでは仲間の顔が見えないため、普通なら「すごい」程度に褒めることでも、「こんなに嬉しいことはない」「ほんと、神!」というようにオーバーな表現を用いて称賛する傾向にあるからです。
そのため、とりたてて承認欲求が高いとは言えない方でも、いつの間にか「もっと褒められたい」と課金にのめりこんでしまいます。
ご自身の性格を分析する前に、最初からチームプレイ系のゲームには手を出さないほうが良いでしょう。
生活苦から脱出するためのポイント
ゲーム課金での生活苦から脱出するには、どうして課金をしてまでゲームにはまるのか、その原因を解決することが必要です。
この方法について、いくつか説明していきます。
現実での良い人間関係が理想
ここまで解説した通り、ゲーム課金で生活苦になる人の多くは、人との何らかのつながりを求めていることが多いでしょう。
たまたまその場がゲームだったということに過ぎません。
このような方の場合、現実世界で良い人間関係を築くことができれば理想的です。
これをきっかけにしてゲーム課金をやめることができれば、一石二鳥といえるでしょう。
ゲーム以外の楽しみを知る
世の中には自然の中や都会の中など、IT機器の画面の外にも楽しい世界があります。
もしゲーム以外の楽しみも知ることができれば、ゲーム課金から脱出するきっかけともなるでしょう。
専門家によるカウンセリングも有効
良い人間関係ができれば理想とはいえ、なかなかそうもいかないことも現実です。
またゲーム以外の楽しみを知るといっても、ゲーム自体が楽しいだけに、なかなか抜け出すことも難しいものです。
そのため、心理カウンセラーや精神科医など、専門家によるカウンセリングを受けることも勧められる方法の一つです。
課金からの脱出には周囲の協力も必要
身近な人がゲーム課金に依存してしまったとき、その状態から脱出するためには、周囲の協力も必要です。
この点について解説していきます。
現実での居場所を作る
ゲーム課金から脱出させるためには、現実世界でコミュニケーションが取れることを実感できる環境が大切です。
そのためには、まずゲーム課金に依存している人を理解し、対話することが大切です。
ゲームをしたことを責めるのではなく、その人が安心できる居場所を作りましょう。
その上で、ゲーム課金に代わる生きがいをどう見つけるか、一緒に考えることが大切です。
月間に使える金額を制限する
小遣い制にするなど、ひと月に使える金額を制限することも一つの方法です。
小遣いでもらったお金を使い切ってしまったら、もうゲームで課金はできませんから、ゲームをあきらめざるを得ません。
なお、ゲームができなくなると人生に絶望することのないよう、普段からコミュニケーションを密にすることも併せて行うことも重要です。
借金は任意整理等を検討する
ゲーム課金では、往々にして返済不可能な借金を背負っていることも多いものです。
このような場合、なんとか返済しようとしてもたいていは無理です。
早々に弁護士等と相談し、任意整理や破産を検討することが大切です。
ゲーム課金による借金の清算方法
まだ、ゲーム課金が生活を圧迫していない方は、ゲーム内課金とチームプレイ系ゲームに注意するだけでなく、スマホゲーム自体に注意することで廃課金を回避することができます。
では、すでにゲーム課金で借金を作ってしまった人は、どのように借金を清算することができるでしょうか。
基本的には短期完済を目指そう!
借金と言うものは1日長引けば1日分の利息が発生するものです。
少しでも借金による負担を減らしたいと考えるなら、とにかく1日でも早く完済することが大切です。
複数の業者から借りている人は、できればもっとも低金利の業者に借金をまとめ、効率よく返済するようにして下さい。
次の記事で借金返済に役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ゲームの時間でアルバイトしよう!
「短期完済したいけれどお金がない」と言う人は、ゲームに充てていた時間を、お金を稼ぐ時間に充てましょう。
ゲームをどんなに頑張っても1円の得にもなりませんが、仕事をすれば時間がお金に変換されます。
次の記事では単発でできるアルバイトをまとめていますので、ぜひチェックしてみて下さい。
浪費による借金は自己破産では免責不可!
毎月コツコツと返済するのが一般の借金返済方法ですが、コツコツと返済しているだけでは借金がほとんど減らないと考えられるときは債務整理を検討してみましょう。
債務整理にはいくつかの種類がありますが、その中でも整理効果がもっとも高いのが自己破産です。
自己破産を選択すると、すべての借金の返済が免責になりますので、借金に追われる生活を一変することができます。
しかし、破産法252条4では「浪費又は賭博(中略)によって著しく財産を減少させ,又は過大な債務を負担したこと」については、自己破産しても免責不可だと規定されています。
ゲーム課金は明らかに浪費ですので、自己破産しても免責不可、つまり、借金を帳消しにすることはできないのです。
自己破産しても免責されない借金は多い
世の中には「たくさん借金しても、自己破産すればチャラになるんでしょ?」と誤った法律解釈をしている人がいます。
自己破産の対象となるのはあくまでも不可避な借金(病気のために生活費が不足して借金をした等)であって、ゲーム課金やパチンコ等のギャンブルには当てはまりません。
例え自己破産が認められたとしても、ゲーム課金による借金は残りますので、完済するまで支払い続けなくてはならないのです。
◆電子政府の総合窓口イーガブ公式サイト:「破産法 252条4 免責許可の決定の要件等」
自己破産をすると財産を失う
また、自己破産をすると最低限の財産以外はすべて失うことになります。
最低限の財産の中には持ち家や生活に不可欠ではない自動車は含まれませんので、文字通り、何もない状態から再出発することになるのです。
数々の不幸が重なって家を失った人に対しては世間も同情的ですが、ゲーム課金で家を失う人に対してはかける言葉すらないでしょう。
任意整理や個人再生なら可能性はある
ゲーム課金は自己破産の対象外ですが、債務整理の中でも任意整理や個人再生ならゲーム課金で作った借金にも適用されます。
任意整理とは、今後支払う利息をカットして、借金元本を約3年で完済する債務整理の方法です。
減額後の借金を3年以内で完済できそうで、なおかつ安定した収入を得ている方は債務整理を検討してみましょう。
また、個人再生とは、借金そのものを5分の1程度に減額する債務整理の方法です。
住宅ローンを除く借金総額が5,000万円以下のときに限られますが、自己破産のように自宅等の財産を失わずに済むというメリットがあります。
任意整理で借金を完済するまでの流れ
債務整理の中でももっとも手続きが簡単なのが任意整理です。
裁判所を通さないため、他の債務整理と比べても費用や時間がかかりにくいというメリットがあります。
任意整理は債権者(ローン会社等のお金を貸してくれている業者や個人)との話し合いで進めていきます。
個人的に交渉するのが難しいと感じるときは、無理をせずに債務整理を専門とする法律事務所に頼みましょう。
任意整理の流れは以下の通りです。
1.法律事務所に任意整理を依頼する
2.司法書士か弁護士が債権者と直接交渉する
3.利息や毎月の返済額を減額して、返済計画書を作成する
4.返済計画書に沿って返済する
借金の返済が長引いているときは利息制限法による引き直し計算が実施され、借金そのものが大幅に減額することもあります。
利息制限法を超えていないときは、今後発生するはずの利息が免責され、借金元本を3年程度で分割して支払うことになります。
ゲーム課金で実際に借金をした人の口コミ
ゲーム課金をすることはあっても、借金してまでゲーム課金をするなんてことはあり得ない・・・
そんな風に考えていませんか?
実は、近年ゲーム課金による借金が増えており、国民生活センターにもゲーム関連の相談が多く寄せられて社会問題になっているのです。
ゲーム課金で借金を背負っている方も、最初は「借金してまでゲーム課金するなんてありえない」と考えていたでしょう。
しかし、ゲームにのめりこむあまり、お小遣い以上のお金を課金に注ぎ込み、借金をすることになっていったのです。
バーチャルではないリアル世界の借金
借金をするという設定のゲームもあります。
しかし、課金はリアルマネーを使いますので、支払い能力以上の課金をすると、リアルマネーで借金をすることになります。
ゲーム内の借金なんて大したことねぇだろ!!!こちとらリアルマネー借金しながらシノアリスに課金してんだよ!!!いい加減にして!!!!!!!
— ゆる (@zuinf) 2019年7月11日
何に切れているのでしょうか?
誰かが「ゲーム課金で借金って言っても、バーチャルでしょ?」とか言ったのでしょうか。
切れている時間があれば、現実に立ち返り、「ゲーム課金で借金って恥ずかしい」ということに気付いてほしいものです。
ゲーム課金から家庭崩壊
家族がゲーム課金で借金をしているならどうでしょうか。
しかも、一家の大黒柱であるはずの人がゲーム課金や風俗で借金をしていると、家庭崩壊もすぐ目前です。
義母の酷い過干渉、義父は機嫌悪いと赤ちゃん(息子)がいようと物や人に当たり散らかす。そもそも、結婚して2人で暮らしてて 「息子産まれたらのこと考えて、もっと貯金する為に同居しよう」ってのを嫌々飲んだのに 蓋を開けて見たら 私に隠れてパチンコ、風俗、ゲーム課金で 貯金どころか借金まで
— あたん®︎ 6m (@x_tah_x) 2019年7月19日
ただ、こちらのご家庭の場合、悪いのは夫だけではなさそうです。
特にモノや人に当たり散らかす義父が気になります。
残念ですが、同居すべきじゃなかったようですね。
子どもに教えられることもある
ゲーム課金は賢いお金の使い方ではないということを、小さなときから教えておくことは大切です。
特にのめりこむ傾向のある子どもには、「自分で使えるお金以上をゲームに使うことはダメ」ということをきっちりと教えておくべきです。
単純なゲームなんだけど意外に頭使う。し、悔しくなる!
課金しちゃおうかなと言ったら子供達に全力で止められた。借金地獄になるよってσ^_^;
子供の教育にも取り入れていると聞き取り入れたマイクラよりも私的には、ハマる。
— さわこ@在宅ワークで稼ぐ主婦 (@Sawako777Sawako) 2019年7月14日
こちらのご家庭では、お母さんよりも子どものほうがしっかりとしているようですね。
子どもだけではなく大人も、自分で使える以上のお金をゲームに使ってはいけません。
ちょっと古い言い回しですが、「課金で借金、カッコ悪い」ですよね。
参考:公益社団法人 ACジャパン「いじめ、カッコ悪い(前園真聖)」
課金借金から再生への道
そうなんです。
どんなに面白いゲームであっても、課金で借金はカッコ悪いのです。
自分で自分のカッコ悪さに気づいたら、ゲーム自体をやめてみてはいかがでしょうか。
いっそゲーム全てやめて課金で作った借金返済頑張るのも選択肢としてありかもしれない
— はぁと (@kanpanipani) 2019年7月17日
「選択肢としてあり」ではなく「それしか選択肢がない」のだと思います。
課金で借金を作ったら債務整理をするまで借金を重ねるのではなく、金額が多くなり過ぎないうちに返済していきましょう。
借金が増えてどうしようもなくなるほどゲームに打ち込む時間はあるのですから、働く時間がないとは言えません。
ゲームの時間をアルバイトの時間に換えれば、借金完済は遠い未来ではありません。
借金を完済したら、次はゲーム課金ではなくもっと建設的なことにお金を使っていきましょう。
ゲーム課金で借金まみれは余りにも愚か
ゲーム内で豪華なアイテムを保有していたとしても、あなたの実際の生活において1つでもメリットがあるでしょうか。
部屋を見回してください。
価値のあるアイテムで埋め尽くされていますか?
ゲームの世界で裕福になるよりリアルな世界で裕福になる方が、はるかに有意義な人生を送ることができます。
「ゲーム課金で借金まみれ」というほど愚かなことはないということを、しっかりと肝に銘じて下さいね。