ストレスが原因でお金が貯まらない?
ストレスによって、お金が貯まらないという状況に陥る場合があります。
この記事では、その理由を紹介し、ストレスがたまりやすい理由や、ストレスで貯蓄できない人の共通点を紹介した上で、対策を解説します。
ストレスでお金が貯まらない理由
ストレスが原因でお金が貯まらないとは、どのような状況なのでしょうか?
一見、ストレスとお金の間には因果関係が内容に思えるかも知れませんが、実はストレスとお金の間には密接な関係があります。
まずはお金が貯まらない理由として、「ストレス解消にお金を使ってしまう」「病気になって医療費がかかる」「お金が貯まらなくてストレスの悪循環」について紹介します。
ストレス解消にお金を使ってしまう
ストレスがかかると、お金を使ってしまうという人は数多くいらっしゃいます。
買い物がストレス発散になるという人もいらっしゃいますし、食べものをたくさん食べてストレス発散をするため、食費や外食費が増える人もいらっしゃいます。
ストレス発散に遊びに出かけてお金を使う人もいますので、ストレス発散のためにお金が貯まらないのです。
病気になって医療費がかかる
ストレスが原因で直接お金がかかるとは限りません。
たとえば、過度なストレスによって心の病気や身体の病気にかかり、治療費や療養費がかかることもあります。
また、カウンセリング費用がかかることもありますので、出費が増えてしまいます。
お金が貯まらなくてストレスの悪循環
ストレスによって間接的にお金がかかると、思うようにお金が貯まりません。
そして、思うようにお金が貯まらないことが、ストレスとなるという悪循環を生み出すこともあります。
お金の悩みは大きなストレスの原因ですので、ストレスとお金が相互に悪い状況の原因となり得るのです。
ストレスが貯まりやすい理由
ストレスが貯まりやすい理由は人それぞれですし、その内容もさまざまだと思いますが、できれば多くの人に共通する典型的な理由くらいは知っておきたいものですよね?
ストレスが貯まりやすい理由は、主に「仕事上のストレス」「過度な節約」「浪費の後悔」「貯金がないことへの焦り」などがあげられます。
それぞれ具体的に見て行きましょう。
仕事上のストレス
ストレスの大きな原因として仕事上のストレスを感じている人は多いことでしょう。
職場の人間関係や、取引先との関係がストレスを産んだり、仕事そのものがストレスを産むこともあります。
月曜日はブルーマンデーといわれ、軽いうつ状態になりながら出勤する人も多いほど、仕事が与えるストレスは大きなものとなっています。
過度な節約
過度な節約もストレスにつながります。
節約は上手に楽しくできれば効率の良い家計となりますが、過度な節約をすると、精神的にも負担がかかります。
買いたいものを買えなかったり、いつも何かに追われているような感覚で買い物をすることになりますので、程よい節約が大切です。
浪費の後悔
浪費をしてしまったことによる後悔の念もストレスとなります。
買い物はストレス発散になる反面、買い物によってストレスがかかるという矛盾も抱えています。
特に浪費はお金を無駄にしたという罪の意識にさいなまれることがあるため、ストレスがかかってしまうようです。
してしまったことは戻りませんので、次の浪費をしないための教訓として活かしましょう。
貯金がないことへの焦り
さきほど、お金が貯まらなくてストレスの悪循環が起こると紹介しましたが、貯金がない人は世の中にそれほどたくさんいらっしゃるのでしょうか?
SMBCコンシューマーファイナンスが30代と40代を対象とした意識調査(2017年)によると、25.4%の人が貯蓄がない結果となっています。
貯金がないと焦りを感じ、ストレスとなることが多いのですが、その対象となりえる人は、4人に1人の割合となっているのです。
ストレスで貯蓄できない人の共通点
実は、ストレスで貯蓄できない人には共通点共通点があります。
特にお金が貯まらないという人の共通点として「無計画にお金を使ってしまう」「競馬やパチンコなどの博打に走る」「アルコールに依存する」「少額貯金を焼け石に水と考える」などがあります。
これらに該当するものがあれば、お金が貯まらないと考えましょう。
無計画にお金を使ってしまう
お金は計画的に使わなければ、どんどん減ってしまいます。
ストレスによって場当たり的なお金の使い方をしていれば、収入に見合った消費なのか分かりませんし、収入よりも支出が上回ってしまう可能性もあるでしょう。
そのようなことにならたいために、計画性を持った使い方が大切です。
競馬やパチンコなどの博打に走る
競馬やパチンコなどのギャンブルに走る人もお金が貯まらない人の特徴です。
ギャンブルをストレス解消の手段にしていると、損した時により大きなストレスを抱えることとなります。
ギャンブルは還元率が100%以上ではなく、一定の割合を運営元が持って行きますので、長い目で見ると勝てる確率は少ないと考える必要があります。
アルコールに依存する
ストレスが貯まると、そのうっぷん晴らしにアルコールに頼る人も多いです。
会社帰りに同僚と一緒に上司のグチをいったり、一人でたくさんのお酒を飲んでストレス解消する人もいます。
しかし、多量のお酒は身体にも負荷を掛けますし、お金も多く使います。
結果的に、ストレスの根本解決になることもなく、貯金ができないという状況だけ残るのです。
少額貯金を焼け石に水と考える
少額貯金を焼け石に水と考えている人もお金が貯まりません。
たとえば、毎月たった1万円でも貯金することができれば、年間12万円貯めることができます。
10年で120万円、30年で360万円貯まるのです。
ちょっと余分にお金をためるだけで、長期的には大きな差となりますので、小さなお金をバカにはできません。
ストレスでお金が貯まらない時の対策
ストレスでお金が貯まらない人は、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
ここでは、具体的な対策として、「お金がかからない趣味を持つ」「規則正しい生活をする」「家族でお金の目標を決める」「自分と向き合う時間を取る」の4つの方法を紹介します。
お金がかからない趣味を持つ
ストレス発散をお金を掛けずにすることができれば、精神衛生を保ちながらお金を貯めやすくなるでしょう。
中でもジョギングやウォーキングなど、体を動かすとストレス発散には効果的です。
日光を浴びながら行えば、抗うつ効果のあるセロトニンという脳内ホルモンが分泌されますので、前向きな気持ちになることができます。
規則正しい生活をする
規則正しい生活も重要です。
睡眠時間をしっかり取って、毎朝同じ時間に起き、毎晩同じ時間に寝るというリズムを意識しましょう。
規則正しい生活は、気持ちを健全に保つ秘訣の1つです。
睡眠不足が続いたり、不規則な生活が続くと、睡眠負債とともにストレスも貯まりますので、生活リズムをきっちりと整えましょう。
家族でお金の目標を決める
過度な節約とならずにお金を貯めれるように、家族で貯金の目標を決めましょう。
無理のない範囲で目標を立て、家族一丸となって目標達成を目指せば、楽しく節約することが可能です。
家族の絆が高まれば、ストレスも感じることが少ないかと思いますので、目標設定をおすすめします。
自分と向き合う時間を取る
自分と向き合う時間も大切です。
カフェでリラックスしたり、自宅で坐禅や瞑想を行うと、リフレッシュした気持ちになれるでしょう。
坐禅や瞑想も太陽光を浴びた時のように、セロトニンが分泌されるため、抗うつ効果が期待できます。
ストレス発散の良い方法だといえるでしょう。
お金を掛けずにできるため、お財布に優しいストレス解消法です。
まとめ
ストレスが原因でお金が貯まらない場合には、何がストレスを引き起こしているのか探るとこから始めましょう。
その上で、あなたに合った対策を講じると良いでしょう。
ストレス対策は、お金を掛けなくてもできます。
ここで紹介した内容を参考に、あなたのアイデアも加えて、お金を貯めながらストレスを解消しましょう。