着払いと代引きの現金がない!手持ちがない時の対処法
「着払いや代引きの荷物が届くけど、手持ちがなく支払えない・・・」このようなケースは誰にでもありえます。
こんな時どうすればいいでしょうか。
そこでこの記事では、着払いや代引きを支払えない場合どうすべきかや、支払をせずに受取らないでいるとどうなるか等をわかりやすく解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ
この記事は、次のような人におすすめの内容です。
- 代引きと着払いの違いが分からない人
- ヤマト運輸の取り置き期間が気になる人
- 代引きを支払えないときの対応を知りたい人
記事の目次
まず着払いと代引きの違いを知る!
はじめに「着払い」と「代引き」の違いを知っておきましょう。
この2つはどちらも荷物の受取り時に料金を支払うシステムですが、何の料金を支払うのかには違いがあります。
着払いとは荷物の送料を受取人が支払うことを指します。
それに対して、代引きは荷物の代金(商品代金や送料、代引き手数料)を支払うことを指す言葉です。
このように着払いと代引きは似ているようでも、正確には違うため、対処法なども少々ことなってきますので注意が必要です。
そこでそれぞれのケースにわけて解説をしていきます。
着払いを支払えない場合どうする?
着払いの荷物をお金がなくて支払えない場合の対処方法には、以下の2つがあります。
受取可能日に再配達してもらう
どこの宅配業者も荷物を受取れない場合は後日再配達になります。
これは着払いの場合も同様です。
そのため、お金を用意していないことを配達員に正直に話し、お金を用意できる日に再配達にしてもらいましょう。
ヤマトなら営業所留めも可
ヤマト運輸の場合であれば、営業者留めも利用できます。
営業所留めとは、お近くのヤマト運輸の営業所で荷物の受け取りができるサービスです。
元払いだけでなく、着払いの荷物も営業所留めが利用できますので、営業所留めにしておいて、お金が用意できたら最寄の営業所に支払をして受取る方法もあります。
着払いを受取らないとどうなるか?
着払いを受取らない場合、荷物の保管期間までは保管されますが、それを過ぎると送り主に返送されます。
荷物の保管期間はどの業者も、はじめてヤマト運輸が配達にいった日から7日間となっています。
保管期間が過ぎるまで何度か再発送や再々発送、宅配業者からの連絡があるかと思いますが、それでも受取らずに保管期限が過ぎてしまうと送り主に返送されます。
このとき、送り主に往復の送料が請求されるケースが多いため、返送されると送り主に迷惑がかかってしまいます。
保管期間内に代引きを受け取る方法
ヤマト運輸の保管期間内に代引きの荷物を受け取る方法を3つ紹介します。
いずれかの方法で取り置き期間内にきちんと代引きを受け取りましょう。
再配達の手続きをする
ヤマト運輸から荷物が受け取れないと、ポストに不在表が入れられています。
不在伝票にしたがって、電話やネットから再配達の手続きをしましょう。
クロネコメンバーズに登録している人は、不在連絡eメールからも再配達の依頼ができます。
再配達の依頼先
再配達の依頼先は不在表や送り状に記載されている配送業者になります。
再配達を依頼する電話番号が不在表に掛かれているので、連絡して都合が良い日を伝えましょう。
サービスセンター・営業所に取りに行く
ヤマト運輸のサービスセンターや営業所に直接取りに行く方法も有効です。
不在表に荷物を保管する宅急便センター名やヤマト営業所名が記載されているので、営業時間内に取りに行きましょう。
基本的に郵送が完了しなかった荷物は、配送先の住所に近い店舗で保管されています。
荷物を受け取る場所を変更する
ヤマト運輸は荷物を受け取る場所の変更ができます。
受取指定場所には、自宅以外の住宅の他に友人や家族に代わりに荷物を受け取ってもらう方法があります。
ただし、セキュリティーパッケージやコレクト便などお金に関する荷物は、伝票の住所以外の場所に配達ができないので注意が必要です。
代引きを支払えない場合どうする?
代引きの荷物の代金を支払えない場合の対処方法は、後日再配達が基本です。
代引きの場合、配達前に宅配業者から連絡があることが多いので、そのときに今は持ち合わせがないことを伝え、都合のよい日に再配達してもらいましょう。
クレカでの支払いができることも
代引きの荷物の代金をクレジットカードで支払えることもあります。
例えば、クロネコヤマトなら「お届け時カード払い(クレジット・デビット)」、佐川急便なら「e-コレクト」のサービスを使えば、クレジットカード払いをすることが可能です。
ただし、どんなときでもクレジットカードで支払えるわけでありません。
クレジットカードを使える否かは、利用したショップが配達業者と契約して、クレジット払いOKとしている必要があります。
そのため、クレジットカードが使えるかどうかはショップ次第になります。
荷物を受け取る前に対応している支払い方法を確認することが大切です。
ヤマト運輸に相談する
代引きが自宅に届く前に、ヤマト運輸に直接相談するのもひとつの方法です。
なぜ代引きの料金を支払えないのかきちんと理由を伝えると、しばらくの間であれば営業所止めサービスを利用できる可能性があります。
ただし、必ず営業所止めサービスが使えるわけではありませんが、相談する価値は十分にあると言えるでしょう。
営業所留めは微妙
「営業所留めにして都合のよいときに受取りにいきたい」という人も多いかと思いますが、代引きの場合、営業所留めができるかは微妙です。
ヤマト運輸に連絡をせずに受け取り期限が経過すると、長期不在とみなされて営業所から発送者に荷物が返送される可能性があるので注意が必要です。
営業所留め不可としているショップも多いため、注意しなくてはいけません。
配達日に代引きを受け取らないとどうなるか?
代引きの場合も、着払いのときとおなじく、保管期間までは保管されますがそれを過ぎるとヤマト運輸の取扱店から送り主に返送されます。
再発送や再々発送、発送業者からの連絡がある点もおなじですが、代引きの場合は発送元のショップかにも情報が行くので連絡がくるかと思います。
それでも受取らなかったり、連絡がないとキャンセル扱いとなり、発送元のショップに荷物が返送されます。
このような事態になった場合、ショップの中には「ブラックリスト」に載せ、次回からは注文を受けないように対策をすることもあるようです。
また、「送料の請求」をされることや、「偽計業務妨害」として警察に通報される可能性もあります。
このようなデメリットが発生してしまうため、代引きの荷物を受け取らずに放置するのはおすすめできません。
受け取り拒否でキャンセル料がかからないようにするためにも、何か問題あれば早めにヤマト運輸に連絡を入れることが大切です。
カードローンの検討もひとつの手
どうしてもお金が用意できないなら、「カードローン」を検討するのもひとつの手段です。
特に代引きの場合、受取れないとやっかいなことになる可能性がありますので、お金を用意してちゃんと荷物を受ける必要があります。
カードローンと聞くと、「金利が高く利息がスゴイことになるのでは?」とイメージがあるかもしれません。
たしかにカードローンの金利は高めです。
しかし、大手のカードローンに「無利息期間」がある会社も多いので、それを利用すれば利息無料で借り入れられます。
利息がつく場合でも、早めに返済すれば案外気にならないものです。
例えば、大手消費者金融の「プロミス」の場合、以下の条件で借り入れしたときの利息は438円です。
- 借入額 3万円
- 金利 年17.8%
- 借入期間 1か月
上記の場合ですと、利息はたったの438円しか発生しません。
このように少額の借入で借入期間も短いのであれば、金利が高いカードローンでも利息は少額ですみます。
ただし、カードローンを利用するためには審査に通る必要があります。銀行などの金融機関でカードローン審査を受けると約1週間、消費者金融だと早くて即日に借り入れができます。
どちらにせよ、カードローンを利用するためには事前に申し込み手続きが必要になることを覚えて起きましょう。
また、カードローンはたとえ短期間の利用であっても、お金を借り入れるローン商品です。
決められた返済日を守らずにお金を支払わないと、カードローンの滞納として扱われるので注意が必要です。
滞納した情報は個人信用情報に残る危険性があるので、他社のローンやクレジットカードの審査に落ちる原因にもなりかねません。
カードローンを利用するときは、返済があることを念頭に置いておきましょう。
カードローンは非常にたくさんの金融機関・貸金業者で取り扱われています。
今回は一部のカードローンを一覧にまとめたので、利用を考えている人は参考にしてください。
金融機関名・貸金業者名 | 適用金利 | 借り入れ可能額 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 年1.8%~14.6% | 10万円~500万円 |
三井住友銀行 | 年4.0%~14.5% | 最大800万円 |
アコム | 年3.0%~18.0% | 1万~800万円 |
プロミス | 年4.5%~17.8% | 1万~500万円 |
アイフル | 年3.0%~18.0% | 800万円以内 |
まとめ
着払いと代引きはことなるため、その対処方法も違ってきます。
荷物の送料を支払う「着払い」は、再配達や営業所留めによって、お金の用意できるときまで受取りを延長できます。
荷物の代金を支払う「代引き」の場合は、再配達の他にクレジットカード払いができることもあります。
どちらも、荷物の保管期限までは保管されますが、期限を過ぎると送り主に返送されるのは共通です。
そうなると、送り主に迷惑がかかりますし、送り主がショップの場合は「送料の請求」をされたり、「偽計業務妨害」として警察に通報されたりする可能性もでてきますので、受取らずに放置するのだけはやめましょう。