一人暮らしでお金が足りない!生活費が苦しい時の対処法
一人暮らしの人は、自分の努力次第で生活費を引き締めることができるはずです。
それなのに、生活費が足りない・・・。
これはあなたの普段の生活に、何か間違った部分があるからに他ありません。
生活費が足りない一人暮らしの人が、身に付けるべき習慣を紹介します!
習慣を身に付けるだけで、お金に困らない人生を歩めるようになるでしょう。
一人暮らしの人は、ぜひとも今日から実践して下さい。
記事の目次
生活が苦しい?20代の平均年収などは?
厚生労働省が公表している、「平成28年賃金構造基本統計調査 」によると、20代の男女の平均賃金(月額)は以下の表のようになっています。
年 齢 | 男 性 | 女 性 |
---|---|---|
20~24歳 | 209,100円 | 199,500円 |
25~29歳 | 245,800円 | 225,100円 |
毎月20万円の収入があれば、一人暮らしで楽しい生活を送れそうではありますが、少し気を抜くとあっという間になくなってしまうぐらいでの給料でもあります。
額面では20万円の給料も、税金や健康保険などが差し引かれると、実際に振り込まれる金額は16万円程度になってしまいますしね。
また、国土交通省がとりまとめた平成26年の資料によると、全国平均家賃は月額71,382円となっています。
ここから水道高熱費や通信費・食費も差し引かれますので、自由に使えるお金はかなり少なくなります。
さらに、万が一に備えて貯蓄のことも考えなければならないので、平均的な20代の収入では、一人暮らしの生活はどちらかと言えば苦しいものなのかもしれません。
一人暮らしで生活費が足りない時の対処法
一人暮らしで生活費が足りなくなってしまった場合には、どのような対処法が考えられるでしょうか。
貯金を切り崩す
誰でも多かれ少なかれ、今までに貯金をしてきているはずです。
「夢のために貯金をしている」「結婚した後の生活のために貯めている」など、お金を貯めている理由は人によってさまざまだと思います。
しかし、生活費が足りなくなってしまった場合には、将来のことよりもまず現状に対処することのほうが優先されるべきでしょう。
何とか生活を継続していけるレベルでかまわないので、貯金を切り崩して給料日までしのぎ切りたいですね。
オークションやフリーマーケットで不用品を売る
お金がない場合には、身近なものを売ってお金に換えるという選択肢もあります。
少し前までは、不用品を売る際の選択肢は、質屋やリサイクルショップなどが主流でしたが、最近ではインターネットオークションやフリマアプリなど、不用品を売るためのチャネルも増えてきています。
特にインターネットオークションやフリマアプリは、必要とする相手がいて条件面で合意さえできれば、どのようなものでも売れるのが大きな魅力ですね。
「えっこんなものが!?」というものがお金に換わる場合もあるので、断捨離もかねて不用品を売却してみるといいでしょう。
ただし、急ぎでお金が必要な場合には、取引相手にできるだけ早く入金してもらうことを促すのを、忘れないようにしてくださいね。
身近な人からお金を借りる
貯金もなければお金に換えられるような私物もないという場合には、身近な人を頼りましょう。
お金がなくて生活が苦しいという経験は、誰しもが通ってきた道ですから、真摯にお願いすれば、きっといくばくかのお金は貸してもらえるでしょう。
ただし、どれだけ親しい間柄の人であっても、お金に関わる問題は簡単に人間関係を壊してしまうような力を持っています。
お金を借りたら、できるだけ早く返済を行うようにして、人間関係にキズが付かないように心がけましょう。
キャッシングでお金を借りる
人間関係の悪化を恐れて身近な人にお金を貸してほしいと頼めない、もしくは普段の金遣いの荒さが災いして誰もお金を貸してくれないという人もいるかもしれません。
そのような人は、キャッシングでお金を借りることを検討してみましょう。
銀行カードローンや消費者金融を利用すれば、簡単な手続きでお金を借りれますし、消費者金融であれば最短即日で融資を受けられます。
ただし、キャッシングを利用してお金を借りる場合は、返済時には利息を上乗せして返済しなければなりません。
返済期間が長引くほど、利息負担が重くのしかかってくることになるため、知人からお金を借りる場合と同様に、できるだけ早く返済することを心がけたいですね。
生活費を工面するための方法
一人暮らしをするとこれだけ費用がかさむため、どうしても一人暮らしをためらってしまうかたもいらっしゃるかもしれません。
そんなかたのために、数十万円のお金を準備するためにできることを、これから紹介していきます。
方法 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
生活福祉資金貸付制度 | 最大40万円 | 返済義務あり(10年) |
クラウドソーシング | 仕事による | 他の方法と掛け合わせて稼ぐのに向いている |
チャットレディ | 一晩で2万円 | 週2、3でやれば2ヶ月で稼げる |
治験 | 4日で10万円 | 3回参加すれば引っ越しの費用は稼げる |
日雇いバイト | 1日で1~2万 | 週1でバイトすれば半年で稼げる |
①:生活福祉資金貸付制度
国が行っている支援の一つに、生活福祉資金貸付という制度があります。
わかりやすく言うと、社会的弱者を救済するために、国がお金を貸してあげる制度です。
生活保護とは異なり、あくまでそのお金は借りているものなので、返済の義務があります。
この制度は大きく4つの資金に分かれており、ここでは総合支援資金というものに着目します。
総合支援資金の中にもいくつか種類があり、そのうちの「住宅入居費」というものが引っ越しの際に使える資金です。
敷金、礼金など引っ越しの初期費用として必要なものは、住宅入居費を資金として利用できます。
ちなみに、引っ越しで必要な経費は「一時生活再建費」(総合支援資金の一つ)から賄われることになります。
住宅入居費の申し込み
申し込みは、自分の住んでいる地域の社会福祉協議会(社協)か、自立相談支援機関にて行います。
申し込みの際には、連帯保証人が必要になります(保証人がいなくても融資は受けられますが利息が発生します)。
そこで必要書類を提出すると、貸付を行っても大丈夫かどうかに関する審査が行われます。
生活困窮者を救済するための制度なので、所得が一定額以上ある場合は、この制度は利用できません。
審査を通過すれば、申し込みから約1ヶ月後にはお金が振り込まれます。
貸付額と返済期間
貸し付けてもらえる金額は、最大で40万円です。
連帯保証人がいる場合は無利子で借りられるので、返済時には借りた金額だけ返済すればOKです。
連帯保証人がいない場合でも、年利1.5%とかなり低金利で貸してもらえます。
また、この制度には、据置期間という返済しなくてもいい期間があります(もちろんその期間に返済しても構いません)。
住宅入居費では6ヶ月間の据置期間が設けられており、その後10年以内に返済すれば問題ありません。
②:在宅ワーク
普段忙しいというかたは、在宅でできる仕事で稼ぐことをおすすめします。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、サイト上で募集がかかっている案件に応募し、ネットで仕事のやり取り・納品・報酬の受け取りまで行うというものです。
代表的なサービスには、クラウドワークスやランサーズなどがあります。
バイトのように、決まった時間拘束されるような感じではなく、家にいながら、スキマ時間を活用して働けるようになっています。
代表的な案件
- ホームページのデザイン【1万~50万円】
- 記事の執筆【1文字あたり1~5円】
- 結婚式の動画撮影やスライドショー制作【1万~5万円】
- 覚えやすいゴロのフリーダイヤルを考える【3万円】
チャットレディ【女性限定】
女性限定ですが、チャットレディというサイトで働くという選択肢もあります。
これは、男性のお客さんとネットを介してテレビ電話をすると報酬が発生する、というものです。
顔出しNGというかたは、テレビ電話ではなくチャットでのやり取りも可能です。
カメラ通話だと時給4,000円以上、チャットでも時給3,000円以上です。
一晩男性のかたと会話するだけで、2万円程度稼げるような場合もあります。
③:治験
治験は、新しい薬を承認するために人での効き目や副作用を確認するための臨床試験で、厚生労働省が定めた基準に基づいて行われます。
事前に無料の会員登録(V-NET、生活向上WEB)を行い、治験モニターに応募、説明会に参加した後、健康診断に合格すると治験に参加できます。
ほとんどの治験は、健康な人か生活習慣に問題がある人(喫煙や肥満)が対象です。
入院中の生活は、採血や検査がある他はほとんど自由時間で、読書や勉強で時間を潰せます。
そのかわり、病院の外に出ることはほとんどできません。
徹夜や飲酒、喫煙も禁止されているので、かなり健康的な生活を送ることになります。
そのような環境下で一定期間治験に協力してもらった、という名目で負担軽減費という報酬がもらえます。
- 通院タイプ・・・8,000円~12,000円(1日あたり)
- 入院タイプ・・・15,000円~20,000円(1日あたり)
治験の最終日に現金手渡しでもらうか、銀行口座に振り込んでもらいます。
また、交通費も別途支給されます。
④:日払いバイト
日払いのバイトだと、日給1万円~2万円のものが多いです。
単価が高い日雇いバイトだと、週に1回ほど時間を見つけてバイトをすれば、半年ぐらいで引越し費用を稼げるでしょう。
イベントスタッフ
イベントスタッフとは、コンサートや握手会などのイベントであったり、マラソンや試合などの運営をサポートするスタッフのことです。
大きく分けて3つの仕事があり、このうちのどれかをやることになります。
- 接客・・・お客さんを席まで案内したりグッズ販売のレジ打ちを行う
- 個人作業・・・チラシにパンフレットを挟み込む
- 協力作業・・・警備や会場設営、撤去など
基本的に当日割り振られますが、男性は会場設営などの力仕事、女性は物販の仕事が担当になりやすいです。
倉庫内作業
主に単純作業で、荷物の仕分けや梱包、検品などです。
ほとんど人と話すことはないので、接客が苦手というかたにはオススメです。
ただし、基本的にはずっと立ちっぱなしで肉体労働が中心となるため、筋肉痛になるかたもいます。
場所によっては重い荷物の運び込みもあるので、体力的にしんどい場合もあります。
販売
たとえば、スーパーでレジ打ちをしたり、携帯ショップで接客をしたりといった仕事があります。
大体のバイト先にはマニュアルがあるので、先輩から教わりながらすぐに慣れてくるようです。
時給1,300円~1,700円と高時給な案件が多いので、短期で稼ぎたい人にはオススメです。
ただし、携帯ショップの場合は、料金プランや操作方法・キャンペーンなどについてよく理解しておく必要があり、勉強することもたくさんあります。
一人暮らしでお金が貯まらない!生活費の見直しかた
一人暮らしでお金が貯まらない理由には、お金の使い方に問題があるケースが多々あります。
節約をしたいけど、どこからどのように手を付けていいか分からないという人のために、生活費の見直しかたについて説明していきましょう。
コンビニに行かない
コンビニでは、ほとんどの商品が定価で売られています。
もちろん、一部の商品はお買い得価格になってはいるものの、やはり決して安いとは言えない価格で売られていますよね。
また、コンビニでは、商品のレイアウトやキャッチコピー・照明の明るさなど、お客さんが思わずこまごまと買ってしまうようなさまざまな工夫が凝らされています。
そのため、特に買おうと思っていなかったモノでも、いつの間にか手にとって、買い物かごに入れてしまうことになります。
しかも、一部の店舗を除けば、ほとんどのコンビニはスペースが狭いですよね。
スペースが狭い分、短時間でたくさんの商品が目に入ってしまうことも、つい余計なものを買ってしまう理由の1つと言えるでしょう。
つまり、コンビニに入ることは、「優秀なスタッフたちが商品を買わせるためにありとあらゆる罠をしかけたスペースに自分から入り込むこと」でもあるのです。
そのような罠に自ら飛び込むことは、意志の弱い人にとっては危険極まりない行為です。
生活費がついつい足りなくなってしまう人は、できるだけコンビニに足を踏み入れないようにしてくださいね。
ドラッグストアは1週間に1回だけ
最近のドラッグストアは、取り扱う商品の種類が増えましたよね。
医薬品や化粧品だけでなく、生活消耗品やお菓子・雑貨など、スーパーとほとんど変わらないような品ぞろえの店舗もたくさんあります。
そのため、「お風呂用の洗剤を買おう」と思ってドラッグストアに入ったのに、いつの間にか、お菓子や化粧品などまで買い物かごに入れてしまっていたという経験をお持ちのかたも、多いのではないでしょうか。
しかも、基本的にドラッグストアでは、商品価格が低く設定されています。
家に充分にストックがあるはずでも、「わ、このコンディショナーお買い得!2つほど買っておこう」「洗濯用洗剤も安い!家にまだあるけど、とりあえず買っておこう」と、ついつい購買意欲が出てしまうのです。
しかし、いくら安いものでも不要なものを買うことは、賢い行為ではありません。
はっきりと言えば、それは単なる無駄遣いなのです。
コンビニと同様、ドラッグストアも、「販売のプロたちがお客さんに商品を買わせるためにありとあらゆる罠をしかけた場所」ですので、意志の弱い人は気軽に入らないようにしてください。
とはいえ、日常消耗品を買う必要は出てきますので、どうしても必要なものがあるときだけ、週に1回を超えないように行くようにしてください。
次の記事でも浪費をしない習慣について説明していますので、ぜひ参考にしてください。
飲み会・食事会の全参加は止める
飲み会や食事会に参加することは、社会生活を円滑に行っていくためには必要なことです。
とはいえ、必要だからといって、すべての飲み会や食事会に参加していると、お金がいくらあっても足りません。
本当に参加することに意味がある集まりなのかをしっかりと見極め、「あの人、付き合い悪いよね」と言われない程度に、厳選して参加するようにしましょう。
一人暮らしの人は、家族と暮らしている人よりも基本的な生活費が割高になってしまうのですから、交際費を少し引き締めておかないと生活が成り立たなくなることも多いのです。
甘い誘惑に引きずり込まれないように、意志を強く持って「NO」と言える人間になりましょう。
連休中、最低1日はアルバイトをする
連休の度に泊まりがけの旅行に行くなら、かなりの高収入でないとお金が貯まるはずはありません。
お金がない人、しかも、生活費すら足りない人は、世の中が「連休だ!」と浮かれていようが、連休中に少なくとも1日はお金を稼ぐようにしてください。
当然ですが、多くの人たちは、連休中はどこかにレジャーに出かけたり、買い物をしたりすることになります。
つまり、「遊びたいと思う人が多い」ということは「働きたいと思う人が少ない」ということになりますから、アルバイトをしようと思うなら、仕事はいくらでもある状態(売り手市場)なのです!
アルバイト情報のサイトを見てみましょう。
連休中だけのスタッフを募集する案件がたくさんありませんか?
ぜひ、次の連休から、アルバイトを入れてみてくださいね。
また、広義で言えば、土日も連休の1つです。
土曜も日曜も遊ぶのではなく、1日はアルバイトに専念してみてはいかがでしょうか。
なお、社会人の場合、職場でアルバイトを禁じられていることもありますよね。
短期OKな仕事やサラリーマンもOKな副業もないことはないので、そういった仕事を厳選して行うようにするといいでしょう。
通信費を削減して生活費を見直す
家用のインターネット通信と固定電話、個人用のスマートフォンを使っていると、一人暮らしでも通信費が毎月1~2万円ほどかかってしまいます。
次のポイントを押さえて、通信費のコストダウンを目指しましょう。
固定電話は解約するもしくは光電話に変更
固定電話、本当に必要ですか?
「1年に1回も使用しない・・・」なんていう人も多いのではないでしょうか。
1回も使用しなくても、NTTで契約しているなら基本料金が月に約2,000円、年間20,000円ほどかかってしまいます。
思い切ってこの際、解約してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、実家に電話をするとき等、1ヶ月に数回は使用する人もいるでしょう。
そのような人は、インターネット接続業者が実施している「光電話サービス」を利用してみてはいかがでしょうか。
ほとんどの光回線業者では、1ヶ月の基本料金が500円で光電話サービスを提供しています。
ナンバーポータビリティ(電話番号を変えずにそのまま使用できるシステム)可能な光電話も多いですので、気楽に変更できますよ。
しかも、通話料もNTTよりも低く(1分~3分当たり8円が相場)設定されていますので、たくさん利用する人ならなおさらお得を実感できるはずです。
スマートフォンを格安SIMで使用する
格安SIMというと、「電話はできないんでしょ?」といまだに信じている人が多くいますが、そうではありません。
通話OKの格安SIMもありますし、通話不可の格安SIMでも、LINE通話やSkypeなどを利用すれば通話はできます。
昔はメールで連絡を取り合うことが多かったですので、メールアドレスを見れば、「ドコモを使っているのね」「auみたい」ということが分かってしまいました。
しかし、最近はLINEなどのチャットアプリで連絡を取りますので、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアを使用していなくても肩身の狭い思いをすることはありません。
1ヶ月2,000円以内で利用できるSIMもありますので、「スマホ代が高いなあ」と感じている人はぜひ乗り換えてみましょう。
インターネット回線を解約する
本当に家にインターネット回線が必要ですか?
自宅で仕事をしている人にとっては必需品ですが、そうではない人なら、自宅のインターネット回線を解約して、モバイル型のWi-Fi機器などに変更するのはいかがでしょうか。
モバイル型のWi-Fi機器なら自宅はもちろん外出中でも利用できますので、家庭用のインターネット回線とスマートフォンの契約をモバイル型のWi-Fi機器1台にまとめることも可能ですよ。
家賃の見直しをするより実家に帰る
家賃が高い場合は家賃が低いアパートに引っ越せば良い・・・とは言えません。
確かに家賃は固定費になりますので、家賃を低く抑えられれば年間トータルの支出をかなり削減できます。
ですが、ちょっと考えてみてください。
現在の家賃10万円のマンションが高いからといって家賃8万円のアパートに引っ越したとしても、年間で節約できる額は24万円に過ぎません。
しかしながら、アパートに引っ越すためには「引っ越し代」や「不動産仲介料」、「礼金」、「敷金」等が必要になりますので、少なくとも家賃×5ヶ月分の出費が必要になります。
つまり、年間24万円の節約をするために、最低でも40万円の出費が増えてしまうのです。
これでは生活費の節約には繋がりにくいですよね。
現在、高額家賃で苦労している人には、住居費を節約するための次の3つの方法をオススメします。
- 少なくとも現在の家賃よりも半額以下のところに引っ越す
- 収入を増やす
- 実家に帰る
家賃を半額以下にしてしまうと、家のクオリティが著しく下がるであろうことは想像に難くないでしょうから、なかなか受け入れがたいという人も多いかもしれません。
また、収入を増やすと言っても、それがどれだけ難しいことかは、日々働いているかたであれば身に染みて分かっていることでしょう。
そのため、上述した3つの方法の中では、「実家に帰る」という方法がもっともオススメとなります。
家賃以外にも、生活に必要なお金もまるまる節約できることになるので、ぜひ検討してみてくださいね。
水道光熱費を節約する
水道代や電気代、ガス代を節約することで、生活費を減らしていきましょう。
オススメの方法をいくつか紹介します。
- 携帯電話とのセット割が適用される電気会社・ガス会社に乗り換える
- 床暖房の使用を控える(電気カーペット、こたつのほうが使用電気量が少ないことが多い)
- シャワー中はこまめに水を止める
- 冷蔵庫の中にモノを詰めすぎない(3分の1~2分の1だけモノを入れることがオススメ)
どれもこれも、光熱費等を節約する方法としてよく言われていることなので、真新しさはあまりないかもしれません。
しかし、よく耳にするということは、それだけ効果が確かであることの裏返しでもあるのです。
一気にまとめて実践しようと思うとしんどいかもしれませんので、やりやすいものから1つずつ行うようにしていくといいでしょう。
奨学金を繰り上げ返済する
日本学生支援機構(JASSO)によりますと、今や大学生や院生等の高等教育を受ける学生の2.6人に1人は、奨学金を利用しています。
もちろん、金融業者から借りる一般的なローンよりは低金利に設定されていますが、それでも有利子の場合は日々利息が発生しています。
なるべく早めに繰り上げ返済をして、少しでも利息を減らすようにしましょう。
日本学生支援機構では、インターネット経由で繰り上げ返済を申し込めますので、こまめに繰り上げ返済を実施し、1日でも早く完済するようにしてくださいね。
ローンをまとめる
複数の金融業者からキャッシングをしている人は、割高な金利のローンがないか、今一度見直してみてください。
特に学生のときに利用した学生ローンが残っている人は、社会人になったら他のローンに乗り換えることがオススメです。
学生ローンは収入が少ない人用のローンですので、その分、金利が高く設定されており、決してお得なローンとは言えません。
ですが、社会人になって収入が増えた今なら、もっと低金利のローンに契約できるかもしれませんよね。
ローンを乗り換えたりまとめたりする利点については、次の記事でも詳しく説明しています。
普段からできる一人暮らしの生活費節約法
普段の生活の中で、ちょっとしたことを意識するだけで、生活費をかなり節約できる場合があります。
具体的な方法を、いくつか挙げていきましょう。
入浴せずにシャワーで水道代・ガス代を節約
水道光熱費の節約に関しては上でも少し触れましたが、毎日使うものなので、少しでも節約できればその効果は積もり積もっていくことになります。
特に「お湯」の利用は、水道とガスの両方を利用することになるので、見直すことで節約しやすいポイントとなるでしょう。
我々の普段の生活の中で、もっともお湯を使う場面はおそらく「お風呂」です。
浴槽にお湯を張れば、かなりの量の水を利用することになりますし、それをお湯にするだけのガス代も馬鹿にならないでしょう。
そこで、入浴をシャワーに変えることによって、水道代・ガス代を節約するという方法が考えられます。
冬場など寒いときは、湯船に浸かりたいと思うことも多いと思いますので、まずは夏場を中心に実行してみてください。
エアコンのつけっぱなしをやめる
電化製品を利用すれば、当然電気代がかかることになりますが、夏場・冬場のエアコンはかなり電気代がかかります。
酷暑・極寒を和らげて快適に過ごすためには、エアコンの利用は致し方ないことではあるのですが、一日中ずっとつけっぱなしにするのをやめるだけでも、電気代をある程度節約できます。
夏場なら、明け方と夕方はエアコンを付けずに扇風機で過ごす、冬場なら日の高いお昼間は重ね着で乗り切るなど、自分なりにエアコンに頼らずに生活していく方法を考えてみましょう。
ただし、特に夏場の酷暑は、我慢しすぎると命にかかわる危険性もありますので、無理のない範囲で行うようにしてくださいね。
飲み物を買わず自分で作る
コーヒーや紅茶をよく飲むという人は多いと思いますが、そのコーヒー・紅茶を、コンビニ等のペットボトルなどで買うのか、自分で作るのかでは、食費がかなり変わってきます。
確かに、コンビニやスーパーで売られているものを買って飲むのは楽であることは間違いありませんが、節約のためには多少の手間を惜しんではならないことも多いのです。
インスタントのものを購入してきて、自分でお湯を入れて作るようにすることで、飲み物代はかなり節約できると思いますよ。
ご飯は自炊して節約する
コーヒーや紅茶を買ってくるか自分で作るか、という部分につながる話ではありますが、食事を自炊するかどうかでも、食費に大きな違いが生まれてきます。
「自炊したほうが節約できるのは分かっているけど面倒で…」と思っている人は多いと思いますので、外食を減らして自炊を行うためのコツを紹介していきましょう。
おかずやご飯は冷凍保存で小分けに使う
毎日仕事が終わって帰宅してから、ご飯を炊いておかずを作って…というのはなかなかしんどいという人も多いでしょう。
そんな人は、休日などにご飯をまとめて炊いて、おかずも2~3種類を大量に作って、冷凍保存しておくことをオススメします。
冷凍保存したものを小分けにして消費していけば、毎日自炊せずとも、自宅でご飯が食べれますよね。
ご飯をまとめて作ることは、食材をまとめて買うことにもなりますので、食材費を抑える効果も期待できます。
スーパーでは、少量を購入するよりもまとめて購入したほうがお得な値段設定になっていることが多いですからね。
毎回いろいろな料理を試してみることで、楽しみながら自炊できるようになるのではないでしょうか。
バイトは賄い付きが節約になる
外食を抑えて食費を節約するための方法は、何も自炊をするだけに限りません。
バイトをしている人であれば、賄い付きのバイト先を選ぶことで、結果的に外食を抑えて食費を節約する結果につながります。
食事を賄いですます機会を増やすために、バイトのシフトをたくさん入れるようにすれば、結果的に収入も増えますから、お金が足りない状況も改善しやすくなるはずです。
これからバイトを始めようと思っている人は、賄いがあるかどうかをバイト先選びの1つの基準としてみるのもいいでしょう。
節約できたらコツコツ貯蓄しよう
節約しても、浮いたお金を何か別のことに使ってしまっていては、節約の意味がまったくありませんよね。
節約したお金は、コツコツ貯蓄していくことが重要です。
口座振替型・財形型の貯蓄を始める
「一人暮らしなのに生活費が足りない」と言っている人の多くは、お金があったらあるだけ使ってしまう性格だと言えるでしょう。
そのような人ができるもっとも効果的な節約方法は、「使えるお金を少なくすること」です。
つまり、強制的に口座や勤務先からお金を徴収し、貯蓄に回してしまえば良いのです。
積立型の定期預金を契約し、給料を振り込んでもらうメイン口座から毎月一定額を貯めるようにしましょう。
また、勤務先で財形貯蓄に申し込むのも良いですね。
次の記事でも貯蓄方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしの生活費やりくりまとめ
家族がいる場合は極端な生活の引き締めは難しくなりますが、一人暮らしなら自分さえ我慢すれば良いわけですので、体力と気力が持つ限り極端な節約・引き締めも可能です。
紹介させていただいた方法を実践して、「生活費が足りない生活」から「貯金ができる生活」へとレベルアップしていきましょう。