お小遣いが足りない!?高校生だってお金に対する悩みは切実!
高校生だってそれなりにお金がかかります。
でも、親からはお小遣いももらえず、校則ではバイトも禁止されているなど、切実な悩みを持つ高校生は少なくありません。
実際、高校生は何にお金を使っているのでしょう?
そして、どのようにやりくりしているのでしょう?
お金が足りない高校生の苦悩
高校生のお金事情をのぞいてみると、実は高校生の世界も格差社会です。
たっぷりお小遣いをもらっている子もいれば、少ししかもらえない子、まったくもらえない子と、同じ高校生でもずいぶん差があります。
とはいえ、高校生にもなれば、それなりに友達づきあいもあり、彼氏や彼女ができたりもして、まったくお金を使わない生活というのは難しいのが現実です。
高校生なのですから、お小遣いが足りないならアルバイトをすればいいのですが、校則で禁止している学校も多く、大学受験を控えている場合には、勉強も部活もアルバイトも・・・というのはなかなか難しいようです。
例えば、ある女子高生は月2000円のお小遣いに、洋服代や交通費・おやつなどのお金がすべて含まれていて、学校はバイト禁止なので、自分で稼ぐこともできません。
仲良しグループの友達は、放課後ファミレスに寄ったりおしゃれしたりしているけれど、自分だけできず、だんだん友達との会話の中にも入れなくなってとても悲しいと訴えています。
高校生のお金の使い道を教えて!
では、高校生は実際どのようなことにお金を使っているのでしょうか?
学校帰りに、仲良しグループのお友達とファーストフード店などでおしゃべりをしている光景をよく見かけませんか?
実際、高校生のお金の使い道として最も多いのが友達との飲食代なのだそうです。
次の日、それこそ話題について行けなくなるのが悲しくて、お金がなくても無理してつき合おうとする高校生もいます。
そのときどきで、カラオケやボーリングに出かけて盛り上がることもありますし、友達や彼氏彼女へのお誕生日プレゼントを買うこともあります。
そんな特別なことじゃなくても、ちょっとしたお菓子やジュースだって日々の生活の中で買います。
大人から見たら無駄遣いにしか見えないものだったとしても、高校生にとっては友達とのコミュニケーション手段として重要なものもあります。
高校生のお小遣いの相場は?
そもそも、そんな高校生のお小遣いの相場というのはいったいいくらくらいなのでしょう?
2015年度に金融中央広報委員会によって行われた「子どものくらしとお金に関する調査」によると、80.9%の高校生がお小遣いをもらっていて、その平均額は、月5,114円という結果が出ています。
しかしながら、この調査結果を見ると、約2割の高校生は、お小遣いをもらっていないということもわかりますね。
お小遣いをもらっていない高校生でも、アルバイトできるのであれば生活出来ますが、アルバイト禁止の高校に通っている場合は大変です。
一方で、お小遣いはほとんどもらっていないけれど、勉強や部活が忙しく、お金を使う暇もないという高校生がいるのも事実です。
高校生のお金が足りないときのやりくり
高校生からは、「お小遣いが足りない!」という声が多く聞こえてきますが、足りない場合に高校生はどうやってやりくりしているのでしょう?
節約してやりくり
高校生では、次のお小遣い日までがまんして、節約して乗り切るというケースが多いようです。
年の初めにもらったお年玉を貯金しておいて、お小遣いが足りないときにはそこから補充するというパターンもあります。
そもそも、お小遣いをもらっていないという高校生の中には、お年玉や祖父母からもらったお小遣いを貯めておき、それを少しずつ節約しながら使い、1年間過ごすそうです。
自分で稼いでやりくり
家庭によって考え方が違うものの、家のお手伝いをすることでお小遣いをもらえる場合は、足りない分はお手伝いで稼ぐことができます。
校則で禁止されていない子は、アルバイトをしている子が多いですが、校則で禁止されてはいるけれど、どうしようもないので学校に内緒でこっそりアルバイトしているという子もいますね。
こっそりアルバイトをする場合、飲食店やコンビニなどの接客業ですと、不特定多数の人が訪れるため、すぐにバレてしまいますので、倉庫内作業や工場などでのアルバイトや、ポイントサイトなどのネットを利用した方法がバレにくくてよいでしょう。
お小遣い管理アプリを使ってやりくり
そんな高校生の中には、お小遣い管理アプリを上手に使ってやりくりしている子もいます。
くまがかわいい「おこづかい帳~可愛く!!簡単!!おこづかい管理~」というアプリでは、くまが食べるケーキの量でおこづかいの残高を教えてくれたり、おこづかいを入力しておくと、1日に使っていい金額が表示されるようになっています。
アプリで楽しみながらお小遣いを管理できるというのはいいですよね。
ライフスタイルを見直してやりくり
高校生のお金の使い道として最も多かった、友達との飲食代ですが、やはり高校生も格差社会なので、お金をもっていない子にとっては、これはとても大変なことで、無理をしても、結局そう長くは続けられません。
自分は同じようにお金を使うことができないということを理解してくれている本当の友達なら、きっとお金をかけずに楽しもうとしてくれるはずですが、そうでないとしたら、遅かれ早かれ疎遠になっていくのではないでしょうか。
自分が無理しなくてもいい別の居場所を探す勇気も必要です。
勉強や部活に専念している高校生は、放課後お金を使う時間すらなく、ほとんどお金を使わないそうですよ。
そして、親の立場からすると、勉強や部活を一生懸命やっている姿を見ればお小遣いを補充してあげたくもなりますが、放課後ファーストフード店でおしゃべり三昧の子のお小遣いを補充してあげる気にはなかなかなれません。
根本からライフスタイルを見直すことでやりくりできる場合もあるのではないでしょうか。
まとめ
というわけで、今回は、「お金が足りない!」と悩む高校生の、お小遣いの相場やお金の使い道、そのやりくりについて見て来ました。
高校生も格差社会だということがよくわかりましたね。
高校生も大人と一緒で、友達とのおつき合いにお金がかかり、なかなか大変です。
それを楽しめているのであればまだしも、そうでないとしたら無理にお金がかかるおつき合いを続ける必要はありませんね。
自分のお金事情を受け入れ、高校生の自分にとって、今何が必要で何が必要でないのか、一度ゆっくり考えてみましょう。
そして、本当に必要だと思うことだけにお金を使いましょう。