FP飯村久美のマネーセンスアップ講座【9月】

こんにちは！ファイナンシャルプランナーの飯村久美です。

9月に入り朝晩ようやく涼しくなり、過ごしやすい季節になりますね。

秋といえば行楽シーズン。連休にどこかに出かける予定はありますか？

家族で出かけると交通費もかさみがちですが、そんな時は「1日フリー乗車券を利用してみてはいかがでしょうか。

交通費を気にせず、いろいろなスポットに出かけて１日を満喫することができますよ。

今回は、東京メトロと東京都交通局のお得な乗り方をご紹介します！

【 東京メトロ 】

近年はSuicaやPASMOなど交通系ICカードを利用して改札を通過する方が一般的ですが、以前は券売機で切符を買う方がメインでした。この券売機に「おトクなきっぷ」のボタンがあることをご存知ですか？ぜひチェックしてみてくださいね。

■東京メトロ24時間券

使い始めてから24時間乗り放題、時間内なら日付をまたいでも利用できる便利なきっぷ

《 運賃 》　　　大人600円／小児300円
《 前売り券 》　東京メトロの定期券うりばで購入し、発売日から6か月以内の1日につき利用開始から24時間に限り有効
《 当日券 》　　東京メトロの券売機で購入し、利用開始当日から24時間に限り有効
《 有効区間 》　銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線の9路線

※前売り券は、東京2020オリンピック・パラリンピックの大会エンブレム付きのデザインが期間限定（2019年7月24日～2020年9月6日）で販売されます。

■東京メトロ・都営地下鉄共通１日乗車券

東京メトロ9路線＋都営地下鉄4路線が1日乗り降り自由

《 運賃 》　　　大人900円／小児450円
《 前売り券 》　東京メトロの定期券うりば、または都営地下鉄の事務所で購入し、発売日から6か月間の1日に限り有効
《 当日券 》　　東京メトロ、または都営地下鉄の券売機で購入し、利用開始当日に限り有効
《 有効区間 》　東京メトロの銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線の9路線＋都営地下鉄の大江戸線、浅草線、三田線、新宿線の4路線

■私鉄の往復乗車券＋東京メトロ１日乗車券

私鉄の最寄り駅から東京メトロ１日乗車券がセットになって販売、往復きっぷやICカードを利用するよりリーズナブルに。

《 当日券 》　私鉄の券売機券売機で購入し、利用開始当日に限り有効
《 私鉄 》　　小田急東京メトロパス、東武東京メトロパス、東上東京メトロパス、東急東京メトロパス、東葉東京メトロパス、SR東京メトロパス、TX東京メトロパス、西武東京メトロパス

◇ケース
川越市在住のAさんは夫婦で1日東京めぐり、行き先は①川越～上野（東京都美術館）～②銀座（昼食）～③新宿（映画鑑賞、夕食）～④川越
正規運賃：①640×2　②170×2　③200×2　④630×2　合計3280円（1640×2）
東上東京メトロパス：1240×2＝合計2480円

【 東京都交通局 】

■都営まるごときっぷ（１日乗車券）

都営地下鉄、都バス、都電、日暮里・舎人ライナーに1日乗り放題

《 運賃 》　　　大人700円／小児350円
《 前売り券 》　都営地下鉄、都バス、都電の窓口、または都営地下鉄、都バス、都電、日暮里・舎人ライナーの定期券うりばで購入し、発売日から6か月間の1日に限り有効
《 当日券 》　　都営地下鉄の券売機、都バス、都電の車内、日暮里・舎人ライナーの券売機で購入し、利用日当日に限り有効

■都バス１日乗車券

都バスが1日何度でも乗り降り自由

《 運賃 》　　　大人500円／小児250円
《 前売り券 》　都バスの営業所、定期券うりばで購入し、発売日から6か月間の1日に限り有効
《 当日券 》　　都バスの車内、営業所、定期券うりばで購入し、利用日当日に限り有効

■ちかとく

さらに、上記の乗車券を提示することで360の施設や店舗で割引やプレゼントがもらえる「一挙両得
の特典があります！たとえば、上野の国立西洋美術館は観覧料が100円割引、ホテル椿山荘東京は7店舗で10％引、カレッタ汐留は29店舗で特典など他多数。

ちかとく１日乗車券特典ガイドブックは東京メトロ、都営地下鉄のラックにあるので、手にとってお出かけコースを考えましょう。

他には、「回数券を利用するのもオススメ。普通回数券（10枚分の運賃で11枚）、時差回数券（10枚分の運賃で12枚）、土・休日回数券（10枚分の運賃で14枚）の3種類あり、通常運賃より割安で利用できます。注意点は発売日から3ヶ月間有効のため、スケジュールを確認の上、計画的に行動してくださいね。

「東京は来年のオリンピックを控えて世界中の人々が注目しています。私たちは遠くの観光地ばかりに目を奪われがちですが、意外と知らない東京スポットがたくさんあるかもしれません。この機会に「おトクなきっぷ」を利用して、東京めぐりを満喫するのも楽しいかもしれませんね。