30歳でお金がない!焦る必要はありません!
30歳と言えば、仕事もプライベートも脂が乗り始めて人生が充実してくる時期ではないでしょうか。
ただそんな30歳という年齢において、貯金がサッパリない…というような人もいると思います。しかしだからと言って焦る必要はありません。
今回は、30歳でお金が無い人が今後どうしていけばいいかということに関して、詳しく説明していきます。貯金のことで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
記事の目次
30代のお金に関するデータまとめ
今回のテーマは「30歳」ですが、30歳に関連してまずは「30代」のお金に関するデータをいくつかまとめていきましょう。
30代の平均貯蓄額
まずは30代の平均貯蓄額に関してです。
こちらに関しては、求人サイトや各種民間団体などでも色々な調査を行っていますが、最も信頼できるのはやはり国による調査で得られたデータでしょう。
そこで、金融広報中央委員会という組織が2人以上の世帯を対象にして行ったデータを基にすると、30代の平均貯蓄額の割合は以下のようになります。
貯蓄額 | 割 合 |
---|---|
貯蓄無し | 31.0% |
100万円未満 | 6.3% |
100万円以上~200万円未満 | 8.6% |
200万円以上~300万円未満 | 5.5% |
300万円以上~400万円未満 | 4.9% |
400万円以上~500万円未満 | 6.8% |
500万円以上~700万円未満 | 9.6% |
700万円以上~1,000万円未満 | 7.0% |
1,000万円以上~1,500万円未満 | 3.6% |
1,500万円以上~2,000万円未満 | 1.8% |
2,000万円以上~3,000万円未満 | 1.0% |
3,000万円以上 | 1.3% |
ちなみにこのデータでは「貯蓄」について扱っているので、純粋なお金だけでなく株や債券などの金融資産もデータには含まれています。
こうしてデータを見てみると「何だ3割以上の人が貯蓄がないんじゃないか」と多少ホッとするかもしれませんね。
しかしこの「貯蓄」には、いわゆるたんす預金のような口座外で管理しているお金や、引き落としのための預金金額などは含まれていません。
そのため、実際には貯蓄が全くゼロであるという人はこのデータよりもかなり少なくなると見られています。
また、このデータは2人以上の世帯すなわち結婚している30代を対象にしたデータですので、独身の30代も対象に含めるとまた違ったデータとなるかもしれませんね。
30代の男女の平均年収
続いて、30代の平均年収に関して見ていきましょう。
今回は国税庁が実施している「民間給与の実態調査」のデータを基に、男女別および30代前半後半に分けたデータを以下に示します。
年齢層及び性別 | 平均年収 |
---|---|
30歳~34歳男性 | 446.2万円 |
35歳~39歳男性 | 502.1万円 |
30歳~34歳女性 | 301.1万円 |
35歳~39歳女性 | 292.5万円 |
女性が30代後半のほうが平均年収が下がっているのは、結婚・出産・産休・職場復帰といったような要素が絡んでいるからでしょう。
データからは総じて男高女低であることが分かりますが、これはみなさんが抱くイメージとそこまで大きく外れていないのではないでしょうか。
なぜ貯金がないのか
30代の人のお金事情について、純粋に貯金がゼロであるという人が少ないということは何となくお分かりいただけたと思います。ではなぜ自分には貯金がないのでしょうか。
単純に収入が少ない
考えられる最もシンプルな答えは、「収入が少ないから」です。先ほどのデータからも分かるように、男性であれば年齢を重ねたほうが平均年収は高くなります。
そのため、30歳になったばかりではまだそこまで多くの給料をもらっておらず、生活がカツカツで貯金をしている余裕などない、という人も多いでしょう。
この場合の解決策は基本的に「収入を増やす」ということしかありません。とは言え劇的に収入を増やす方法などあるはずもないので、節約しつつコツコツ地道に頑張っていくしかありませんね。
浪費癖がある
続いて考えられるのは、「浪費癖がある」という理由です。この理由でお金が無いという人は、どの年収帯にも存在します。
年間300万円稼いでいる人が250万円使ってしまうのと、年間800万円稼いでいる人が750万円使ってしまうのは理論上同じですからね。
あなたのまわりにも、「あいつけっこう稼いでるはずなのにいつも金ないって言ってるなぁ…」という人いませんか?お金は使っても使っても無限に湧いてくるものではありません。
自分のキャパシティギリギリまで浪費してしまえば、お金が無いという状態に行き着くのは至極当然のことです。
色々な投資のため手元にお金がない
最後は、色々と投資を行っているために常に手元にお金がないという場合です。
投資にも物的投資・人的投資と色々ありますが、「浪費」と「投資」の違いは使ったお金がどのような形にせよ自分に戻ってくるかどうかということです。
例えばクラブにいく場合でも日々の憂さ晴らしをするためだけにいくのであれば「浪費」ですが、そこで何かしらの新しい人間関係やコネクションを築こうと画策している場合は「投資」になり得ます。
お金の使い方というのは非常に難しいものではありますが、このタイプの人は「お金・貯金がない」ということをあまり気にはしていません。
自分が投下したお金は、まわりまわって自分のところに何倍にもなって帰ってくることを経験的に知っているからです。
そのため、これ以降の話ではこういったタイプの「お金がない」人は省いて、純粋に「お金が無くて困っている」人を中心に話を進めていきます。
既婚か未婚か、主生計者かどうか
そして、30歳がお金のことを考えていく上で重要なことは結婚しているかどうか、加えて結婚しているのであれば自分が主生計者かどうかということです。
先ほどのデータも既婚世帯のものだけでしたが、既婚と単身というのはそれだけお金に対する感覚が違うものなのです。
30歳ならまだまだ修正可能
ただし、結婚に関しても自分が主生計者かどうかということに関しても、30歳という年齢であればまだまだこれから修正が可能です。
既婚・未婚の立場を「修正」と表現するのはいささか気が引けるところではありますが、お金の問題を考える上で重要な要素の1つであることは間違いないので、あえて「修正」と言わせていただきます。
結婚をすれば貯金は2人分の足し算になりますし、結婚をする際にお互いが仕事を辞めないとしたら収入も純粋に2人分の足し算となります。
それに対して支出は1人のときよりは増えるものの、純粋に足し合わせたものよりは少なくなります。そのため、収支の面で大きな改善が見られる可能性が高いのです。
生活の変換を機に変わることも
また、結婚をすることで主生計者は自分ではなくなるかもしれません。
ただし、結婚をしても仕事を続けて収入がそのまま継続するのであれば、生活費は主に主生計者である相手の収入に頼りつつ、自分の収入を貯金にまわすことも可能です。
また結婚を機に、今まで浪費癖があった人でもパタッと浪費をやめるという例も多くあります。
収入が多いわりに浪費癖があるせいでお金が貯まらなかったというような人の場合は、これだけで一気にお金が貯まっていくことになりますね。
今までどれだけ周囲から注意されても止めなかった人が浪費をパタッとやめるのですから、結婚にはそれだけ人の意識を変えるような大きな力があるのでしょう。
30歳で貯金が無いことのリスクは?
ここまで、「30歳で貯金が無い=やばい、悪」のような言い方をしてきていますが、30歳で貯金が無いことはどのようなリスクを生むのかということを考えていきましょう。
日々の生活に蓄えが無いと不安
まず考えられるのは「貯金がない=日々の生活に蓄えが無い」ということですから、万が一のことが起きてしまった場合に対処できないということが考えられます。
事故にあって入院せざるを得なくなってしまった、仕事をクビになってしまいしばらく無収入になってしまった…そんな時にも貯金があればしばらくはやり過ごせますが、貯金が無いとすぐさま生活が行き詰ってしまうでしょう。
これは30歳という年齢に限らず、全ての人に当てはまることでもあります。
将来的に大きな出費が予想される
また、30歳と言えば近い将来に大きな出費が予想されうる年齢でもあります。
先ほど触れたように結婚も意識し始める年齢でしょうし、結婚をするとなれば出産やマイホーム購入といったことも自然と頭に浮かんできます。
しかしその際に貯金が心もとないと、それらのうちどれかもしくはすべてを諦めざるをえなくなってしまいかねません。先立つものがなければ、大事な決断で後悔してしまいかねませんよ。
老後の生活のリスク
また、将来的に仕事をリタイアした後は、主に貯金を切り崩しながら生活していくことになると思いますが、30歳で貯金がほぼないと退職時の貯金額にも不安が残ります。
老後と呼ばれる年齢にもなってくると、一度体にガタが来てしまえばなかなか快方に向かいづらくその間の医療費もどんどんかさんでいってしまいます。
貯金をしっかりしていれば、早めに手術を受けて設備の整った病院で安心して入院できると思いますが、貯金があまりなければそういった際にも満足のいく対応が受けられないかもしれません。
老後を安心して迎えるためには、お金を貯められるうちにしっかり貯めておくというのが非常に重要なのです。
世間的な信用
最後は、「お金が無い」ということで世間的な信用を得にくくなるもしくは失ってしまう可能性があるということです。
「世間一般の30歳であれば○○○万円ぐらいは貯金しているはずだ」という、いわば固定概念のようなものがありますから、それを満たしていない人は「何らかの問題があるんじゃないか」と考えられかねないのです。
もちろん各個人の貯金額のようなものはそうそう話題になるものではありませんが、いざバレてしまった時にはそういったリスクがあるということは念頭においておいたほうがいいでしょう。
30歳からお金を貯めていくコツ
では最後に、30歳からお金を貯めていくコツをいくつかまとめて紹介していきましょう。
とにかく「焦らない」こと
まずは、とにかく焦らないことです。
30歳という年齢は人生の折り返し地点にすら到達していない年齢ですから、これからの動き方・取り組み方・考え方次第で今までの状況を打破することは十二分に可能です。
「人より少しスタートが遅れた」くらいの感覚で、みんなに追いつくために多少の工夫や努力は必要かもしれませんが、焦る必要は全くありません。
貯金の目標・目的を決める
そして、いざ貯金をすることを決める際には「何のためにどれぐらいの」お金を貯めるのかということが重要になります。
ただ無我夢中にお金を貯め続けていくというのも悪くはありませんが、ゴールまでの道のりが分かっていたほうが計画が立てやすいですし、ゴールの目的が分かっていたほうがモチベーションが保ちやすいものです。
「老後に田舎に移住するために定年までに3,000万円貯める」「○年後までに子供が欲しいからそれまでに500万円貯める」など、目的・目標・時期などは人によってバラバラでしょうが、荒唐無稽な金額や時期でなければそれでかまいません。
そうして目標を決めてそこから逆算することで、貯金計画が立てやすくなります。
臨時収入はできる限り貯金に回す
サラリーマンとして働いていると、年に2回のボーナスの時期はたまらなく嬉しいものです。臨時収入であれを買おう、何を食べよう、どこに行こうと色々な妄想が膨らみますよね。
しかし貯金を行うという観点から考えると、ボーナス等の臨時収入はできれば丸々貯金にまわしたいところです。
日々の生活の中でコツコツと貯金していくのももちろん大事なのですが、ボーナスは金額が金額だけに貯金に与えるインパクトが段違いです。
ボーナスが入ることを当てにして毎月多少無理をしている場合は別ですが、ボーナスが無くても家計を維持できているのであればそのまま貯金用口座行きが理想です。
ただし日々仕事を頑張っている自分に、多少のご褒美があってもバチは当たらないと思いますが。
気の張りすぎは禁物、メリハリを
「人より貯金に対するスタートが遅い」という気持ちがあると、ついつい気持ちを張り詰めてしまいがちなものですが、ずっと気を張っているとどこかでその緊張の糸が切れてしまいます。
ほどよいタイミングで張り詰めた気持ちを和らげて、リラックスさせてあげることも必要です。
ボーナスが出たタイミングでパッと遊ぶのもよし、給料日後の土日には友人と飲み会をするもよし、あくまで家計の許す範囲内で自分なりにストレスを解消することも重要ですよ。
収入を増やす方法
ここまでは、今の収入を変えないでお金を増やす方法をご紹介してきました。
ただ、今の給料では生活するだけで余裕がないという人も少なくありません。
そんな時には、収入を増やす事も考えた方が良いですね。
収入が増えると、貯金する額も増やすことができますし、お金がないと不安に思う事も少なくなってきます。
ここでは、収入を増やす方法を見ていくこととします。
転職をする
今の仕事に少しでも疑問があるなら、思い切って条件の良い職場に転職するのも良いですね。
やりがいやプライドと言った事も重要になりますが、収入が低ければ将来に対する不安も大きな物となってしまいます。
やれることを整理して、自分に出来る仕事で条件の良いところを探す事は、恥ずかしい事ではありません。
その結果、自分に足りない所に気が付いて新しい能力や資格の取得を考える事も出来ます。
ただ、転職する場合にはじっくりと考えて行いましょう。
転職先が自分には合わなかったと言って、転職を繰り返しているとあなたの評価も下がることになりかねません。
副業をする
今の仕事には文句が無い場合には、新しく副業を始めてみる方法もあります。
終業後と土日休日などに行えるアルバイトなどを考えても良いですね。
アルバイトの様に時間給で働くのが嫌な場合には、ネットビジネスでアフィリエイトなどを行う方法もあります。
ただし、アフィリエイトなどのネットビジネスでは作業した時間が収入に反映されません。
短い時間で大きなお金を手にする事も有りますが、逆にいくら時間を費やしても収入が無い事もあります。
この辺りの事も踏まえて、自分に合った副業を選ぶと良いですね。
ただし、今働いている所の就業規則は良く調べておきましょう。
就業規則でアルバイトなどを禁止している所もありますので、アルバイトしていることが判明した時に解雇される危険性もあります。
収入を増やそうと始めた物で、結果的には収入を減らしてしまっては本末転倒と言えます。
以下の記事では、即日入金可能な在宅ワークを紹介しています。
株などの投資をする
少しでも余裕があるなら、株式投資や投資信託などを利用するのも良いですね。
決して元本を保証する様な物ではありませんが、予想をして買う時と売る時を決めて、差額を収入とすることができます。
予想する事は専門知識も要りますし、売る時や買う時にも手続きが必要ですので、投資経験がない人は、先ずは投資信託から始めるのも良いですね。
少し勉強をして、デイトレーダーとして活躍しても良いですね。
30歳でお金がない世間体
学生の間や社会人になりたての時には、お金がない事でどう思われているのかを気にする人は少ないですが、30代になってくると違ってきます。
結婚も考える様になってきますし、生活の質、世間体も気になってきます。
周りの人も、着る物や休日の過ごし方などからその人がどんな人なのかを判断する様になってきます。
ここでは、30代の男性でお金がない人はどう思われる事が多いのかを見ていきましょう。
計画性のない浪費家と思われている
働き始めてある程度の期間が経っていますので、計画性のある人だとある程度の貯金がある様になっています。
身に着ける物も落ち着いてきて、仕事上でも中堅社員として頼りにされてきます。
そういった中で、お金がなく貯蓄も無い場合には世間からは計画性も無く浪費していると受け止められる事が多い様です。
確かに、自分への投資として資格の取得の為にお金を使っていたり、自分磨きの為に体を鍛えたりしてる場合にはお金は無い状態かも知れません。
しかし、周りからはお金がない事で、浪費家と思われている可能性があります。
自分への投資としてお金を使っているのであれば、お金が無くてもしっかりと仕事の出来る男である事を見せる必要がありそうですね。
根っからの貧乏だと思われている
30代でお金が無いとなると、根っからの貧乏だと思われてしまう危険性があります。
お金がないので貧乏だと思われるだけであれば良いのですが、自分で貧乏だと思ってくるのはあまり良くありません。
気持ちが貧乏になってしまうと、その貧乏な状態から抜け出す事が難しくなってしまうからです。
ただ、勘違いしないでほしいのが、貧乏は決して恥ずかしい事ではないと言う事です。
なぜなら、将来に向けて少し無理をしてでも自分への投資をしている人の場合には、収入に対して支出の割合が大きくなりますので、どうしてもその時は貧乏になってしまうからです。
その投資が、将来必ず自分の力になってきますので、自信をもって良いと思います。
辛い老後の生活が待っていると思われている
少し気が早いと思う感じはありますが、どうしても30代になってお金が無いと言う事はお金を貯めることができないという事で、老後に必要な資金を用意できないと思われてしまいます。
その結果、辛い老後の生活が待っていると思われる事になってしまいます。
実際には、30代から真剣に貯金に取り組むとか、将来大きな収入を得られるような努力をしていれば何の問題もありません。
ここで問題なのは、何の計画もしてこなくてお金がない場合で、不安はあるけど何の対策もしない事です。
問題があると思ったら、これからの行動や計画を見直して、しっかりと対策するとこが必要です。
実際には、この段階でしっかりとした対策をとることができれば、充分老後資金を貯める事は可能です。
頼りないと思われている
30代になってもお金がない状態であると、計画性が無い、浪費家であるなどのイメージが強い事からいざという時に頼りないと思われてしまいます。
実際には、その人の行動であるとか立ち居振る舞いによって受けるイメージは変わってきますが、お金がないという事実だけを見れば仕方がない事かもしれません。
男性にとって、頼りないと思われるのは良いイメージとは言えません。
お金が無くても、計画的に将来を考えた行動をとっていれば、頼りなく思われる事はなくなってきます。
是非、お金が無いという事実が有っても頼りないと思われない様に計画的に自分をステップアップさせておきましょう。
他にも、お金のない人の特徴について、以下の記事でまとめてあります。
実際に考えられる問題
30代の男性がお金が無いとどう思われているかは分かりましたが、実際にどんな問題があるのでしょうか?
世間体が悪いのはあまり良くない事ですが、実害が無いのであればそんなに気にする事は無いですよね。
実際に考えられる問題としては、結婚に関する事と子供の教育費、住宅の購入費があります。
それぞれについて、見ていくこととしましょう。
結婚に関して
30代で結婚を考えている人も少ないくないと思います。
男性の場合で、お金が無くて困ることの一つに結婚の事があります。
まずは、結婚式にどの位のお金がかかるかですが、全国平均で約359.7万円となっています。
その他にも、結婚関係で必要とされるお金が308万円ほどになりますので、合計すると約667万円となります。
結婚式を挙げる場合には、ご主義や親の援助もありますのでここまでは掛かりませんが、安心して結婚が出来ると思うには、半分は揃えておきたいですね。
確かに、結婚するパートナーによっては結婚式は必要ないと言われる事もあるかもしれません。
ですが、その場合には結婚式にお金を使うのではなく、その後の生活の為にお金を取っておきましょうという事になります。
お金がない時の結婚については、以下の記事が参考になると思います。
子供の教育費
結婚して子供が生まれると、次に必要になってくるのが子供の教育費です。
日々の生活に関しては、毎月の給料で何とかなるとしても、子供が入学、卒業するたびにこまごまとした物が必要になってきます。
有名私立に入学するとなれば、必要なお金も多くなってきます。
一般的に、子供を幼稚園から大学卒業までには1,000万円必要とされていますが、これは全てを公立校で行った場合出すです。
全てを私立の学校に通った場合には、2,500万円以上必要となるようです。
全ての金額が30代で必要となるわけではないですが、出来るだけ多くのお金を用意しておくのが良いのは分かりますね。
用意できないと、教育の格差が生じてしまって、子供の将来にも暗い影を落とす事になりそうです。
以下の記事は専業主婦向けの記事ですが、その中で子供の教育費に関して詳しく述べられている箇所があります。
参考になると思いますので、是非ご覧ください。
住宅の購入
自分の持ち家を持つと言うのは、誰でも思う事ですよね。
立地条件や間取り等々になって、住宅を手に入れる為の費用は変わってきますが、購入費用の一割から二割程度の頭金を用意しておくことが必要です。
確かに頭金を用意していなくても住宅ローンは組めますが、その場合には月々の支払いの金額が多くなってしまいます。
月々の支払が多くなってしまうと、生活に余裕がなくなってしまう事になりますので、出来れば住宅を購入する前には、ある程度のお金が必要となりますね。
30歳から貯金を増やす方法
お金がないと世間体があまり良くない事と、実際に考えられる問題は分かりました。
計画を立てて将来の自分をより良くするのは良い事ですが、出来ればそのうえで貯金を増やしておくと良いですね。
今迄は貯金する所まで考えられなかったとしても、これからは少しでも貯金を増やす様に心がけましょう。
ここでは、比較的簡単に行える貯金の増やし方をご紹介します。
少しずつでも良いですので、取り組むようにして下さい。
強制的に貯金する様にする
自分への投資でお金が必要な場合には、なかなか貯金をする所まで手が回らない事になります。
ですが、少額であればなんとかなる場合がほとんどです。
その何とかする方法として、強制的に貯金をする事があります。
強制的にというと辛そうに思えるかもしれないですが、実際には難しいはことではありません。
金融機関で自動積立定期預金の申し込みをするだけです。
これは、指定した日に指定した金額を積み立て預金するというサービスです。
金融機関にもよりますが、1000円から申込みできる所もありますので積極的に利用すると良いですね。
気が付いた時には、多くの金を貯金している事になります。
つもり貯金を習慣付ける
この方法は、日常の中で出来るだけ貯金額を増やす方法となります。
劇的にその額をあげることはできませんが、着実に貯金額を増やす事は出来ます。
やり方は簡単で、貯金箱を用意して節約できたお金を入れて行くと言う方法です。
例えば、コーヒーを飲みたい時に、缶コーヒーを買うのではなくインスタントコーヒーで我慢した場合に、その差額を入れるのです。
缶コーヒーが120円なら、インスタントコーヒーは約20円となりますので、つもり預金で100円を貯金箱に入れる事になります。
無駄使いを減らす
貯金が出来る金額を増やす手軽な方法として、無駄使いを減らす事が挙げられます。
例えば、水道光熱費を例に挙げると、使っていない部屋の電灯をこまめに消すとか、使っていない電化製品の待機電力を使わない様にするとかですね。
水道の無駄使いを減らすために節水コマをつかうとか、食費に関しても無駄な食材を買わないとかすると良いですね。
気を付けてみると、無駄使いをしている事を見つけることができます。
投資をする
今迄は使うお金を節約する方法でしたが、貯金する金額を多くするもう一つの方法として収入を増やす事が有ります。
投資と聞くとリスクがあると考えてしまいますが、投資する商品としてリスクが少ない物もあります。
また、使う金額も少額から始めることができる物もありますので、リスクが少なく使用する金額も少額なものから始めると良いですね。
初心者から始められて、比較的リスクも少ない物として投資信託などがあります。
投資に関して少し勉強する必要もありますが、お金がお金を産んでくれる一面もありますので積極的に利用するのも良いですね。
簡単な副業をする
収入を増やすものとして、簡単な副業を始めるのも良いですね。
例えば、終業時間以降や休日に出来るアルバイトを見つけるなどです。
アルバイトの中でも高額な時給を貰えるものとしては、家庭教師や塾講師などがあります。
その他にも体力的に自信があるなら、工事現場の作業員という選択肢もあります。
副業をする場合には、会社の就業規則を必ずチェックして、副業が認められている場合だけ行うようにしましょう。
副業を禁止している会社もありますので注意してください。
家でできる簡単な副業に関しては、以下の記事でまとめてありますので、参考にしてみてください。
貯金を増やす以外にしておくこと
30代の男性として、お金を貯める事も大切ですが、それだけでは望む将来を手に入れられなこともあります。
そのために、貯金を増やす事と同時にしておかなければならない事が有ります。
ライフプランを立てておく
計画的に望んだ将来を手にするために必要な事として、これからのライフプランを計画しておくことがあります。
ライフプランを考える時には、出来るだけ将来が鮮明にイメージできる様に細かな部分まで設定していきましょう。
出来れば、ライフプランを書いたものを毎日目にする様にして、達成できた姿をイメージすると良いですよ。
強くイメージ出来れば、その為にやるべき事も分かってきますし、モチベーションも高く保つことができます。
健康に気を付けておく
貯金を増やすことも必要ですが、万が一働けなくなっては元も子もありません。
そのために、働き続ける事ができる様に健康には気を付けておきましょう。
健康でいることができれば、長く働く事も出来ますし、病気にかかることも予防できますので医療費などの節約にもなります。
急な出費に対する対応策
いくら節約をして貯金を増やしていたとしても、どうしても避けられない急な出費が必要になることもあります。
ここで注意したいのが、必要になった時に今までためたお金を使わない様にする事です。
一旦貯金を崩してしまうと、あっという間に貯金したお金を無くす結果になる可能性があります。
そのためにも、急な出費に対応できる手段を用意しておくと良いですね。
安定した収入がある場合には、カードローン等を用意しておくのも一つの手になります。
将来に対する投資も忘れずに
貯金をし始めると、将来に対する投資を控えてしまう事になる可能性もあります。
ですが、男性として将来の自分をより良いものにするための投資は忘れないようにしましょう。
経済的に苦しい事もありますが、将来の自分に投資した金額は何倍にもなって自分に帰ってきます。
その事を忘れない様に、しっかりとした計画を立てておくことも必要です。
30代は結果がすべて!
30代が現実的にお金を稼ぐには、現実的な目標を立てて、ひとつひとつ結果を出していくことが大切です。
もし結果が出なかったらどうしますか?
結果が出ないのには、必ず原因があります。
なぜ結果につながらなかったのか、しっかり原因分析をしてください。
原因さえわかれば、原因に応じた対策を講じることができます。
例えば、給料の高い会社に転職してもっとお金を稼ぎたいと思ったけれど、全く転職先がみつからないといった場合に、どんな原因が考えられるでしょうか?
まず、探し方がよくないという原因が考えられます。
ネットの求人情報媒体から検索しているだけだとしたら、そうではなく、もっと確実な人材紹介会社を利用するなど、現実的な対策を講じる必要があります。
そして、対策すべきことがわかったら即行動です。
ただ思っているだけでは結果は得られません。
また、ぼんやりとした目標や非現実的な目標で結果を出すこともまた、難しいでしょう。
前述の転職の例ですと、人材紹介会社を利用し、1か月以内に1社は必ず面接に行くなど、現実的な目標を数字で設定し、担当者と条件やスケジュールなど具体的な話を詰め、どんどん行動に移していくことが大切です。
結果はどうであれプロセスそのものが大切だといえるのは20代までで、30代ではそんな余裕はありません。
30代は現実的に行動し、結果を出していかなければならない年代です。
30代は継続する力を身につける!
30代で現実的にお金を稼ぐポイントは、コツコツ継続する力を確実に身につけることです。
30代になってそろそろお気づきの方も多いかもしれませんが、お金を稼ぐことだけでなく、何をするにしても、結局は、コツコツと継続して努力した人しか、成功していませんよね。
30代で、しっかり継続する力を身につける必要があります。
すぐに結果が出ないとか、失敗をするたびにあきらめてしまっていたらきりがなく、30代の間にやるべきことが何もできなくなってしまいます。
結果が出ないときや失敗してしまったときは、前述のとおり、原因を分析・対策・即行動です!
結果を出せるまで、これを繰り返し継続することで、目標達成できるわけです。
30代は3Dを封印して前向きに!
ネガティブワードの3Dをご存知でしょうか?
「でも」「だって」「どうせ」の3ワードのことをいいます。
口癖のように何度もこれらの3Dが出てしまう人を見かけますが、30代でお金を稼ぐと決めたら、3Dは潔く封印してください。
30代には、そんなネガティブワードを連発している暇はありません。
ケース別!30代がお金を稼ぐコツ
お金を稼ぐために、30代でやるべきことをご紹介しましたが、今度は、ケース別に落とし込んで見ていきましょう。
ケース1:30代シングルマザーの就活
30代のシングルマザーが、お金を稼ぐ手段として、子供との時間も大切にしながら正社員として定時で上がれる事務の仕事に就きたいと、就職活動をしているものの、惨敗中というケース。
こちらの女性は、もともとコミュニケーション能力が高く、営業スキルも持ち合わせています。
しかし、事務スキルについては、目下資格取得のため勉強中で、特別なスキルはありません。
そのうえ、30代の事務職の求人は少ないのが現状です。
このケースでは、就職活動惨敗の原因は、まず本人の希望職種とスキルのミスマッチだと考えられます。
営業スキルを持っているのなら営業職での就職活動の方が現実的ですし、高収入が望めます。
ただ、営業職となると残業も多くなり、子供との時間が充分に取れなくなるかもしれないという点が懸念されることから、本人は事務職を希望しています。
これについてできる対策としては、まず親のサポートを受けることができないか相談してみるということがひとつあります。
また、子育てしながら女性が営業職で働きやすい会社を探せるよう、人材紹介会社や派遣会社を活用するといった対策をとることもできます。
冷静に原因分析することで、視点を変えて現実的な対策を講じることができ、より多くのお金を稼ぐことが可能となります。
ケース2:30代貯金ゼロの一人暮らし
30代になるのに、一人暮らしで貯金ゼロという方は、意外に少なくありません。
派遣社員として働いていて収入が少なく、なおかつ1か月の収支もきちんと把握できていないため、お給料日前にはほとんどお金が残っていないというケースを見てみましょう。
このケースでは、お金を稼ぎたいと思っているのに、収入が少ない派遣社員の仕事のみで生計を立てていて、なおかつ家計を管理できていないところに、30代になるのに一人暮らしで貯金ゼロという状況になった原因があります。
このケースでできる対策としては、まずは1か月の収支を把握して家計をしっかり管理することです。
1か月の収支を把握出来たら、最初はほんの少しでもいいので貯金目標の設定をし、コツコツ継続して目標達成を目指します。
そして、まずは今の仕事をしっかりやりながら副業でお金を稼ぐという対策をとって収入を増やす努力をするのが有効でしょう。
対策を講じ行動することで、少しずつ目標を達成しながら、副業を本業にできるくらい突き詰めていくなり、転職をめざすなり、次のステップへ進むことが可能です。
ケース3:30代からのアフィリエイト
副業でお金を稼ぐ手段として、アフィリエイトという方法があります。
アフィリエイトは、いつでもだれでもすぐに始めることができます。
もちろん、30代からアフィリエイトを始めたっていいのです。
ただ、アフィリエイトはすぐに結果を出すのが難しいものでもあります。
30代からアフィリエイトでお金を稼ぐと決めたら、とにかく現実的な目標設定をして、コツコツと継続し、ひとつひとつ目標達成していくしかありません。
- 記事作成数(3ヶ月以内作成する記事数の目標設定)
- アクセス数(半年後のアクセス数の目標設定)
- 売上目標(1年後の売上目標設定)
これらの目標を数字で具体的に決めて、達成のために行動します。
そして、達成が見込めないときは、その原因を分析し対策し、即行動します。
どうして記事作成数の目標を達成できないのか、原因を考えてみたところ、夜は疲れて寝てしまい記事作成できない日が続いたのだとします。
だとすれば、夜はすぐに寝るようにし、朝早く起きて記事作成するという対策を講じることができます。
これなら即日行動することができますよね。
まとめ
以上、30歳でお金が無い人が今後どうしていけばいいかということに関しての説明でした。
周囲が順調に貯金を行っている中で自分だけ貯金が無いと、多少ヤバいなという気持ちを持ってしまうことは仕方がないことです。
しかし30歳の時点でそのことに気づけたことを幸せだと思って、少し遅いながらも自分なりのスタートを切ればリカバリーは全然可能です。
30歳からの貯金生活、頑張って継続していってくださいね。