馬でも分かる!お金に困ったときは「お金がない馬」

お金が足りないから電車賃が払えない!~お金がないと乗れない?~

この記事を読まれている方の中にも、「お金がなくて電車に乗れない…」という経験をされた方はいらっしゃると思います。

財布を落としたとか、お金を使い過ぎたとか…、お金がない理由は様々だと思いますが、今回はそんな「お金がなくて電車に乗れない」というキーワードをテーマに、その対処法”や、気をつけたいペナルティーに至るまで、役に立つ情報をお届けしたいと思います。

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お金がなくて切符を買えない!?

まず最初に、「そもそもお金がなくて電車に乗れない…という事態に陥る理由はなんなのか…」、少し考えてみましょう。

財布をなくした

意外によくあるのが、このケースですね。

移動中に財布をなくしてしまい、いざ電車に乗ろうとしたらお金がない事に気付いた…。

しかもそれが夜中に1人だとしたら…。

財布ごと無くした…という事になれば、カード類も本人を証明する身分証明書も、全てない訳ですから、本当に途方に暮れてしまいます。

乗り過ごして終着駅

なんとかギリギリの所持金で電車に乗ったものの、疲れて寝込んでしまい、起きたら自宅とはかけ離れた終着駅に到着…。

こういうケースもよく聞く話です。

そこから自宅がある所まで戻るお金もありませんし、そもそも最初からお金を持っていないとなると、タクシーで帰ったり現地で泊まったりする事もできません。

切符をなくして所持金ゼロ

JRなどの規則では、基本的に切符をなくした場合については、降車駅で切符を購入して改札を出ないといけないという事になっています。

昔は切符をなくした事を伝えると、そのまま改札を通してくれた駅員さんも多かったようですが、最近では厳格にルールが適用されるケースが多いようです。

したがって、切符をなくしてさらに現金もない…となると、基本的には改札を出れない、という事になります。(この場合の対処方法については、後ほどご紹介します)

ちなみに、JRでは元々持っていた切符が後から出てきた場合、重複して支払った切符代は、もちろん返還してくれるルールになっています。

注意したい!不正乗車のペナルティー

以上の通り、お金がなくて電車に乗れないケースは多々あるようですが、自分がそのような事態になったとしたら、どんな行動に出るでしょうか…?

「お金をなんとかして用意する」「近くに居る人に頼んでみる」など、様々な対処方法が頭に浮かびますが、ふと頭をよぎるのは「このままキセル乗車してしまえば、なんとかなるのでは…?」という邪念です。

誰もが一度は衝動に駆られる、この「キセル乗車」ですが、もし本当にやってしまったとしたら、どんなペナルティーが科せられるのでしょうか?

どんな罰則がある?適用される法律は?

キセルと言っても様々なやり方があるようですが、昔からよくあるケースとしては、入場券で乗車して定期券で自動改札を通らずに降車する、という方法です。

また、先ほどの例でも挙げましたが、予定していた区間を越えて乗り過ごし、そのまま新たに切符を買わずに、そのまま折り返しの電車に乗った場合も、立派なキセル乗車となります。

では、キセル乗車が発覚した場合には、どのような法律と罰則が適用されるのでしょうか?

詐欺罪に問われる事もある

キセルの方法は多岐にわたる為、一概に判断できない事もあるようですが、「駅員を騙して乗車する」という事になる為、詐欺罪が適用されるケースがあります。

刑法246条には、「1項 人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。2項 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする」という取り決めがありますから、“少しくらいはいいだろう…”と軽い気持ちでやってしまったことが、立派な罪として検挙されるケースもあるようです。

JRの旅客営業規則

さらに、電鉄会社によっても、キセル乗車への対応が異なってきます。

乗車券の無札及び不正使用の旅客に対する旅客運賃・増運賃の収受

第264条
旅客が、次の各号の1に該当する場合は、当該旅客の乗車駅からの区間に対する普通旅客運賃と、その2倍に相当する額の増運賃とをあわせ収受する。

※JR東日本公式サイト:旅客営業規則より引用

このようにJRの場合では、キセル乗車をした場合には、その乗車運賃の3倍の料金が徴収されると決められています。

いずれの場合であれ、数百円の運賃を騙して乗車しただけで、人生を棒に振る可能性もある…という事になりますね。

◆JR東日本公式サイト:「旅客営業規則」

海外のキセル事情

キセル乗車は日本だけではないようで、海外でもキセル乗車には厳しい罰則が設けられています。

例えば、パリで正規のチケットを買わずに電車に乗った場合、パリの市内交通では50ユーロ(約6200円)、ロンドンでは80ポンド(約1万1300円)の罰金が徴収されます。

また、ドイツでは改札がなく、ついついキセル乗車してしまう例があるようですが、そのような不届き物をチェックする為に「コントロール」と呼ばれる監視員が配置されています。

ちなみに、もしコントロールに捕まえられた場合には40ユーロ(約5,000円)の罰金が徴収されます。

着駅でお金がない時の対処法

この、誰にでも起こりうる「お金がなくて電車に乗れない…」という事態…。

もし自分がそのような事態になってしまったとしたら、どんな対処方法があるのでしょうか?

いくつかご紹介していきましょう。

クレジットカードを使う

新幹線のチケットや回数券などを、クレジットカードで購入した経験はお持ちだと思いますが、実は数百円の切符購入の際でも、駅の切符販売機でクレジットカードが使える、という事をご存知でしたか?

普段利用している券売機をよくチェックしてみてください。

“クレジットカード”と書かれた表記や、暗証番号を入力するテンキーなどがあれば、その機械ではクレジットカードが使えます。

万一現金がなかったとしても、カードさえ持っておけば、なんとかなるという事ですね。

家族に頼む

現金もない、クレジットカードもない…という場合には、終着駅などで家族に電話をして、現金を持ってきてもらう方法もあります。

この後、「後日清算の方法」などもご紹介しますが、何度も足を運ぶ必要が出てきますので、やはりその場で現金を払って処理してしまう方法が一番です。

後日清算

電鉄会社では、お金がなくて改札を出れない…などという事態に対処する為、“後日清算”という方法を用意してくれています。

お金がない場合には、改札口で事情を説明し、身分証明書を見せて書類に必要事項を記入すれば、当日お金がなくても降車させてもらえます。

もちろん後日きちんとお金を返さないと、キセルをした事と同じになりますから、返し忘れた…という事にならないよう、充分注意しましょう。

詳しくは各電鉄会社によっても対応が異なりますので、駅員さんに相談してみる事をお勧めします。

交番で借りる

「どうしてもお金がない時は、交番に行けばお金を貸してもらえる」という話を聞かれたことはないでしょうか?

一説では、「警察官が親切でお金を貸してくれているのでは?」という話もあるようですが、実はこの制度は、警察で緊急対策の為に使われる「正規の制度」なのです。

正式には「公衆接遇弁償費」といって、主に財布を盗まれたり、紛失したりして、お金がない人の為に、警察が無利子で少額のお金を貸してくれる制度の事を指します。

ちなみに、このお金はあくまで「融資」されるものですので、後で必ず返済する必要がある事も覚えておきましょう。

◆警察署公式サイト:「公衆接遇弁償費の取り扱いについて」

ダメ元で車内に知り合いを探す

ただし、タイミングによってはどれだけ連絡してみても知り合いの誰も捕まらないということもあり得ます。

休日や夜遅くだと特にその傾向は高くなりますね。

そのような場合は、ダメ元で車内に誰か顔見知り程度でもいいから知り合いがいないかどうかを探してみましょう。

自分の地元に帰る電車であれば、誰かしら知り合いが乗っている可能性は低くはなさそうです。

もし運よく知り合いを発見することができたら、自分が置かれている状況を説明したうえで、運賃分のお金を貸してくれないかとお願いしてみましょう。

もしかしたら、あなたの状況をかわいそうに思ってお金を貸してくれるかもしれません。

ただし、お金を借りられるかどうかはあなたとその人の関係性にもよりますし、相手の人間性にもよりますので、知り合いを見つけられたとしてもその人からお金を借りられない可能性も十二分にあります。

そのような場合は、とにかく誰か知り合いが捕まるまで連絡をし続けるしかないのかもしれません。

駅の窓口

駅の窓口の人に事情を説明すれば、降車駅までの電車賃に限り貸してくれる場合があるようです。

ただし身分証を提示する必要がありますし、財布を落とした・忘れたといったようなワケありの人に限られたうえで、必ず借りられるというわけでもありません。

「駅の窓口で借りられる可能性もある」程度にとらえておくのがいいでしょう。

お金が足りないトラブルを避ける為には

先ほどの項目では、お金がなくて電車に乗れないなどの“緊急事態”の対処方法についてご紹介しました。

そのような対処方法を覚えておく事も重要ですが、そもそも“お金がなくてどうしようもない…”という事態に陥らないように、普段から準備をしておく事も大切です。

ここからは、そんな“事前の心構え”について、いくつかの方法をご紹介していきます。

クレジット機能付きのICカード

最近では電鉄各社のICカードを利用する方が増えてきていますが、ICカードには「事前に現金をチャージする」ものと、「クレジット機能付き」のもの、2種類があります。

前者の現金チャージタイプの場合、チャージ金額もなくなり現金もないとなると、どうしようもありませんが、クレジットカード機能が付いている場合などは、所持金がなくてもクレジットカードから自動的にチャージする事が可能です。

このカードを持っておけば、いざという時財布にお金がなかったとしても、なんとかなります。

手帳にいつも1,000円

次の方法は、手帳や名刺入れなどに、緊急用の1,000円札をいつも入れておくという方法です。

そうしておくと、いざという時に財布にお金がなくても、緊急用のお金があればなんとかなります。

ただ、普段目にするような所に現金を保管していると、ついつい使ってしまい、意味を成さない事もあり得ますので、できれば鞄のポケットや手帳の奥まったポケットなどに、紙幣をしまいこんでおく事をおすすめします。

いざという時にカードローン

上記で紹介した方法の他に、緊急時の為にカードローンを一つ契約しておくという方法もあります。

同じ緊急時にお金を用意する方法として、クレジットカードのキャッシングをする方法もありますが、カードローンによってはクレジットカードのキャッシングの金利よりも、低い金利でお金を借りることも可能です。

ただ、普段からカードローンでレジャー費などの費用を借りていると、いざという時に「限度額いっぱいで借りれない」という事態になる事もあり得ます。

やはりカードローンは計画的に利用する事をおすすめします。

カードローンとは

お金が無くても電車に乗れる?

まずは、お金が無くても電車に乗れるのかどうかということについて説明していきましょう。

結論から申し上げておくと、特殊な手段を用いる必要はありますがお金が無くても電車に乗ることは可能です。

以下でその方法を説明していきましょう。

便宜乗車を利用する

まず1つは、「便宜乗車」を利用するという方法です。

便宜乗車とは、電車代の支払いを電車に乗った本人ではなく、別の人が支払うことを可能にしてくれるシステムのことです。

この方法は駅員さんにお願いすることで利用することができますが、その前に下準備を行っておく必要があります。

それは、友人知人や家族にいったん電車代を立て替えてほしい旨を伝えつつ、自分が降車する駅まで迎えに来てもらう約束を取り付けることです。

無事約束を取り付けることができたら、駅員さんにその旨を伝えて便宜乗車をお願いしましょう。

色々と必要事項の確認をされた後に「業務連絡書」という書類をもらえますので、その書類を持って電車に乗り降車駅の駅員さんにその書類を見せれば、事情を理解してくれます。

その後、迎えに来てもらった人に一時的にお金を支払ってもらえばOKです。

非常に珍しく、めったに利用しているところを見かけない方法ですが、この方法を利用すればお金が無くても電車に乗ることが可能です。

乗車証明書を利用する

そしてもう1つが、乗車証明書を利用するという方法です。

乗車証明書を利用する場合でも、便宜乗車を行う場合と同じく乗車駅で運賃を支払うことなく電車に乗ることができますが、降車駅で料金を支払う必要があるのは便宜乗車の場合と変わりません。

そのため、乗車証明書を利用する場合でもあらかじめ友人・知人や親に話を付けておく必要があります。

便宜乗車と乗車証明書は、手続きが異なるだけで基本的に同じ様な方法であるということができるでしょう。

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電車以外の移動手段を利用する

どうしても電車を利用できないようであれば、他の移動手段を利用することも検討してみましょう。

タクシーで着払いをお願いする

まず1つ目はタクシーを利用するという方法です。

タクシーは乗車時でなく降車時にお金を払うシステムなので、お金がなくても乗車することは可能です。

ただし、いざ降りる時に「お金が無いのでちょっと家から取ってきます」と後出しで言うのは、非常に不誠実です。

「手持ちのお金がないのですが家にはあるので、降りて家から財布を持ってきてから支払うことは可能でしょうか?」と乗車前に確認して、運転手さんから了解をもらってから乗るようにしましょう。

また、タクシーの中にはクレジットカード払いが可能なものもあります。

現金はないけどクレジットカードならあるという場合には、そういったタクシーを利用するのも1つの手ですね。

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車で同じ方面に帰る人にお願いする

仕事帰り等で、自分の家と同じ方面に車で帰る人がいるのであれば、その人にお願いして車に同乗させてもらうことも検討してみましょう。

先ほど同僚にお金を借りる方法を紹介しましたが、お金の貸し借りは渋る人でも車に乗せて帰るのであればOKという人は意外とたくさんいます。

その人の普段の帰宅ルートに沿って帰り、自分に一番適したところで降ろしてもらうのがいいですが、相手が心優しい人であれば自分の家まで送ってもらえるかもしれません。

車に同乗させてもらった場合は、きちんとお礼を言ったうえで後日何か感謝の気持ちを示す品を渡したり、ご飯を奢ってあげたりといったようなところまでするのが望ましいと言えるでしょう。

根性で歩いて帰る

ここまで紹介したどの方法も全て利用できない!となれば、残された手段はもはや自力で歩いて帰るほかありません。

電車で数駅程度の距離であれば、2~3時間程度歩けばきっとたどり着けるはずです。

それ以上の距離になれば…頑張ってくださいとしか言いようがありませんが。

もしくは、全ての距離を歩く必要はないかもしれません。

既に紹介した方法との合わせ技で、3駅歩いた先に友人が住んでいてその友人が家まで来てくれればお金を貸せると言っているのであれば、とりあえずそこまで歩いていくというような方法も可能です。

ただし天候や疲労状況など、歩くのにはあまり望ましくない状況もあるので、できれば歩く以外の選択肢を選びたいところですね。

乗り越し料金の支払拒否は犯罪!

乗り越し料金を支払わないと「不正乗車」となります。

不正乗車は「犯罪」です。

最悪の場合、「軽犯罪法違反」で警察に逮捕・起訴され、裁判にまで発展するケースもあります。

実際に警察に検挙され、刑事罰を受けてしまった人もいます。

また、「鉄道営業法第18条および鉄道運輸規程第19条」により、鉄道事業者は不正乗車をした人に対し、不正乗車をした運賃とその2倍以内の増運賃(合計で3倍以内)を請求することが認められています。

このように「たかが乗り越し料金を支払わなかったくらいで・・・」と甘くみていると、警察のお世話になったり、鉄道会社から倍額の運賃を請求されたりする可能性がありますので、不正乗車を決して甘くみてはいけません。

まとめ

今回は、誰にでもあり得る「お金がなくて電車に乗れない…」というテーマで、その原因や対処方法に至るまで、いくつかの情報をご紹介しました。

たとえ軽い気持ちであったとしてもキセル乗車などは詐欺罪に問われる事もある、重大な罪である事もご理解いただけたと思います。

いざという時電車に乗れずに家に帰れない…という事にならないように、是非今回ご紹介した内容・対処法などを覚えておかれる事をおすすめします。

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