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初めて資産運用する場合の3つのポイント

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決定

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

老後資金2,000万円問題により、改めて資産運用への関心が高まっています。皆さんの中にも、初めて資産運用を検討してみようかなと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで、初めて資産運用を検討する場合はもちろんのこと、既に資産運用を行っている方も基本がずれていないかどうかを確認していただくために、「初めて資産運用する場合の3つのポイント」について解説したいと思います。

この3つをぶれないように考えていくことで、資産運用での迷いをできる限り減らすことにつながります。

また、自身を持って資産運用に望むこともできることでしょう。一体その3つとはどのようなことでしょうか?

ご自身の中で運用資金がどの程度あるのかを決める

まず一つ目のポイントは、運用できるお金がどの程度あるのか、また今後どの程度を運用資金としてみなしていくのかを決めることです。

初めての方は、いくらぐらいから投資すればよいのか?と疑問にもたれることでしょう。これは、どの程度余裕資金があるのかでも話が変わってきます。

そこで、まずは必要資金・緊急資金と余裕資金にお金を区分けしましょう。

必要資金とは、例えば今後明らかに1~2年の間に利用するお金です。お子さまの教育費など明らかにすぐにでも利用する可能性のあるお金に関しては資産運用へ回してはいけません。

また、万が一失業した場合や病気・ケガで働けなくなった場合に備えて、3~6ヵ月分の生活費を現預金で持っておきましょう。

自営業の方は特に公的な保障が少ないため6ヵ月ほどの生活費に相当する分は運用にまわさず現預金で持っておかれた方がよいでしょう。

これらの資金を別にして、余ったお金が余裕資金であり、この余裕資金のうちどの程度を運用に回していくかを検討していきます。

20代など時間のある若い方は積極的に余裕資金の80%などを運用に回してもかまいません。

ご自身の考え方(保守的か積極的かの度合い)にあわせて、運用資金を決めていきましょう。この他、毎月の貯金の20%は投資に回すなども決めていくと運用へのやる気も増します。

何にどのぐらい投資するかを決めていく

運用できる資金がどのぐらいかを決めたら、次に何にどのぐらい投資していくかその配分を決めていきます。

例えば、「増やす」に重きをおいて運用を行う場合、株式や投資信託などの比率を高めに検討していきます。

一方、安定重視でコツコツの方は、債券や定期預金などやや増やすといった観点で資産配分をどうするかで決めていきます。この際に、日本国内だけへの投資にするのか、海外への投資も検討するのかも考えます。

海外投資を行う場合には、為替の影響も受けますので、儲かるときは大きく儲かりますが、損する場合は大きく損する可能性もあります。

ただ、世界経済はなんやかんやで成長しているのも事実です。世界では人口増、日本では人口減ですから、世界への投資も検討していくべきです。

また、一度にまとめて運用していくのか、毎月5万円など時間を分けて運用していくのかも決めていきます。地域や金融商品をわけるほか、投資する期間も分散させ、できる限り大きな資産変動を生じさせないよう(大きな損失を発生させないよう)心がけていくのです。

こうした配分、分散方法をどう決めるかによって、資産運用の成果は大きく変わっていきます。

そのため、ご自身の考え方をぶれないようにするためにも、最初に決め、その方針に沿って運用を行っていきます。

年に1~2回、見直しを行うこと

そして3つめのポイントとしては、年に1~2回、見直しを行うことです。なぜ見直しを行うかといえば、運用状況によっては株式での利益が大きくなり資産配分のうち株式の比率が高くなりすぎるといった場合があるからです。

この場合には、利益を確定し、当初決めた比率に戻していきます(他の資産を購入し配分を元に戻す)。これを「リバランス」といいます。

こうすることで、当初の考え方からぶれずにコツコツ運用していく流れができあがります。

資産運用で一番悩むのが「ご自身のそのときの気持ち」です。この気持ちに左右され、本来決めた運用方針がずれることがあります。

ずれてもよいならよいですが、中長期的な運用では心のブレが失敗につながるケースが多いのです。そのため、機械的に処理できるよう、年に1~2回見直しを行っていきましょう。

以上の3点が資産運用における基本中の基本であると同時に、資産運用を既に行っている方も含めて忘れてはならない初心なのです。

どうしても利益が出ているときほど気持ちも高ぶり、さらに儲けられるのでは?と幻想を抱きやってはならない方向へ進んでいきます。

そこで振り返っていただきたい。この3点ではないことをやっていないかどうかを。

忘れた頃に振り返り、ブレが生じないように心がけてくださいね。基本を守ることが一番大切なことなのです。

ファイナンシャルプランナー
伊藤 亮太

伊藤亮太FP事務所代表。 スキラージャパン株式会社取締役 CFP(R)。

慶應大学大学院商学研究科修了後、証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。

現在、資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師、大手前大学現代社会学部非常勤講師。

2019年発売の監修本として『ゼロからはじめる! お金のしくみ見るだけノート』(宝島社)がある。

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