パスタはお金がないときの味方!
本来は、健康面を重視した食事をしていかなくてはなりません。
ですが、金欠時にはそんな理想論は言っていられません。
そんなときに役立つ食材が「パスタ」です。
パスタはなぜお金がないときに役立つのかを解説し、給料日までの残り1週間の夕食を、1人1,000円未満の予算で乗り切るレシピを紹介します。
パスタが経済的と言える3つの理由
お金がないときにはパスタです。
なぜおすすめなのか、パスタの経済性に着目して探っていきましょう。
1.一食分が安い
主食の種類 | 必要グラム数 | 1食当たりの値段 |
---|---|---|
パスタ | 80~120グラム | 16~24円 |
お米 | 65~108グラム | 26~43円 |
食パン | 100~133グラム | 27~36円 |
※パスタ(スパゲティ、乾麺)の1食分は80~120グラムです。
輸入物なら500グラム100円ほどで売っていますので、1食当たり16円~24円になります。
一方、お米の一膳分は約65グラム(ご飯にすると150グラム)です。
安いブレンド米なら5キログラムで2,000円ほどですので、1食当たり26円になります。
ただし、パスタなら、おかずがなくとも満足できますが、ご飯はおかずがないとちょっと厳しいですよね。
おかずがないとするとチャーハンや炊き込みご飯などの味付けご飯として食べることになりますが、この場合、1人前は108グラム(ご飯に換算すると250グラム)になりますので、ブレンド米でも1食当たり43円ほどになってしまいます。
食パンと比べるといかがでしょうか。
朝の急いでいるときなら6枚切り1枚で十分かもしれませんが、おかずのない夕食としてパンを食べるとなると1枚半~2枚(100~133グラム)は必要になります。
百円均一のお店で売っているパンでも、1食当たり27円~36円の出費になるのです。
1食分で計算すると、パスタがもっとも経済的だと言えるでしょう。
2.カロリー効率が良い
主食の種類 | 100グラム当たりのカロリー数 | 1,500kcalを摂取するための値段 |
---|---|---|
パスタ | 378kcal | 79円 |
お米 | 356kcal | 168円 |
食パン | 264kcal | 99円 |
お腹は膨れたとしてもカロリーが足りていないなら、ふらふらしてしまい、勉強にも仕事にも集中できませんよね。
必要なカロリー量(基準を1,500キロカロリーとします)を摂取するためにいくら必要なのか比較してみましょう。
100グラム当たりのカロリー数で比較してみると、パスタがもっともカロリー数が高いことが分かります。
1,500kcalを摂取するためには、パスタなら397グラム、お米なら421グラム、食パンなら368グラムを食べなくてはいけません。
値段にするならば、それぞれ79円、168円、99円となりますので、やはりパスタがもっとも経済的だと言えるのです。
3.その他の経済的な利点
その他にも、パスタはお米やパンと比べると経済的だと言える多くのポイントがあります。
調理時間が短い
ご飯を焚くのと比べると、パスタは短時間で茹であがります。
調理時間が短く、光熱費をかけずに食べられるという利点があるのです。
軽い
お米は重いですので、宅配を利用している人も多いでしょう。
ですが、パスタは軽いので、送料をかける必要がありません。
まとめ買いが出来る
また、乾麺として購入するなら日持ちがしますので、買い置きできるということもポイントです。
食パンはどんなに安くても消費期限がわずか数日ですので、お得にまとめ買いすることはできませんよね。
お金がないときの1週間パスタレシピ
家にある調味料だけで飽きない味付け、しかも調理方法が簡単!
三拍子そろったパスタレシピを1週間分ご紹介いたします!
購入する材料は次の7品だけです。
- パスタ1キログラム(1食当たり80~150グラムで各自調整して下さい)
- ベーコン100グラム
- 玉ねぎ1個
- しめじ2パック
- ピーマン1袋
- 卵2個
- 牛乳少々
高級品を選ばなければ、1,000円もあれば充分に購入できますよね?
パスタ以外の節約メニューに挑戦したい人は、次の記事もぜひチェックしてみてください。
月曜日:ナポリタン
週の初めは基本のナポリタンです。
尚、いずれのレシピも、好みの硬さでゆでたパスタを使用します。
パスタの量は各自で適当に決めて下さい。
尚、パスタは茹で時間を守り、塩を少々加えて茹でましょう。
- フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、ニンニク1片(もしくはチューブ2センチ)を弱火で炒める。
- 香りが強くなってきたら、くし切りにした玉ねぎ4分の1と適当な大きさに切ったベーコン30グラムを加えてさらに炒める。塩コショウ少々。
- 茹であがったパスタとバター大さじ1もフライパンに投入し、さらに数分炒める。
- ケチャップ適量としょうゆ少々を加え、さらに2分ほど炒める。
火曜日:しめじの和風パスタ
- しめじ(半パック)の根元を切り、小房に分ける。
- フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、しめじを炒める。
- しめじに火が通ったら、ゆでたパスタを投入する。
- 塩コショウ少々と醤油、すりおろしたショウガ(チューブなら1センチほど)を加えて2分ほど炒める。
- 醤油の代わりに塩昆布を入れても美味しい。
水曜日:あっさりカルボナーラ
- 小さいボウルに卵1個と牛乳50mlを入れ、しっかりと混ぜておく。
- フライパンにバター大さじ1を入れ、ベーコン30グラムと粗みじんにした玉ねぎ4分の1個分を炒める。ベーコンがカリッとするまで炒める。
- 茹であがったパスタをフライパンに投入し、小麦粉大さじ1をまんべんなくパスタに絡める。
- 弱火にして、卵と牛乳を溶いたものを一気に流し込む。
- 塩コショウで味を調整する。
木曜日:炒り卵のまろやかナポリタン
- ベーコン20グラムと玉ねぎ4分の1、ピーマン小3個(中2個)を粗みじんにする。
- フライパンにバター大さじ1を入れ、ベーコンと玉ねぎ、ピーマンをしっかりと炒める。塩コショウで味をつける。
- 茹であがったパスタをフライパンに投入し、ケチャップを適量入れて味をつける。
- 弱火にし、溶き卵1個分をフライパンに流し入れる。手を休めずに炒めて、細かな炒り卵がパスタをコーティングするようにする。
金曜日:さっぱり塩味パスタ
- しめじ(半パック)の根元を切り、1個ずつに分ける。ピーマン2個は5ミリ幅の千切り。
- フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、にんにく1片(チューブの場合は2センチ)を入れ、香りが出てきたら、しめじとピーマンを入れて炒める。塩コショウ少々。
- 茹であがったパスタをフライパンに投入し、塩味を調整しつつ、さらに炒める。
土曜日:ミートソースパスタ
- ベーコン20グラムと玉ねぎ4分の1個、しめじ半パックをそれぞれみじん切りにする。
- フライパンにサラダ油大さじ1とにんにく1片(チューブ2センチ)、しょうが少々(チューブ1.5センチ)を入れ、ベーコンと玉ねぎ、しめじを加えて、弱火~中火でじっくりと炒める。
- ケチャップ大さじ3とウスターソース大さじ1、塩コショウを加え、1分ほど煮込む。
- 茹であがったパスタにかけて食べる。
日曜日:しめじのクリームパスタ
- しめじ(半パック)の根元を切り、1個ずつに分ける。
- フライパンにバター大さじ1を入れ、しめじと茹であがったパスタを炒める。塩コショウ少々。
- 弱火にし、小麦粉大さじ1を入れて、パスタにまんべんなく絡むようにする。
- 牛乳50mlを入れ、とろみがついてきたら火を止める。
緊急時以外は野菜をしっかりと食べよう
本当に金欠状態に追い込まれたときの1週間レシピをご紹介しましたが、普段は旬の野菜や魚など、ビタミンやミネラルが豊富に含まれた食材をたくさん食べるようにしてくださいね。
栄養バランスが崩れてしまうと、病院へ行ったり薬を買ったりと、さらにお金がなくなってしまいます。
栄養豊かな食事と規則正しい生活、適量の運動によって健康に暮らしていくことが、節約の極意とも言えるのです。