FP飯村久美のマネーセンスアップ講座【4月】
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの飯村久美です。
新年度が始まりました。
社会人になり、初めてお給料を手にする人も多いのではないでしょうか。
先日、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が発表した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」によると、30代・40代の貯蓄額で「貯蓄ゼロ」と答えた人が23.1%いたそうです。
貯蓄は早いうちからコツコツとやっていきたいもの。
今年度こそはお金を貯めたい!という人に向けて、すぐにできる8つのポイントをご紹介します。
記事の目次
1、 お金が貯まる「仕組み」を作る
銀行口座は、2つ持ちましょう。「使う用の口座」と「貯める用の口座」です。
給料が入ったら、給与の10%を「貯まる口座」に入れます。銀行の「自動積立定期預金」という仕組みを使うとベターです。
これを設定しておくと、例えば、給料日に毎月2万円が普通預金(使う用の口座)から定期預金(貯める用の口座)に振り替えられます。
生活費は使う口座の中でやりくりをし、貯まる口座からはなるべく引き出しをしないようにします。
すると、毎月毎月、貯まる口座にお金が積みあがっていくので、貯めるモチベ―ションもあがりますよ。
2、 マイボトルを持ち歩く
自動販売機でペットボトルを買うと150円かかります。
スターバックスのコーヒー(M)は330円です。毎日続けると思いのほか高額になるものです。
そこで、マイボトルに水とティーバックを注いて持ち歩く習慣をつければ、飲み物代がかなり節約できますよ。
3、 買い物をする際はクーポンを利用する
最近は多種多様なアプリが登場しています。たとえば、マツモトキヨシでは期間に応じて5~15%オフのクーポンが受け取れます。
食べログでは、飲食店の割引クーポンがあります。
よく利用するお店のアプリをチェックし、お得なクーポンを活用しましょう。
4、 チケットショップに立ち寄る
街中にあるチケットショップはお得なチケットが満載です。
映画、施設、新幹線の切符など、定価よりお手頃価格で手にすることができます。
よく利用する飲食店、レジャーチケットなど、お目当てのチケットが販売しているか事前にチェックしてみましょう。
5、 本は図書館で借りる
書店に立ち寄ると、つい雑誌や最新刊に目を奪われがち。気が付いたら、自宅に積読(未読の書籍が積みあがっていること)はないですか?
図書館は本や雑誌、CD、DVDが無料で借りられて、WEBで在庫の確認や予約ができるのでとっても便利です。
しっかり住民税を支払っているのですから、たまには足を運んで活用してみましょう。
6、 買い物をする時、必要なモノか判断する
お店やネットショップなどで「2枚買うと10%引」「期間限定」「ポイント5倍セール」のうたい文句に惹かれて、財布のヒモが緩むことはないですか?
買おうとしているものが、本当に必要なものか一度、立ち止まって冷静に判断しましょう。
あとで「似たような物があった」「結局使わなかった」となると、得して買い物したつもりでも、結果的に損をすることも。
衝動買いをしないためには、必要以上にネットショップを見ないこと。また自分にとって今、必要な物リストを作っておくと、買い物の優先順位がわかっていいですよ。
また、ちょっと厳しいかもしれませんが、こんな習慣も見直すとお金は貯まっていきますよ。
7、 あえてコンビニに行かない
24時間営業でどこでも見かけるコンビニはとても便利です。
でも毎日のようにふらりと寄ってちょこちょこ買う習慣は、気付かないうちに大きな出費になるものです。
まずは3日間コンビニに行かない生活をしてみましょう。
8、 懇親会は1次会で帰る
職場の歓送迎会や飲み会などに参加すると、その勢いで2次会、3次会にも参加し、終電を乗り過ごしてタクシーで帰宅しちゃった・・・などということはありませんか?
もちろん、付き合いがあるのもわかりますが、今日は1次会だけと決めて、その場を思い切り楽しむ日をもつのはいかがでしょう。
また、気乗りしない飲み会は断り、友人との大切な食事にお金を使うなど、メリハリをつけるとよいでしょう。
以上、いかがでしたでしょうか。お金が貯まる人は、自分のお金に向き合って、使う時にちょっと意識をするかしないかの違いです。
日常の些細な行動習慣を少し変えてみるだけでも、支出はみるみる減っていきます。
メタボになったので、ダイエットの目標を立て、毎日励むイメージですね。これは一朝一夕には達成できず、コツコツ取り組むことが肝要です。
拙著『ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法』(アスコム)にはすぐできる37のヒントが詳しく載っていますのでよかったら参考にしてみてください。
自分にあった方法を取り入れ、新年度から貯蓄上手になりましょう。
※₁お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。