お金がない人は断捨離で生活が変わるかも!?
近年様々なところで「断捨離」という言葉、考え方を耳にするようになりました。
断捨離を行うことで、生活習慣を整えたりライフスタイルを変化させたりすることが可能ですが、実は断捨離は金欠状態から抜け出すことにも一定の効果があるのです。
断捨離を行うことで、金欠に対してどのような効果があるのかを説明していきましょう。
記事の目次
お金が無い人の共通点とは
最初に、そもそもお金が無くて困っている人達に共通して見られる特徴を見ていきましょう。
以下に挙げる特徴の中に当てはまっているものがあったら、今は金欠ではなかったとしても金欠に陥ってしまう素養があると言えるので、ぜひ注意してほしいと思います。
無駄な出費が多い
お金が無い人の特徴の1つ目は、無駄な出費が多いということです。
「お金が無いのだから出費が多いのは当たり前なのでは?」と思われるかもしれませんが、ただ単に出費が多いのではなく「無駄な」出費が多いということが重要なのです。
既に家にあるものと似た用途の物やまったく被っているものを買ってきてしまったり、そもそも何に使うのかもよく分からないものを購入してしまったりと、注意していれば回避できるような出費が多いのが金欠につながっていると言えます。
家が物でごった返しているというあなた、それらのものを1つ1つチェックしていけば必ず「無駄な」ものがあると思いますよ。
物持ちが悪い
続いては物持ちが悪いということです。
先ほどの「無駄な出費が多い」と関連する部分もあるのですが、とにかく物持ちが悪くすぐ物を無くしたり壊したりするので、「また新しいのを買っとけばいいか」という考え方が頭に根付いてしまっているんですね。
その結果、消費→購入のサイクルが短くなってしまい人よりも「多買」の傾向に陥ってしまうのです。
実際にはあり得ないでしょうが身の回りのものが全く同じ人がいるとして、物持ちのいい人と悪い人を比較すると全く同じ生活を送っているはずなのに、物持ちの悪い人のお金だけがどんどん減っていくことになってしまいます。
物持ちが悪い人は、そんな風な現実離れした比較条件でないと自分にお金が貯まらない理由が理解できないので、非常にもったいない生活を送ってしまっていることになります。
「プチ豪華」なものを買いがち
最後は、「プチ豪華」なものを買いがちということです。
高級なものを購入する人はその商品を長く使い続けますし、100均などで安く商品を購入する人は購入サイクルこそ早くなりますが、そもそもの値段が安いので出費にあまり大きな負担はありません。
しかし少し贅沢な商品を好んで買うような人は、消費・購入サイクルもそれなりでその際の出費もそれなりとなってしまい、結果として出費が膨らんでしまいがちです。
何事も、中途半端が一番よくないのです。
断捨離で生活が変わる!?
では、断捨離を行うことでどのように生活が変わるのでしょうか。
物の有無を把握できるようになる
断捨離を行うと、物が減るため家の中・部屋の中がスッキリとします。
そうなると、家のどこに何があるのかを正しく把握できるようになり、先ほど触れたような「無駄な出費」が減ることになります。
自分が何を持っていて何を持っていないかということを知るというのは、非常に当たり前のことのように思えますが、意外とできていない人が多いのも事実なのです。
「買わない習慣」が身に付く
そして、もう1つ大きな変化としては物を買わない習慣が身に付きます。
家が物であふれていると、新たに物を買って物が増えても部屋全体に与える影響はあまり大きくありませんが、そもそもの物が少ないとそこに何かが少し足されるだけで大きな影響が生まれます。
断捨離を行ったあとは、必要なものしか存在せず調和の取れた部屋になっているはずなので、そこに何かが加わるとある種の違和感を覚えるようになるはずです。
結果として、なるべく物を買わないでおこうという意識・習慣が根付いていくことになります。
また、意識や習慣とは別の話になりますが、そもそもの物自体が多いとそれをしまうために収納グッズ等も大量に購入することになります。
しかし、物を減らすことで収納グッズ自体を購入する機会も減るので、自然と物を買わない習慣が身に付いていくのです。
精神的にもプラスの効果
そして、断捨離を行い部屋がスッキリとすることで、精神的にもよい効果が生まれます。
部屋の乱れは心の乱れとも言われるように、忙しくて余裕が無い人の部屋は汚くなりがちですが、部屋が汚いことで精神的に落ち着かなくなっていきまた更に余裕がなくなる、といった負のループにはまっていってしまいます。
部屋をキレイにすることで心も落ち着くことができ、頭の中もスッキリとします。
本来落ち着くべき家できちんと落ち着けることでオンとオフの切り替えがしっかりできるようになり、仕事にも前向きに取り組めて結果として収入もアップしやすくなり、金欠状態から脱しやすくなります。
アイデア出しが重要な仕事に就いている人にとっては、自宅で色々とアイデアについて悩むことも多いと思いますので、その自宅が考え事をするのに適しているかどうかというのは非常に重要なことですよね。
断捨離を成功させるためのコツ
では、いざ断捨離を行うにあたり断捨離を成功させるためのコツをいくつか紹介していきましょう。
現状に疑問を持つ
断捨離は「やらされている」のではなく、自分が必要だと認識して「率先してやっている」ことだと思えるかどうかが、成功するかどうかの分かれ目とも言えます。
「自分の家には物があふれているな」、「この全部が必要なのかな」そういった気持ちが醸成されてくると、自然と今の状態に疑問を持つようになってきます。
そういった気持ちを抱けるようになるための方法は、なんだってかまいません。
断捨離についての本を読む、講演を聞きに行く、自分が尊敬していてかつ成功している先輩の家の様子を見せてもらうなどなど、自分がよさそうだと思う行動をとにかく行ってみることです。
そうして「このままじゃダメ」だとはっきりと気付いたところで、断捨離をスタートさせましょう。
「思い切り」が重要
そして、実際に断捨離を行う時のコツはとにかく思い切りよく判断していくことです。
いるものはいるいらないものはいらない、そう決めたらとにかくいるものはあるべき配置に置き、いらないものはゴミ箱やごみ袋にさっさと捨ててしまいましょう。
「もしかしたら使うかも…」、「あったら便利だし…」そういう気持ちは断捨離を行う気持ちを鈍らせてしまいかねません。
とにかくパッパパッパと手を進めていくことが、断捨離においては何よりも重要です。
物を「分類」する
断捨離を行っていくと、「これはいるのかいらないのかよく分からない」という物が出てくると思います。
そんな際には、「いるもの」、「いらないもの」の他に「使うかもしれないもの」という分類を一時的に増やすのがオススメです。
そして、「使うかもしれないもの」には「一定期間使わなかったら強制的に捨てる」というルールを設けておき、普段の生活の邪魔にならないところに置いておきましょう。
そしてその後生活をしていく中で、「使うかもしれないもの」に当てはまったものの中でたびたび使うようなものがあれば、それは晴れて「いるもの」に格上げすればよいのです。
こうすることで、ある程度の迷いを排除して断捨離をスムーズに進めることが可能になります。
「使うかもしれないもの」の保管期間をどの程度にするかは各々で決めればよいと思いますが、季節ものの場合は少なくともそのシーズンが終わるまでは待ってあげる必要があるでしょう。
どうしても捨てられないそんな時は
しかし、中には「どうしても物を捨てられない」という人もいると思います。
そんな人は、以下のコツを参考にしてみてください。
小さなスペースから行ってみる
一気にたくさんのものを「これは捨てる?捨てない?」と判断しようとすると、誰だって戸惑ってしまいます。
そこで、最初から家や部屋全体の断捨離を行おうとするのではなく、例えば「タンスの一段目だけ」といったようなごくごく限られたスペースからスタートしてみるいいでしょう。
それぐらいの狭いスペースであればいるものといらないものは比較的早く区別できるはずですから、断捨離を行う感覚というものをつかめるはずです。
少し間隔がつかめたらじゃぁ次はタンス全体、次はクローゼットの中というように少しずつ範囲を広げていくといいでしょう。
断捨離という行為に心と体を適応させていくようなイメージですね。
思い出の物は写真に撮ろう
なかなか捨てられない理由の1つに「思い出の物だから」という理由があります。
確かに普段の生活で全く使わないようなものとは言え、仲のいい友人や彼氏・彼女からもらったようなものの場合は捨てにくいですよね。
しかし、それが「普段利用するため」ではなく「昔を思い出すため」に大事なのであれば、そのもの自体は必要ないことになります。
そこで、そのものを写真に撮って記録した上で、もの自体は思い切って捨ててしまいましょう。
写真があるからいつでも思い出すことができる、と考えられれば意外と気持ちに踏ん切りもつくものですよ。
他人の力を借りる
それでもやはりどうしても捨てられない、理屈ではいらないと分かっていても心情的にどうしても捨てられないというようなものがある場合には、他人の力を借りてしまうのも1つの手です。
自分が意見を素直に受け入れられそうな年長者の人に説得してもらうなり、実際に断捨離に成功した友人の話を聞くなり、気持ちに踏ん切りが付けられそうな手段であれば何でもOKです。
また、最近ではテレビ番組で視聴者のお宅にお邪魔して断捨離を行ってしまおうという企画もあります。
そこに応募して、テレビの力と断捨離のプロの力で無理矢理捨てるように仕向けてしまうというのも、人によっては効果的かもしれません。
断捨離後に意識したいこと
では、無事断捨離を行った後に意識したいことをいくつか挙げていきましょう。
「リバウンド」には要注意
断捨離を行うということは、我々の体にとってみればダイエットやデトックスを行うとの同じようなものです。
ということは、ダイエットと同じく「リバウンド」には十分注意しなければなりません。
とは言うものの、一度断捨離に成功した人には「物が増えまくる」というリバウンドはあまり起こりません。
むしろ気を付けなければならないのは、「物が少ない分質が良く長持ちするものを購入しよう」と考えすぎるあまり、過度に高価なものを買ってしまうことです。
その結果、金欠状態から脱しようと思って断捨離を行い一度は成功したものの、物を購入する際の品質へのハードルを自ら上げてしまい、また金欠状態に逆戻りするということが起きてしまいます。
品質のいいものを購入して長く使い続けるということは、断捨離を行う上で重要なことではあるのですが、それも程度によりけりなので、行き過ぎないようにすることが大事ですよ。
レンタルをうまく活用して
断捨離を行うと「いらないもの」に分類されたものは捨てられることになりますが、それらも元々家にあったからには何かしらの用途に用いられていたものでしょう。
ただし、普段の生活では必要なくても特定の場面やシーンにおいてはあったほうが便利なもの、そういったものはどうしても断捨離では捨てられる部類に入れられてしまいがちです。
そこで、断捨離を行った際にいざそのようなものが必要になるシーンでは、レンタルをうまく活用するといいでしょう。
例えば旅行に行く際にあると便利なビデオカメラやスーツケースなどは、いずれもレンタルすることが可能です。
特にスーツケースは普段から家に置いておくと非常に場所を取ることになるため、必要な際にレンタルという形を取ることで、家の中をスッキリさせるのにかなり有効です。
その他にもレンタルできるものは色々ありますので、断捨離後は買うのではなく借りる生活を行うことで、出費を抑えることが可能になりますよ。
お金の使い方にも「センス」がある
スポーツや勉強・ゲームなど何事にも「センス」があるように、お金の使い方にもセンスはあります。
お金の使い方に関するセンスに関しては生きていく中で自然と磨かれていく部分が多いですが、断捨離はそのセンスを磨く手助けをしてくれる働きがあります。
なぜなら、身の回りのものを極力減らして何を購入するか・しないかをよく考えることで、お金の使い方に自然と意識が向きやすくなるからです。
センスのいい人は、そもそも断捨離という行為を行う必要が無いぐらいの生活を営むことができており、言わばナチュラルに断捨離ができています。
しかし世の中の大半の人はそうではないので、断捨離を行うことで後天的にお金の使い方のセンスを磨いていく必要があるのです。
このセンスは早めに身に付ければ付けるほどその後の暮らしが楽になっていくので、できる限り早い段階で断捨離を行うことをオススメします。
まとめ
以上、お金がない人が断捨離を行うことの効果に関しての説明でした。
とかく「ものが減る」ということに注目が集まりがちな断捨離ですが、その結果として収支の状況も改善されるということにもっと注目が集まってもいいと思います。
あなたも断捨離を行って、精神的にも経済的にも快適な生活を送ってみませんか?