エネオスカードが引き落とし残高不足ならどうなるの?
エネオスカードは、エネオスでの利用がよりお得になるクレジットカードです。
しかし、便利な反面、引き落とし残高不足になると、さまざまな悪影響が考えられます。
この記事では、そのリスクと対処法を紹介します。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- エネオスカードの発行を検討している人
- 口座の残高不足でエネオスカードの引き落としができなさそうな人
- カードの締め日と引き落とし日の確認方法が知りたい人
エネオスカードの特徴を確認
エネオスカードには、「エネオスカードC」「エネオスカードP」「エネオスカードS」の3つのカードがあります。
エネオスカードCは、ガソリンや軽油が1Lあたり最大7円割引となる上、灯油は1Lあたり1円の割引を受けられます。
エネオスカードPは、エネオスでカードを利用すると最大3%のポイント還元となるほか、エネオス以外でも1,000円利用するごとに30ポイント貯まるため、お得に節約できます。
エネオスカードSは、ガソリンや軽油が1Lあたり2円引きになる上、灯油が1リットルあたり1円引きとなり、エネオスユーザーにとって見逃せないカードです。
いずれも年会費は1,250円で、初年度無料ですが、エネオスカードSは、年間1回以上カードを利用すると、翌年も年会費が無料となります。
ガソリン代を節約したい人にとっては、見逃せないカードと言えるでしょう。
ロードサービスが利用可能
エネオスカードを持っていると、ロードサービスを受けられます。
もしも事故を起こしてしまったり、何らかのハプニングに遭遇した場合に、24時間体制で対応してくれるため、いざという時にも安心です。
エネオスロードサービスセンター(0120-125-775)に電話をすれば、すぐに駆けつけてくれるでしょう。
車のレッカー移動や鍵が開けられない状態、パンクやガス欠など、さまざまなお困りごとに対処してくれます。
メンテナンス料が割引になる
メンテナンス料金が割引になるという特典もあります。
テレビCMでおなじみのカーコンビニ倶楽部で、傷やへこみを直す時には、5%割引の恩恵を受けられます。
車に乗っている人であれば、誰しも傷やへこみを経験したことがあるでしょう。
そのため、割引価格でメンテナンスができることは、大きなメリットだと言えます。
カーコンビニ倶楽部の公式サイトから、エネオスのクレジットカード会員特典ページで申し込みをするか、カーコンビニ倶楽部に電話(0120-01-2055)して依頼しましょう。
レンタカーが割引価格となる
エネオスカードは、レンタカー割引の優待サービスがついているため、車を保有していない人にとってもお得となります。
オリックスレンタカーやジャパンレンタカー、エックスレンタカーなどでのレンタカー利用で10%割引となるため、車を借りる時にはぜひ活用しましょう。
ただし、レンタカー割引を受けるためには予約が必要です。
問い合わせは(0120-30-5543)で、平日が8:00~20:00、土日祝が8:00~17:00で受付していますので、気軽に連絡すると良いでしょう。
引き落とし残高不足のリスクとは?
エネオスカードは、便利でお得なクレジットカードでありますが、もしも引き落とし口座が残高不足となって支払いができない場合には、さまざまなリスクが発生します。
では、具体的なリスクとは一体どのような内容なのでしょうか?
ここでは、数あるリスクのうち、特に大きなものをいくつか紹介いたします。
突然カードが使えなくなる
もしも、引き落とし残高不足により支払いができなかった場合には、ある日突然エネオスカードが利用中止になる可能性があります。
もちろん、最初は督促の連絡がありますので、一度遅延したからといっていきなり利用停止となるわけではありません。
しかし、督促にも応じなかったり、何度も繰り返し延滞していると、カードの利用ができなくなる可能性があるのです。
クレジットカードの利用によって固定費を支払っていたり、家計の資金計画を立てている場合には、大きな打撃となってしまうため気をつけなければなりません。
また、遅れている分の支払いを行ったとしても、カード復活までに少しの期間が必要な場合もあります。
遅延損害金が発生する
クレジットカードの支払いを遅延延滞してしまった場合、遅れている日数に応じて遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、「返済が遅れている支払い額×遅延損害金利率×延滞日数」で計算されますが、遅延損害金の利率は少々高めになっているのが一般的です。
そのため、遅れている分の支払いを早めに済ませないと、遅延損害金の支払いが重くのしかかることになります。
「どうせ遅れてるんだからいつ支払っても一緒」ではありませんので、なるべく早く支払うことを心がけましょう。
法的手段に出られる可能性がある
支払いが遅れていると、クレジットカードを利用停止されるだけに留まらず、強制解約されてしまうことも想定されます。
もしも強制解約されてしまった場合には、返済していない残額分を一括請求されることになります。
一括請求に応じない場合には、クレジットカード会社から訴訟を起こされるケースもあり得るため、あなたにとって大きな問題となるでしょう。
状況によっては財産を差し押さえされ、生活に支障が出る可能性もあります。
しかしあくまでも法的な手段であるため、拒否はできません。
信用情報にキズが付く
信用情報に傷がついて、ブラックリストに載ってしまうというリスクもあります。
個人の信用取引は、個人信用情報機関に記録されており、ローン審査やクレジットカード審査の場合には、必ず照会が行われます。
もしも信用情報ブラックになっている場合には、審査で不利となってしまうため、金融取引に悪影響を及ぼすでしょう。
ローンを組みにくくなることから、今後のライフプランに悪影響を及ぼします。
引き落とし残高不足の対処法
残高不足は、意図的なものではなかったとしても、悪気なく起こしてしまうこともありえます。
入金を忘れていたり、臨時出費によって口座残高が不足してしまったり、把握していなかった請求明細による引き落としがあるなど、想定外の残高不足となるケースも考えられます。
では、万が一引き落とし残高不足となってしまった場合には、一体どのような対処をすれば良いのでしょうか?
こちらからカード会社へ連絡
もしも引き落とし口座が残高不足となってしまった場合には、必ずこちらからクレジットカード会社へ電話連絡をしましょう。
残高不足によって支払いができていなかった場合や、このままでは資金がショートして支払いができそうもない場合には、自分から連絡することが重要です。
先に連絡をすれば、カード会社の心象が少しでも良くなりますし、今後の対応の相談に乗ってくれるでしょう。
クレジットカードの裏側に問い合わせ先が書かれていますので、いち早く連絡をしましょう。
再設定の期限までに支払う
支払い遅延の連絡をクレジットカード会社に行うと、いつまでに支払うのかを再設定されます。
日程の再設定が行われた場合には、督促が入ることはありませんので、必ず再設定した日までに支払いましょう。
もしも再設定した日までに支払うことができなければ、前述した通りさまざまなリスクが発生しますので、遅延はご法度となります。
事前に支払い方法を変更する
支払い方法を変更してしまうという手もあります。
このままいくと、次回のクレジットカード払いができないと判断したら、支払い方法をリボ払いに変更するのも良い方法です。
リボ払いは毎月一定額を一定期間に分けて支払っていく仕組みで、1回あたりの支払金額を大幅に減額できます。
まとまったお金がなくても、毎月少額であれば支払うことができる場合、とても有効な方法です。
ただし、支払期間が長くなることや金利手数料がかかるためデメリットもあります。
とは言え、支払い遅延を起こしてさまざまなデメリットを被るよりも、リボ払いで対応したほうが賢明だと言えるでしょう。
お金を借りて対処する
お金を借りて対処するという方法も良いでしょう。
銀行カードローンや消費者金融キャッシングは、個人が無担保無保証人で利用できるため、手軽に現金を調達できます。
また、業者によっては引き落とし口座の残高不足を防ぐため、自動融資機能が備わっているカードローンもあります。
自動融資機能を利用すると、残高不足が発生するタイミングで自動的に口座に振り込みが行われるため、支払い遅延を防げます。
計画的に利用すると良いでしょう
どうしても払えないなら債務整理
エネオスカード以外にも、複数枚のクレジットカードを持っていて、キャッシングやリボ払いなどがかさんでいるような場合には、月々の支払額が膨大な金額になっていることもあります。
もしも、どうしても支払いができないというような場合には、債務整理も検討しましょう。
債務整理とは、法的に借金の負担を軽減するもので、借金の状況に合わせて任意整理や特定調停、個人再生、自己破産などがあります。
いずれもそれなりのリスクを伴う方法なので、実際に行う場合は弁護士や司法書士などの専門家に相談して、手続きしましょう。
カードの締め日と引き落とし日の確認
クレジットカードの支払いを間違いなく行うためには、引き落とし日をきちんと覚えておく必要があります。
また、引き落とし日にいくらの金額が銀行口座から引き落とされるかを把握するためには、締め日も覚えておかなければなりません。
エネオスカードの締め日は毎月5日で、引き落とし日は翌月2日となっています。
引き落とし日と締め日の双方をきちんと把握しておけば、「支払い日までに口座に必要なお金を入れておく」というミッションはクリアできるでしょう。
一般的にクレジットカードの引き落とし日や締め日は、カードのマイページにログインすることで確認できる場合が多いです。
エネオスカード以外のカードを利用している場合でも、引き落とし日と締め日をきちんと把握して、支払い遅れがないようにしましょう。
引き落とし日の変更はできない
クレジットカードの中には、締め日や引き落とし日を変更できるものもあるのですが、残念ながらエネオスカードの場合は、締め日・引き落とし日の変更はできません。
毎月2日に引き落としが行われることは確定なので、給料日が5日や10日の人にとっては、給料日直前に引き落としが行われることになります。
引き落としスケジュールが厳しい場合には、他のクレジットカードを利用することを検討してみてもいいかもしれませんね。
当日入金は間に合う?
エネオスカードの支払いを行う場合、引き落とし日前日までに口座にお金を入金しておくのが理想的です。
しかし場合によっては、支払い期限ギリギリにならないとお金が用意できないという場合もあるでしょう。
エネオスカードの引き落としが行われる時間は、金融機関によって異なります。
そのため、当日入金が間に合うかどうかはケースバイケースです。
当日入金で対処しなければならなくなった場合は、入金する前に引き落とし金融機関に電話をして、今からの入金でも引き落としに間に合うかどうかを確認しましょう。
引き落としの確認方法
無事エネオスカードの引き落としができたかどうかを確認するには、引き落とし日翌日に引き落とし口座の金額を確認して、減っていればOKです。
エネオスカードの引き落としに利用している口座を他の引き落としにも利用しており、エネオスカードの引き落としでお金が減っているのかどうか分からないという場合は、マイページを利用しましょう。
エネオスカードのマイページでは取引履歴が確認できるので、無事引き落としが行われていれば、その旨がマイページ上で確認できるはずです。
支払いに困ったら専門機関に相談を
カードの使いかたは人それぞれですが、無計画にカードを使いすぎてしまい、エネオスカードの支払いを行うのが苦しいという人もいるかもしれません。
支払いに困った場合は、以下のような専門機関・専門家に相談を行うことを検討してみましょう。
日本クレジットカウンセリング協会
クレジットカード等の支払い・返済で困っている場合は、「日本クレジットカウンセリング協会」で相談に乗ってもらえる可能性があります。
日本クレジットカウンセリング協会は、消費者保護の立場に立って返済や支払いに関する相談に応じてくれる「公益財団法人」で、公平・中立な立場から相談に応じてもらえるのが特徴です。
無料で相談ができますし、必要に応じて債務整理などの法律上の相談にも対応してもらえますし、弁護士などの専門家を紹介してもらえる場合もあります。
国民生活センター
日本クレジットカウンセリング協会以外では、「国民生活センター」も頼りになる機関です。
国民生活センターは公益財団法人ではなく、消費者庁管轄の独立行政法人ですが、日本クレジットカウンセリング協会同様に、支払いや返済の問題に幅広く対応してもらえます。
弁護士など
債務整理などを検討しているのであれば、はじめから弁護士や司法書士といった法律の専門家のかたに相談してみるのも、1つの手です。
弁護士のかたなどに相談することで、債務整理についてより具体的な話ができますし、そもそも債務整理を行うべきかどうかといったところから、アドバイスももらえるでしょう。
弁護士のかたに相談する場合は、普通30分単位や1時間単位でお金が発生しますが、初回相談を無料で行っている弁護士のかたもおられます。
また、法テラスを利用すれば弁護士のかたへの無料相談を複数回行えるので、そういった制度を有効活用したいですね。
まとめ
エネオスカードは便利でお得なクレジットカードであり、エネオスユーザーであれば、特にメリットがあるでしょう。
しかし、引き落とし口座が残高不足になると、多くのリスクがあるため、きっちり対処しておきましょう。