イオン銀行とジャパンネット銀行を比較!使いやすいのはどっち?
銀行を上手に選ぶには、銀行の特徴を把握しておく必要があります。
また、気になる銀行のサービスなどを比較しておくことも重要となります。
今回は、ネット銀行のイオン銀行とジャパンネット銀行について比較していきます。
記事の目次
この記事はこんな人にオススメ
- イオン銀行とジャパンネット銀行の特徴を知りたい人
- メインバンクとしてイオン銀行とジャパンネット銀行で迷っている人
イオン銀行とジャパンネット銀行の特徴は?
イオン銀行とジャパンネット銀行は、共にインターネット取引を中心とするネット銀行です。
ネット銀行は、運営する為の維持費を抑えた経営体制をとっているので、従来の銀行に比べて金利や手数料が優遇されているという特徴があります。
また、同じネット銀行でも、各銀行によって特徴が異なります。
と言うことで、まずは、イオン銀行とジャパンネット銀行の特徴を簡単に紹介して起きます。
イオン銀行の特徴
ネット銀行の多くは、店舗を持たない場合が多いですが、イオン銀行は、支店を構えるネット銀行となります。
支店では、預金をはじめ各種ローンや保険などの相談が可能となっています。
また、イオン銀行では、キャッシュカード、イオンカード、電子マネー「WAON」の機能が一体となったカードを取り扱っているので、普段からイオン系列店を利用している人にオススメとなっています。
当然、ネット銀行の特徴である金利や手数料の優遇を受けることができますし、インターネットを利用することで、24時間365日(メンテナンス時を除く)取引を行うことができます。
イオン銀行Myステージとは?
イオン銀行の特徴として覚えておきたいのが、イオン銀行Myステージという制度です。
イオン銀行Myステージは、対象取引の利用によって自動的にポイントが貯まり、ステージ毎に金利の優遇や各種手数料が無料になるサービスを受けられるというものです。
イオン銀行の利用を考えている人は、事前に確認しておくことをオススメします。
イオン銀行Myステージについては、下記のURLから確認できますので、参考にしてみてください。
ジャパンネット銀行の特徴
ジャパンネット銀行は、日本初のインターネット専業銀行として誕生したネット銀行です。
店舗は、東京都にある本店のみとなっていて、基本的にインターネット取引を中心としています。
イオン銀行同様に、メンテナンス時を除けば24時間365日利用することが可能ですし、従来の銀行に比べて各種手数料や金利が優遇されています。
また、ジャパンネット銀行は、Tポイントを現金化(100ポイント=85円)するサービスを行っています。
Yahoo!ウォレットの受取口座にジャパンネット銀行を登録する必要がありますが、貯まったTポイントを現金化できるのは嬉しいサービスではないでしょうか。
その他、ジャパンネット銀行の口座からヤフオクの落札代金を支払うことで、Tポイントの還元、手数料の無料といったサービスを受けることも可能です。
ですので、ヤフオクを頻繁に利用する人にはオススメの銀行となっています。
口座開設で比較
銀行の利用を考えるとき、まずは口座を開設する必要がありますよね。
口座の開設に手間がかかるのであれば、利用をするのをやめようと思う人もいるのではないでしょうか。
と言うことで、ここでは、イオン銀行とジャパンネット銀行の口座開設について比較していきます。
イオン銀行とジャパンネット銀行の口座開設方法と口座開設までの時間は、下記のようになっています。
銀行 | 口座開設の方法 | 口座開設までの時間 |
---|---|---|
イオン銀行 | 店頭窓口 | 1週間~10日程度 |
インターネット | 2週間~3週間 ※最短は運転免許証が必須 | |
ジャパンネット銀行 | インターネット | 最短5日 |
アプリ |
口座の開設はジャパンネット銀行が早い
イオン銀行の口座開設は、店頭窓口かインターネットを選択可能です。
店頭窓口は、支店に足を運ばなくていけないので、手軽さを考えるとインターネット申込みがオススメとなります。
また、イオン銀行のキャッシュカードには、電子マネー「WAON」が必ずついてきますので、イオン系列店で買い物をする人にはお得なキャッシュカードとなっています。
その他、「キャッシュカード+クレジットカード」や「キャッシュカード+デビットカード」を選択することもできますので、用途に合わせたキャッシュカードを選択できるのも嬉しいポイントとなっています。
ただ、口座を開設するまでに2週間以上かかるので、その点は注意が必要かもしれません。
一方、ジャパンネット銀行は、インターネットとアプリで申込みが可能で、どちらも最短5日で口座を開設することができます。
口座の開設を申し込む際に、デビットカード付きキャッシュカードを選択することもできますので、用途に合わせてキャッシュカードを選択してみてください。
と言うことで、口座の開設については、口座開設までのスピードが早いジャパンネット銀行の方が利用しやすいかと思います。
セキュリティ面の比較
ネット銀行は、インターネット取引が中心となるので、セキュリティ面で不安に感じ人も多いと思います。
イオン銀行とジャパンネット銀行のセキュリティは、共にワンタイムパスワードという使い捨てのパスワードを入力する方法を採用しています。
ワンタイムパスワードは、振込などの重要な取引を行う際に使用し、毎回異なるパスワードが発行されますので、不正にログインできない仕組みとなっています。
イオン銀行は、メールでワンタイムパスワードを通知し、ジャパンネット銀行は、ワンタイムパスワードが表示されるカード型のトークンを使用することになります。
ジャパンネット銀行の方が安全性は高い
基本的には、どちらも安全と言えますが、イオン銀行のように、ワンタイムパスワードがメールで通知される場合は、PCなどがスパイウェアなどに感染してしまうとパスワードが盗まれてしまう可能性があります。
しかし、ジャパンネット銀行のトークン式ワンタイムパスワードは、トークンとPCが切り離されていますので、スパイウェアなどでパスワードが盗まれる心配がありません。
ですので、セキュリティに関しては、同じワンタイムパスワードでもジャパンネット銀行の方が優れていると言うことができます。
ただ、ジャパンネット銀行の場合も、行員を名乗ってワンタイムパスワードを聞き出すといったケースがないわけではありませんので、セキュリティに関しては自衛する必要があることを覚えておいてください。
ちなみに、イオン銀行とジャパンネット銀行では、振込限度額の設定を行うことができますので、振込が可能な金額の設定を下げておくことができます。
振込可能な金額を下げておけば、万が一、不正振込が行われても被害を抑えることができますので、活用するようにしてください。
利用可能なATMで比較
銀行を利用する場合、取引可能なATMは多い方が使い勝手が良いですよね。
イオン銀行とジャパンネット銀行を利用できるATMは、下記のようになっています。
イオン銀行 | ジャパンネット銀行 |
---|---|
|
|
利用可能なATMに関しては、上記のようにイオン銀行の方が圧倒的に多くなります。
ただ、セブン銀行ATMは利用できませんので、セブンイレブンに設置されているATMを利用できないのは少し残念かもしれません。
とは言え、その他のメジャーなコンビニに設置してあるATMは、利用することが可能ですので、利用できるATMを探さなければいけないという状態にはならないはずです。
と言うことで、ATMでの比較は、イオン銀行に軍配が上がります。
ATM手数料で比較
ATMを利用する際に気になるのは、ATM手数料ですよね。
ここでは、ATM手数料について紹介していきます。
イオン銀行に関しては、利用できる提携ATMが多数あるので、使用が多くなると考えられるコンビニATMやゆうちょ銀行ATMを紹介しています。
イオン銀行とジャパンネット銀行のATM手数料は下記のようになっています。
取引項目 | イオン銀行 | ジャパンネット銀行 |
---|---|---|
出金 | 〈イオン銀行ATM〉
| 〈取引金額が3万円以上〉
〈取引金額が3万円未満〉
|
〈コンビニATM〉
| ||
〈ゆうちょ銀行ATM〉
| ||
入金 | 〈イオン銀行ATM〉
| |
〈コンビニATM〉
| ||
〈ゆうちょ銀行ATM〉
|
メリットが多いのはイオン銀行
イオン銀行は、自社ATMを利用することで、取引にかかわらずATM手数料が終日無料となります。
また、イオン銀行を利用しない場合でも、ゆうちょ銀行ATMは、時間帯によってATM手数料が無料になる他、イオン銀行Myステージのステージによって、他行ATM出金手数料が最大で月5回まで無料となります。
ちなみに、メガバンクである、みずほ銀行と三菱UFJ銀行のATMを利用した場合も平日8時45分~18時の間は、ATM手数料が無料となりますので、利用する際は時間内に利用してみてください。
一方、ジャパンネット銀行は、毎月1回目の取引と3万円以上の取引でATM手数料が無料になりますが、2回目以降の取引が3万円未満の場合は、取引内容にかかわらずATM手数料が発生してしまいます。
ですので、ATMの使いやすさを考えると、金額を気にせずに無料で利用できるイオン銀行の方が優れていると言えます。
振込手数料で比較
振込を頻繁にする人は、振込手数料も気になると思います。
ここでは、インターネットを利用した場合の振込手数料について比較していきます。
振込先 | じぶん銀行 | ジャパンネット銀行 |
---|---|---|
同行宛 | 無料 | 54円 ※条件クリアで無料 |
他行宛 | 216円 ※イオン銀行Myステージに応じて無料回数が変動 |
|
イオン銀行は、インターネットを利用した振込の場合、同行宛は無料で、他行宛は、一律216円となります。
また、他行宛の振込に関しては、イオン銀行Myステージのステージによって、最大で月5回まで手数料が無料となります。
ちなみに、イオン銀行は、ATMでの現金振込も可能です。
現金振込は、イオン銀行ATMを利用すれば、インターネット振込と同内容となりますので、他行のATMを利用するよりオススメとなっています。
一方、ジャパンネット銀行は、同行宛でも54円の手数料が発生しますし、他行宛は金額によって手数料が変動しますので、若干わかり難いというデメリットがあります。
ATMを利用した現金振込もできませんので、振込に関しては、イオン銀行の方がメリットは多いと言えます。
普通預金の金利で比較
メインバンクとして利用する銀行を選ぶときは、預金金利が最も気になる点ではないでしょうか。
預金するのであれば、金利は高い方が良いですよね。
イオン銀行とジャパンネット銀行の2018年11月12日時点の普通預金は、下記のようになっています。
預金金額 | イオン銀行 | |
---|---|---|
普通預金 | イオン銀行Myステージ | |
100万円未満 | 年0.001% | 年0.050%~年0.120% |
100万円以上 |
イオン銀行は、通常金利が「年0.001%」とそれほど高くありませんが、イオン銀行Myステージが適用されることで、最大「年0.120%」の金利となります。
イオン銀行Myステージが適用された場合の金利は、一番下のステージでも「年0.050%」ですので、高水準の金利となっています。
イオン銀行Myステージの一番下のステージであるブロンズの条件は、それほど厳しくありませんので、できるだけ高い金利で預金を行いたい人は、是非活用してください。
一方、ジャパンネット銀行は、預金金額によって金利が変化しますが、最高でも「年0.015%」ですので、イオン銀行の金利に比べると見劣りしてしまいます。
ですので、普通預金の金利を考えると、圧倒的にイオン銀行がお得となっています。
定期預金の金利で比較
預金と言えば、定期預金もありますよね。
と言うことで、定期預金の金利についても比較しておきます。
イオン銀行とジャパンネット銀行の2018年11月12日時点の定期預金金利は、下記のようになっています。
期間 | イオン銀行 | ジャパンネット銀行 |
---|---|---|
1年 | 年0.020% | 年0.020% |
3年 | 年0.020% | 年0.020% |
5年 | 年0.020% | 年0.020% |
10年 | 年0.030% | 年0.030% |
定期預金については、イオン銀行、ジャパンネット銀行共に「年0.020%」がベースとなっていますが、ジャパンネット銀行の場合は、定期預金10年ものにすることで、「年0.030%」の金利が適用となります。
ですので、長期の定期預金を行うのであれば、ジャパンネット銀行の方が優れていると言うことができます。
ただ、イオン銀行は、投資信託と定期預金がセットになった「しっかり運用NEO」に申し込むことで、金利を大幅に上げることができます。
しっかり運用NEOが適用されれば、金利が最大「年7%」となりますので、投資信託の利用を考えている人は、断然お得な金利で定期預金を行うことも可能となります。
■イオン銀行の預金金利は他の銀行と比べてどう?定期預金は便利?
■ジャパンネット銀行は投資信託向けの銀行!使いこなす5つのポイント
まとめ:総合的にイオン銀行がオススメ
イオン銀行とジャパンネット銀行について比較してきました。
今回比較した内容では、総合的に考えると、ジャパンネット銀行よりイオン銀行の方がメリットは多くなりますので、イオン銀行がオススメとなります。
しかし、銀行によって、それぞれ特徴がありますので、一概に今回紹介した内容だけでどちらが優れているのかを判断するのは難しいと思います。
利用する銀行を選択するときは、銀行の特徴を把握して、自分の利用目的に沿った銀行を選択してみてください。