お金を稼ぐ大変さを感じていますか?大変な理由と対処法
あなたはお金を稼ぐ大変さを感じていますか?
お金を稼ぐことが大変であることは、日本の社会情勢が背景にあります。
この記事では、お金を稼ぐことの大変な理由と対処法を詳しく紹介します。
記事の目次
お金を稼ぐことは大変?年収の実態
インターネットやAIの進化によって、仕事の多様化が進んだり、仕事に対する取り組み方がより便利になっています。
一方で、時代の流れがスピードアップしていることから、付加価値を出さなければ淘汰されてしまうということは、多くのメディアが報じているところです。
差別化を図ることができればお金を稼ぐチャンスは高くなる反面、安定してお金を稼ぐことは難しくなってきているようです。
その根拠として、「日本の給与所得者の平均年収の推移」「学歴と収入の因果関係」「生活保護世帯の推移」について解説いたします。
日本の給与所得者の平均年収
国税庁の民間給与実態統計調査(平成29年9月発表)によると、日本の給与所得者の平均年収は421万円(平成28年分)とのことです。
単純計算で12ヶ月で割り算すると月給約35万円が平均となります。
平成18年の10年間の推移を見ると、右肩下がりとなっていることが見て取れます。
区分 | 平均給与(単位:千円) |
---|---|
平成18年 | 4,349 |
平成19年 | 4,372 |
平成20年 | 4,296 |
平成21年 | 4,059 |
平成22年 | 4,120 |
平成23年 | 4,090 |
平成24年 | 4,080 |
平成25年 | 4,136 |
平成26年 | 4,150 |
平成27年 | 4,204 |
平成28年 | 4,216 |
※国税庁の民間給与実態統計調査を参考に著者作成
ちなみに、平成9年は467万円だったため、この20年ほどで10%も平均年収が落ち込んでいるのです。
学歴と収入の因果関係
日本では、終身雇用制が崩壊したと言われています。
その結果、年功序列制から実力主義へと、評価体制が変化し、社会人として活躍することは学歴も関係がないと言われるようになっています。
しかし、統計を調べてみると、まだまだ学歴が賃金に影響することが分かります。
学歴別の生涯賃金は、最終学歴の高さと比例しています。
最終学歴 | 男性の生涯賃金 | 女性の生涯賃金 |
---|---|---|
中学卒 | 197,715,080円 | 148,085,240円 |
高校卒 | 240,064,980円 | 184,106,620円 |
大学卒 | 239,717,440円 | 201,250,480円 |
大学院卒 | 286,532,740円 | 235,788,500円 |
※厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成28年)を参考に著者作成
お金を稼ぐためには、今のご時世でも、学歴が必要であることを表しているでしょう。
生活保護世帯の推移
お金を稼ぐことの難しさを表すバロメーターとして、生活保護世帯の推移を確認してみましょう。
厚生労働省の被保護者調査によると、生活保護を受けている世帯は、平成19年度に約110万世帯だったのが、右肩上がりに増え続け、平成28年度には約163万世帯となっています。
およそ1.5倍にも増えていることから、お金を稼ぐことが難しくなっていることが見て取れます。
年度 | 生活保護世帯数 |
---|---|
平成19年 | 1,105,275 |
平成20年 | 1,148,766 |
平成21年 | 1,274,231 |
平成22年 | 1,410,049 |
平成23年 | 1,498,375 |
平成24年 | 1,558,510 |
平成25年 | 1,591,846 |
平成26年 | 1,612,340 |
平成27年 | 1,629,743 |
平成28年 | 1,637,045 |
※厚生労働省の各年度別被保護者調査を参考に著者作成
稼ぐって大変なのはなぜ?
社会的背景から、お金を稼ぐことが大変だという結果が見て取れますが、そもそもなぜお金を稼ぐことは大変なのでしょうか?
お金を稼ぐことが大変だという結果に対して、一体どのような原因が考えられるのでしょうか?
ここでは、その理由として「企業の存続寿命が短い」「給料が上がらない」「都心部では保育園が一杯」ということについて解説したいと思います。
企業の存続寿命が短い
東京商工リサーチは2017年、倒産した企業の平均寿命を発表し、23.5年が平均だとのことです。
また、帝国データバンクによると、過去10年で誕生した企業は約18万社あり、過去10年で倒産した企業は11万社にのぼります。
つまり、10年間で6割の企業が倒産していることになり、倒産する企業の方が多数派なのです。
また、起業の平均年齢は37.16歳とのことで、たとえば大卒者が22歳~60歳まで働いたとしたら、38年間の労働期間があるため、個人の労働期間よりも企業の平均年齢の方が短いことが分かります。
結果的に、ある程度転職を前提に働かなければならないなど、稼ぐことが難しい原因の1つとなっています。
給料が上がらない
終身雇用制や年功序列制が崩壊しているということは、成果を上げない限り給料が上がらないと言うことも考えなければなりません。
かつてのように、長年勤めているだけでは給料が上がらないため、稼ぐことが難しくなっているのです。
また、個人がきっちりと成果を上げたとしても、会社が儲かっていなくては給料に反映されることもありませんので、頑張っても給料が上がらないケースもあるでしょう。
組織という枠組みの中で働いていると、時には自分の力ではどうにもならないことに直面します。
自分ではどうしようもない分、稼ぐことが困難となるのです。
都心部では保育園が一杯
少子高齢化社会である日本は、現役世代が子供を産む経済的余裕がなく、より一層少子化が進むと懸念されています。
もしも子供を産んだとしても、現役世代の負担や、上記で解説した国内企業の情勢により、 夫婦共働きが前提となってきます。
しかし、都心部では待機児童問題が根深く、子供を預けられないために、働くことができない主婦の方が多いようです。
結果的に、稼ぐことの難しさに直面することとなっています。
手軽に稼ぐ方法を!副業のススメ
ここまでお読みいただくと、お金を稼ぐことはとても難しいと感じられたかと思います。
しかし、お金を稼ぐことが難しいと諦めて、何もしなければ先細りの人生となってしまうかも知れません。
そんな中、インターネットが発達しているこの時代には、手軽に稼ぐ方法もあるのです。
ここでは、手軽に稼ぐ副業として「アフィリエイト」「クラウドソーシング」「ネット転売ビジネス」の3つを紹介します。
アフィリエイトで稼ぐ
アフィリエイトとはあなたのサイトやブログに広告記事を貼り付け、クリック単価や成約による成功報酬を得る方法です。
サイトにアクセスを集めれば集めるほど、稼げるようになる反面、コンテンツが充実して行かないと、アクセス自体が増えません。
そのため、アクセスが増えるまで一定の時間がかかることから、継続性が必要となります。
また、アクセスを集めるためには、検索エンジンで上位表示される必要があるので、SEO対策の知識が必要となります。
これらの事さえ、想定しておけば、元手をかけることなく、稼ぐことができるでしょう。
クラウドソーシングで稼ぐ
クラウドソーシングで稼ぐ方法お手軽です。
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事をの受発注を行う仕組みです。
インターネットでの求人に近いのですが、会社の求人ではなく、仕事単位でのマッチングとなります。
単発の仕事や、一定期間限定の仕事がある反面、長期にわたるプロジェクトの募集もされています。
雇用契約を行うわけではないので、発注する側も受注する側も、都合をつけやすいという特徴があります。
毎月数千円稼ぐ仕事から、中には100万円を超える仕事までさまざまなものがありますので、自分に合った仕事を探すと良いでしょう。
ネット転売ビジネスで稼ぐ
ネット転売ビジネスも稼ぎやすい仕事です。
店舗やオークションサイトなどから仕入れたものを、Amazonなどの EC サイトで転売することで利益を得ます。
副業で、毎月数万円稼いでいる人や、本業として毎月数百万円稼いでいる人など、取り組み方によってさまざまです。
小さく始めて大きくの伸ばすことができるため、まずは副業から始めると良いでしょう。
お金があることのメリットは?
人が何かを行うのは、それを行うことによって何かしらのメリットを享受できるからです。
では、働いてお金を得ること・お金があることのメリットとしては、どのようなことが考えられるでしょうか。
日々安心した生活を送ることができる
お金があることの一番のメリットは、毎日安心した生活を送れるということをある程度保証してくれるということです。
食べ物を買ったり公共交通機関を利用したり映画を見たりと、我々が何かを行うためには必ずお金が必要になるため、働いてお金を稼ぐことで生活の選択肢を増やすことができるでしょう。
さらにお金を増やす機会に恵まれる
お金は、何かを購入したり何かしらのサービスを利用したりすること以外に、お金そのものを増やすために用いることもできます。
株式投資や不動産投資・競馬・宝くじなど、お金を用いてお金を増やす手段は枚挙に暇がありませんが、そもそもの元手がたくさんあることで、そういった手段でお金を増やす場合には有利に立ち振る舞うことが可能になります。
また、直接そういった手段を用いるわけではなくても、お金があるところには確かなものから怪しいものまでさまざまな儲け話が集まってくるものです。
そのような儲け話を取捨選択して利用するかどうかを判断できるのも、お金を持っている人ならではの特権と言えるかもしれません。
時間をお金で買うことができる
我々はみな1日24時間という制限が課せられている中で暮らしているため、時間をいかに有効につかうかということが大きな課題となります。
この場合もお金がある人のほうが時間を有効に使うことができる可能性が高いのですが、その理由は時間をお金で買うことができるからです。
たとえば移動手段を選ぶ際にもお金があれば飛行機や新幹線といった手段を利用することが可能ですが、お金がないと普通電車や夜行バスという手段になるかもしれません。
また、日々の家事の手間を省くために掃除ロボットを購入したり家政婦の人を雇ったりすることで、時間を有効活用することもできます。
お金がいろいろなサービスを利用することに使える以上、自分の自由な時間を増やすサービスにお金を費やすことで、人よりも毎日を有意義に過ごせる可能性が高まるでしょう。
お金がないことのデメリットは?
ここまではお金があることのメリットに注目してきましたが、ここからはその裏返しでもある、お金がないことのデメリットについて考えていきましょう。
自分のやりたいことができない
お金は物を購入したりサービスを利用したりする際に必要なので、そのお金がないということは自分のやりたいことができない可能性につながります。
我々も普段の生活の中で、「この服欲しいけど高いから我慢しよう」とか「旅行に行きたいけど繁忙期は値段が上がるから避けよう」などと、お金が原因でいろいろなことを我慢したり回避したりすることを余儀なくされることが多々ありますよね。
これらはすべて、お金を持っていれば実現できたり実行に移せたりした可能性が高いはずなのですが、お金がないことで日々の生活が制限されたものになってしまっているというわけです。
社会的な地位が低く感じられる
会社では肩書が上がっていくほどもらえる給料も増えていく傾向にありますし、世間一般で立派だとされている仕事ほどたくさんの給料をもらっている傾向にあります(もちろん例外もあると思いますが)。
このように、お金と地位や世間一般での評価はある程度リンクする傾向にあるため、自身がもらっている給料や稼いでいるお金が少ないと、自分の社会的な地位が低いのではないかと感じてしまう可能性があるでしょう。
そういった気持ちを抱えてしまうと、どうしても思考がネガティブな方向に向きがちなので、毎日の生活に満足感を感じにくくなってしまいます。
先ほど説明したように、お金がないと自分のやりたいことができないケースも多くなるというのに、精神的な理由からも満足感を感じにくくなるとすると、これはなかなか厳しいダブルパンチになりかねませんね。
子供の教育にも影響するかもしれない
お金がないことで影響が出るのは、自分自身だけではありません。
結婚して子供がおられる家庭の場合には、子供の教育ひいては子供の将来にまで影響を及ぼす可能性があるのです。
子供の将来を見越して中高一貫の私立の学校に通わせたいと思っていても、中学・高校とも公立に通わせた場合と中高一貫の私立に通わせた場合では、かかる費用は雲泥の差です。
そこからさらに大学まで私立となると、毎年百万円単位のお金が必要となるため、お金に余裕のある家庭でなければなかなか難しいでしょう。
親の生活費を削って子供の教育費に回すという努力はおそらくどこの家庭でも行われていることと思いますが、そうやって捻出できるお金にも限りがあるため、お金がないことで子供を私立に通わせてあげることができないという家庭も相当数あります。
実際に私立に通わせるかどうかは置いておくとしても、子供が私立に通いたいと言ってきたときにそれを可能にするだけのお金は稼ぎたいですね。
人によって必要だと思う金額は異なる
お金があることのメリットやお金がないことのデメリットを考えていくと、お金を稼ぐことの重要性は理解しやすいと思いますが、具体的にどれぐらいの金額を稼げばいいのでしょうか。
これに対する答えは、それぞれの人で異なると言えます。
たとえば人によって生活サイクル・生活している地域・趣味などが異なる以上、毎日どのようなことにどれぐらいのお金を使っているか(使いたいと思っているか)は異なります。
また、独身か既婚なのか、既婚であれば子供は何人いるのかによってもどれぐらいのお金が必要かは異なってきますよね。
つまり、お金は多ければ多いほどいいことは間違いありませんが、年収や蓄えなどに対する「妥協ライン」や「満足ライン」は人によってかなり差が生まれうるのです。
こればかりは人と比較してもしょうがない部分なので、自分なりに満足できる収入を目指して、毎日の仕事をこなしたりスキルアップしたりすることを目指していきましょう。
まとめ
お金を稼ぐことは、社会情勢から考えても難しいということが言えるかと思いますが、稼ぐチャンスが多い時代でもあります。
ぜひ、ネットを上手に活用して、収入を増やしましょう。