1,000円貸してほしい場合、どのような手段が考えられる?
外出していてふと、「財布を持ってくるのを忘れた」ということに気づく場合ってありますよね。
そのような場合、とりあえず1,000円でも調達することができれば何とかなることが多いですが、いざそのような状態に陥るとどのようにして1,000円を調達していいかが分からなくなってしまうものです。
そこで今回は、1,000円を貸してほしい場合に考えられる手段について、説明を行っていきたいと思います。
どうしたら1,000円借りられる?
1,000円を貸してほしい場合に取ることができそうな手段は、主に以下のようなものではないでしょうか。
友人や知人にお願いする
1人で外出しているのではなく友人知人と一緒なのであれば、取り急ぎ一緒にいる人に事情を説明して1,000円を貸してもらうというのが、もっとも手っ取り早そうですね。
1,000円程度であれば、相手も「何してんだよ!」なんて軽口を叩きながら貸してくれると思いますよ。
交番でお金を借りる
1人で外出している場合には友人や知人からお金を借りることはできませんが、かといって見知らぬ人に事情を説明して1,000円を貸してもらおうとするのも、勇気がいるうえにおそらく成功率は低いと思われます。
そんな場合に頼りになるのは、交番です。
交番では、お金がないために自宅に帰ることができないというような緊急事態に限り、最大1,000円までお金を借りることが可能な「公衆接遇弁償費」という制度を利用することができるからです。
ただしこの「公衆接遇弁償費」は、自治体によって取り扱いが無いところもありますので、交番に行ったからといって必ずお金を借りられるというわけではありません。
また、お金が必要な事情を説明したうえで、公衆接遇弁償費を利用しなければどうにもならないという事情でなければお金を借りることができないため、「近所に住んでいる友人にお願いしてください」と言われてしまうような可能性もあることには注意が必要です。
カードローンを利用する
「緊急でお金が必要だ」という場合にまずパッと思い浮かぶのは、「カードローンを利用する」ということではないでしょうか。
ただし、一般的にカードローンを利用するのはもう少しまとまったお金を必要としているときであり、たかが1,000円を借りるためだけにカードローンに申し込むのは気が引けるかもしれません。
とは言え、1,000円であろうとお金を必要としていることは事実なので、他に方法がなければカードローンに申し込んでみるしかないでしょう。
緊急でお金を必要としていると思いますので、即日融資が可能な消費者金融に申し込むことを忘れずに。
デポジット式のものを解約する
お金を借りるという方法からは少し離れますが、手持ちのものだけでお金を調達するのであれば、チャージ式やデポジット式のものを解約して、そこにチャージしてあったお金を現金として受け取るという方法も考えられます。
ICOCAやSuicaなどをチャージ形式で利用している人の場合は、それをJRの駅に持っていって解約してもらうことで、若干の手数料を差し引いたうえでお金を受け取ることが可能です。
緊急事態であれば、このような対処で乗り切ることも考慮しておいたほうがいいでしょう。
お金を借りた後の対処法・改善は?
では、無時お金を借りられた後はどのように対処すればいいでしょうか。
また、今後同じような目に会わないための改善案も考えていきましょう。
誰から借りたとしてもすぐ返済を
お金を借りた後にしなければならないことは、とにもかくにもそのお金を返すということです。
友人や知人から借りたのであれ、交番で借りたのであれ、カードローンで借りたのであれ、すぐに返済をしなければならないという点ではすべて共通しています。
特にカードローンで借りた場合には、利息が増える前に返済をしたいところですね。
代替手段をしっかり確保しておくこと
1,000円という金額ですから返済に困ることはほとんどないと思いますので、返済をすぐに終えて今後このようなことを起こしてしまうことのないように改善案を考えることのほうが、重要になるはずです。
最近では電子マネーが普及してきていますから、財布を忘れてしまっても電子マネーチャージ済みのカードなどがあれば、割と不自由なく生活できる場合もあります。
そこで、財布とは別に電子マネーでの支払い手段を確保しておくことによって、仮に財布を忘れて現金がなかったとしても、電子マネーでなんとかその場を乗り切ることが可能になるでしょう。
持ち物チェックを徹底させよう
身もふたもないことを言ってしまえば、財布を忘れることがなければ問題は何も起こらないわけです。
そこで、家を出る前に持ち物チェックを徹底させることで、財布を忘れるなどという大失態を防ぐようにすることが根本的な対策となるでしょう。
もちろんどれだけチェックしたつもりでもミスを犯してしまうのが人間ですから、そのようなミスが起きてしまった場合に備えて、先ほどお伝えしたような財布と電子マネーを別々に確保しておくというような対策を取っておくことが重要なんですね。
諦めが肝心の場合も
とは言え、どれだけ頑張ってもお金を借りられずにどうしようもないという状況に陥ってしまう可能性も、ゼロではないわけです。
そのような場合は、粘りに粘って何とかしてお金を貸してくれる人やサービスや組織を探すということも大事ですが、いっそのこと諦めてしまうほうがいい場合もあります。
お金を必要としているのが「電車に乗って自宅の最寄り駅まで帰りたいから」なのであれば、最寄り駅のところまで歩いて帰ることで、事態を打破できますよね。
もちろん最寄り駅までの距離によってはそれが現実的ではないこともありますが、実現可能そうなのであれば、貸してもらえるあてのないお金を求めてさまようよりは、現実を見据えて自宅に向かって進み始めることのほうがよっぽど建設的かもしれません。
歩き疲れてへとへとになるかもしれませんし、普段あまり歩く習慣がない人であれば足にタコができてしまうかもしれません。
しかしそういった痛みをあえて受け止めることで、今後はこういった経験をせずにすむようにきちんと財布を持ってくるようにしよう、電子マネーを用意しておくようにしようという気持ちを、より強く持つことにつながるはずです。
傷みを伴って得た教訓は、簡単に忘れられることはありませんからね。
まとめ
以上、1,000円を貸してほしい場合に考えられる手段についての説明を行ってきました。
普段であれば1,000円という金額はそこまで大金に思われないと思いますが、手持ちのお金がまったくない状況で1,000円を調達しろと言われると、1,000円が途方もない大金に思えてしまうものです。
いざというときに備えて1,000円を借りるための方法を覚えておきつつも、実際にそのような方法を実践することのないようにしっかり自衛しておくことが、重要となるでしょう。
「たかが1,000円、されど1,000円」という気持ちを持って、毎日出かける前に荷物のチェックをしたいですね。