宝くじで借金地獄から生還した人は本当に居る?賢い人が宝くじを買わない理由
借金地獄に陥っている人の中には、「地道に頑張って返済してはいるものの中々返済が進まない…」「いっそ宝くじでも当たったら一気に返済が可能なのに…」と思う人も多いと思います。
誰もが考える「宝くじでの借金返済」。
では、実際に宝くじで借金地獄から抜け出すことは可能なのか?いくつかの視点から考えたいと思います。
今回の記事は以下の人におすすめの内容です。
- 宝くじで借金返済をする人が本当にいるか気になる人
- 宝くじを使って借金地獄から抜け出したい人
- 高額当選をする確率がどのくらいあるか知りたい人
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記事の目次
借金地獄に陥っている人の数
最初に、現在借金地獄に陥っている人はどれくらいいるのか?いくつかのデータから読み取っていきたいと思います。
日本人の約20%がカードローンを利用している!?
いろんなネット記事などを見ていると、借金をしている人は2人に1人…とか、3人に1人…など、様々なデータがあるようですが、世間一般の借金データには住宅ローンなども含まれているため、借金をしている人が全て借金地獄という訳ではありません。
そこで参考になるのが、信用情報機関に登録されているいくつかのデータです。
参考までにCICのデータを見ると、以下のようになっています。
項 目 | 件 数 | 人 数 |
---|---|---|
1.貸金登録情報量 | 18,555万件 | 7,475万人 |
2.うち残高有り情報量 | 1,673万件 | 1,140万人 |
3.うち異動情報 | 559万件 | 412万人 |
4.一人当たりの貸金残高有り件数 | 1.47件 | |
5.一契約当たりの貸金残高 | 50万円 | |
6.4件以上の借り入れがある人 | 登録件数 106万件 | 登録人数 27万人 |
上記を見ると、まず貸金業者を利用している人は1,140万人となっていますから、日本の世帯の約20%がなんらかの借金をしています。
また412万人が異動情報となっていることから、全世帯の約7%はカードローンなどの返済が滞ったり、債務整理をしたりしている…、つまり借金地獄に陥ったことがあるとわかります。
宝くじで借金を返済した人は居る?
日本国内にも多重債務で悩みを抱えている人が多くいることが分かりましたが、そんな借金地獄に陥っている人の中で、実際に宝くじで一発逆転し、借金を完済した人はいるのでしょうか…?
宝くじ当選者の中には、当選した金額を借金返済に充てた人もいると口コミが合ったり、匿名掲示板の体験記に宝くじで一発逆転した人の情報が書かれていたりします。
また、ギャンブル依存症の人が宝くじに最後の望みをかけたというブログも見られます。そこで、実際に宝くじを使って借金返済ができた人がいるのか、宝くじに借金返済の望みをかけるのはおすすめなのか解説します。
宝くじの使い道2位は借金返済だった!
まず、宝くじの当選金で借金を返した人が居るか…?という点ですが、宝くじのオフィシャルHPを見る限り、当選金の使用用途の2位に「借金返済」が入っていますので、実際には「宝くじで借金返済をした人は居る」という答えになります。
ただ、宝くじ当選金と一言で言っても、1万円の当選金から10億円まで様々ですので、いくらの借金返済をしたか…ということまでは不明です。
当選金の使い道 | 人 数 | 全体の割合 |
---|---|---|
貯 蓄 | 629人 | 49.3% |
借入金の返済 | 203人 | 15.9% |
旅 行 | 196人 | 15.3% |
土地・住宅の改築や購入 | 188人 | 14.7% |
家族サービス・親孝行 | 181人 | 14.2% |
以上が、宝くじが当たったときの使い道の割合ですが、旅行や高級車の購入、不動産の購入資金に使うお金よりも、借金返済に利用している人の方が多い点は、驚いている人も多いでしょう。
宝くじに当たる確率と隕石に当たる確率は同じ!?
我々に甘い夢を見させてくれる宝くじですが、実際のところ宝くじに当選する確率はどれくらいなのでしょうか?
いくつかの統計データを見ていると、宝くじの当選確率は「○○百万分の1」などという表記がありますが、少しピンと来ないのが実状だと思います。
そこで、宝くじの当選確率をイメージしてもらう為に、身近なもので表現してみました。
- 1億円以上の当選金が当たる確率は隕石が自分にあたる確率と同じ
- 宝くじの1等当選は、1俵の米俵に赤マジックで色を塗った米粒を一つ入れ、それを1回で取り出せる確率と同じ
例えをあげればキリがないですが、以上二つの例えを見る限り、宝くじで借金返済できる可能性は「限りなく低い」ということになります。
宝くじに当たっても、不幸になる理由
幸運なことに借金返済ができるほどの宝くじに当選をしたとしましょう。
しかし、もし宝くじで1等を当てたとしても、結局は破産をしたり、貧乏な生活に戻る人も実際にはたくさん居ます。
では、なぜ宝くじを当てたのに、そのような残念な人生を送る人が多いのでしょうか?
それは、そもそも宝くじに夢を託す人は、自分の生活を改善する必要があってもそれを行わず、宝くじに夢を託すなど、「他力本願」で人生を過ごす傾向があるからです。
例えば、借金を抱えているような人の場合、借金を作った原因は自分にあるのに、自分の生活態度は改めず、借金を増やしてまでも宝くじを買う人がいます。
恐らくそのような人は、万一宝くじに当選したとしても、基本的に自分の甘い考え方は変えない為、結局は散財した後で、もとの状況に戻ってしまいます。
また、自分の稼ぎを超える金額を手にしてしまうと、金銭感覚が大きく狂ってしまい、当選金が底をつきても生活が元通りにできない人も多いです。
このような人は、「もう一度宝くじを当選させれば良い」とさらに宝くじを購入しますが、先ほども紹介したとおり宝くじに当たる確率は、天文学的数字なので連続当選などできるはずもありません。
このことから、宝くじにあたっても不幸となってしまう人が多く存在するのです。
宝くじに当たった場合の返済方法は?
金運に恵まれて宝くじの高額当選金を手にした場合、その場で借金を全額返済したいところでしょうが、具体的には借金をどのように返済すれば良いのでしょうか。
借金の種類によって異なりますが、基本的に借金返済は毎月の返済の他に、繰上返済と呼ばれるいつでも行える追加返済方法があります。
特にカードローンやクレジットカードのキャッシングの場合には、ほとんどの金融機関が繰上返済を手数料無料で行えるため、宝くじが当選した直後にいつでも返済可能です。
ただし、住宅ローンやマイカーローンなどの目的ローンに関しては、繰上返済に手数料が必要なケースや繰上返済に対応していないケースがあるため注意が必要です。
詳しい返済方法
カードローンやクレジットカードのように、ローンの借入や返済用のカードがある場合、基本的にはATMを経由して繰上返済が行えます。
また、住宅ローンなどのカードを発行しないタイプのローンである場合には、金融機関の窓口で入金する方法の他に銀行振込が行えます。
ローンの利用先が銀行であれば、ネットバンキングに対応していることも多く、宝くじの預金口座からネットバンク経由で直接返済も可能です。
ただし、繰上返済の中でも全額返済を行う「全額繰上返済」と、一部だけ返済を行う「一部繰上返済」では返済方法が異なる金融機関もあります。
詳しい情報は、ローンを借りている金融機関のホームページを確認するか、直接問い合わせて確認してください。
宝くじの種類は?
宝くじは古くは江戸時代の富くじが起源であると言われており、その後厳しい禁止令が出されたのちに、昭和に政府が発行した富くじがきっかけに宝くじのブームが発生しました。
現在では有名な宝くじだけでも10種類以上の数があり、数十万円の少額当選から3億円以上の高額当選の宝くじまでバラエティ豊かとなっています。
そこで、国内で有名な宝くじについて大まかな説明や当選金額などを解説します。
ジャンボ宝くじ
1等前後賞合わせて最大7億円が当選することで有名なジャンボ宝くじですが、ジャンボ宝くじは年間3回行われる大規模な宝くじです。
宝くじ売り場では特に目玉の商品であるため、高額当選が出た売り場であれば長蛇の列ができることも珍しくありません。
ジャンボ宝くじと呼ばれる宝くじは、5月に行われる「ドリームジャンボ宝くじ」、8月に行われる「サマージャンボ宝くじ」、12月に行われる「年末ジャンボ宝くじ」の3種類です。
ジャンボ宝くじは1枚あたり300円で購入ができ、宝くじの番号と組みが当選番号と一致した場合に当選金額を受取れます。
また、番号が全て揃っていなかったとしても、下○桁が揃っていれば一定の金額を受取れます。
ロト
テレビCMでも有名なロト6やロト7などのロトシリーズの宝くじは、自分で好きな番号を選べるタイプの宝くじです。
購入したロトシリーズの商品にあわせて、5~7の数字の並びを予想して全ての数字が一致した人が当選となります。
ロトシリーズは当選者の人数によって、当選金額が変動しますが、当選者がいない場合には賞金が持ち越し(キャリーオーバー)となるため、最大10億円(ロト7の場合)の賞金が当たる可能性があるのです。
ロトシリーズの種類にもよりますが、多いものでは3~4日に1回抽選が行われるため、ジャンボ宝くじよりも抽選回数が多いことがメリットです。
宝くじを買うお金は返済に回そう
ここまでで、宝くじで借金返済できる可能性は「0」ではないものの、現実的ではない…ということはおわかり頂けたかと思います。
したがって、もし1万円…2万円という宝くじを購入するお金があるならば、そのお金は少しでも返済にまわす…ということを改めておすすめします。
繰上げ返済の重要性
カードローンの場合、毎月の「最少返済額」というのが決まっていて、規定の計算式で毎月返済すべき金額が決まってきます。
しかし、普通にその最少返済額だけを返済していたのでは、ほとんど借金は減りません。
例えば、50万円のカードローンの場合、最少返済額は「15,000円」というところが多いですが、金利18%のカードローンで50万円を1ヶ月借りた場合の利息は、おおよそ7,500円となりますので、元金充当額はたったの7,500円ということになってしまいます。
たしかに、借入残高が減っていくと元金充当額も増えていく訳ですが、毎月15,000円程度の返済ではざっと計算しても完済までに約4年かかってしまいます。
そういう意味では、借金地獄から抜け出すには、宝くじを購入するためのお金を少しでも元金返済に充てたほうがより現実的であると言えます。
リボ返済の恐ろしさ
借金地獄は何もカードローンだけに限ったことではありません。
クレジットカードのリボ返済も、借金地獄に陥る原因と言われています。
では、なぜリボ返済が危険なのでしょうか?
それは、先ほどと同じく「毎月の最少返済額」に落とし穴があると言われています。
毎月1万円や2万円程度の返済額では、ショッピング残高は中々減らないのは先ほどのカードローンと同じなのですが、クレジットカードで恐ろしいのはリボ返済中に又新たな買い物をしてしまう…という点にあります。
つまり、毎月のリボ返済で気分的には返済が進んでいるような気になってしまい、一方でクレジットカードを利用して新たな買い物を安易にしてしまうことが、借金地獄になる原因となるのです。
したがって、クレジットカードを利用する場合は、緊急事態を除き、リボ返済をできるだけ利用しないことが大切です。
繰上げ返済に適したカードローンとは
先ほども触れた「繰上返済」に最も適したカードローンにはどのようなものがあるのか?カードローン選びのポイントをご紹介します。
いつでも返済する事ができるか?
カードローンには大手消費者金融をはじめ、銀行カードローンや信販カードローンなど、本当にたくさんの種類がありますが、その中でも繰上返済に適したカードローンを選ぶポイントは、返済の利便性です。
中には、いざ臨時返済したいと思っても、ATMに行かないと返済できなかったり、わざわざ事前の申告が必要だったりするケースもあるようです。
こうなると繰り上げ返済が進まず、逆に借金を増やしてしまう原因にもなりかねません。
手数料はかからないか?
繰上返済時の手数料にも注意が必要です。
例えば、アコムで繰り上げ返済をしようとすると、コンビニATMを利用した場合「1万円以下:110円」「1万円超え220円」の手数料が必要になってきます。
そうなると、「手数料がかかるから、返済はこの次でいいか…」ということになり、繰上げ返済も中々進みません。
こういう場合には、インターネット返済が利用できるカードローンを選ぶようにして下さい。
アコムの場合も指定銀行の口座を持っていて、インターネットバンキングが利用できる状態なら24時間いつでも手数料無料で返済が可能ですし、同じサービスはプロミスなどでも取り扱われています。
宝くじに託すくらいなら債務整理を
ここまでで、宝くじの非現実性と繰り上げ返済の重要性はご理解いただけたかと思いますが、最後にどうしても借金地獄から抜け出せない場合の「債務整理」についても、触れておきたいと思います。
宝くじを買う人の中には、「借金が300万円以上あって、その返済のために毎年ジャンボ宝くじを100枚以上買っている」という人がいます。
ジャンボ宝くじの単価は1枚300円ですので、年に3回程度各々100枚の宝くじを買っているとすれば、年間の購入費用は「9万円」となります。
また、そのような人は同じようなことを5年…10年と続けて「いつかは当たる」と信じて購入を続けていますので、仮にそのようなことを10年続けているとすると、90万円をドブに捨てていることになり、一方で借金は全然減らないことになります。
ここまででもうおわかり頂けたかと思いますが、もし10年で90万円のお金を宝くじに費やし、借金が一向に減らないのであれば、50万円程度のお金を弁護士に払って、借金を清算するほうが賢明と言えるのではないでしょうか?
Q&A
宝くじと借金返済の関係性について解説しましたが、まだまだこの場で紹介しきれていない情報が幾つかあります。
そこで、宝くじについて質問の多い内容をQ&A形式でまとめたので、気になる情報がないか確認してください。
Q.当選金額ってどう受け取るの?
当選金額の受け取り方法は、購入方法や当選金額によって異なりますが、高額当選の場合にはみずほ銀行での受取となります。
また、宝くじは非課税所得となるため、確定申告の必要や税務署への届出は必要ありません。
しかし、家族へと当選金額をあげる場合には、贈与税の対象となるため気を付けましょう。
Q.宝くじに当たったら債務整理できない?
宝くじの当選金額にもよりますが、高額当選後に債務整理を行いたい場合には、当選金を借金の返済に充ててからでなければ債務整理が行えないケースが多いです。
特に裁判所を経由して行う個人再生や自己破産は、申請者の財産を確認して条件を満たすか確認するため、高額当選金があれば債務整理を利用できないか、当選金を強制で借金返済に充てられる可能性が高いです。
Q.宝くじの賞金で過去の債務整理は取り消せる?
債務整理が完了してしまった場合には、過去の債務整理の情報は消せません。
もしも、債務整理が完了してしまった場合には、個人信用情報機関から情報が消えるまで待つしかありません。
しかし、債務整理の申立中であれば、申立てを取り消して宝くじの当選金額を借金返済にあてられます。
まとめ
たしかに、宝くじは夢を買うものですので、1,000円程度をお遊びで購入する人も多いと思います。
しかし、何万円も宝くじに費やして夢を追いかけるのは、本当に無駄なことです。
この記事でもお伝えしたとおり、そんなお金があるなら少しでも繰り上げ返済したり、弁護士費用に使ったりすることを強くおすすめします。