借金嫌いは日本人の特徴?借金は悪いことなのか検証
この記事を読まれている方は、「借金」についてどんなイメージを持たれているでしょうか?
「借金はダークなイメージがある」「自己投資の為の借金なら賛成したい」など、借金に対する意見も様々です。
そこで今回は、日本人の借金に対するイメージと、「良い借金」「悪い借金」の違いについての記事をお届けしたいと思います。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
・借金が嫌いなわけが知りたい人
・すべての借金が悪い事なのか疑問に思っている人
ぜひ参考にしてください。
記事の目次
日本人の借金に対する考え方
日本人は借金に対して「やってはいけないもの」というネガティブなイメージを持つケースが多いようです。
では、なぜ日本人は借金に対してそのようなイメージを持つのでしょうか?
借金はとにかく嫌いという人が多い
日本人が借金を嫌うようになった理由はいくつか考えられますが、やはり最も大きいのは今の日本社会の中枢を担う40代50代の世代が「バブルの崩壊を経験している」、という点が大きいようです。
バブル崩壊はそれまでの超好景気時代から、一気に低成長期に移行した「1991年~1993年頃」の事を指しますが、それまで不動産や株などの投資で巨額の利益を得ていた企業・個人が、一気に大きな負債を抱える事になった事は、皆さんご存知の通りです。
それ以降、日本の経済は停滞を続け、好景気と言われたアベノミクス政策も、一般個人にとってはあまり実感のないものとなっています。
そのような背景を受け、日本人は「貯蓄は美徳」という考え方が浸透し、逆に「借金」は危険なもの、やってはいけないものというイメージが浸透したと考えられます。
海外の人の借金イメージ
その一方で、海外の方は借金に対してどんなイメージを持っているのでしょうか?
お金に対する考えは国民性により異なる…と言ってしまえばそれまでですが、例えばアメリカ人などは借金に対するイメージはとても明るいようです。
元々海外の方は日本人とは異なり、お金は「貯蓄するものではなく、働いてもらうもの」という考え方をします。
つまり、お金儲けをする為には自分が働くのと同時に、お金にも働いてもらう…つまり投資をして利益を得るという事が普通になっているという事です。
それと同時に、投資をする為の借金も「良い借金」という考え方をしますので、一般的に借金には何も抵抗がないという方が多いのも事実です。
借金している人の数は多い?
借金に対するイメージが悪い日本人ですが、実際のところ借金をしている人は少ないのでしょうか?
いくつかの情報から読み取っていきたいと思います。
日本人の借金人口
日本の借金人口の目安になるのが「貸金業者を利用している人の数」です。
例えば、信用情報機関のCICのHPを見ると、そこに登録されていて、且つ借入れ残高がある方の件数が登録されています。
このデータを見ると、平成30年1月20日時点にはカードローンやクレジットカードのキャッシングを利用している人の人数が1,140万人、そしてそれらの人が利用している借金の件数は総数で「1,673万件」という事になっています。
日本の世帯数は約5,700万世帯と言われていますから、日本人は「借金が嫌い」と言いながら、如何に借金をしている人は多いか…という事がご理解頂けたかと思います。
銀行カードローンの現状
また、日本の借金事情については最近の銀行カードローンの現状からも垣間見ることが出来ます。
これまで、借金…と言えば消費者金融のカードローンや、クレジットカードのキャッシングが殆どでしたが、2010年を過ぎた頃から大手銀行や地方銀行が個人融資にも力を入れ始め、2014年にはついに貸付残高で消費者金融を上回るようになりました。
その一方で、総量規制対象外となる銀行カードローンの過剰融資が社会問題となり、現在ではCMを自粛する銀行・総量規制と同じ規制をかける銀行などが増えています。
また、2018年からは銀行カードローンの規制はさらに厳しくなり、即日審査・即日融資が出来なくなっています。
以上の事からも、実は「日本の借金人口はとても多い」という事がわかります。
良い借金と悪い借金
次に、「借金には良い借金と悪い借金がある」とよく言いますが、ではどんな借金が良くて、どんな借金が悪いのか、改めて考えてみたいと思います。
良い借金とは
まず、良い借金からです。
何をもって良い借金と言うか…というかは難しいところですが、総じて言えるのは「自己投資の為の借金」や「資産を作る為の借金」は良い借金と言えるのではないでしょうか?
例えば、奨学金を借りたり、自分の家を購入する為の住宅ローンなどはその典型です。
又、株投資の為の「証券ローン」なども、良い借金と言えるかもしれません。
悪い借金とは
一方で悪い借金とは、一言で言うと「浪費の為の借金」がそれにあたります。
例えば「パチンコや競馬で負けた分を補填する為の借金」や、「無計画に使った生活費を補填する為の借金」がその典型です。
そのような借金は、その人の生活習慣や考え方そのものを改めない限りなくなりませんし、逆に無計画な借金はどんどん増える傾向にあります。
借金にはリスクが伴います。
各種ローンにはローン金利がかかりますし、返済能力がなければ借金が焦げ付き、今後の生活に支障が出る場合があります。
借金は計画的に行うことが前提と考えましょう。
消費者金融=悪い借金なのか?
一般的な借金といえば、消費者金融のカードローンをイメージされる方が多いと思います。
では、そんな消費者金融のカードローンは「全て悪い借金」となってしまうのでしょうか?
消費者金融のカードローン利用についていくつかの視点から考えてみます。
預貯金をおろす手数料よりも安い場合がある?
実は消費者金融カードローンも使い方によっては、預貯金でお金を運用するよりもお得になる事があります。
その代表例が「引き出し手数料」です。
例えば、銀行預金からキャッシュカードで1万円の預金を下ろす場合、時間外に引き出したり提携ATMを利用したりすると108円の手数料がかかる場合があります。
さらに言うと一部のネット銀行(※楽天銀行)などでは、利用するATMによっては270円もの手数料が取られてしまいます。
そういう面では、消費者金融のカードローンで1万円を借りて、2~3日後に返済したほうが、手数料が安い場合があります。
例えば、金利18%のカードローンで1万円を3日借りた場合の利息は約15円です。
以上の事を考えると、カードローンも一概に「悪い借金とは言えない」という事になります。
家族に余計な心配をかけないメリットも
又、どうしても生活費がなかったり、緊急のお金が必要な場合、消費者金融カードローンを利用してすぐに返済すれば、家族に余計な心配をかけなくて済む…という考え方も出来ます。
消費者金融カードローンなら、ほとんどのケースで家族に知られずにお金を借りる事が出来ますから、家族に将来への不安を感じさせずに済む…というメリットがあります。
ただ、この場合「必要最少限度のお金を借りて、出来るだけ短期で返す」という事がポイントになります。
ズルズルと借金を増やしたりしていると、余計に家族に心配をかける原因にもなりますから、その点だけはおさえておくようにしましょう。
交際費として使う場合は?
交際費を捻出するために消費者金融を使う場合は、状況によってアリとナシが変わります。
自分の将来の為や、現在にとって必要な人間関係での交際費であれば、消費者金融を使ってでもお金を工面した方が良いことが多いです。
なぜなら、その人たちとの人間関係が、今後の人生にプラスになったり、収入増加の要因となり得るからです。
しかし、自分にとって不必要な人間関係であれば、交際費の捻出は控えた方が良いでしょう。
ただ単に職場の同僚と愚痴を言い合う関係や、場当たり的な発想の先輩や上司、今後あまり関わりたくない友人・知人などとは、交際自体が時間ドロボウであり浪費となります。
現在の人間関係は、5年後10年後の人生に影響を及ぼす可能性が高いため、消費者金融でお金を借りてでもお付き合いしたい人との人脈を築きましょう。
ただし、借金を返せなくなって、その人たちにお金の相談をしなければならなくなると本末転倒です。
借金の返済の為に借りるのは悪い借金
借金を返済するためにあなたの借金をすることは、悪い借金と考えましょう。
借金というのは計画的に行わなければ、借金苦に陥る可能性が高いです。
無計画に借金をしたり、必要以上にお金を借りてしまうと、また新たな借金を選んでしまいます。
本来必要としている以上の借金をすることで、余分な利息を払わなければならなくなったり、借金を返すために新たな借金をすることで、結局借金額がより多くなってしまいます。
結果的に多くなった借金の返済のために、また新たな借金が必要となるなど、悪循環に陥ってしまいますので、借金のための借金は控えた方が良いでしょう。
多重債務に陥ってしまうと、常に返済日を意識しなければならなくなりますし、借金が焦げ付いて取り立ての日々がやってくるかも知れません。
最初の借金という傷口が浅い段階で、なんとか対処しましょう。万一、複数社から借り入れをしている場合には、おまとめローンなどで借金の一元化を図ると良いでしょう。
自分への投資ならどうなる?
自分への投資のための借金であれば、前向きに消費者金融を利用しても良いでしょう。
自己投資はなるべく早いうちにしたほうが、自分の将来設計がしやすくなりますので、現在仕事を使用するお金がなければ、消費者金融を有効利用しましょう。
そのことによって、消費者金融からの借金以上に、収入が増える可能性があります。
借金がテコの原理となって、あなたの将来を開いてくれるはずです。
ただし、自分への投資が本当に将来の役に立つかは検証が必要です。
どう考えても、お金にならないような投資であれば、自分にとって有益であったとしても、お金には困り続けなければなりません。
逆に、採算性が高い内容への投資であれば、すぐに借金も返せるでしょう。
自分の中で借金の金利や期間と、期待できる将来の収入のバランスをしっかりと考えましょう。
家を買う時ローンを組むか問題
今あなたは3000万円の家を「今」買うか、「お金が貯まったら」買うか、で迷っているとしましょう。
あなたなら買いますか?それとも待ちますか?
結論からいいます。
家のローンは良い借金なので、今すぐローンを組んで買いましょう。
何故でしょうか?
家を3000万円貯まったら購入する場合
35年間、お金を貯めて買うと仮定すると、
3000万÷35年=1年で約86万円貯める
86万÷12ヶ月=1ヶ月で約7万2千円貯める
という計算になります。
また、現在住んでいる家賃を低く見積もって8万円とすると、1ヶ月間、合計で15万2千円使えないお金が発生します。
では次にローンを組んで家を購入する時をみてみましょう。
ローンを組んで3000万円の家を購入する場合
今回は仮に全期間固定金利(フラット35S)を利用して35年ローンを組みたてることにします。
HPへ飛んでもらうと分かるのですが、シミュレーションしてくれます。
実際シミュレーションを行うと、35年での返済額は3543万円でした。
住宅ローンのみで考えると大雑把に計算しますが、
月々8万5千円
です。
また家を買うとなると、住宅ローンの他に団体雇用保険料や固定資産税、修繕積立金を考慮に入れなければなりません。
すると月々プラスで5万円を支払う必要が出てきます。
つまり、35年ローンの家を購入した時に払う月々のお金は
8万5千+5万=13万5千円
ということになります。
比較してみよう
ローンを組まずに35年間お金を貯めた時に使えないお金は、月々15万2千円
ローンを組んで家を買った時のお金は月々13万5千円
1ヶ月で1万7千円の差が生まれることになります。
35年間の差はなんと714万円です。
ローンを組んで家を買ったほうが714万円もお得になる計算です。
さらに、得するのはこれだけじゃありません。
35年間お金を貯めなければ買えなかった家が、ローンのおかげで1年目から住むことが出来るのです。
貯金していた場合と比べて、月々1万7千円も節約出来て、さらに家に住むことができる。
プラスしかないです。
家を購入したいと思っている人は、ローンを組んだ方がお得です。
しかし、家を購入したいと思っていない人は、今住んでいる家賃だけを払っていたほうがお得です。
起業・開業する時借金をするか問題
次にみていくのは、起業・開業するのに借金をした方がいいのかという問題です。
自分の貯金が300万円あったとして、飲食業を始めようと考えると仮定します。
事業計画書を作って見ると、1000万円必要ということが分かりました。
今のままだと700万円足りません。
そこで考えられるのは2パターンです。
- 700万円貯金してから開業する。
- 700万円の借金をして開業する。
700万円貯金して開業する場合は自分の月収が20万円と仮定します。
月収の20%(4万円)貯金するとすると、約15年かかります。
それに対して700万円の借金をして開業する場合、収入を50万円と仮定すると、月収の20%(10万円)を借金返済に充てれば、金利2%とすると総額約739万円で約6年で借金を返せることになります。
なんと半分以下の期間で返せる計算になります。
また仮に収入が20万円しかなくても、結局は、17年で借金を返せます。
借金をして開業しない手はないと思います。
けれども、こう考えるひとも多いことでしょう。
失敗した場合はどうすれば良いのか・・・?
次に開業・起業で失敗した場合を見ていきましょう。
良い借金の具体例
お金に対してマイナスイメージを持ってる人は、借金は悪いものだと考えがちです。
しかし、借金が必ず悪いものだとは限りません。
借金をした方が自分にとってプラスとなることも多いため、世の中には良い借金はたくさん存在します。
ここでは良い借金の具体例として、「マイカーローン」「奨学金」「自分磨きのための教育ローン」の3つを紹介します。現在借金を迷っている場合には、ぜひ参考にしてください。
マイカーローン
マイカーローンは、車を買うための借金で、銀行などが中心としてローン商品を組んでいます。
新車や中古車を購入する時だけでなく、自動車の修理や車検費用など、カーライフを送るために不足するお金を補ってくれます。
ローンには金利が付きますので、ローンの支払いをしている間に車が型落ちすると、なんだか残念な気持ちになりますし、万が一事故やライフスタイルの変更によって車を手放すことになると、ローンだけが残ると言うデメリットがあります。
とはいえ、カーライフが前提となっている人の場合には、マイカーローンはありがたい金策方法となります。
小さい子供がいる家庭の場合は、移動手段として車は必需品となっているケースが多いですし、交通アクセスが悪い地方などの場合にも車が必須となるケースが多いです。
車のような高額な買い物をする場合には、ローンを組んで家計を安定させると、資金繰りがしやすくなりますので、上手に活用しましょう。
奨学金
奨学金とは、学費が支払えない学生に対して、奨学制度に基づいて援助するものです。
せっかく優れた教育を受けたくても、経済的理由で教育が受けられなければ機会損失となります。
若者の機会損失が増えると、日本政府としてもマイナスですので、奨学金は学生が利用しやすくなっています。
奨学金には、返さなくても良い給付奨学金と、返済が必要な貸与奨学金があります。
借与奨学金は、有利子のものと無利子のものがあり、成績優秀者などの一定条件によって無利子の奨学金を利用できます。
有利子であったとしても、金融機関からの借金よりも低金利で借入れできるため、気軽な利用が可能です。
教育にお金をかけると、将来の選択肢が増えますので、経済的理由で学びの機会損失となる場合には、奨学金を活用しましょう。
ただし、社会人になってから奨学金の返済に苦労している人も多いため、あらかじめ想定が必要です。
・・・俺は学費免除の上に奨学金まで貰って学校行ってんだ。・・・これ以上、休んでられねえ。
— 絶愛OVAbot (@zetuai_ova) 2019年7月8日
自分磨きのための教育ローン
自分磨きのための教育ローンも良い借金です。
日本政策金融公庫やJAバンク、銀行などが積極的に融資をしています。
教育ローンという名の通り、利用用途を教育関係費用に限定したローンであるため、学生の保護者が学費ねん出のために利用することが多いです。
学生が将来の選択肢を増やすために、有効活用されています。
学生本人が借金をする場合には、先述の奨学金や消費者金融の学生ローンなどが挙げられます。
いずれにせよ、将来的な収入の源泉は自分自身ですので、自分を磨いて、自分の価値を高めれば高めるほど、生涯年収が増えやすくなります。
教育にお金をかけることは、とても重要なのです。
そのような観点から、賢く教育ローンを利用しましょう。
悪い借金の具体例
良い借金がある反面、当然のことながら悪い借金もたくさんあります。
悪い借金をしてしまうと、借金地獄の生活に陥ってしまい、最終的には自己破産以外の道がなくなるケースも考えられます。
悪い借金の具体例としては「パチンコなどの遊興費のための借金」「生活のための借金」「浪費をする為の無計画な借金」などが上げられます。
また、「借金での不動産投資には要注意」ということにも配慮が必要です。
それぞれ具体的に紹介しますので、ぜひ反面教師にしてください。
パチンコなどの遊興費のための借金
パチンコや競馬など、遊興費のために借金をするのは悪い借金です。
パチンコや競馬などは、余裕資金で遊ぶ場合にはストレス発散になるでしょう。
しかし借金をしてまでパチンコや競馬をしてしまうと、損をしてしまった時により大きなストレスがかかります。
それどころか、生活が立ち行かなくなって、あなたの借金をせざるを得なくなるなど、転落人生のリスクも生じます。
パチンコも競馬もギャンブルですので、圧倒的に負ける可能性の方が高いと考えなければなりません。
負ける可能性が高いもののために借金をしてしまうと、借りたお金もギャンブルですってしまうでしょうから、これらの遊興費のために借金をしてはいけません。
もちろん遊興費はパチンコや競馬などのギャンブルのみならず、飲みに行くお金や、遊びに出かけるお金なども含まれます。
将来的にお金を生まない、単なる消費に対して借金をすると、返済の負担の方が大きくなってしまいます。
生活のための借金
生活のための借金も賢明ではありません。
生活苦に陥ると、借金せざるを得なくなりがちですが、借金をしても結局生活費で使ってしまうため、また新たな借金が必要となってしまいます。
その結果、今月を乗り切ったとしても来月分の借金が必要となり、結局のところ利息分が損となります。
いつまでも出口が見えない借金生活続けなければならなくなりますので、生活のために借金をするのは控えましょう。
とはいえ、大きな臨時出費がある場合や、緊急性が高い出費がある場合には、借金の有効活用もあり得ます。
借りたお金が大きなお金だったとしても、返済は少しずつで良いため、上手に使い分けられれば問題ありません。
ただし、最初の借金がきっかけで、自転車操業のように借金を続けなければならないという事態には、十分注意が必要です。
借金生活を終わりにしたいです。
私は派遣社員で手取りが20から26万円ほどです。
うまくやりくりができず、11万円ほど消費者金融から借りてます。うちわけは主に、交際費、食費、美容代です。
毎月給料が入ったら、借金額の約半分を返済しますがその後のやりくりが難しく自転車操業です。毎月かならず出ていくお金は
通信費1万円
家族への生活費4万円
定期代2万5千円
保険9千円
住民税7千円
です。
食費は、昼飯がコンビニや外食で1回700~1000円です。
ペットボトルを毎日買います。150円
交際費は週1で4000~7000円です。(わりかん)何か買い物をする場合もありますが大したものを買わずにもうまくやりくりできないこともあります。
この先どのように生きていけば借金なくして貯金できるようになるでしょうか。(ヤフー知恵袋より引用)
浪費をする為の無計画な借金
浪費をするための無計画な借金はご法度です。
先ほどから繰り返している通り、借金は計画性がとても重要です。
しかし、そもそも浪費自体に計画性がないため、浪費のための借金は最初から無計画な借金なのです。
浪費をする人の特徴は、刹那的に買い物をしたくなるため、衝動買いをしないということや、家計簿をつけて計画性を身につけるなどの対処が必要です。
支出には、将来利益をもたらす投資と、将来利益はもたらさないが必要な出費である消費、単なる無駄遣いの浪費の3つがありますので、お金を使う時にこの3つのうちのどれにあたるのかを考えましょう。
借金は投資や消費のためまでとし、浪費には借金してはならないと肝に銘じましょう。
不動産投資には要注意
不動産投資には十分注意が必要です。
借金をしてマンションに投資をしたり、資産運用を目的に不動産投資に興じる人は多いです。
しかし、不動産投資は必ず成功するとは限りません。
せっかく投資をした物件が空室になってしまうと、ローンだけを払い続け何の収入も得られません。
また、不動産投資は家賃収入だけでは物件購入価格をペイできないことが多いです。
家賃収入と売却時の収入を合算して初めて利益が出るケースが多いため、売却時の物件価格が下がっていると損失が出てしまいます。
不動産の知識がない人が、業者の言いなりになって投資を進めてしまうと、一生借金を背負う可能性がでてきますので、十分に注意が必要です。
また、不動産投資の詐欺に可能性も考慮しましょう。
被害者になってからでは、大事なお金が戻って来なくなり得ますので、気を付けなければなりません。
借金のストレスから解放される為に
ここまで日本人の借金に対する考え方や、良い借金・悪い借金について、いくつかの点から考えてきましたが、それでも「借金はストレスを生み、出来れば早く完済したい…」というのがみなさんの本音だと思います。
そこで「借金のストレスから解放される為の秘訣」もお伝えしておこうと思います。
返済が長引く場合は思い切って家族に打ち明ける
借金のストレスを軽減するために最も重要なのは「家族の理解を得る」という事です。
「え?家族にはカードローンの利用は秘密にしたいのに…」と思われる方がほとんどだと思いますが、逆に借金を一人で抱え込んでしまう事は、相当のストレスを生みますし、そのストレスが家族に悪影響を及ぼしてしまう事も考えられます。
たしかに、家族に借金を打ち明けるのは勇気が要りますが、それも最初だけです。
配偶者に隠していた借金も理由を説明して謝罪をするようにして下さい。
そうする事でよほどの事情がない限り、結局は借金返済の協力もしてくれるようになります。
借金返済には何年もの年月が必要ですから、家族のサポートはとても重要という事は覚えておきたいところです。
収入を増やす努力をする
借金のストレスから解放される為には、もちろん収入を増やすという事も重要です。
給与収入が主な収入という方は、休日や夜間に日払いバイトやクラウドソーシングでお金を稼ぐ事も出来ます。
また、本業の給料を今よりも増やす為に、「資格を取る」「人脈を増やす」という努力も必要です。
下記に参考に出来るクラウドソーシングのサイトなどをご紹介しておきますので、是非ご覧になってください。
どうしても返済できないなら債務整理も決断する
以上の事をやっても「借金のストレスで疲弊している…」「中々返済が進まない」という場合には、是非債務整理をしてみる事も検討してみてください。
債務整理に後ろ向きなイメージを持っている人も多いと思いますが、一時的にローンを利用できないなどのデメリットはあるものの、取立てがストップしたり返済額を少なくできるなど、債務整理には様々なメリットがあります。
たしかに弁護士費用などは必要ですが、返済の総額とストレスからの解放という事を考えると、多少の費用を払ってでも債務整理される事をおすすめします。
新創業融資制度なら失敗しても大丈夫
あなたがローンを借りて開業・起業に失敗してしまった時の対処法について考えてみましょう。
個人事業でやっているなら基本的に自己破産かもしくはサラリーマンに戻り借金を返済するしかないです。
しかしあなたが法人で事業をしており、日本政策金融公庫から創業融資を借りている場合は違います。
その場合は、会社の自己破産ということになり、あなたは借金を返済しなくても良いということになります。
ここで出てきた、新創業融資制度とは何でしょうか?
新創業融資制度とは?
新創業融資制度とは、日本政策金融公庫が取り組んでいる融資制度です。
この制度は、新しく事業を始める人や開業する人、もしくは創業してまもない人を対象として行われている融資制度です。
ではこの融資制度を受けるためにはどんな条件があるのでしょうか?
新商業融資制度を受けるための条件
創業の要件 | 新しく事業を始める人もしくは、事業開始後税務申告を2期終えていない人。 |
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雇用創出等の要件 | 以下のいずれかの人に該当する人
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自己資金要件 | 新しく事業を始める人、もしくは事業開始後税務申告を1期終えていない人は、創業時に置いて創業資金の10分の1以上の自己金を持っている人。例えば1000万円の資金総額なら、100万円の自己資金を持っている人。 ただし、雇用創出等の要件の3、4を満たす人は、この条件は関係ない。 |
新創業融資制度を使えば、自分の自己破産ではなく、会社の自己破産になります。
これを使わない手はないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?たしかに日本人の借金に対するネガティブなイメージは中々拭えそうにもありません。
しかし、以前に比べると最近では投資も当たり前になってきましたし、NISAやidecoなど、投資にまつわる話題も身近で盛んに語られるようになってきました。
そのような事を考えると、近いうちに投資の為の借金なども当たり前になり、少しずつ日本人の借金に対する考え方も変わってくるかもしれませんね。