三井住友visaカードの分割変更~支払回数・手数料・できない理由まで
「今月は出費が多くて支払が苦しくなった」このような時に役立つのが「分割変更(あとから分割)」ですよね。
そこで、「三井住友visaカード」の分割変更に関して徹底解説してみました。
「支払回数」から「手数料」、「できない理由」まで分りやすくお伝えしていきますので、参考にしてもらればと思います。
記事の目次
三井住友visaカードで分割変更は可能?
三井住友visaカードは分割変更に対応しています。
1件の利用額が5万円以上の「1回払い」、「2回払い(支払開始前)」、「ボーナス一括払い」の利用分をあとから分割払いへと変更することが可能です。
変更は期限内(支払日と引落し先の金融機関によってことなる)までに、以下の2つのいずれかの方法でおこないます。
- インターネットサービス「Vpass」」
- リボ・分割デスク(0120-508-137)
変更したい利用分を選択して、支払回数を指定するだけですので迷うことなく手続きできるかと思います。
分割変更の支払回数は何回まで?
三井住友visaカードの分割払いは、以下のように3回~36回までとなっています。
これは分割変更でも変わりありません。
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2回払いはできないの?
「分割2回にしたい」という人も多いかと思いますが、三井住友visaカードではできません。
三井住友visaカードの2回払いは、ショッピング時のみに選択できる支払方法となっています。
このため、あとから選択ができないようになっています。
こうしたことから、あとから分割2回にすることはできません。
あとから分割時の金利と手数料
分離払いにした場合、金利がつき手数料がかかりますよね。
これは分割変更の場合でも同様です。
手数料利率の利率は「年12.00%~14.50%」となり、以下のように支払回数によって変動します。
支払回数 | 手数料利率 | 100円あたりの手数料 |
---|---|---|
3回 | 12.00% | 2.01円 |
5回 | 13.25% | 3.35円 |
6回 | 13.75% | 4.02円 |
10回 | 14.25% | 6.70円 |
12回 | 14.50% | 8.04円 |
15回 | 14.75% | 10.05円 |
18回 | 14.75% | 12.06円 |
20回 | 14.75% | 13.40円 |
24回 | 14.75% | 16.08円 |
30回 | 14.75% | 20.10円 |
36回 | 14.50% | 24.12円 |
手数料の計算方法
三井住友visaカードの手数料は以下の計算式で算出できます。
手数料=利用額×(100円あたりの手数料÷100)
たとえば、15回払いに指定した場合の100円あたりの手数料は「10.05円」です。
仮に利用金額が8万円だとすると「8万円×(10.05円÷100)=8,040円」となり、8,040円の手数料がかかるということになります。
手数料はこのように算出できます。
分割変更ができない!理由は?
「分割変更したいのにできない・・・」状況によってはこのようなこともあります。
その場合、考えられる原因は以下のようなケースです。
割賦枠が足りない
クレジットカードで分割払いをするには「割賦枠」が必要です。
そのため、割賦枠が足りない場合は分割変更ができません。
割賦枠とは分割払いやリボ払いなど、「一括払い以外をするための限度額」になります。
クレカには「ショッピングの限度額(通常の限度額)」とは別に、この割賦枠が設定されています。
たとえば、ショッピングの限度額70万円・割賦枠40万円というような感じになっているのです。
こうしたことから、分割変更したい利用分が割賦枠をオーバーしてしまう場合、分割変更はできません。
ちなみに三井住友visaカードの場合、割賦枠は「0~200万円(カード種類によってことなる)」となっています。
お使いのカードの割賦上限がいくらかは、会員サイト等で確認できますので、分割変更できない場合はチェックしてみてください。
変更期限を過ぎた
分割変更は期限があります。
よって、期限内に手続きをしないと変更ができなくなってしまいます。
とくに1回払いと2回払いは、利用確定から支払方法が確定するまでにそれほど余裕があるわけではありませんので、変更期限に注意しておく必要があります。
分割変更の期限は、「支払日」と「引落し先の金融機関」によってことなってきますので、三井住友visaカードの公式サイト等で確認しておきましょう。
変更条件を満たしていない
三井住友visaカードで分割変更できるのは、利用額が5万円以上の1回払い、2回払い、ボーナス一括払いの利用分のみです。
このため、この条件外の利用分は分割変更することができません。
分割後の回数変更や一括返済は可能?
「分割変更後に回数変更や一括返済したくなった」このようなこともありますよね。
とくに手数料を抑える目的で、これらを検討する人は多いかと思います。
しかし、三井住友visaカードでは分割変更後に回数変更や一括返済をすることはできません。
分割払いの支払額は事前に決まる
そもそも分割払いというのは、利用金額と指定した支払回数によって発生する手数料の合計を支払うと契約する支払方法です。
たとえば、三井住友visaカードでは利用金額6万円を支払回数5回にすると、2,010円の手数料が発生します。
この場合、利用額の6万円と手数料2,010円の合計62,010円を支払うと契約するのが分割払いなのです。
しかし、回数変更や一括返済してしまうと手数料が変ってしまいます。
このため、それは契約上できないことなのです。
支払時期を早める「繰上返済」なら可
三井住友visaカードでは分割後の回数変更や一括返済はできませんが、「繰上返済」なら可能です。
繰上げ返済とは、簡単に言えば支払を前倒しすることです。
つまり、「早期返済」ですね。
現在残っている残高を支払時期を前倒しして、一括で支払うのが繰り上げ返済です。
たとえば、支払回数があと4回残っており、利用算高が2万円だったとしましょう。
通常であれば支払が完了するのは4ヶ月先ですが、繰上げ返済ではこの2万円を当月中に一括で支払いします。
このように将来支払う予定の残高を前倒しして、支払いするのが繰り上げ返済となります。
こうしたことから、支払時期が早くなるだけであって、回数変更や一括返済のように手数料を安くする効果はありません。
それでも「さっさと完済してしまいたい」という場合などには有効ですので、利用を検討しても良いでしょう。
繰上げ返済の方法
繰上げ返済をおこなうには、「リボ・分割デスク」への事前連絡が必要です。
支払日などの目処が経ちましたら、リボ・分割デスクに電話しましょう。
その後はオペレーターの指示に従って、支払いをすることになります。
まとめ
三井住友visaカードではあとから分割変更をおこなうことが可能です。
ただし、利用額が5万円以上であり、1回払い、2回払い、ボーナス一括払いのみ変更可能という条件があります。
その他にも「割賦枠が足りない」・「変更期限を過ぎた」といった場合は、あとから分割ができません。
このため、もし分割変更できないときはこうした点が原因になっている可能性がありますので、チェックしてみてください。