バンクカードの支払が遅れたらどうなるの?遅れたときの対処法は?
キャッシュカードとクレジットカードの機能が、1枚に集約されたのがバンクカードです。
2枚のカードを保有することがないため、財布の中がすっきりして便利でしょう。
バンクカードはたくさんの機能が詰まっていて便利ですが、クレジットの支払が遅れたらどうなるのか心配です。
支払が遅れたときにどうするのか説明します。
バンクカードはどんなもの?
バンクカードとは銀行が発行しているキャッシュカードに、クレジットカードの機能を追加したものです。
株式会社バンクカードにクレジットなどの業務を委託している、銀行が発行する一体カードの総称として呼んでいます。
そのため、クレジットカード一体型のキャッシュカードであっても、株式会社バンクカードと無関係のものはバンクカードではありません。
また、バンクカードはデビットカードの機能も付いており、預金口座に残高があると、デビットカード加盟店で利用するとクレジット払いにならないため安心できます。
なお、株式会社バンクカードに業務委託している銀行は、「青森銀行」「北斗銀行」「壮内銀行」「筑波銀行」「東京都民銀行」「横浜銀行」「山梨中央銀行」「但馬銀行」「伊予銀行」「四国銀行」「筑邦銀行」「沖縄銀行」の12の地方銀行です。
バンクカードには有効期限がある
普通のキャッシュカードには有効期限はありませんが、バンクカードには有効期限が設定されています。
これは、クレジットカードの機能が付いているためです。
この有効期限は5年ごとの自動契約となっており、問題がなければ更新されて新しいカードが郵送されますので、差し替えをして利用をします。
なお、有効期限が過ぎるとキャッシュカードの機能も使えなくなるので注意しましょう。
カードの期限が切れていることに気が付かずに、ATMから現金が引き出せなくなってしまうと、焦ってしまう人も多くいます。
カードがATMから利用できないときには、まずは有効期限を確かめてください。
なお、有効期限が近くなると、期限切れになる前に余裕をもってカードが郵送されます。
郵送がされてきたら、まだ先のことだと思わずに、新しいカードと古いカードを交換するのがおすすめです。
支払が遅れるとどうなるの?
クレジットカードの利用には、信用が大事ですので返済が遅れることは好ましくないです。
しかし、口座の残高を勘違いして、数十円の残高が不足していたなど、自動引落がならないこともよくあります。
誰にでもこのようなうっかりミスはあるので、一回だけ返済が遅れたくらいでは利用停止になることはありませんので安心をしましょう。
ただし、何度も遅れると、利用が停止しますので注意してください。
青森銀行のバンクカード「アオモ」の利用規約を例に見ると、「延滞を繰り返した場合は、カードショッピング、キャッシングリボ及び海外キャッシュサービスの全部またはいずれかの利用を一時的にお断りすることがあります」と明記されています。
もし、支払いが遅れたことにすぐ気が付いたら、まずは銀行に連絡をして指示に従いましょう。
支払いが遅れたときのペナルティはあるの?
いきなりバンクカードの利用が止められることはありあませんが、ペナルティとして遅延損害金が発生するので注意が必要です。
支払日までに入金が確認できないと、支払日の翌日から遅延損害金が加算されて返済金額が大きくなります。
ちょっとくらい返済金額が大きくなっても、気にしないという人もいるようです。
しかし、支払が遅れたという情報は、個人信用情報機関に登録されます。
個人信用情報機関に延滞情報が登録されると、新規でローンを組むときの審査で、不利になりますので注意しましょう。
支払に遅れたときの催促はどのようにされる?
基本的に支払日に自動引落ができなかったときは、数日中に携帯電話に電話がかかってきます。
この時点では、電話で厳しい催促をされることはありませんので安心してください。
確実に返済できる日を確認する電話ですので、しっかりと応答してください。
ただし、電話帳に登録していない番号からの着信という理由で、無視してしまうこともあるかも知れません。
その場合は自宅に、催促のハガキが郵送されます。
このハガキで返済を行うことになりますが、支払いが遅れるほど遅延損害金が発生しますので注意をしてください。
知らない番号はネットで検索してみるなどして、金融機関から電話だと分かったのなら、かけなおすようにするとよいでしょう。
また、電話で答えた返済日には、しかりと入金をするようにしましょう。
返済の約束をして、その日に入金をしないと利用ができなくなる可能性が高くなります。
催促される前に気が付いたときは?
クレジットカードの支払用口座に入金するのを忘れたなど、催促の電話がかかってくる前に気が付いたときは、自分から銀行に電話をするようにしましょう。
返済日をずらしてくれるなど、しっかりと対応をしてくれますし、連絡があるのとないのでは信用という点で大きく異なります。
消費者金融のカードローンで支払うのもおすすめ
バンクカードだけでなく、クレジットカードの支払いが遅れると、遅延損害金が発生します。
もし、一時的な資金不足でクレジットカードの支払いができないなら、消費者金融のカードローンで支払ってしまうのも手段のひとつです。
消費者金融は金利が高いことがデメリットですが、無利息期間を上手に使えば金利の高さを気にせずに利用できます。
来月の給料で返済ができる当てがあるなど、すぐに借りたお金を返済できる場合は特におすすめです。
遅延損害金もカードローンの利息も発生しませんので、支払額を少なくできますので消費者金融を利用したことがない人は検討をしてみましょう。
まとめ
クレジットカード一体型キャッシュカードのバンクカードは、持ち歩くカードの枚数を減らせるというメリットがあります。
一度、支払が遅れても利用停止になることはありませんが、遅延損害金が発生するので気を付けましょう。
しかし、何度も支払が遅れると、利用を停止されますので注意しましょう。
なお、一時的な資金不足によって支払できないなら、無利息期間のあるカードローンで返済してしまうことも検討するとよいでしょう。