お金に困ったときは「お金がない馬」

クレジットカードあとから分割変更の詳細~手数料・できない理由・対処法まで

お会計のときにはスマートに「一回払いで」と言ったものの、色々出費が重なって、あとから分割に変えたいと思うときがありますよね。

しかし、タイミングやカードの種類によっては、あとから分割払いに変えられないことがあります。

この記事では、クレジットカードの分割変更についてまとめました。

クレジットカードの支払い方法は変更できるのか、また、どうすれば変更できるのか、変更するときの手数料や変更できない理由、変更できないときの対処法について解説していますので、ぜひご覧ください。

この記事はこんな人におすすめ

この記事では、次のような人におすすめの記事です。

クレジットカードの支払い方法を変更したい人
分割払いに変更したときの手数料を知りたい人
分割払いできないときの対処法について知りたい人

そもそもあとから分割にできるのか?

一旦、一回払いやボーナス払いなどで支払うことを約束し、サインまでしたのに、後になってから支払い方法を変更できるのかと疑問に思うかもしれません。

しかし、お店で決済処理をしてからクレジットカード会社で処理をする間にはタイムラグがありますので、支払い方法を変更することは不可能ではないのです。

とはいえ、すべてのクレジットカードにおいて、後から支払い方法を変更できるというわけではありません。

あとから分割払いに変更できる会社とできない会社がある

支払い方法をあとから変更できるかどうかは、「カード会社」によります。

大抵のカード会社では分割変更できるようになっていますが、対応していない会社もあります。

ちなみにカード会社とは、クレディセゾンや三井住友カード、楽天などのカードの発行元のことであり、契約者にクレジットカードの利用環境を提供する会社です。

申し込みを希望する人がクレジットカードについて資料請求する先も、このカード会社です。

これに対して、JCBやVISA、マスターカードなどは「国際ブランド」や「クレジットブランド」とも呼ばれ、決済サービスを提供する会社を指しています。

なお、JCBのように、自社で決済サービスとクレジットカードサービスの両方を提供していることもあります。

分割変更には期限がある

分割変更できるカード会社のクレジットカードであっても、いつでも支払い方法を変更できるわけではありません。

支払い方法の変更には期限がありますので、分割払いにしたいときは期限内に手続きをしてください。

変更期限を過ぎてしまうと、最初に選んだ決済方法で処理されてしまいます

楽天カードとJCBカード、ヤフーカードの各カード会社では、以下のように支払い方法の変更期限を定めています。

カード名分割変更期限
楽天カード支払予定月の最長20日まで
JCBカード各変更締切日の7:55PMまで
ヤフーカード支払月の12日の23:59まで

支払い方法の変更期限がよく分からないときは、クレジットカードの裏面に記載されているカスタマーセンターに連絡をしてオペレーターに尋ねてください。

クレジットカードのマイページにも記載されていますので、カスタマーセンターの営業時間外のときは、マイページを確認してみましょう。

分割回数の変更や一括返済について

「手数料をなるべく減らしたい」などの理由により、「分割回数の変更」や「一括返済」を検討するときもあるかと思います。

カード会社によっては、一括払いから分割払いへの変更が可能です。

しかし、最初に分割払いを選んだときには、後から一括払いに変更したり、支払い回数を変更したりすることはできません

分割払いとは分割手数料を払うという契約のこと

分割払いとはそもそも「指定した回数によって生じる手数料と利用額の合計を支払います」という契約を指しています。

たとえば、5万円のものをクレジットカードで決済し、支払期間を10回(10ヶ月)と決め、手数料が7,000円かかるとしましょう。

この場合、利用分と手数料を合計した57,000円を支払うと契約するのが分割払いなのです。

分割回数や一括払いに変更すると手数料が変ってしまうため、支払額が最初の契約とは異なり、契約を最初からし直さなくてはならなくなってしまいます。

このため、手数料不要の一括払いから手数料必須の分割払いに変更することはできても、手数料必須の分割払いから手数料不要の一括払いには変更できないのです。

ただし、おまとめ払いなら可能です!

ほとんどのカード会社では「おまとめ払い」という方法が用意されています。

おまとめ払いとは、ひとことで言えば「早期返済」です。

将来支払う予定である残高と手数料を前倒しして、支払う方法となります。

たとえば、残高と手数料の合計が45,000円であるなら、この45,000円を前倒しして支払うのがおまとめ返済です。

このため、回数変更や一括返済のように手数料を安くする効果はありません

しかし、単純に支払い時期が早くなるため、借金を長期間抱えていることが精神的につらい方にはおすすめの方法になります。

お店が分割払いに対応していない場合がある

本当は分割払いで支払いたいのに、利用するお店側がクレジットカードの分割払いに対応していないというときもあります。

そのようなときは、お店では一括払いで決済し、あとからカード会社に連絡して分割払いに変更してもらいましょう。

そんな場合に「あとから分割サービス」

ほとんどのカード会社では、あとから分割サービスに対応しています。

しかし、すべてのカード会社であとから分割サービスが利用できるわけではありませんので、お持ちのクレジットカードがあとから分割サービスに対応しているのかどうか事前に確認しておきましょう

お店でクレジットカードを使うときは、あとから分割サービスが利用できるかどうかでカードを使い分けてください。

分割変更した場合の手数料を知ろう!

分割変更にするときに気になるのが「手数料はいくらか?」という点ですよね。

この章では、分割変更したときの手数料について解説していきます。

クレジットカードで金利が発生するのはどういうとき?

クレジットカードは、一回払いであれば支払金額は商品やサービスの代金だけで済みます。

しかし、2回以上(カード会社によっては3回以上)に分割して払うときは、商品やサービスの利用金額に分割手数料を加えた金額に請求確定されます。

手数料がいくらなのかは、請求書のショッピング利用情報を見てください。

支払月ごとのカード利用の支払予定の欄を見ると、商品やサービスの利用金額とは別に「手数料」が記されています。

表記方法はカード会社によって違いますので、詳細は各カード会社の公式サイトで利用例や支払い例を確認しておきましょう。

分割払いの場合

分割払いとは言葉の通り、商品などの代金を1回ではなく回数を分けて支払う方法です。

最初に分割する回数を決め、商品代金に各カード会社が指定する手数料を上乗せした金額を支払い回数で割って、1回あたりの支払い金額(支払予定分の金額)を決めます

回数を指定して支払うため、「回数指定払い」と呼ばれることがあります。

分割払いの支払い回数はカード会社によって決められています。

例えば、DCカードの場合は1回払いと2回払いは手数料無料で利用可能ですが、3・5・6・10・12・15・18・20・24回払いを選択すると手数料が発生します。

また、アメリカンエキスプレス・ゴールドカードやダイナースクラブカードのように2回払いが利用できず、1回払い以外はすべて手数料が発生するというカードもあります。

関連記事をチェック!

アメックスは分割できない!?一括専用カードなの?

アメックスカードと言えば、ステータスカードの代名詞ですよね。 アメックスカードは支払能力の高い人のみが利用できるカードのため、支払いは「一括のみ」に限られ、「分割払い」はできないと思われがちです...

リボ払いの場合

「リボルビング払い」は毎月一定の支払額に、金利手数料をプラスして支払う方法です。

上乗せされる手数料の金額と支払い回数によって1回あたりの支払額が変わる「分割払い」とは異なり、リボルビング払いは1回あたりの支払額が一定額になるという特徴があります。

クレジットカードの支払いに割り当てられる予算が決まっている人は、分割払いではなくリボルビング払いを選びましょう。

ただし、余りに毎月の支払額を少なく設定しておくと、買い物金額が高額なときは支払い期間が長くなり、手数料の額も高額になってしまうというデメリットがあります。

リボルビング払いが完済する前にリボルビング払いにする支払いを追加で増やしていくと、いつまでもリボルビング払いが終わらないという状況になり、お金の管理もまったくできなくなってしまいます。

分割払いは何ヶ月で支払いが終わるのかが明快ですが、リボルビング払いは不明瞭になりがちですので、支払いに行き詰まりやすい返済方法でもあるのです。

リボルビング払いが便利なことは間違いありませんが、支払いが長期化して利息が膨れ上がりやすい支払い方法だということは覚えておきましょう。

なお、リボルビング払いのことをカード会社によっては「リボ払い」や「カードショッピングリボ払い」と呼んでいます。

遅延損害金の場合

クレジットカードの支払いは、振替口座からの引き落としによって実施されます。

既定の支払い日に引き落としができなかった場合は、支払い日の翌日から「遅延損害金」が発生します。

遅延損害金とは、簡単に言えば延滞金ですね。

既定の支払い日にスムーズに引き落としが実施できるように、かならず支払い日の前日までに振替口座に支払月の請求金額以上の残高があるのか確認しておきましょう

請求金額は、クレジットカードの会員ページが利用明細書で確認できます。

どうしても支払いが難しそうなときは、カードの支払い方法変更の締切日までに利用明細書の細目ごとに「リボ払い」や「分割払い」に変更してください

支払い方法の変更は、クレジットカードの会員ページからできます。

■遅延損害金とは

カードのキャッシング利用の場合

クレジットカードには買い物やサービスの代金を支払う際に利用する「ショッピング枠」とは別に、現金を借り入れる「キャッシング利用枠」が設定されていることがあります。

キャッシング枠があると、お金に困ったときはキャッシングの利用残高の範囲内ならATM経由で現金を借りられて便利です。

ただし、銀行カードローンと比べると金利が高めに設定されているので、キャッシング枠で高額の借入をすると支払利息もかなりの額になってしまいます。

また、クレジットカードのキャッシングは、すぐに現金を手に入れることができるというメリットがあるものの、利息の支払いに苦労することも考えられます。

どうしてもお金を借りなくてはならないといった緊急時に、必要最低限の金額のみを利用することをおすすめします。

なお、お手持ちのクレジットカードにキャッシング枠があるのかどうか分からない方は、カード会社から郵送される利用代金明細書の上部、あるいはカード会社のWeb会員サービスの契約内容をご覧ください。

■Visa(ビザ)クレジットカードでお金を借りる

分割払いとリボ払いの金利の違いとは?

クレジットカードの分割払いとリボ払いでは、金利による手数料がまったく異なります。

一般的に、リボ払いの金利は高く、分割回数が少ない分割払いはリボ払いよりも金利が低くなっています

例えば、三井住友カードの場合、リボ払いの金利手数料は実質年率15.0%ですが、分割払いの場合は以下の通りです。

支払い回数3回5回6回10回12回15回18回20回24回
実質年率
(%)
12.0013.2513.7514.2514.5014.7514.7514.7514.75

支払い回数が多くなればなるほど、金利が高くなっているのが分かります。

そのため、リボ払いよりは金利負担が少ないメリットがありますが、支払い回数が増えるとリボ払いとほぼ変わらない程度の高金利になるというデメリットがあります。

手数料はどう算出する?

クレジットカードの分割手数料の計算方法は、「カード利用分×100円あたりの手数料÷100」です。

手数料率は支払い回数によって変動しますが、例えば楽天カードの場合は以下のように決まっています。

支払い回数が3回のときと30回のときでは、手数料が10倍も異なることが分かりますね。

支払い回数100円あたりの手数料
3回2.04円
5回3.40円
6回4.08円
10回6.80円
12回8.16円
15回10.20円
18回12.24円
20回13.60円
24回16.32円
30回20.40円
36回24.48円

仮に60,000円を6回払いにするとしましょう。

この場合、100円あたりの手数料は4.08円ですので、総手数料は60,000円×4.08円÷100=2,880円になると計算できます。

分割変更ができない6つの理由

あとから分割サービスが利用できるクレジットカードを使い、支払い方法の変更期限までに分割払いを申し込むなら、分割変更は実現できるはずです。

しかし、「分割変更ができない。なぜ?」と困っている人も多くいます。

なぜ分割変更ができないのか、よくある理由を6つ紹介します。

その1. 割賦枠が足りない

分割払いをするためには「割賦枠」が必要です。

割賦枠とは分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどをするための限度額で、ショッピングの利用可能額とは別に設定されています。

カード会社のWeb会員ページかカード会社から送付される利用明細書を見てください。

ショッピング可能額 100万円  (うち、リボ払い等可能額 30万円)
キャッシング可能額 30万円

ショッピング可能額の中に、リボ払いなどの割賦払いで払える金額が設定されています。

上記の例では、一括払いで支払うなら100万円のものを購入できますが、リボ払いや分割払い、ボーナス払いをするときは30万円までしか購入できません。

同じ利用月の中ですでに30万円の商品やサービスを割賦払いで購入しているなら、同じクレジットカードではリボ払いや分割払いなどの割賦払いは選択できません。

残りのショッピング枠を利用したいのなら、すべての商品やサービスを一括払いで購入する必要があります。

つまり、ショッピングの利用可能額が残っていても割賦枠が足りない場合は、一括払いで購入した商品やサービスの支払いを分割払いに変更することはできないのです。

その2. 分割変更に対応していない

最初にも解説しましたが、カード会社によっては一括払いから分割払いへの変更に対応していないことがあります。

分割変更に対応していないカード会社が発行するクレジットカードに関しては、割賦枠が残っていたとしても分割払いやリボ払いに変更することはできません。

その3. 選択した支払い方法が変更対象外

カード会社によっては、最初に選択した支払い方法によって分割変更ができるかどうかが異なります。

一般的には、あとから分割払いに変更できるのは「1回払い」か「ボーナス1回払い」に限られています。

最初に「リボ払い」や「2回払い」などを選んでしまったときは、分割払いに変更できませんし、分割払いの回数を変更することもできません。

その4. 変更期限を過ぎてしまった

分割変更するには、各カード会社が定める「変更申し込み期限」までに手続きしなくてはいけません。

このため、変更手続き可能な締切日を過ぎてしまった場合は、たとえ分割変更が可能なクレジットカードであっても分割変更ができなくなります。

変更申し込み期限がいつか分からないときは、カード会社のWeb会員ページを見るか、カード会社のカスタマーセンターに電話をかけて確認してください。

その5. 条件を満たしていない

カード会社によっては、あとから分割にするための条件があることがあります。

たとえば、三井住友カードでは、5万円未満の商品やサービスの購入代金に関しては、あとから分割払いにできません。

5万円以上の商品やサービスを一括払い等の支払い方法で購入したときのみ、分割払いやリボ払いに変更できます。

その6. 受付時間外である

通常、分割変更の手続きはWeb会員ページからオンラインでおこないます。

オンラインは24時間いつでも利用できそうなイメージがありますが、システムメンテナンスのときやアクセス集中などの理由で一時的に閉鎖されているときもあります。

運悪くそのようなタイミングで分割変更の手続きをすると、正常には完了しないことがあるのです。

特に日曜日の21時頃から月曜日の7時頃までは、システムメンテナンスでWeb会員ページが利用できないことが多いです。

分割変更を希望する方は、万が一のケースに備えて、変更申し込み期限ぎりぎりに手続きをするのではなく、時間的に余裕をもって手続きするようにしてください。

分割変更できないときの対処法

支出が重なり、家計がピンチ!

今月はクレジットカードの支払いを分割変更して乗り切るしかない・・・というときもありますよね。

しかし、割賦枠不足や分割変更申し込み期限の経過などの理由から、分割変更ができない可能性があります。

分割変更したいのに分割変更できない・・・。

そんなときは次の5つの方法で、家計のピンチを乗り切りましょう。

対処法1. あとリボを利用

分割変更ができないカード会社でも、「あとリボ」なら可能という場合がほとんどです。

あとリボとは、あとからリボ払いに変更することで、分割払いに比べると月々の支払い額を減らしやすいという特徴があります。

あとリボの手続きはWebカード会員ページからできますので、支払い変更期限を過ぎてしまう前に早めに手続きをしてください。

■カードの支払いをリボ払いにすると危険?払えない場合はどうなるの?

対処法2. キャッシング枠

一括払いを分割払いに変更しなくても、お金を借りてクレジットカードの支払いに充当すれば、クレジットカードの支払いを延滞することはありません。

あなたのクレジットカードにキャッシング枠が設定され、なおかつ利用可能額が残っているのなら、キャッシングしてクレジットカードの振替口座に入金しておきましょう

キャッシングすると借入期間に応じて利息が発生しますので、少しでも利息を減らすためにも、クレジットカード利用額を引き落とす日の前日にキャッシングするようにしてください。

なお、お金を借りるときはローン審査を受けなくてはいけませんが、キャッシング枠がついているなら、新たに審査を受けなくてもお金を借りられます。

便利な借入方法であることは間違いないのですが、借り過ぎると返済が大変になりますので、本当にお金に困ったときだけ必要最低限の金額をキャッシングしてくださいね。

■クレカのキャッシング枠について知っておきたいアレコレ

対処法3. 不用品を売る

不用品を売って、クレジットカードの支払いの足しにするという手もあります。

家に不用品があれば、ヤフオクやメルカリ、買取りショップで売って現金にしてしまいましょう

また、急いでいる場合はCASHなどの「即時買取アプリ」を利用するのも良いかと思います。

即時買取アプリなら、売りたい物をスマホで撮影するだけでその場で査定金額が表示され、査定金額に納得すればすぐに銀行口座に振り込んでもらえます。

対処法4. カードローン

金融機関のカードローンに申し込み、必要なお金を借り入れてピンチを凌ぐという方法もあります。

大手消費者金融(アコム・アイフル・プロミス・SMBCモビットなど)であれば、即日融資にも対応してくれます。

カードローンは金利が高いですが、短期間で完済するならばクレジットカードの分割払いとほとんど利息に差はありませんし、返って、カードローンの方が利息を節約できるケースもあります。

また、業者によっては「無利息サービス」を実施していることがあります。

たとえば、アコムやアイフルには30日間の無利息サービスがあり、契約の翌日から30日間は利息が一切発生しません。

無利息サービス期間中に完済すれば利息0円での借り入れが可能になり、クレジットカードの支払いを分割変更するよりもお得になります

■無利子で借金を融資してもらうマジな方法とは?

対処法5. 質屋でお金を借りる

ブランド品や貴金属をお持ちなら、質屋に質入れをしてお金を借りるという手も有効です。

質屋では質入れした品物を担保とし、その品物の価値の範囲内で現金を貸してもらいます。

ただし、借入可能な金額は質入れする品物次第になってしまうため、かならずしも希望する金額が借りられるとは限りません

■質屋とは担保を預けてお金を借りるところ

一括払いにおけるメリット・デメリット

一括払いを分割払いやリボ払いに変更する方法、また、変更できないときに考えられる原因や対処策について説明してまいりました。

では、ここでそもそものクレジットカードの支払いについて考えていきましょう。

大抵の方はクレジットカードで買い物をするときは「一括払い」を選択すると思われますが、一括払いすることにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

最大のメリットは利息が発生しないこと

クレジットカードでの支払いを一括払いすることの最大のメリットは、利息が発生しないことです。

税込み10万円のカバンをクレジットカードの一括払いで支払うなら、支払い金額は10万円ちょうどになります。

手数料も利息も一切発生しませんので、商品の価格そのものの金額だけを支払えば良いのです。

その他の一括払いのメリットとしては、返済期間が長引くかないので心理的に負担を感じにくいという点を挙げられます。

なお、ボーナス一括払いは、無利息とは限りません。

ボーナスシーズンなどの限られた時期のみボーナス一括払いが無利息になることもありますので、無利息にこだわるなら利用時期にもこだわってください。

支払いの経済的負担が大きいことが最大のデメリット

一括払いを選択すると心理的には負担が少なくなりますが、経済的には大きな負担を抱えます

利用件数が多ければさらに経済的負担は大きくなり、先程紹介したように、支払いを乗り切るために家の中の価値ある品物を売らなくてはならない可能性もあります。

どうしても支払いが難しそうなときは、無理をせずに分割払いやリボ払いを選択すれば良いのですが、利用先によっては一括払いしか選択できないこともあり、仕方なく一括払いを選ぶということもあるでしょう。

利用先の事情によって一括払いを選択したときは、早めにWeb会員ページから返済方法を分割払いやリボ払いに変更しておきましょう。

なお、家計が著しく厳しくなったときは、次の記事を参考に乗り切ってください。

関連記事をチェック!

食費のお金が足りないピンチ!家計がやばいときの金欠の乗り切り方

家計がピンチのとき、まず削減しやすいのが毎日の食費です。 住居費や教育費、保険料などの固定費を抑えるのも長期的に見れば家計圧縮効果がありますが、今すぐ家計に余裕が出るわけではないので、今日明日の生活...

食費のお金が足りないピンチ!家計がやばいときの金欠の乗り切り方

分割払いにおけるメリット・デメリット

クレジットカードの支払いとして分割払いを選ぶことには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

分割払いを利用する前に、かならず把握しておきましょう。

毎月の支払いの負担が軽くなることが最大のメリット

分割払いを選択すると、毎月のクレジットカードの支払いが楽になるというメリットがあります。

20万円のコートを買うときに一括払いを選択すると、翌月以降に20万円を1回で支払わなければなりません。

しかし、10回の分割払いを選択するなら、1回あたりの支払いは2万円+手数料だけになります。

その他にも、高額な商品やサービスを購入しても、翌月以降の支払いに大きな影響を与えにくいというメリットもあります。

あなたの家庭の家計に余裕が少ないのなら、毎月の支払いを減らすためにも分割払いを検討してみてはいかがでしょうか。

利息を支払うことが最大のデメリット

一部のクレジットカードでは2回払いなら分割手数料が無料になることもありますが、通常は分割払いをすると手数料がかならず発生します

一括払いを選択すれば手数料は不要なのに、分割払いを選択すると手数料がかかる・・・。

なんだか非常に損をしている気持ちになるのではないでしょうか。

その他にも、分割払いを選択すると、利用できるショッピング枠が減ってしまうというデメリットもあります。

ショッピング枠が50万円でも、20万円のものを10回分割で支払っているのなら、分割払いの1ヶ月目に利用できるショッピング枠は30万円以下になりますし、2ヶ月目も32万円以下になります。

クレジットカードで購入したいものがあっても、ショッピング枠が充分に空いていないために購入できない・・・というようなことにもなりかねません。

Q&A

クレジットカードの支払いや分割変更について解説してまいりました。

クレジットカードの支払い関連のよくある質問とその答えをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

クレジットカード払いの分割回数は決まっているの?

クレジットカードで分割払いをする場合、自分の好きな回数で分割ができると考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にはカード会社が設定している回数でしか、分割をすることができません。

例えば、先ほど紹介した楽天カードでは、3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回の11種類の回数が設定されています。

その他のクレジットカードの分割回数は以下の通りです。

カード会社名分割回数の種類最大分割回数
三井住友カード9種類24回
オリコカード10種類24回
イオンカード14種類60回

また、分割払いそのものがないクレジットカードもあります。

例えばセゾンカードではリボ払いや2回払いをすることはできますが、2回を超える分割払いを選択することができません。

自分が利用しているクレジットカードの分割払いの仕組みや分割回数など、余り気にかけていない人も多いと思います。

この機会に1度は確認をしてみることをおすすめします。

コンビニカード払いは分割で払えるの?

大抵のコンビニでは、クレジットカードで支払いを済ませることができます。

音楽ギフトカードなどの一部の商品やサービスはクレジットカードが利用できませんが、ほとんどの商品やサービスはクレジットカード精算が可能です。

しかし、コンビニでクレジットカードを利用するときは、基本的に一括払いでしか支払えません

どうしても分割払やリボ払いをしたいという人は、レジでの支払時では一括払いにして、カード会社のWeb会員ページから「あとからリボ」や「あとから分割」の手続きをしておきましょう。

海外でクレジットカード払いを分割にすることはできる?

海外旅行に行くときに、現金をたくさん持っていくと無用心だということで、カード払いをする人も多いのではないでしょうか。

しかし、海外でクレジットカードを利用するときも、コンビニと同様、一回払い以外の選択肢がありません

どうしても海外での支払いも分割払いなどにしたいという場合は、帰国後にカード会社に連絡をして支払い方法を変更するか、出国前にすべての支払い方法をリボ払いで払うように設定するかいずれかを実施しておきましょう。

出国前に日本で手続きができるカード会社を幾つか紹介します。

カード会社名サービス名サービス内容
NICOSカード海外利用分割・リボ払いサービス海外旅行の出発前に登録しておけば、海外での利用を分割やリボ払いにすることができる
JCBカード海外ショッピング分割払い出発前に登録しておけば、自動的に海外でのショッピングは全て分割払になる

クレジットカード払いを分割にする場合、上限はあるの?

クレジットカードの分割払いは、高額な商品を購入する場合には便利ですが、分割払いの利用に上限があるカード会社もあります。

例えば、三井住友VISAカードやJCBカードでは、カード種類にもよりますが、分割払いの利用上限は200万円となっています。

ただし、所有しているクレジットカードの利用限度額が200万円に達していない場合には、クレジットカードの利用限度額以下の分割払いの利用上限額が設定されます。

クレジットカード払いの分割利用はいくらからできる?

クレジットカードの支払いを分割でする場合、分割払いを利用できる最低額が決められていることがあります。

分割払いの最低額はクレジットカード会社ではなくクレジットカードの加盟店(利用先)で決められている場合が多いです。

たとえば金額に関わらずクレジットカードは利用できても、分割払いできるのは3万円以上の商品を購入したときだけと決められているお店もあります。

また、カード会社が、分割払いを利用できる最低額を決めているケースもあります。

例えば、イオンカードの場合、分割払いできるのは1回の買物金額が10,000円以上のときのみで、分割払いにしたときに1回あたりの支払いが3,000円以上となるときと決められています。

つまり、10,000円の買い物をイオンカードの分割払いで支払うときは、2回払いか3回払いしか選べないのです。

カード会社や加盟店によって条件が違ってくるため、クレジットカードを出す前に、各カード会社の分割払いのルールをクレジットカード契約時に受け取った利用規約で確認し、各加盟店の分割払いのルールを店員に尋ねて確認しておきましょう。

まとめ

クレジットカードで分割変更ができるかは、お使いのカードを発行している「カード会社」次第になります。

大抵のカード会社では変更可能ですが、中には受け付けていないところもあります。

また、「分割変更がなぜかできない・・・」というような場合は、かならず原因があります。

紹介した原因に該当していないか確認し、不用品を売ったりキャッシング枠を利用したりなどの分割変更以外の金策を講じるようにしましょう。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

pro-1 pro-1 pro-1

関連する記事

条件で探す
閉じる

カードローン検索

最高借入限度額
最短審査時間
最短融資速度
特徴で選ぶ
※複数選択可能
金融機関で選ぶ
※複数選択可能
職業で選ぶ
利用可能なコンビニATM
※複数選択可能

特集記事