全労済の残高不足で引き落としできなかった場合
全国労働者共済生活協同組合連合会、略して「全労済」。
団体名に「労働者」とつきますが、「労働者」でなくても加入して、保険契約を締結することができます。
保険契約を続行させるためには全労済の保険料(共済掛金)を支払い続けなくてはいけませんが、口座残高不足によって引き落としが出来ないときは、一体どうなってしまうのでしょうか?
再引き落としがあるのか、また、何らかのペナルティがあるのか等、引き落とし不履行によって起こるさまざまな事柄を詳しく解説いたします。
「どうしても支払いが難しい」といった場合、カードローンを一時的に利用する人も多くいます。
5万円をカードローン最大金利年18.0%で30日間借りた場合、利息は750円以下。さらに大手カードローンには無利息期間が存在するため、一定期間であれば利息0円で利用できます(SMBCモビットは無利息期間なし)。
まずは以下から公式サイトをチェックしてみてください。
即日OK!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
アイフル | 3.0%~18.0% 最短20分※₁ ※₁お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
プロミス | 4.5%~17.8% 最短3分※ ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | ・20~30代に人気 ・初めて契約する方は30日間利息0円 ・借入可能かすぐに分かる事前診断でチェックできる |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% 即日融資 ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物なし ※収入証明を提出していただく場合があります。 |
記事の目次
全労済の共済掛金の引き落とし日は?
全労済保険料の引き落とし日は、基本的には毎月28日と定められています。
尚、全労済の共済掛金は前月28日に引き落とされますので、例えば2月分の掛金なら1月28日に引き落とされることになります。
ただし、例外的に共済発行日は1日でない場合は、当月分の掛金が当月28日に引き落とされます。
引き落とし日変更はできない!
保険料の引き落とし日は、基本的には28日と定められています。
そのため、個人的な理由で、28日以外の日に引き落としてもらうことはできません。
引き落とし口座変更は可能!
引き落とし口座の変更手続きは簡単に行えます。
全労済契約者専用の「マイページ」にログインし、必要項目を記入すると、インターネット上で口座変更手続きを完了させることができます。
また、振替口座変更請求受付フォームか電話(全労済お客様サービスセンター、0120-00-6031、平日9:00~19:00、土曜9:00~17:00、日祝年末年始は定休)で口座変更書類を申し込むことも可能です。
その他にも、全国にある全労済窓口に直接行けば、その場で口座変更手続きを完了させることができます。
ただし、職場の労働組合を経由して申し込んだ場合は、上記の方法ではなく契約した窓口で口座変更手続きを実施して下さい。
引き落とし日が土日祝日なら?
28日が土日か祝日に当たるときは、翌営業日に全労済共済掛金の引き落としが実施されます。
全労済共済掛金の引き落とし時間は?
全労済の共済掛金が引き落とされる時間は、口座登録した金融機関によって異なります。
銀行の営業時間前(午前9:00より早い時間)に引き落とされることもありますので、かならず振替日の前日までに共済掛金を入金するようにして下さい。
金融機関によっては、当日に数回引き落としをかけることもあります。
振替日の当日に残高不足であることに気付いたのなら、すぐに金融機関の支店に電話で「本日の引き落としにはまだ間に合いますか?」と問い合わせ、間に合うときは指示された時間までに入金するようにしてください。
引き落としできなかった場合は?
口座残高不足で全労済の共済掛金が引き落とせなかったときは、どのような措置が取られるのでしょうか。
再引き落とし制度や催促の手紙の有無などについて解説いたします。
全労済共済掛金の再引き落としは翌月28日
全労済の共済掛金が28日(28日が土日祝日のときは翌営業日)に引き落とせないときは、翌月の28日(28日が土日祝日のときは翌営業日)に、2ヶ月分の共済掛金がまとめて引き落とされます。
マイカー共済以外の共済に加入している場合は、最大4ヶ月分(当初の引き落とし日の3ヶ月後)までまとめて引き落としてもらうことが可能です。
また、マイカー共済に加入している場合は、最大3ヶ月分(当初の引き落とし日の2ヶ月後)までまとめて引き落としてもらうことが可能です。
<2月分の共済掛金の再引き落とし>
引き落とし日 | マイカー共済の掛金 | マイカー共済以外の掛金 |
---|---|---|
1月28日 | 2月分の共済掛金 | 2月分の共済掛金 |
2月28日 | 2月分の再引き落とし+3月分の共済掛金 | 2月分の再引き落とし+3月分の共済掛金 |
3月28日 | 2月分と3月分の再引き落とし+4月分の共済掛金 | 2月分と3月分の再引き落とし+4月分の共済掛金 |
4月28日 | 2月分の契約失効 | 3月分と3月分と4月分の再引き落とし+5月分の共済掛金 |
5月28日 | 3月分の契約失効 | 2月分の契約失効 |
※それぞれの引き落とし日が土日祝日に当たるときは、翌営業日に引き落としが実施されます。
引き落としできないとお知らせが来る
指定の日に引き落としが実施されないときは、全労済から引き落としができなかったことを知らせる手紙が届きます。
この手紙には、翌月の再引き落とし日の案内と、かならず2ヶ月分の共済掛金を入金するようにと記されています。
また、共済掛金を年払いで支払っている人には、翌月の28日(28日が土日祝日のときは翌営業日)に掛金年額を入金するようにと記されています。
再引き落としの際に延滞金は発生する?
口座残高不足のために翌月以降に共済掛金が引き落とされたとしても、延滞金等のペナルティは発生しません。
一般的な延滞金・損害遅延金の性質や計算方法については、次の記事をご覧になって下さい。
共済の契約失効
マイカー共済の場合は当初の支払日の3ヶ月後の月末、マイカー共済以外の場合は当初の支払日の4ヶ月後の月末になると、共済契約自体が効力を失ってしまいます。
引き落とし日までに入金することが難しい場合は、全労済のお客様サービスセンターに電話をかけ、入金する方法を各自で尋ねましょう。
掛金の立て替え制度はない
一般的な保険会社では、保険料を滞納して失効日を迎えても、「解約返戻金」が設定されている保険商品であれば、自動的に解約返戻金の金額を上限として保険料を立て替えます。
しかし、全労済では掛金の立て替え制度はありませんので、掛金未払いのまま失効日を迎えたときは、速やかに契約が解消されてしまいます。
掛金滞納してもブラックリストには載らない
金融機関でお金を借りて、延滞や滞納などのトラブルを起こしてしまうと、「個人信用情報機関」という個人の信用情報を管理する期間に未払い記録等のトラブル記録が登録されてしまいます。
このような状態を、「ブラックリストに載る」と呼ぶこともあります。
とはいえ、全労済の掛金を滞納したとしても、ブラックリストに載ることはありません。
もちろん、ブラックリストに載らないからと言って滞納して良いというわけではありませんが、信用情報を損なうことにはならないということは覚えておいてください。
共済契約は一度失効すると復活は不可能!
一般的な保険契約の場合、未払い金の保険料を払うなどの一定の条件を満たせば、失効してしまった契約を復活することが可能です。
しかしながら、全労済では、一度共済契約を失効してしまうと、同じ共済契約を復活することはできません。
失効してしまう前に、本当にこのまま失効しても損ではないのか考えるようにしましょう。
払い忘れがないように注意しよう!
再引き落としを3~4回実施すると言うことは、延滞金なしに3~4ヶ月支払いを延ばすことができるということでもあります。
しかし、だからと言っていつまでも支払いを延ばしていると、一度に引き落とされる共済掛金の金額が大きくなり、支払いがますます困難になってしまいます。
月々の負担を軽減するためにも、毎月、共済掛金の払い忘れがないように口座残高を確認しておくようにしましょう。
掛金を捻出するためにはどうすれば?
3ヵ月もの払込猶予期間(マイカー共済は2ヵ月)があるためそこまで焦る必要はありませんが、引き落としができなかったとなればできるだけ早く支払わなければ、と考える人は多いでしょう。
そこで、掛金として口座に充当するためのお金を捻出する方法を考えていきます。
家にあるものを売却してお金を得る
全労済の掛金は月払いであれば毎月数千円単位で済むことがほとんどのため、それぐらいの金額であれば家にある私物を売却して得られるお金でまかなうことができるでしょう。
腕時計でも食器でも電化製品でも何でもかまいませんから、売っても困らないものをリサイクルショップなどに持ち込んで買い取りをお願いしましょう。
1つ1つの買い取り金額はそこまで高くなくても、数で攻めることで数千円ぐらいの買い取り金額にはなるはずです。
支払いまでに時間的な猶予があるのであれば、ネットオークションなどを利用してリサイクルショップでは買い取ってもらえないものを売却するのもオススメです。
親に頭を下げてお願いする
ただ、月払いではなく年払いとなると数万円単位の出費となるため、私物を売る程度ではまかないきれない可能性があります。
そういった場合には、親に頭を下げて一時的に年払い分の掛金を出してもらうことを考えてみましょう。
掛金が支払えないような状況になると共済の契約が失効になってしまうことを伝えて、お金ができ次第少しずつ返済していくことを伝えれば、首を縦に振ってくれる親も多いのではないでしょうか。
ただし、自分には自分の生活があるように親にも親の生活があるため、あまりに無理にお願いするのは控えるべきです。
キャッシングを利用して支払う
月払いのようなちょっとしたお金が必要な場合、年払いのようなまとまったお金が必要な場合、いずれの場合にも対応できるのがキャッシングサービスを利用するという方法です。
消費者金融や銀行カードローンなどが代表的なものですが、クレジットカードにもキャッシングを行うことができる機能が備わっているので、非常に多くの人が実行可能な方法となっているでしょう。
いずれのサービス・機能を利用する場合でも、借り入れたお金はまとめて返済するのではなく、毎月少しずつの返済でよいため、掛金を支払っても家計に深刻なダメージを与えるようなことにはならないはずです。
ただし、返済が長引けば長引くほど利息負担が膨らんでいき負担が徐々に増していくため、随時返済などを活用しながらできるだけ早く返済を終えてしまうのが鉄則ではあります。
お金の管理がルーズだという人は、注意しながら利用しなければいけないかもしれませんね。
※₁お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。