自動車・住宅ローン
カードローンを利用していると、自動車ローンや住宅ローンに影響があるということを耳にしたことがある人は多いでしょう。また、自動車ローンや住宅ローンだけではなく、ブライダルローンや教育ローンなども同じです。
この、住宅ローンのようなお金の使い道が決まっているローンのことを、目的ローンといいます。そして、カードローンのようなものを、多目的ローンといいます。
一般的には目的ローンは金額が大きくなり、多目的ローンは例外があるものの少額ローンの扱いとなっているのです。そして、目的ローンは長期的な返済になり、多目的ローンは短期的な返済が好ましいとされています。
したがって、長期間にわたってローンの返済をするには、単発的にローンができる状態にあるカードローンがあると、月々の返済に影響があるということになるのです。
また、カードローンの場合は反復利用ができますので、何度も借入を繰り返しているうちに借金が増えてしまうこともあるため、銀行の審査では慎重に調査が行われるのです。
しかし、カードローンを持っていたとしても、常態的に利用をしていない人や、延滞をしたことがない人は、目的ローンの審査にも差ほど影響がありません。
ただし、収入から見て返済額が大きな目的ローンを借りてしまうと、カードローンを利用される危険性もあります。そのような、大きな借入をするときには、カードローンの有無を確認されますので注意も必要になります。
目次
自動車ローン
自動車は住宅の次に大きな出費となるため、購入するときにはローンを組むことが多いでしょう。また、自動車ローンは一般的に、5~7年程度の融資期間で組まれることが多いです。
銀行から借りない場合はディーラーローンを利用でき、その場合は自動車が担保となり、名義もクレジット会社の名義となってしまいます。審査の時間はとても短いのですが、金利が高いというメリットがあるでしょう。
一方の銀行で借りる自動車ローンは、低金利で自動車を担保に取られることはありませんが、審査に時間がかかります。このときに、カードローンを持っていると、月々の返済額にゆとりがない場合は、影響がありますので購入する車を選ぶときに注意が必要になります。
- 自動車ローンの組み方
- 自動車ローンの審査基準
- 自動車ローンが審査に通らない理由
- 自動車ローンに他社借入は影響?
- 即日融資可能なマイカーローン
- 車の購入は銀行ローンでお金を借りる
- 自動車ローンは主婦も組める?
- 自動車ローンは借り換えできる?
住宅ローン
住宅ローンは人生で一番大きな、買い物をするときに利用するローンです。一般的に10年以上で借りることが多く、35年ということも珍しくはありません。そのため、安定した職業に勤めている、ということが最も大事になります。
そして、月々の出費を無駄なくしている、散財しない家計が銀行に好まれます。そのひとつの指標が、カードローンとなるのです。カードローンの理想的な利用方法は、一時的に家計が不足したときに、ボーナスなどの収入で埋めることができる場合になります。
しかし、カードローンに常時借入があるということは、現在の収入で生活費を賄えていないことを意味していますので、赤字の家計であることを証明しているようなものです。
したがって、住宅ローンの審査において、赤字の家計の人にお金を貸せるのかという判断が銀行では必要になります。住宅ローンの申込みをする前に、カードローンの完済できるのであれば、しておくことが望ましいというのは、このようなことから来ています。
住宅ローンの審査
住宅ローンの審査は、収入、担保、年齢、家族構成などを中心に行われます。収入は本人の収入はもちろん、世帯収入も加味されます。これは、住宅を購入する本人がローンの支払いをしても、世帯として生活が成り立つかどうかを確認するためです。
そして、万が一のときのために、土地と建物が借りる額にふさわしい価値があるのかを銀行では確認を行います。土地や建物は担保として、銀行に抵当権の設定をしますので、入念に調査がされます。
また、年齢は住宅ローンをどの程度の期間で貸すことが可能か、収入がこれから上がっていく見込みがあるのかの参考として見られ、家族構成はその世帯の支出がどの程度あり、今後のライフスタイルの変化によって、どの程度出費がかさんでいくのかを確認されます。
このように、様々な角度で審査が行われ、総合的に判断をして審査に通過するかしないかが決まるのです。なお、健康についても診査の重要な項目のひとつです。長い間ローンを組むことになりますので、健康に心配のある人は審査に不利な状況となるでしょう。
- 住宅ローンの仮審査と本審査の違い
- 住宅ローンの審査と年収の関係
- 住宅ローンが組めない場合はどうする?借りれない理由と対処法
- 他社借入は住宅ローン審査に影響?
- 住宅ローンをどうしても組みたい!お金を借りる前に知っておくこと
借り換え・おまとめ
住宅ローンは新築のときだけではなく、借り換えでも利用をするでしょう。住宅ローンを組んだときよりも、金利が下がっているのであれば、借り換えをして家計の負担を少なくするという人も多くいます。
一般的には1,000万円、1%、10年以上が借り換えの目安とされています。そして、このような状態の人が借り換えをすると、なかには100万円単位でお得になることがあります。
また、このように得をすることを目的とせず、保証人を外したい、団信の内容を変えたいという人も損をしなければ借り換えをするという人もいます。損得で借り換えをする人が多いのですが、このように様々な事情で住宅ローンの検討をする人は実際に多く存在します。
そこで、問題になるのが住宅ローンの審査になります。住宅ローンを借りたときに問題がなかった、家計が借り換えのときには一変しているということもあります。そして、借り換えを検討する人のなかには、生活が苦しくなってカードローンが増えている人もいます。
そのような人は、住宅ローンの借り換えと一緒に、おまとめローンを銀行に相談をしてみましょう。
既存のおまとめローンの商品ではなく、住宅ローンの延長として、不動産を担保としたもので、対応を検討してくれることもありますので住宅ローンの借り換えと一緒に相談をすることをおすすめします。