消費者金融の利用から始まったハードモードな借金体験談

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決定

はじめまして。32歳、フリーランスのナカです。20代の前半から後半にかけて、消費量をはじめ、闇金、債務整理まで経験したお金にだらしない生活を送っていたバカな男です。

見栄や欲望のままに生きると、どんどん借金を膨らませ、最終的には闇金で身ぐるみはがされることになりかねません。一人で多く、無意味な借金を背負う方を減らしたいと思い、今回の体験談を執筆することに決めました。

「この人、バカだなぁ」と、思って読み進めてもらうのが一番ですが、誰もがこういった人生と隣り合わせであることは、決して忘れないでください。では、そんな僕の闇金ハードモードな体験談を語っていきましょう。

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執筆者の情報
名前:ナカ馬 ゆうき(仮名)
年齢:32歳
利用した貸金業者数:7社(内闇金2社)

記事の目次

貯金の無いアルバイト生活

20代前半の頃、僕はミュージシャンを目指していました。一度は、ファッション系の専門学校に入学したものの、高校生の頃にバンドを3年間していたこともあり、音楽が忘れられず中退してしまいました。

東京の学校にいたのでそのまま帰郷、親には、自分の好きなことをすれば良いといわれお咎めは無し。

完全に、調子に乗っていた時期だと思います。もちろん、貯金などは無く、地元でアルバイトをスタートさせます。

田舎のアルバイト生活は厳しいもので、嘘ではなく、本当に時給700円レベルで働いていました。週5回、8時間を休みなく一ヶ月続けていても手取りで10万円ちょいです。

携帯電話代金、酒、服も好きだったことから、お金はあっという間に無くなります。周囲の仲間は就職しているので、多少の余裕があります。

さらに、僕には彼女がいたことも災いしました。とにかく、他の人の生活レベルに合わせようと無理をしていたのです。

大手消費者金融の存在に気がつく

さて、そんな貧乏生活を続けていたある日、アルバイト中にこんなことを考えました。

「運転免許証があれば、デートでドライブできるな」。この発想も、今考えればアホなのですが、何故かそう思ったんですよね。

僕は田舎生まれで、高校生の頃に免許を取ってしまうという流れが一般的でした。もちろん、車の免許取得には20万円前後はかかります。

基本、親が出してくれる感じだったのですが、運悪く当時実家にはお金が無い時期でした。

アルバイトして自分でいけば良いと思われるでしょうが、僕自体、勤労意欲が無い人間だったことから、まぁいいだろう…と思って無視していたのです。

田舎に戻ると、車は必須アイテムです。そのため、20代前半辺りの頃に免許を取得しようと考えたわけです。

しかし、先立つもはありません。そんな時、ふと自宅から歩いて5分程度の場所に大手消費者金融の無人契約機があることを思い出したのです。

「CMで、手軽に数十万円が借りれるってやっていたな…」と、思い、何も分からずに翌日行ってみることにしたのです。

ここで、親に借りるとか、自分でどうにか節約をしながらお金を貯めるとか、そういった発想になっていたら人生は大きく変わっていたことでしょう。ここでの誤った一歩が、人生の歯車を狂わせていったのです。

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あっという間に大金が手元に

みなさんは、大手消費者金融の無人契約機で借入を行ったことがあるでしょうか。この体験談をお読みになっている方であれば、もしかしたらある方も多いでしょう。

無いという方にお教えいたしますが、公衆電話のようなコンパクトで狭い場所に、ATMのようなタッチパネルがあり、電話の子機が置いてある密室空間です。

ドアは足元だけは見える構造となっており、基本的には、誰が入っているかは全く分からないようになっています。その狭さが怖い、という声も聞こえてきそうですが、これが不思議と落ち着くのですから驚きです。

申込の手順は、クレジットカードなどと同じようなやり方です。氏名、住所、年齢、職業、家族構成、年収など個人情報を申込用紙へ書き込んでいきます。

そして、ある程度書き終わり進めていくと、オペレーターから電話がかかってきます。備付けの子機を取り、色々ヒアリングされるので答えます。

クレジットカードと同様といったので、職場確認なども行われますが、大体30分程度待つとまた電話が鳴り出します。

「ナカさま。ご融資ができます。30万円です」。こんなことを、いきなり言ってくるのです。

しっかりとお金を稼げるようになった頃であれば、30万円と聞いてもそこまで驚きはしなかったでしょう。

しかし、当時は手取りで10万円前後のレベルですし、30万円といえば三ヶ月分の給与。婚約指輪を購入できるレベルの金額です。急に舞い上がってしまったのです。

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フリーローンだからいけないのかも

大手消費者金融では、銀行のキャッシュカードのように、専用キャッシュカードを発行してくれます。

もう、今直ぐ無人契約機の隣のATMで30万円を下ろすことが可能なので、試してみてくれといわれます。もちろん、指示通りすぐに30万円を手に入れることはできました。

ここで思い出していただきたいのですが、僕は運転免許証を取ろうと思って、消費者金融を借入しました。しかし、消費者金融はフリーローンです。

使途目的は問われますが、お金を借りたら使い道は自由です。目の前の30万円に舞い上がってしまい、運転免許証のことなどすっかり忘れてしまっていたのです。

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飲みに行き悪いことを想像しだす

そのお金で早速、友達に連絡して行きつけの飲み屋へと向かいます。もちろん、大手消費者金融で借入をしたことなどはいいません。普通に飲みに行っただけです。

無駄話をしながらも、いつもより気持ちが大きくなっていたのでどんどんお金を使ってしまいました。

自分のお金であれば、少し罪悪感があるのですが、その時にはもうすでに「また借りればいいや」と、悪いことを想像していたのです。

努力をせず、こんなに簡単にお金が手に入るなんて…。本当に、この日が無ければ僕の人生は大きく変わっていたでしょう。次の回では、多重債務者となるまでの堕落の日々を紹介します。

高額商品を見境無く購入!

僕は、ミュージシャンを目指していたこともあり、楽器をいくつか持っていました。しかし、その楽器が古いものでしたし、安価なレベルのものばかりです。

せっかく、大きなお金が手に入ったのだからそれなりのものを購入しよう。そんな思いを持ちながら、毎日を生きるようになりました。休日になると、楽器店にいき10万円以上する高額商品を物色します。

自分のお金では無いからか、どんどん感覚が麻痺していきます。ギター、ベースなどを購入した後、パソコンが必要であることも分かります。

今、音楽はパソコン1台で完結させることも可能です。そんなわけで、パソコンを購入し、ついに借入残高がゼロとなりました。

部屋は一気にミュージシャンっぽくなるのですが、どこか落ち着かない。そうです、お金が無いのです。

ソフトが必要となった

ここまで揃えていたところで、最悪なことに気がつきます。それが、音楽を作るためのソフトが必要だったことです。

今では、1万円台でも購入可能ですが、当時は安くても10万円。しかし、そんなお金は当然ありません。そんなわけで、また別の消費者金融へと足を運んでしまう訳です。

10万円でいいから、借りたい。そんなわけで、最初の大手消費者金融と同じように申込を行うと、バッチリ10万円を借りることができました。

実は今、大手消費者金融などの金融の法律で、年収の3分の1以上は借りれないこととなっています。しかし、当時は年収は関係なく、申し込めば無差別でお金を借入することができるような時代だったのです。

手取りで10万円前後ですから、僕の年収は当時120万円前後。40万円を今のところ借入しているわけですから、今でいえばレッドカードです。

しかし、当時はまったく関係ありません。10万円を借入した後、ソフトを購入すればお金は無くなるわけです。また、別の大手消費者金融での借入計画をしてしまっていたのです。

仕事も転々としだす

音楽機材を手に入れると、簡単に曲がつくれ、自分でCDも作れるようになります。友人達を自宅に招いては、歌入れをしてもらったり、オリジナルの曲を作って遊びほうける毎日となりました。

次第に、「これなら、簡単にプロになれる」と勘違いをし始めます。ついに、普通のアルバイトでは制作時間が足りないので、近所でもっと時間を短くして働こうと思うようになります。ここまで来ると、もうめちゃくちゃです。

今、フルタイムで働いているのだから、今のうちに他の大手消費者金融でも借りてしまおうという発想へたどり着きます。そこでは、20万円を借りることができ、ついに仕事を辞めてしまったのです。

返済を消費者金融でまかなうように

田舎で実家暮らしだったので、親が何故自分を追いつめなかったのか、未だに不思議です。仕事もロクにせず借金まみれ、さらには意味の分からない曲を作って夢を見ているだけのアホです。

彼女もいましたし、今思えば、とても自分は人望があったのかもしれませんね。

さて、話が逸れましたので本軸へ戻します。

新しいアルバイト先では、あまりシフトに入ることができず、なんと月収が5万円にまで落ち込みます。それでも、実家暮らしですし、自分のためだけにお金を使うだけなので、切羽詰まるわけではありません。

とはいえ、ここで忘れていたことがあったのです。そうです、返済です。今、どうなのかは知りませんが、当時は30万円で大体月々15000円の返済でした。

もちろん、消費者金融によって変わるので一概にはいえませんが、当時、3カ所から借入をしていたので、月々3万円以上程度は返済していたと思います。

そうすると、残り2万円程度です。そこから携帯電話代金、交際費を捻出するのはかなり無理があります。

お酒が好きで、飲みに行ってしまうので明らかな赤字です。こういった状況となれば、もう多重債務者のやることはひとつだけです。そうです、大手消費者金融で借入をして、そのお金で返済をするのです。

ジリジリと借入金が増えて行く

返済を真面目に続けていくと、大手消費者金融側から融資枠の増加のお誘いがきます。例えば、2月分の返済を専用ATMで行うとします。

そうすると、画面に「お知らせがあります」的な文字があらわれ、そこをタッチすると10万円増額可能など、そういったお誘いが現れるのです。

あぁ、借金が増えるからやめておこう…という発想ははっきりいって、当時の僕にはありません。「マジ!?ラッキー!」くらのものです。

大手消費者金融には、小口融資枠というものが用意されており、我々が普通の審査で借入ができる枠は50万円までで、その取引が小口融資と呼ばれているのです。

つまり、当時の大手消費者金融での借入は、ちゃんと返済して信頼を与えればマックス50万円までは、引き上げられたのです。

月々の返済、飲み代金などは消費者金融で補って行く生活が続き、あっという間に借金は膨れ上がってしまったのです。

ついに立派な多重債務者へ!

そんな生活を続けて行くと、麻痺していきます。借入している金額は、全て自分の貯金だと思い込んでくるわけです。そのため、無くなったらまた新しい口座を作れば、新しい貯蓄が増えると思い込んでしまっていたのです。

しかし、とある日、どんどん借入額が増えていっていることを確認した時、最終的にはどこからも借入ができなくなるのではないか、という恐怖がやってきます。そうなったら、自分はどうなってしまうのか足が震えたのです。

さらに、立派な多重債務者と自分がなったと感じた時には、自分がどこでどの程度の金額を借入しているのか、まったく分からなくなってしまったことです。

完全に、後戻りできる状態では無かったんです。ここで親や弁護士に相談するのがまともな選択だったと思います。

しかし、一旦落ち着いて胸をなでおろした後、まだ借りれる場所があるかもしれないと真面目に考えていたのですから、自分自身に驚きです。なぜ返済に集中しなかったかというと、これまたお恥ずかしい話なのですが暴露します。

ミュージシャンを目指していたことを再三お伝えしていますが、自分は当時、本気で素晴らしい才能と認めてくれるレーベルが現れて、数百万円の契約金をもらえると思っていたのです。それで、一括返済しようと思っていました。

どうぞ、笑ってください…。

当時、多額の契約金をもらえるなら海外レーベルも視野にいれるべきと、外国のレーコード会社にもデモCDを送っていました。もちろん、音沙汰は今もありません。

もし、周囲の方でミュージシャンを目指す方がいたら、本気で注意してあげてください。切羽詰まると、自身の発想もおかしくなっていくのです。

さて、次回は多重債務者となり、ついにどこからも借りれないブラックとなってしまった話をします。これが、闇金という危ない世界へと入って行くキッカケとなったのです。

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融資が断れるようになった

ここまで、体験談を読み進めてくれた方であれば分かると思いますが、僕はお金が足りなくなったらそのまま消費者金融で新たに借入をしていました。

ミュージシャンを夢見て、創作時間を作るためにアルバイトも減らし、返済を他の消費者金融で借りて行うようになっていました。

とある日、お金が足りなくなってきたので、また別の大手消費者金融へ申込を行いました。その頃、本当に最悪だったと思いますが、年収なども嘘の記述をしていたのです。

年収、100万円にも満たない状態だったのにも関わらず、なんと200万円と申告していたのですから、極悪です。

今となれば、そんな嘘は直ぐにバレてしまうのですが、当時はそれなりに審査が緩かったですし手軽に借入を行うことができました。

しかし、そんなテンションで申込を行い、10分後に電話がかかってきたのです。「ナカさん…。すみません。ナカさんを審査した結果、今回は融資を見送らせていただくことになりました」。

え?と、いう、一瞬あっけに取られた感じになったことを覚えています。

今まで、それなりにお金は借入ができていたのにも関わらず、何故か融資を断られてしまったのです。焦りました。ええ…焦りました。

もう、お金が捻出できないのではないか?このままでは、自分はどうなってしまうのか…。本当に、心臓の鼓動がかなり早く脈打っていたことを覚えています。

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手当たり次第借り入れを申し込んだ

こうなると、もうどこでも良いからお金を貸してくれるところを探します。大手消費者金融は、網羅したのですが全て審査落ちです。

元々、借入があるところはそれ以上の増額はできないといってきますし、借入の枠は全て使いきっていました。

完全に、孤立状態となったのです。しかし、お金を借入しなければ生活がままなりません。最悪、あと少しだけは別の消費者金融の借入額が残っていたので、ここでやっと転職をすることを決意したんです。

転職しなければ、お金を支払うことができません。フルタイムで働けるような場所を探し、そして見つけたら直ぐに働きはじめました。

東京に出る機会が増えて

新しいアルバイトに就いた後、どうにか返済をしながら過ごして行くことはできるようになりました。実は、この辺りが安定期でした。

このまま、真面目に返済を行って行けば何ら問題なく、平和に暮らせていたのではないかと思います。また、ミュージシャンを目指していたのですが、ダンスミュージックが好きだったこともありDJを伝手でするようになりました。

田舎の町で過ごしていたのですが、週末はちょくちょく東京へ出ては、パーティーでプレイをさせてもらうことができるようになっていたのです。

しかし、当然ながら交通費などは自腹です。少ない稼ぎの中で、どうにか捻出していたのですが、とうとう限界がやってきたのです。

怪しい広告に目をつけるようになった

当時、稼ぎは手取りで確か12万円ほどです。実家暮らしですので、ここから数万円返済があってもひとまず手元に数万は残るので、それなりに地味に生活はしていけました。

しかし、東京にいってDJをしたり、友達と遊んだり、彼女がいたりと出費はそれなりにかさみます。

さらに、DJということは曲を購入しなければなりません。もちろん、DJのギャランティなどは数千円貰える時があったり無かったり…。稼ぎにはなりません。

当然、そんな赤字ギリギリの生活が続く訳もなく、固まったお金が借りれたら楽になるだろうと、思ってしまったのです。当時、インターネットも普及し出していてた頃でしたし、さまざまな金融業者の情報が乗っていました。

「300万円を即日融資!」「審査無しで100万円融資!」「金利は0.5%!30万円なら1分で融資!」など、かなり刺激的なコピーが目に飛び込みます。

さらに、多重債務者となると、どこから情報を仕入れてきたのか知りませんが、実家にダイレクトメールが届きます。

それもまた、リアルな感じで「50万円までなら、事前審査通過しています」など、こういった謳い文句で電話をするように誘惑するものなのです。

まぁ、普通の精神状態であれば、こんなのは明らかに危ないと分かるのですが、当時はとにかくお金が欲しかったですし、闇金はバカだからここまで真面目にはしてこないだろうと、高をくくっていたのです。

そして、そこから、今の自分に最もフィットするような業者を探すようになっていったのです。

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そして、電話をしてしまった

とある日、どうしても彼女と旅行に行かなくてはいけない用事ができました。読まれている方の中には、「金が無いんだから、行くな」と、思われた方は多いと思います。

しかし、これがなかなか何でか、金が無いからこそ予定を立ててしまうのです。

返済に追われている毎日だからこそ、少しくらいは余裕を持って人並みの楽しみを味わいたい…と、思ってしまうのです。まぁ、今となれば完全なる言い訳ですけどね。前述していたように、お金は完全にギリギリ状態です。

彼女には、借金があることなどは一言も伝えていません。要するに、お金はしっかりと貯金されているものと思っているわけです。

金が無いから旅行は無理、というのも20代中盤の男が言うことではありません。働いているわけですから、ここはひとつ行こうではないかとなるのです。しかし、お金がありません。

さぁ、ここで出てきたのが、ダイレクトメールで届いた「ナカ様 50万円まで融資枠があることが事前審査で分かっています。

無審査で即日融資をいたします」というようなことが記載してある、ダイレクトメールへと連絡をしてしまったのです。

ついに、闇金との初接触です。この電話が、僕の人生を大きく狂わす第一歩だったとは、その時は思いもしなかったのです。

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執筆者の情報 名前:森下 匠馬(たくま)(仮名) 年齢:54歳 性別:男性 経歴:消費者金融での借金をきっかけに自己破産。その後闇金融の利用者になる この記事はこんなひと...

電話の態度がやや冷徹

彼女との旅行の資金を捻出するために利用しようとした消費者金融は、電話番号が03からスタートしていたので、そこまで怪しいという雰囲気はありませんでした。

ダイレクトメールの文面も真面目そうでしたし、明らかに危ない場所という印象は無かったのです。電話をすると、男性の担当の方が電話口に現れます。

まずおかしかったのが、最初普通は「はい、○○金融です」と、会社名を名乗るのが普通です。しかし、この業者は「はい。もしもし」なのです。この時点で明らかにおかしいです。

しかし、こちらは焦っていますし、とにかく今直ぐにお金を借入したいわけですので、そんなことはおかまい無しです。

「すみません。ダイレクトメールを見たのですが…」というと、「え?あぁ、お名前はどちら様でしょうか?」というので、身分を明かします。

恐らく、無差別に送付しているので名前をいったところで誰も分かっていないとは思います。担当の男性も淡々とした喋り口調というか、どこか冷徹さがある感じでした。

50万円までであれば、即日融資と聞いていると伝えると、もちろんそんなことはあり得ないので、「あぁ、最終的にはそのくらいは融資できるとは思いますけど…」と、何やらモゴモゴとしだすのです。

明らかに怪しいのですが、ここで僕も「すみません、いくらなら貸せますか?」と、畳み掛けてしまったのです。

不思議な要求をしてくる

すると、その担当の男性はこんなことを言い始めます。

「ちゃんと信用して融資できる方かチェックしたいから、これからいうことを実践してもらっても良いですか?まず、1万円を貸しますので、翌日に2万円返済してください」。

ん?何だこれは?と、思いました。いきなり、金利が倍額です。さらに、何故1万円を貸して2万円返済で信用が得られるのでしょうか。

それだったら、返済は1万円で良いでしょう。しかし、数万円であったも彼女との旅行を中止するわけにはいきません。ひとまず、この謎の指示に従って翌日は2万円を返済したのです。

エスカレートしていく謎の指示

さて、この流れに気を良くしたのか、消費者金融側はどんどんエスカレートした要求をしてきます。

次は、2万円を貸すから翌日3万円。4万円を貸すから、翌日は55000円を返済してほしいなど、どんどんお金をかすめ取られて行きます。

とうとう、こちらも不安になってきてしまい、「すみません。これは何ですか?固まったお金を貸せず、こういった返済であれば、別に借りる必要はありません」と、伝えたのです。

すると、「いいんですか?もう、融資枠はでています。直ぐに貸すことができますよ。」と、急に態度を変えてきたのです。

僕も、怪しいとは思ったのですが、数万円を支払っている手前、何とも意地でお金を貸してほしいと思って結果的に借りることになったんです。

しかし、その金額は15万円。最初の話とは大きく変わっていますし、先に行った謎の信用取り引き分を差っ引くと、結果的には10万円も借入できていなかったのです。

とはいえ、もう個人情報などもファックスで送っていますし、仕方なしに借入をすることになったのです。

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旅行には行けたが…

10万円あれば、旅行にいくことはできました。それなりに、彼女と楽しい時間を過ごしたのですが、その業者の返済方法が特殊でした。

普通、大手消費者金融などで借入を行う場合は、それ専用のATMだったり、提携している銀行™で返済をすることができます。

もちろん、借入の枠内のお金が残っているのであれば、そこから出し入れを行うことも可能です。

しかし、当時借入をしていた消費者金融は、FAXに個人情報を毎回書き込み、判も押し、15000円づつ2週間に一回の返済を請求してきたのです。

さらに、驚きなことに旅行中もこの返済日だったので、朝方コンビニで彼女にはコーヒーを買いに行くとだけいって、ファックスで返済をしました。あ、もちろん返済自体は相手先の口座に振込です。

振込手数料は、こちらもちなのは言うまでもありません。明らかに怪しい動きをしていたこともあり、彼女が何をしているのかと不安そうに聞いてきたことが何回もありました。

今思えば、本当に申し訳ないことをしてしまったと反省しています。しかし、そこまでして、お金を借りて普通の人並みの生活をしたかったということなのです。

ネットで調べると、闇金だった!

さて、そんなある日に闇金なのではないか?と、思ってインターネットでさまざまな業者をチェックしていきます。そして、その業者の名前で検索をかけると、見事に闇金だったのです。

他にも、借入をして痛い目にあっている方々の口コミが寄せられており、正直、その瞬間に背筋がゾゾっと凍り付くような感覚に陥ります。

「もしかしたら、一生ここでの返済は終わらないのでは無いか…」そんな、恐怖が襲ってきたのです。

確かに、借入を行った時は15万円でしたが、金利が決まっている訳でも無く、別に返済総額が見えるわけもありません。

ただただ、15000円を2週に一度返済していくだけです。もしかしたら、永遠に返済をするのかもしれない。頭の中が真っ白になり、本当に怖くなったことを今でも覚えています。

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執筆者の情報 名前:森下 匠馬(たくま)(仮名) 年齢:54歳 性別:男性 経歴:消費者金融での借金をきっかけに自己破産。その後闇金融の利用者になる この記事はこんなひと...

電話の態度がやや冷徹

彼女との旅行の資金を捻出するために利用しようとした消費者金融は、電話番号が03からスタートしていたので、そこまで怪しいという雰囲気はありませんでした。

ダイレクトメールの文面も真面目そうでしたし、明らかに危ない場所という印象は無かったのです。電話をすると、男性の担当の方が電話口に現れます。

まずおかしかったのが、最初普通は「はい、○○金融です」と、会社名を名乗るのが普通です。しかし、この業者は「はい。もしもし」なのです。この時点で明らかにおかしいです。

しかし、こちらは焦っていますし、とにかく今直ぐにお金を借入したいわけですので、そんなことはおかまい無しです。

「すみません。ダイレクトメールを見たのですが…」というと、「え?あぁ、お名前はどちら様でしょうか?」というので、身分を明かします。

恐らく、無差別に送付しているので名前をいったところで誰も分かっていないとは思います。担当の男性も淡々とした喋り口調というか、どこか冷徹さがある感じでした。

50万円までであれば、即日融資と聞いていると伝えると、もちろんそんなことはあり得ないので、「あぁ、最終的にはそのくらいは融資できるとは思いますけど…」と、何やらモゴモゴとしだすのです。

明らかに怪しいのですが、ここで僕も「すみません、いくらなら貸せますか?」と、畳み掛けてしまったのです。

不思議な要求をしてくる

すると、その担当の男性はこんなことを言い始めます。

「ちゃんと信用して融資できる方かチェックしたいから、これからいうことを実践してもらっても良いですか?まず、1万円を貸しますので、翌日に2万円返済してください」。

ん?何だこれは?と、思いました。いきなり、金利が倍額です。さらに、何故1万円を貸して2万円返済で信用が得られるのでしょうか。

それだったら、返済は1万円で良いでしょう。しかし、数万円であったも彼女との旅行を中止するわけにはいきません。ひとまず、この謎の指示に従って翌日は2万円を返済したのです。

エスカレートしていく謎の指示

さて、この流れに気を良くしたのか、消費者金融側はどんどんエスカレートした要求をしてきます。

次は、2万円を貸すから翌日3万円。4万円を貸すから、翌日は55000円を返済してほしいなど、どんどんお金をかすめ取られて行きます。

とうとう、こちらも不安になってきてしまい、「すみません。これは何ですか?固まったお金を貸せず、こういった返済であれば、別に借りる必要はありません」と、伝えたのです。

すると、「いいんですか?もう、融資枠はでています。直ぐに貸すことができますよ。」と、急に態度を変えてきたのです。

僕も、怪しいとは思ったのですが、数万円を支払っている手前、何とも意地でお金を貸してほしいと思って結果的に借りることになったんです。

しかし、その金額は15万円。最初の話とは大きく変わっていますし、先に行った謎の信用取り引き分を差っ引くと、結果的には10万円も借入できていなかったのです。

とはいえ、もう個人情報などもファックスで送っていますし、仕方なしに借入をすることになったのです。

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旅行には行けたが…

10万円あれば、旅行にいくことはできました。それなりに、彼女と楽しい時間を過ごしたのですが、その業者の返済方法が特殊でした。

普通、大手消費者金融などで借入を行う場合は、それ専用のATMだったり、提携している銀行™で返済をすることができます。

もちろん、借入の枠内のお金が残っているのであれば、そこから出し入れを行うことも可能です。

しかし、当時借入をしていた消費者金融は、FAXに個人情報を毎回書き込み、判も押し、15000円づつ2週間に一回の返済を請求してきたのです。

さらに、驚きなことに旅行中もこの返済日だったので、朝方コンビニで彼女にはコーヒーを買いに行くとだけいって、ファックスで返済をしました。あ、もちろん返済自体は相手先の口座に振込です。

振込手数料は、こちらもちなのは言うまでもありません。明らかに怪しい動きをしていたこともあり、彼女が何をしているのかと不安そうに聞いてきたことが何回もありました。

今思えば、本当に申し訳ないことをしてしまったと反省しています。しかし、そこまでして、お金を借りて普通の人並みの生活をしたかったということなのです。

ネットで調べると、闇金だった!

さて、そんなある日に闇金なのではないか?と、思ってインターネットでさまざまな業者をチェックしていきます。そして、その業者の名前で検索をかけると、見事に闇金だったのです。

他にも、借入をして痛い目にあっている方々の口コミが寄せられており、正直、その瞬間に背筋がゾゾっと凍り付くような感覚に陥ります。

「もしかしたら、一生ここでの返済は終わらないのでは無いか…」そんな、恐怖が襲ってきたのです。

確かに、借入を行った時は15万円でしたが、金利が決まっている訳でも無く、別に返済総額が見えるわけもありません。

ただただ、15000円を2週に一度返済していくだけです。もしかしたら、永遠に返済をするのかもしれない。頭の中が真っ白になり、本当に怖くなったことを今でも覚えています。

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何か追われているような感じ

闇金で借入してしまってから、その場所から厳しい取り立てなどは特にありませんでした。それもそのはず、しっかりと指定日には支払を行っていたからです。しかし、一度闇金を借り入れすると問題が起こります。

何がどう、情報が筒抜けていったのか分かりませんが、毎日のようにダイレクトメールがやってきます。

自宅に、○○ファインナンスとか、モロミス、ガオガオクレジットなど、どこかで聞いたことのある大手消費者金融のパロディのような業者からお誘いが来るのです。

もちろん、全てが嘘っぱちであることは分かりますので、封も切らずに捨てていました。ただ、こういった毎日で精神がすり減っていたことはいうまでもありません。

電話が怖い

さらに、電話でもついに勧誘が来るようになったのです。一度、闇金で借入をしたということで、多くのルートで僕の個人情報が漏洩したのでしょう。

闇金だけでなく、オレオレ詐欺にも通じると思いますが、名簿屋という商売の人たちがいるといわれています。

ブラックとなり、大手消費者金融では借入ができなくなってしまったような人をリストアップした、裏の名簿です。これが、高値で取引されているからこそ、全く連絡を取ったことの無い場所から情報がやってくるようです。

自分の情報が闇金たちに筒抜けとなっているのであれば、もし仮に返済を滞らせたら、どんな危ない取引をされるか分かりません。

もう、絶対に逃げられないという感覚に陥るのです。毎日、電話が実家に住んでいたので当たり前のように鳴りますが、それが全て消費者金融では無いかという感じで、ビクビクしていました。

この頃から、電話が鳴っても自分では決して出ないことにしました。明るく、楽しい人生を歩んでいた学生時代とは打って変わって、何かにおびえているような、そんな日々を送る人生へと変貌していったのです。

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闇金利用者の末路は悲惨~返せないとどうなる?~

ヤミ金融の脅迫的、かつ非人間的な取立てにより、多くの債権者やその家族が恐怖を感じ、精神的苦痛を強いられています。 警察庁が発表した統計資料によると、平成27年の1年間で経済・生活問題が原因で自殺...

返済日を教えてくない!?

また、非常に僕を困惑させたのが、一体いつ返済が終わるのかということです。前回、体験談の中で2週に一回15000円の返済を行うということをお話しました。

もちろん、この頃は他にも大手消費者金融への支払いが残っていたので、それプラス月に3万円です。普通に考えて、一人暮らしができるような出費を無意味な支払いに当てていたことになります。

当然、アルバイトでの稼ぎだけではギリギリも良いところで、普通に親に借りるなど赤字の月もありました。こんなことを繰り返していたら、一生返済だけの人生になると思い、闇金に電話をしました。

あと、どの程度返済が残っているのか?ということです。実際、借入したのは15万円です。前々回の体験談を読まれてる方は、分かっていると思いますが、その前に謎の取引を行わされてるので、手取り的には10万円ちょっとです。

それでも、2週に一回の15000円の返済ですから、単純計算で5ヶ月、金利も含めれば半年程度で返済は終わるはずです。

しかし、もうかれこれ10ヶ月以上は返済をしていたのです。さらに、普通の大手消費者金融では残高がしっかりと確認できます。当時から、パソコンでもそれが確認できていたほどです。

しかし、そもそも闇金はホームページも無いですし、一体どの程度返済したかも不明です。自分でも、一体どの程度返済したか分かりません。

そこで、電話をすると、「今、ちょっと分からないから、次回に伝える」とだけいって取り合ってくれません。

結果的に、次回の返済の時にも、「まだ、計算中だから待ってくれ…」といわれはぐらかされます。

弁護士や警察など、そういったところに相談すべきでしたが、その時は借入している身分ですし、家族や職場に迷惑がかかってはいけないと我慢をしたのです。

また、危ない妄想へ取り憑かれて

さて、そんな見えない返済に不安を抱えながらも、滞納だけはせずに返済を行っていきます。しかし、そろそろ限界がやってきます。貯金なんてものは夢のまた夢ですし、かなり厳しい状況です。

そういった中で、いつ終わるか分からない借金を抱えてるわけですから精神的にもおかしくなります。ついに、またもや、どこからか借入をしたくなってきたのです。

どこかまともな業者があるはずだと自分自身に言い聞かせ、さまざまな広告やダイレクトメールを片っ端からチェックします。

おかしくなく、ある程度良識のある場所であれば良いだろうと思い、色々と見てまわります。そんな時、とある週刊誌の裏側に広告を掲載していた、とある業者の存在が目に付きます。

「100万円であれば、直ぐに融資!手間は取らせません!」的なものでした。普通に、怪しいわけですが、ブラックでも大丈夫とか、断られてしまった人でも信用できる取引をするなど、良さげなことが記載されているのです。さ

ぁ、ここからが本番です。次回、ついに2回目の闇金地獄へ突入してしまった、その体験談をお話しましょう。

ついに、完済する日が分かった!

怪しい消費者金融に目がついたものの、またそれを借りてしまったは同じと思い、そこでは踏みとどまります。申込が何となく面倒で気が進まなかったこともありますね。

とにかく、通常の生活をそのまま続けられるよう、色々な雑念を捨てて日々を送っていました。そして、とある日に借入をしていた第一の闇金に返済をした時、完済日を聞いたのです。

僕がしつこく言ってきたのでついに観念したのか、「あと、3回です」と、教えてくれたのです。ついに、完済できる日が分かり目の前がパァーっと明るくなりました。後三回で、ついに闇金から解放される。

しかし、また不安が襲ってきます。「やっぱり、あと5回です」とか、そういった適当なことをいわれ、引き延ばしになるかもしれないと。一気に、気持ちがググっと落ち込んできたのです。

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非公開: (統合)闇金を実際に利用したから分かる。Q&A

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言っていることは本当だった、でも…

さて、そんなわけで闇金側の発言を信じ、3回目の返済を終えた後に電話をしたのです。

すると、「これで終わりです。ありがとうございました。また、ナカさまは非常に信用がある方ですので、あと20万円を融資することができますが、どうでしょうか?」と、何故か追加融資のお誘いを受けたのです。

もっと早く、完済をすることができていた状況であれば、もしかしたら借りていたでしょう。しかし、もうさすがにこの場所では懲り懲りだと思い、丁重にお断りさせていただきました。

その日、ついに闇金から解放されたという気持ちで、非常に満ち足りた気持ちでした。

実家の近所に大きな川が流れているのですが、その川の音、そして太陽光に反射する水面の美しさが、じっくりと心に染みてきた日はこの時が初めでした。

「闇金に勝った」。この快感は、今思い出しても本当に誇らしいものでした。全く持って、情けない話なのですが、闇金への返済はとても辛かったのです。その日は、500mlのビール缶を一人で5本空けました。

性懲りも無い人間だった

みなさんは、脳科学についてお詳しいでしょうか。僕も、詳しいことは分かりませんが、人間の脳は自分が気持ちよいと思う状況から離れると、またその感覚を取り戻すために、無意識に自分が気持ちの良いと思える方向へ言動を向かわせるようです。

つまり、辛い闇金での借入の日々を取り戻したくなっていたのです。こんなバカなこと、あり得ないと思うでしょう。しかし、アルバイトの休日の日の日中、ふと暇になると消費者金融の情報を確認している自分がいるのです。

電話一本でサクっと借入できてしまうのではないか…と、また悪い癖が現れます。1万円程度であれば、毎月まだ返済できるから、100万円は借りたいところだ。こんな、バカな妄想がまた膨れ上がっているわけです。

何度も言うようですが、借金は重ねているので、まだまだ残高自体は多く残っています。

性懲りも無いバカとは、本当にこういう人のことを言うのだとよく分かったものです。そして、数ヶ月前に見た、100万円を直ぐに貸してくれるという業者のことを思い出したのです。

禁断の雑誌を確認!

当時の雑誌はどれだったか覚えていませんでしたので、とにかく積み上げられた雑誌を貪るようにチェックします。あれでも無い、これでも無いと、数冊投げ捨てていくと、あの業者の情報が掲載されている雑誌を発見します。

闇金への完済がまだまだ見えていなかった頃とは、また違ったように見えます。

これで、安心した生活がまた送ることができるとすら思ったほどです。悲しいことなのですが、この時点でもまだミュージシャンへの憧れは捨てていませんでした。

まだまだ、契約金で1000万円、いや500万円くらいは貰えるはずだから、これも自己投資だな…と、思っていたくらいです。

しかし、その日は遅い時間だったこともあり、次の休日に電話をしようと思いその日は何故か満ち足りた気持ちで眠ったことを今でも思い出します。

休日、街へ繰り出しついに電話!

僕の住んでいた場所は、地方の都市部分から離れていたので、休日は街へと繰り出します。楽器屋を巡ったり、服屋をチェックしたりした後、人通りがまばらな路地裏で携帯電話から、怪しい番号へ電話をしました。

その時も、担当者は男の方でした。不思議なことだったのですが、そこの消費者金融は、身分証明証などの提出はありません。

とにかく、何に使うのか、そして本当にお金を借りたいのか?とか、そういった細かな部分だけを聞いてきたのです。

100万円だったら、直ぐに貸せるから安心しろといってきたのです。この時、「ついに、本物の消費者金融に出会えた」と、本気で思ってしまいました。何度も言いましたが、即金100万円ができる消費者金融はあり得ません。

むしろ、審査無しでその金額を貸すなんて、法律違反レベルです。面白い業者と出会うことができたと思い、頭はもう100万円で何を購入するかということでいっぱいです。

しかし、これが大ドンデン返しを食らう第一歩だったとは、その時を知る由もありませんでした。僕の、2回目の闇金ストーリーのスタートです。

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二カ所から借りてこいといわれる

100万円なら直ぐに貸してくれるというので、尻っぽを振りながらその条件に耳を傾けていると、二カ所別の消費者金融の名前を聞かされます。実は、この二つからであれば、50万円づつ借入をすることができるといわれたのです。

最初、何をいっているのかよくわかりませんでした。何か、提携をしている場所があるのだろうか?くらいにしか思わなかったので、そのまま話を続けてもらいます。

「とりあえず、身分証明証はあるだろうから、職業だけは誤摩化さず、年収や使途目的、また他の内容はこういった感じで申し込んでくれ」といわれたのです。

つまり、偽装しろといっているのです。完全に、犯罪の上塗りですが、この状態であってもまだまだ自分では気づけていませんでした。

気づけていないならまだしも、さらにはお金を借りれる裏技だとすら思っていました。今思えば、本当に情けない精神状態だったと思います。そして、ここから一気にたたみ込まれたのです。

時間が無いから急いでほしい

二カ所から借りるということは、その場に行かなくてはいけません。さらに、一方は金利にある場所では無かったので、電話での申込ということになりました。

その時は、午前10時。午後2時までには、どうにか二カ所から借入してもらわないと困ると、焦らされたのです。

もし、今日中にできないと非常に困ったことになるなど、何故こちらが借りるのを急がせます。休みであったことが幸か不幸か、驚いたことに、自分でも午前中までに全てを終わらそうと思ってしまったんです。

まず、独立店鋪を持つ金融業者にいきました。大手消費者金融では、全て借り入れができなかったのですが、いわゆる中小金融というヤツに乗り込んだ訳です。

中小企業の場合、今では少し厳しくはなったのですが、基本的にはブラックでも審査を通過させることがあります。返済能力があれば、返す力さえあれば、融資をしてくれるのです。

そこでは、いわれた通りに嘘で固めた申込内容を伝えます。対応してくれた方も怪しむ様子は無く、丁寧に対応をしてくださいました。本当に、申し訳無かったと今でも思っています。

そして、1時間程度の審査時間があった後、50万円を融資してくれることが決まったのです。まず、一カ所目では50万円を調達できました。

次は、電話での申込です。そこの業者は本社が神奈川県にあり、僕は山梨県に住んでいたので行けません。とりあえず、携帯電話で申込ができる番号へかけた後、こちらでも嘘の内容をペラペラ話します。

結果的に、融資された金額は40万円でした。あっという間に、僕は90万円を手に入れることができたのです。ブラックなのにも関わらず、何故こんな簡単にお金が手に入るのか、今考えると恐ろしい時代だったと思ます。

どんどん自分の借金が膨れ上がっていく感覚も麻痺してしまい、どうでも良いとしか思えなくなっていきます。とにかく、当100万円には満たなかったものの、時の自分にとっては満足できる借入ができたのです。

悲惨な事件が起きる

さて、提携でもしていると思っていたので、これで終わり方と思い闇金に電話をかけます。すると、90万円か…と、少し落胆したようでしたが、「お疲れさま」と、一言だけねぎらいの言葉をもらいます。

そして、次に出た言葉が「今からいう口座に、70万円を振り込んでください」です。一瞬、何を言っているか分からなかったのですが、その声が鬼気迫るものがあったので、慌てて振込にいきます。

いきなり強気になってきたので、怖くなってしまったのです。

何か振り込んで、そこから精査するのかと思いきや、それで終わりだったのです。「振込完了ですね。かしこまりました」の一言で、この騒動は集結します。

そうです、僕が利用してしまったのは、闇金でいう「紹介屋」だったのです。紹介屋というのは、ただその人が借りれそうな中小企業などをチョイスして、そこから満額いっぱい借りさせます。

そして、それを紹介したということで、借入した分の殆どを振り込ませて逃げてしまうのです。

こちらとしては、もう振り込んでしまいましたし、返還要求もかなり難しいところがあります。結果的に、僕は騙されてしまったのです。

もちろん、90万円分は普通に借りてしまい、そこから70万円を支払っているので、残りは20万円です。自分で使えるお金は20万円しか残らず、何と70万円の借金を午前中で背負ってしまったことになったのです。

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絶望の日々がはじまる

少し前までは、あっという間に90万円を調達したことで諸手を上げて喜んでいたのですが、逆に間では一気に借金まみれです。

多重債務者なのにも関わらず、そこにまた借金を追加させてしまったのですから、これは本当に大事件です。

数百万円の借金を背負うことになり、もうとてもではないですが、アルバイトでは返していけません。手取りが10万円前後では、どう頑張っても普通の人と同レベルの人生を歩ことはできないので、完全に絶望です。

自分は、このまま返済ができなかったら、どうなってしまうのかと真剣に悩みました。また、当時も彼女はいたので結婚の話もチラホラ現れます。

当然、正社員になったところで、この借金。口が裂けても、このレベルの借金を背負っているなんて言えませんよね。どうすれば良いか、本当にこの時には路頭に迷いました。

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仕事は変えたけれど

紹介屋のお話を読んだ方の中には、「悲惨な人生で本当にかわいそう。終わったな」と、思われている方もいるでしょう。

しかし、不幸中の幸いにも紹介屋に返済を行うわけではなく、一般の消費者金融への返済ということになります。

つまり、法外な金利を請求されたり、いつ終わるか分からない残高、恐怖を覚える取り立てなどは無いのです。ただただ、普通の消費者金融を複数利用しているだけでした。とはいえ、すでに6社近くは借入を行っています。

月々、返済していっても6万円以上はお金が減って行くわけです。とてもではありませんが、貧乏アルバイターには払いきれません。

そういった意味もあり、仕事を変えることにしたのです。もう、ワガママは言っていられないと思い、自動車の部品を製造している工場の派遣社員として働きます。

ただ、お金のために働いているという自分の生活は凄く辛かったです。周囲の人々はとても優しかったので、それだけが救いでもありました。

給料は、4万円はアップしたので返済も楽になり、むしろ自由に遊べるお金も僅かながら手に入れることができるレベルにまでなったのです。

とはいえ、金銭管理の才能がゼロだった自分は、あればある分使ってしまう癖がついていました。ある程度、生活に余裕が現れてきたら、都心にいって音楽活動をスタートさせてしまったのです。

往復費用など、さまざまなお金がかかってきます。とはいえ、まだまだ返済が滞るようなこともなく、借入を無理にせずともそれなりに生活はできていました。

ここで、それなりに終わっておけば良かったと思うのですが、またも…やってしまったのです。

東京に出てしまった

その頃、週末は東京での活動を行っていました。だんだん、東京へ出るのが面倒になってきた頃でもあったのです。

自分では、言うのもおかしい話ですが、貧乏生活には全く抵抗も無かったので、何か機会があったら東京の知り合いの家に転がり込んでしまえば良いだろう、と思っていたのです。

当時は、山梨県に勤めていたので仕事が少なかったのですが、東京に出ればさまざまな仕事もあるし楽しい毎日が待っているだろうと思ったのです。

バカなことは辞めた方が良いと思った方がいると思いますが、自分にとっての夢ができたことは、生きる活力となります。そして、思い切った行動に出てしまうのです。

いきなり上京して困窮!?

とにかく、お金が無かった訳ですから、引越などはできるわけがありません。当時、大学を留年していた友人が東京に住んでおり、家賃を折半であればルームシェアをしていいといわれたのです。

こんなチャンスは滅多にありません。もちろん、二つ返事で東京へいきます。仕事も辞め、すっ飛んで行ったのです。

しかし、いきなり仕事を見つけることはできません。当月分の給与でどうにかやりくりしていたのですが、当然厳しいことには変わりなく、直ぐに派遣社員としてカフェの厨房で勤めます。

給与は悪くなかったのですが、今度はそこに家賃がのしかかってきます。つまり、支払いが増えているのです。

東京は誘惑の多い街ですし、今のように生活の仕方が分からなかったので、どんどんお金を使ってしまいます。

気がつくと、口座には殆どお金が残っておらず、毎月本当にギリギリの生活となってしまっていました。それでも、東京で一花咲かせて、大金をゲットすると思っていたので我慢できたのです。

請求が無いことに気がつく

忙しい毎日を過ごしていると、それなり予定なども忘れてしまうものです。返済日にいろいろなATMへよっては、一社づつ返済を行うのですが、とある業者に返済をするのを忘れていたのです。

全くそれに気がつかなかったので、翌月になってから、「うわ!やっちまった!」と、思わず電車内で声を出したほどです。

しかし、電車を降りてから気がついたのが、「遅延の連絡が無い」ということです。普通、大手消費者金融を含め、クレジットカードでもそうですが、返済がおくれた場合は電話なり何かハガキが届きます。

忘れているのではないかとか、何かがあったとか、そういった取り立てではありませんが、連絡が来ることは何ら不思議ではあります。

しかし、来なかったのです。そのため、その会社についてをネットで調べてみることにしたのです。

当時、消費者金融が厳しい時代

当時の話なのですが、中小企業の中には経営が苦しくて親会社がコロコロ変わっていた時代でした。滞納をしてしまった中小企業も、経営が厳しいようでかなりの頻度で親会社が変わっていたのです。

このままでは、もしかしたら潰れてしまうのでは?と、思ったのですさらに、顧客に誰がいるとかも引き継ぎがうまくいかず、飽和状態になっているのでは無いかと踏んだのです。

普通、こんなことを思ったからといって、借りたものは返済するわけですから悪巧みしません。それなのにも関わらず、「このまま、支払わなくてもバレないかもしれない…」と、最低なことを考え出してしまったのです。

以前、音楽仲間の人でとある大手消費者金融へ返済をせず、7年間無視していたら時効になって、そのまま逃げ切れたという話を聞いていたのです。

もしかしたら、このまま色々な親会社へと譲渡され続けていれば、自分が借りている記録も無くなってしまい、無かったことになるだろう。

こんなことを思ってしまったのです。その消費者金融は月に2万円の返済だったこともあり、それだけ自由に使えるお金が増えるなら、毎日がもっと充実するのでは無いかと思ったのです。

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滞納をスタートする

こういったバカな思想となると、もう止まりません。お金というのは、つくづく人生を狂わせるものと、今でも本当に思います。

これを機会に、その場所への返済は行わず、他の消費者金融も時に金利だけ、時に滞納をするようになったのです。

当時、混沌としていた時代だったのでしょう。特に、こういった返済を続けていてもまったくお咎め無しです。

その当時、少しづつ地獄へと引きずり込まれていたことなど、知る由もなく毎日飲んだくれて良い気分でした。しかし、蜜月はそうそう長く続きません。とある日、ついに事件が起こってしまったのです。

とある日、彼女から電話がきた

滞納を続けながら生活をしていた頃。本来返済をしなければならないお金の数万円が浮いていたわけですから、生活にも余裕がありました。

時給の高くない派遣社員をしながら、音楽活動をしたり、ラジオパーソナリティを目指すためのスクールなど、優雅に思うがままにお金を使っていました。

話しが前後してしまうのですが、一時期当時付き合っていた彼女の家に、転がり込んでしまいました。

住民票や住所はその場所に写し、いわば同棲状態で過ごしていたのです。色々あって、結果的には家を出たのですが、付き合いはそのまま続いていたのです。そんなある日の日中、彼女から電話がかかってきました。

普段、何気ないことで電話をかけてくる人だったので、別に大したではないだろうと電話に出ませんでした。しかし、その後直ぐ『すぐにかけ直して』とメールが来たのです。

一体何があったんだろうと思い、急いでかけ直します。すると、『なんか、男の人二人組が、ナカの名前を叫びながらドアをどんどん叩いてきた』と、いわれたのです。

そうです。滞納をしていた消費者金融の人たちが、取り立てにやってきたのです。今まで、催促の手紙も電話も無かったので、本当にパニックになりました。

さらに、彼女の話しを聞くと、留守の時に大きな声でドンドン扉を叩いていた人がいたと、近所の人にいわれたそうです。本当に、勘弁してほしい。こういったことを、真剣にいわれたのです。

僕もパニックになっていたので、電話などをするのではなく、直ぐにその滞納していた場所へ返済をしました。返済をすれば、少しはおとなしくなってくれるだろう、と思ったのです。

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人生最大の貧乏期

滞納をしていた場所に、その時からちゃんと返済するようになります。当然ですし、返済しない方がおかしいのですが、正直いきなり数万円が手元から無くなるのは辛かったです。

彼女の家を出ていったのですが、実は友人の家に転がり込んで寝泊まりしていたのです。本当に、駄目なヤツだったのですが、そうやってどうにか生きながらえていたのです。

しかし、いくら友人とはいえ、あまりにも一緒にいると互いのことにイライラしてくるようです。さらに、友人も貯金を使い果たしてしまい貧乏になってしまったので、水道代金、ガス、電気などを滞納するようになります。

どちらが多く払うかなど、微妙なことで揉めるようになり、結果的にすれ違いのような生活になります。実家へと帰ったり、帰らなかったりの日々を送るようになり、非常に不安定な状態になります。

当時、少しずつですがライターの仕事をし始めます。コンビニエンスストアの深夜のアルバイトをしながら、委託契約でとあるテレビ局のディレクターをしていたのです。

しかし、住まいにいづらくなり、アルバイトは辞めてライターだけでどうにかお金を稼ぎます。とはいえ、滞納していた分の消費者金融への支払いはあるため、本当に貧乏な毎日を過ごしていました。

恐らく、生きてきた中で最も貧乏だった時代だったと思います。どうにかお金をやりくりしながら、必至で生きていました。

当時、友達の家に帰宅すると顔を合わせるので、時間をずらして寝ることにしたり、公園のベンチで夜を過ごしたこともあります。ただし、返済は待ってはくれません。

どうにかしてお金を捻出したり、月によっては親に頼ったりと、こんな生活を数ヶ月続けたんです。

ついに実家に取り立てが来る

さて、取り立てをしにきた消費者金融は返済を続けていたのですが、実はひとつだけは返済を行っていませんでした。

そこの消費者金融は、2年ほど返済をしておらず、さらには電話1本もかかってこなかったため、恐らく親会社が変わり続けてしまって自分の借金のことが忘れられているのだろう、と思っていたのです。

事実、ネットで調べると金融サービスは行っているのですが、全く社名が変わっています。ここに関しては、まさに音沙汰無しだったので、放置していたんです。

そんなある日、実家に戻って仕事をしていると、母親が近寄って来て話しをはじめました。

「あんた、なんか黒いスーツを来た人が数人来て、チャイムを押して、ドアをどんどん叩く」と。

しっかりと返済をしてきたのに関わらず、何故取り立てにくるのか。そして、実家に来るということはどういったことなのか。

その時は思い当たる節が無く、何か危ないことが起こっているのかもしれない…と、心臓の鼓動が早くなっていきます。

そして、ポストに入っていたよ、と茶封筒を渡されたのです。その時は、平静を装って封筒を受け取ったのですが、中を見て愕然としました。2年間、放置をしていた消費者金融からの催促状だったのです。

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一括返済を要求される

その消費者金融では、40万円を融資してもらい、その後10万円だけ増額融資をしてもらっていました。

しかし、ある程度返済してから滞納してしまったので、今どの程度借入額があるのかなどは分かりません。とにかく、もう放置し過ぎていたので忘れていたくらいだったのです。

茶封筒には、新しい親会社の名前が記載されており、返済を遅延していた損害金も含めて78万円ほど一括返済しろ、と記載されていたのです。こんな生活を続けている人間に一括返済などできるわけがありません。

さらに、実家に関しても父親の会社が不況に煽られていたこともあり、少し厳しい時期でした。どこからも、捻出することができない金額だったのです。

とにかく、愕然としました。最終通達と記載されていますし、期限も書いてあります。さらに、何も考えられないでいたまま、何とその日の夕方にまた取り立てにやってきました。

親が適当なことをいってかくまってくれ、自分はキッチンの隅でうずくまって隠れていました。情けないにもほどがあります。しかし、自分の力ではどうにもなりません。

お金を借りる友人もいないですし、こんな取り立てにこられたことなど、口が裂けても言えません。当時の彼女にも、こんな馬鹿げたことは言えません。完全に、八方塞がりの状態に陥ったのです。

最終手段は弁護士

会社名をネットで検索すると、譲渡されてから間もないところでした。しかし、この会社は悪名も高く、取り立てに来られたという方が多く口コミで見受けられました。

そして、解決手段とすれば弁護士に相談することが一番と書かれていたのです。自分がまさか弁護士を頼る日が来るなんて夢にも思わなかったのですが、後には引けません。

このままでは、大変な問題が起こってしまうと思った僕は、勇気を出して弁護士に助けを求めました。次回、ついに僕の借金生活が終止符を打つ、弁護士と消費者金融の戦いの体験談をご紹介します。

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しかし、時が経てば経つほどに苦しくなってくるだけ。一日でも早く解決しないと大変なことになると思い、意を決して弁護士に相談することになります。しかし、法律事務所も山のようにあり、どこが良いのか分かりません。

インターネットでの口コミで考えたのは、請求されている会社と戦える弁護士はいるか、というところです。

いくつか、その名が挙がってきたので電話をして状況を伝えます。しかし、どこの弁護士事務所も浮かぬ顔というか、曖昧な返事です。

「○○かぁ…。いや、あそこはかなり難しいと思う」と。どうも、弁護士が介入したとしても、意固地に態度を変えない業者として案外そっちの世界では有名な場所だったのです。

何故、厳しい取り立てに!?

何故、そこまでして厳しい取り立てをするのか。実は、当時、ちょうど消費者金融のグレーゾーン金利の問題が現れ始めていたのです。

消費者金融が金利を取り過ぎており、本来は18%程度のところで融資をしなければいけないところ、何と30%近くの金利を取っていたのですから、驚きです。

その差額分を払い戻しできる過払い請求が流行しており、そのおかげで消費者金融が経営難に陥っているのです。

そのため、過払い請求に断じて応じずに、今ある借金を無理にでも全額返済させるという方法をその企業は取っていたのです。

もちろん、応じなければ民事裁判にかけられるということですので、もうあちらも本気です。そのため、なかなか弁護士もその軟化しない態度に辟易して、さじを投げ出してしまうわけです。

しかし、それではこちらは困ってしまいます。どうにかしなければ、生活や人生が終わってしまう。とにかく、この業者と戦う体力のある法律事務所を探しました。

頼もしい法律事務所と出会う!

色々と探しまわった結果、消費者金融と徹底的に戦い、数多くの実績を挙げているという法律事務所に出会いました。幸い、都内の赤坂にあったので直ぐに向かうことができ、相談に乗ってもらいました。

まず、現在の仕事内容や収入、収支、クレジットカードやキャッシングカードなど全てを出します。いつ、どのくらいのタイミングでいくら借入したか、など、覚えている範囲で書き込みます。

そこの法律事務所は、とても親身であり、そして厳しくもありました。しっかりしないから、こういった借金まみれになると叱られました。

やはり、なんだかんだで叱ってくれることが無く、なぁなぁで借り続けてきたのが、とても悪いことだったことにやっと気づかされた瞬間でした。

そして、弁護士が介入すると、その日から全ての返済や取り立てが止まると説明してくれたのです。その場で、カード類も全て折ったことを覚えています。もう、二度と手を出さない。それを近い、次の段階に進みます。

ここでも手こずった

弁護士の方々は、本当に頑張ってくれました。しかし、とにかく手強いとのことです。全く、話しに応じてくれない。本当に頑固だったのでしょう。そして、裁判があるのでそこでどうにかすると伝えてくれたのです。

裁判は代理出席ですので、僕は出ません。そこで、分割にできないかとか、さまざまなことを勝負してくれるとのことです。

恐らく、殆どの法律事務所がこういった部分で折れるのでしょう。しかし、最後まで戦ってくれたのです。しかし、なかなか相手は首を縦に振らなかったとのこと。

期待をしていたのですが、弁護士でも駄目となると、もう打つ手はないのか…と、思っていた時、一本の電話がやってきました。

代理返済!?

代理返済、という言葉は知っているでしょうか。その業者はどうしても、首を縦に振らなかったので、一括返済するしか無いという危うい状況でした。

しかし、弁護士さんの言葉によると、自分のある程度の期間は返済をしていたので、過払い請求ができて半分以下の返済金となるとのこと。

残りは分割できないか、ということを拒否されたのだそうです。

何と、この法律事務所では他の方もこの業者に悩まされていたらしく、戦っている方がいたようです。しかし、その方は過払い金の関係で借金がチャラとなり、さらには余剰金も発生するとのことでした。

弁護士さんは、その方の余剰金を僕の返済に当て、金額はその方へ弁護士費用ということで返済していくのはどうかと打診してきたのです。もちろん、そんなことができるのであれば、僕としては大助かりです。

しかし、問題はその先方の方の了承が無いと駄目ということでした。普通に考えれば、大金が直ぐに戻ってくるのにもかかわらず、見ず知らずの男の借金に使われてしまうなんて、あり得ません。しかし、ここで奇跡が起こります。

その方は、自分もとても恐怖だったし困っていたので、一人でもそういった困った人を恐怖から救いたい、ということで了承してくださったのです。捨てる神あれば救う神在とは、このことでした。

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ひとまず、多額の一括返済という危機を乗り越えられた僕ですが借金自体は他にも多くしており、返済はどういった流れになるのか、まだ見えていませんでした。

しかし、非常に長い間消費者金融にお世話になっていたこともあり、多額の過払い請求が可能だったようです。何と、数社あった消費者金融での借入は全てチャラです。むしろ、お金が戻ってくるほどだったのです。

その戻ったお金を代理返済していただいた方へ返し、最終的に弁護士費用も含めても数万円程度の支払いで終わったのです。数百万円あった借金が、弁護士に相談したことで、なんともう殆ど無くなってしまったのです。

何が起こったか、自分でも理解できないほど、足が震えました。これで、全てが終わった…。自然と涙が溢れていたことを、今でも覚えています。

まとめ~全てが良い経験に~

それから、必至で働き直し、借金をしないことを心に誓って、今は普通に生活をすることができています。家族や当時の彼女、友人など、多大なる迷惑をかけてきてしまったことは、本当に反省しています。

出会えなくなった友人もいます(返済をするために、ルームシェアをしていた友人へ家賃を滞納し、黙って出て行ったことがあります)し、忸怩たる思いです。

しかし、もしあの時、消費者金融や闇金に出会わなかったら、もしかしたら大切な家族がいる時に、こういった闇の魔の手に染まってしまっていたかもしれません。

アルバイトでも、直ぐに簡単に融資してくれる。こういった甘い謳い文句には必ず裏があります。こちらが、相手より賢いのであれば、バランス良く利用しても良いでしょう。

しかし、殆どの方が消費者金融や闇金のことを、よく知りません。本当に借金は雪だるまのように増えていきますし、取り立ては存在します。

最後まで体験談をお読みになってくれた方は、消費者金融や闇金の恐ろしさはもちろん、借金をしても何も思わなくなる、僕の神経に驚いたかもしれません。

僕は極端だったかもしれませんが、誰にでも起こりうることです。ぜひ、お金に関することには自制心を持ち、明るく健全な生活を送ってくださいね。

闇金融に関するQ&A

ヤミ金融の電話はしつこかったか。どういうものがあったか
闇金自体の電話はしつこくないです。ただし、最初に借入をするかしないかの時、こちらが疑問点などを聞くと、しつこく『だって、借りたいんでしょ?』とはいってきて丸め込もうとはされました。
闇金融を利用して、個人情報を悪用されないか心配。
闇金業者は、どこかで繋がっているのかもしれない。利用すると、さまざまな貸金業者から勧誘のハガキが届く。無視が一番。
ヤミ金融を利用して、経験したことで一番つらかったことは何か?
もし、闇金での返済が一生終わらなかったら、家族に迷惑がかかってしまうかもしれない、という恐怖。
ヤミ金融は全額返済しても、ずっとつきまとってくるものなのか
全額返済すると、最初は融資枠があるから…と誘ってくるが、きっぱり断ると特に連絡は無いと思います。(場所によると思う)
闇金業者の人の風貌はどうったか。1回目と2回目の人の風貌や特徴など教えてください。
闇金は、基本的には出会えないので、相手の顔は分かりません。ただ、電話は男性が対応しました。1回目、2回目と淡々と話してきた印象で、特別威圧感も感じなかったです。テレビで出るような威圧的なものではなく、遅く多くの闇金は下手に出ていれば怖いようなことは言ってこないと思います。

この記事の執筆者

ナカ馬 ゆうき
10数年前、運転免許証を取得しようと、消費者金融での借入をすることを思いつきました。ミュージシャンを目指していた頃であり、アルバイト生活で収入も少なかったことから、一気に大金を手に入れられる手段を覚え、これを機会に見境無く数多くの消費者金融で借入をしてしまいました。ブラックとなり、そのまま闇金にまで手を出してしまう始末。滞納をしてしらばっくれるようになり、ついには取り立てに。その後、弁護士へ相談し、債務整理などを経て今では安定した生活を送れています。

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