おまとめローンを複数申し込みするメリットってあるの?
おまとめローンに申込みしようと考えたとき、1社だけでは審査に落ちたときが心配だからまとめて複数の金融機関へ申込みしたいと考える人もいるでしょう。
複数に申し込むとどうなってしまうのかきになるのですが、金融機関によって借金をまとめられる商品は違うため、それぞれの商品の特徴と、注意点について紹介します。
この記事はこんなひとにおすすめ
この記事は以下のような人におすすめの記事になります。
- おまとめローンの審査に通過することができるか不安な人
- おまとめローンの審査と申込情報の関係が気になる人
- おまとめローンの審査基準が知りたい人
- おすすめのおまとめローンを知りたい人
おまとめローンの審査基準や複数申し込みのデメリットなどについて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
目次
おまとめローンの複数申し込みはアウト?
「どうしてもおまとめローンの審査に通過したい」という人は、審査に落ちたくないがために、複数のおまとめローンに申込をしてしまう人も少なくありません。
審査落ちしたくないがために、複数のローンに申込を行なってしまう気持ちは分からなくはありませんが、複数申し込みにはメリットはありません。
複数申し込みにメリット無し
ローン落ちが心配で幾つも同時に申込みをする人がいます。
しかし同時に幾つもおまとめローンに申し込むと、場合によっては「申込みブラック」と呼ばれる金融事故になってしまうことになります。
1か月に申し込む件数が多いと「申込みブラック」の状態になりますが、申込みブラックの目安は一般的に5~6件といわれています。
ただしその基準は金融機関ごとによって違うので、飽くまでも目安として覚えておくとよいでしょう。
できれば同時に申込みをするのは、最大でも3件にとどめておくことをおすすめします。
申込みブラックは、いわゆる「お金に困窮している人」がどうしても審査に通りたくて複数申込みしたのだと判断されてしまいます。
お金に困っているということは、言い換えれば返済能力がなく多重債務となりやすいということができ、金融機関では注意すべき申込者であると判断するのです。
複数のローンに申し込みをするということは、その申し込みをした件数の分だけ信用情報に申込情報が記録されてしまうということですので、複数のローンに申し込みをすることによって、審査がどんどん不利になってしまいます。
複数申し込みにメリットはありません。
何件までなら複数申し込み可能?
信用情報に申し込み情報が記録されるのは、半年間です。
申込情報は1件もない方が審査で有利になりますので、できることなら、前回おまとめローンに申し込みをしてから半年間は期間を空けた方が審査で有利になります。
どうしても短期間の間に複数申し込みをしたい場合には1ヶ月の間に2件程度までにとどめておくようにしましょう。
1ヶ月の間に3件も4件も申込情報が信用情報に記録されている人は「よほどお金に困っている人」と判断されて審査で不利になります。
1つのおまとめローンの審査に落ちたら、すぐ次のローンに申し込みを行うのは1件以内にとどめておくようにしましょう。
おまとめローンの複数申し込みがバレるワケ
複数のローンに申し込みを行なっても、審査担当者にはバレないのでは?とお思いの人も多いのではないでしょうか?
しかし、複数申し込みをした場合には、必ず審査で複数申し込みをしたという事実がバレてしまいます。
おまとめローンの複数申し込みがバレてしまうのにはどのような事情があるのでしょうか?
申し込み情報は信用情報機関で確認される
ローンの申し込みを行うと、審査担当は信用情報機関に確認を行います。
この時、信用情報に照会が行われた瞬間に信用情報には申込情報が記録されてしまいますので、基本的に申込を行なったあとすぐに信用情報に記録されてしまいます。
他のローンに申し込みを行なった際、信用情報を再び照会し、申込情報が記録されていることが発覚してしまう仕組みとなります。
このため、申込情報は絶対に審査でバレてしまう仕組みになっているのです。
また、複数社に同時に申し込みをしたら、他社への申し込みがバレないのでは?
とお思いの人も多いかと思います。
しかし、同時申込であっても他社への申込は必ずバレてしまいます。
同時申込をして、2つのおまとめローンの審査で同時に信用情報への照会が行われることなどまずありません。
このため、どちらか一方のローンで信用情報を照会した際には、もう一方のローンへ申し込みをしたことが必ず分かるようになっているので、同時申込には全く意味がありませんし、審査ではマイナスでしかありません。
金融会社の加盟している信用情報機関
おまとめローンを扱っている金融機関として銀行や消費者金融をあげることができます。
どのような信用情報機関に加盟しているのかは、金融機関によって異なりますが、基本的には以下のようにそれぞれ加盟しています。
- 消費者金融:CIC、JICC
- 銀行:KSC、CIC、JICC
それぞれの信用情報機関は以下のような情報を収集しています。
- CIC:クレジットカードや信販会社の情報を収集する。申込情報は半年保管
- JICC:消費者金融の情報を収集する。申込情報は半年保管
- KSC:銀行、信用金庫、農協などの情報を収集する。申込情報は1年保管
このように、KSCは申込情報は1年間申込情報を保管します。
銀行におまとめローンの申し込みをした場合には、その情報は1年間信用情報に記録されています。
銀行におまとめローンの申し込みを行い、銀行におまとめローンに申し込みを再度行う場合には最後の申し込みから1年間は期間を空けなければ申込情報が原因で審査に落ちてしまうこともあるということを理解しておきましょう。
銀行と消費者金融のおまとめローン同時申し込みもバレる?
銀行と消費者金融のおまとめローンの同時申込もバレると考えた方がよいでしょう。
消費者金融はKSCに加盟していませんが、銀行はJICCに加盟していますので、銀行がJICCへ照会をした際に、銀行は消費者金融へ申し込みをしたことがバレてしまいます。
銀行と消費者金融のおまとめローンに同時に申し込みをしたとしても同時申込はバレてしまいますよ。
複数申し込みで審査に通らない時の対処法
もし申込みブラックとなることを知らずに、複数のローンに一度に申し込んでしまったときは、信用が回復するまで時間をおくことが大切になります。
信用を回復するには、まずは抱えている借金の返済を期日にきちんと支払うことです。
期日通りの返済を積み上げることで、返済能力があることを証明することにつながっていきます。
さらに余裕があれば繰上げ返済なども利用して、借入総額や借入件数を減らすようにしましょう。
くれぐれも新たなローンに申し込み、万が一審査に落ちしてしまえばその事実が信用情報に登録されてしまうので、信用を回復する途中には審査に落ちたことが記録されないようにしましょう。
また、前述したように、申込情報は信用情報から半年〜1年経過すれば削除されます。
信用が回復していないにも関わらず、申込を重ねてしまうことは、さらなる申込情報を信用情報に蓄積させるだけで、審査にはマイナスにしかなりません。
一度審査に落ちたら、冷静に審査落ちの原因を分析し、その原因を改善して、信用情報から申込情報が消えてから再度の申込を行いましょう。
おまとめローンの種類と特徴
消費者金融のおまとめローン
消費者金融のような貸金業者の商品は総量規制の対象です。
しかし例外として、利用者にとって一方的に有利となる借換えであるおまとめローンは、総量規制の対象外となり年収に対する借入金額のしばりを受けません。
したがって、おまとめローンを利用することで借金総額が収入の3分の1以上となってしまっても借入れが可能となります。
また消費者金融のおまとめローンは、まとめる対象となる借金の支払を各金融機関に代理で行ってくれますので、自分で返済手続をする必要がありません。
ただし金融機関によってサービス内容は異なりますので、申込みを検討している商品について、その点も確認しておくとよいでしょう。
銀行のおまとめローン
銀行のカードローンやフリーローンもおまとめローンとして利用ができます。
ただしまとめる借金の借換え手続は自分でしなければなりません。
また銀行でおまとめローンとして利用するときは審査が非常に厳しいので、ある程度信用情報を上げておくことが重要となります。
せっかくおまとめローンを利用して借金の一本化ができたのに、その後また借金を増やす人が多いのも事実であり、おまとめローンとして利用する人の審査はどうしても厳しくなってしまうのです。
銀行にもおまとめ専用のローン商品があります。
銀行のおまとめローン商品は、消費者金融に比べて金利が低いことが特徴です。
おまとめローンの審査ポイント
おまとめローンには審査がありますし、すでに複数のローンを借りている人は審査に不利な属性ですので、おまとめローンの審査に通過することはそもそも簡単ではありません。
このため、個人信用情報や他社借入状況などで審査のポイントを押さえている人でないと、審査に通過することはできません。
おまとめローンの審査に通過するための審査ポイントを説明していきます。
ポイント1:個人信用情報
信用情報がブラックの人は審査に絶対に通過することはできません。
個人信用情報に任意整理や自己破産などの債務整理をしたことが登録されている人は、登録期間中はローンの申込みができません。
このような人をブラックと言います。
債務整理や自己破産は5年間信用情報機関に記録が登録されています。
過去に債務整理をしたことがある人は、登録期間中かどうか申し込む前に確認しておきましょう。
借金の総額についてどのくらいが借り過ぎとなるのか、金融機関ごとに基準を設けてあるもののはっきりとは分かりません。
また、おまとめ対象のローンの返済に遅れがあると審査通過はまず不可能です。
返済に遅れの多いリスクの高い他社の債務をわざわざ借り換えてくれるようなお人好しの金融機関は存在しません。
審査では、借入金やクレジットカードの返済に遅れがあるというだけで不利になりますが、少なくとも、おまとめ対象のローンの返済だけは遅れないようにしましょう。
ポイント2:借入総額
おまとめローンは総量規制対象外です。
しかし、返済ができないほどの高額までは借りることは難しいと考えた方がよいでしょう。
基本的には年収の半分程度が限度だと考えましょう。
また、返済負担率も重要です。
基本的にはおまとめ後のローンとその他の借入金の返済金の年間返済額の合計が、年収の40%以下でないと「返済ができない」と判断されて審査に通過することは難しいでしょう。
ポイント3:収入の安定性
そのほか審査で確認されるものは「勤続年数」や「雇用形態」「収入」があります。
勤続年数は長いほど収入が安定していると判断され、逆に転職ばかりで勤続年数が短い人は収入が不安定であると判断される可能性があります。
雇用形態も収入と同じでパートやアルバイトより正社員の方が安定し、返済能力が高いと見られることが多いのです。
消費者金融のおまとめローンであれば、パートやアルバイトでも審査に通過できることがありますが、銀行のおまとめローンの中には「前年度年収200万円以上」などの申込条件があるものもあります。
このため、銀行のおまとめローンは正社員でないと審査に通過することは難しいでしょう。
審査落ちしやすい人とは
審査に通らない人には共通する点があります。
審査で落とされる人は債務整理をした人や申込みブラックの人、金融事故とはならなくてもこれまでに延滞や遅延、滞納などをしたことがある人です。
債務整理をすると5年~10年間は新たなローンを組むことができません。
したがって登録期間中はローンに申し込んでも落とされます。
複数申込みしたことでなってしまう申込みブラックも信用情報機関に事故情報として登録されますが、債務整理よりは軽く、期間は6か月となっています。
また延滞や遅延、滞納は3か月以上続くと、返済能力を問われ審査通過は厳しいでしょう。
ついうっかり返済するのを忘れていたというときもあります。
この場合、1か月以内に返済しかつ1年間に1回程度であればさほど問題にはならないでしょう。
しかし何回もあるようならお金に困っていると判断され、審査に落ちることがあります。
前述したように、おまとめを行う対象のローンの返済に遅れがある人は特に審査に通過することが難しい傾向があります。
おまとめローン審査に通過するコツ
たとえ複数の借金を抱えていても、しっかり返済していくためにおまとめローンを検討していたのに、審査に通過できなかったら意味がありません。
さらに申込みを重ねてしまえば、より一層借金をまとめることが難しくなっていきます。
まずは審査落ちが心配だからと短期間に複数の申込みをする申込みブラックにならないよう気を付けましょう。
そして審査に通りやすくするために、審査の厳しくないところを選ぶこともポイントです。
消費者金融よりも銀行は金利が低いため、できれば銀行のおまとめローンで借金をまとめたいと考える人も多いでしょう。
しかし低金利である分、銀行は審査だけでなく申し込み条件も厳しいところが多いので、金利にこだわらず消費者金融のおまとめローンも候補にいれるとよいでしょう。
複数申し込みをしない
この記事のテーマであるように、複数申し込みは百害あって一利なしです。
複数のローンに同時を申し込みをしないのはもちろん、短期間のうちに複数の申し込みをしないことも大切です。
ローンの申し込みをすると、必ず信用情報に申込情報は記録されますし、申込情報は審査で確実に不利になるということをしっかりと理解しておくようにしましょう。
おまとめローンに積極的なところを選ぶ
おまとめローンに対するスタンスは金融機関によって様々です。
おまとめローンを積極的に行えば、融資量を稼ぐことができますし、逆にそもそも複数の借入金があるリスクの高い人に対して、それ以上の融資を行うことには、リスク管理の観点から消極的な銀行も数多く存在します。
おまとめローンを選択する場合には、おまとめローンに対して積極的な銀行を選択しましょう。
例えば、東京スター銀行などは、おまとめという言葉が世の中に普及する前からおまとめローンの取り扱いを行なっている、おまとめローンに積極的な銀行です。
おまとめをする場合には、このようなおまとめローンに積極的な銀行を選択するのがよいでしょう。
カードローンの延滞はしない
信用情報にはローンやクレジットカードの支払履歴が記録されており、審査ではここもしっかりとチェックされます。
当然ですが、延滞が多い人はおまとめローンの支払いを延滞する可能性が高いと判断されてしまうので審査では不利になります。
一方、延滞が少ない人は、おまとめローンの返済も期日通りに行う可能性が高い、支払いには厳格な人と判断されるので、審査には有利になります。
審査落ちしないためには、カードローンの延滞をしないのはもちろん、クレジットカードの支払期日も守るようにしてください。
【注意】絶対通るおまとめローンは存在しない
おまとめローンは、毎月の返済額が軽くなり、1ヶ月の間に複数の返済日があったものが1つになり、うまくいけば金利も下がる一石三鳥のローンです。
借金の返済に苦しんでいる人の解決策としておまとめローンという方法を挙げることが多いのですが、おまとめローンには審査があります。
このため、審査に通過できずにおまとめローンを借りることができない人も少なくありません。
しかし、闇金の中には「絶対審査に通過できる」などの名目で顧客を誘引している会社も少なくありません。
闇金にとって、多数の借金を抱えて、どこからもお金を借りることができない人は格好のターゲットですので、「絶対審査に通るおまとめローン」というような名目で申込を誘導するのは闇金の手口です。
絶対通るおまとめローンなど、この世に存在しませんので、このような言葉を述べている業者とは絶対に取引をしてはいけません。
おすすめの消費者金融おまとめローン
おまとめローンの審査は確かに厳しいです。
しかし、複数申込は禁物です。
複数申し込みをするほど切羽詰まっているのであれば、銀行よりも審査が緩い消費者金融のおまとめローンの利用も検討しましょう。
消費者金融のおまとめローンは、銀行からの借入金はまとめることはできません。
しかし、消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど貸金業者からの借入金であればおまとめをすることができます。
おすすめのおまとめローンとして以下の2社を挙げることができます。
- 1位:アイフル
- 2位:プロミス
おすすめ消費者金融のおまとめローンの概要について詳しく解説していきたいと思います。
アイフル
アイフルは大手消費者金融の中で最もおまとめに力を入れている消費者金融で、上限金利が大手の中で最も低いという点が特徴です。
金利 | 3.0%~17.5% |
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融資金額 | 1万円~800万円 |
返済期間 | 最長10年 |
プロミス
プロミスはカードローンでもそうであるように、上限金利が低くなっています。
アイフルのおまとめMAXほどではないですが、他の消費者金融よりも低い金利でおまとめをすることができますよ。
に力を入れている消費者金融で、上限金利が大手の中で最も低いという点が特徴です。
金利 | 6.3%~17.8% |
---|---|
融資金額 | 300万円 |
返済期間 | 最長10年 |
Q&A:おまとめローンの素朴な疑問
最後に、おまとめローンについてよくある疑問についてご紹介していきます。
おまとめローンと借り換えローンの違いとは?
基本的には同じです。
銀行や消費者金融によって商品名が異なるというだけで、基本的には同じです。
しかし、おまとめは複数のローンを1つにまとめて借り換えるために行われることで、借り換えの場合には、例え1本でも金利を下げることを目的として行われることもあるので、「おまとめ」と「借り換え」という言葉の意味は異なります。
もちろん、おまとめのことを借り換えと表現することはあります。
おまとめローンに担保は必要?
おまとめローンに担保は基本的に必要ありません。
保証人なし、担保なしという商品がほとんどです。
ただし、無担保のおまとめローンでは審査に通過できない場合や、まとめるローンの総額が無担保ローンの金額では足りない場合には、不動産を担保としておまとめを行う場合があります。
この場合には「不動産担保ローン」という商品でおまとめを行うことが一般的です。
おまとめローンを滞納したらどうなる?
おまとめローンを滞納した場合には、数日の遅れであれば、遅延損害金を返済金にプラスして支払えば問題ありません。
しかし、延滞が1ヵ月を超えるような長期延滞の場合には、融資金の返済を一括請求される可能性があります。
ここで一括で支払うことができないと、最悪のケースとして財産の差し押さえなどの法的な手続きを取られる可能性があります。
差し押さえの対象となる財産は給料の差し押さえにまで及びますので、会社におまとめローンを返済することができずにトラブっていることがバレてしまいます。
おまけ:カードローンの審査と信用情報
ここまでおまとめローンについて詳しく説明してきましたが、最後にカードローン審査と信用情報の関係についても解説していきたいと思います。
カードローンも複数申し込みはNG
おまとめローンと同じくカードローンも複数申し込みはNGです。
むしろカードローンの方が複数申し込みに対しては厳しい目線で見られる可能性があります。
審査が厳しいおまとめローンは複数の申し込みをすることには合理性があります。
「他のローンの審査に落ちてしまったのかもしれないな」と判断されれば、申込情報はそれほど厳しい目線で見られない可能性もあります。
しかし、カードローンの複数申し込みがある人は、「これほど多くの会社に申し込みをするということは、よほどお金に困っているのだろう」とか「もしかしたら、信用情報には表示されない闇金からの借入があるのかもしれない」などとかなりネガティブに判断されてしまうこともあります。
カードローン申し込みにおいては、複数申し込みは絶対に避けるようにしましょう。
複数からの借り入れがあると審査に落ちる
カードローンは複数の借入金がすでにある人に対しては非常に厳しい目線で審査を行います。
複数の借入金がある人は、1社の返済金を別のカードローンから行い、そのカードローンの限度額が一杯になると、さらに他のカードローンと契約を行い、これまで借りていたカードローンの返済を行うという悪循環に陥ります。
このため、複数からの借入をしている多重債務者は審査でかなり不利になります。
1件で100万円借りている人よりも、3件からの借入金の合計が100万円の人の方が確実に審査で不利になるのです。
銀行カードローンは1件まで、消費者金融カードローンは2件まで程度が他社借入件数の目安です。
それ以上の借入件数になると、審査では非常に不利になってしまうので、借入金の件数が増えないように十分に注意しましょう。
他社の返済が滞っているのもNG
信用情報には他社借入金の返済状況も記録されています。
カードローンに申し込みをした時に他社借入金の返済を現在延滞中という人は、審査でそれが分かるようになっていますし、このような人はまず審査に通過することはできません。
新規でローンの申し込みを行う際には、他社借入金の返済に延滞が発生する前に申し込みをしてしまいましょう。
延滞が発生してからではまず審査には通過することはできません。
なお、これはカードローンだけでなく、クレジットカードも同じですので、ローンとクレジットカードの延滞が発生する前には申し込みを行い、延滞が発生する前に審査に入ることができるようにしましょう。
まとめ
1か月に3社以上の複数の申込みをすることは、申込みブラックになりやすく審査通過に影響があります。
また、複数ローンへ同時に申し込みをすることも審査には確実にマイナスです。
おまとめローンの審査は厳しいといわれていますので、複数の申込みをすることはかえって逆効果となります。
もし複数の申込みをしたのであれば、個人信用情報に登録される6か月間は延滞などせずに返済をしっかり行い、信用度を確保してから、信用情報から申込情報が削除されたのを確認して申し込みを行いましょう。
なお、自分の申込情報が信用情報から消えているかどうかは、信用情報機関に信用情報の開示請求を行うことで確認できますので、気になる方は確認してみてください。
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