【カードローンで借金地獄】消費者金融からお金を借りるとやばいって本当?
我々は消費者金融を利用することで融資を受けることが可能ですが、消費者金融からお金を借りるとやばいことになるという話がまことしやかにささやかれています。
大手であればテレビCMもバンバン流しているような企業が、本当にそんなやばい事業を行っているのでしょうか。
そこで今回は、消費者金融からお金を借りるとやばいことになるのかどうかについて、説明を行っていきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
今回ご紹介する記事は、こんな方におすすめの内容となっております。
- 消費者金融からお金を借りても大丈夫か心配な方
- 消費者金融を利用するうえでの注意点が知りたい方
- 消費者金融と銀行カードローンの違いが知りたい方
目次
消費者金融のやばい噂を検証!
消費者金融に関してはいくつかのやばい噂が飛び交っていますので、まずはそれらに関する真偽について説明していきましょう。
毎月法外な支払いが発生する?
まず1つ目は毎月法外な支払いが発生するという噂ですが、その真偽は間違いなく「偽」です。
消費者金融のホームページを確認すれば、利用限度額ごとや借入残高ごとに毎月いくらの返済が必要かということが記載されていますが、数十万円の借り入れを行ったとしても毎月の返済は数千円~(高くても)数万円程度です。
これは借り入れている金額から考えれば十分妥当な範囲であり、決して「法外」な支払いではないでしょう。
その金額を返済することを負担に感じるか感じないかは個人の問題だとは思いますが、そこはうまくやりくりして乗り切りましょう。
返済しても利息分に追いつかない?
続いては、返済しても返済してもそれと同じぐらいの利息が発生してしまってまったく元金が減っていかないという噂ですが、これに関しても誤っていると言えます。
消費者金融のホームページでは返済シミュレーションを行えるところが多いのですが、そこで実際に自分が借り入れている金額や毎月の返済額などを入力することで、返済の内訳を確認することが可能です。
確認していただければ分かるかと思いますが、毎月の支払いよりも利息が多いということは決してないはずなので、きちんと返済を行っていれば順調に元金が減っていくことになります。
ただし、借り入れている金額が多い状態で毎月最低金額近い返済しか行っていなければ、支払いの中で元金返済に充てられる分がかなり少なくなり、返済が長引く傾向にあることには注意しておきましょう。
返済が遅れると厳しい取り立てにあう?
最後は返済が遅れると厳しい取り立てにあうという噂ですが、これもまったくのでたらめです。
「厳しい取り立て」でどの程度の取り立てを想像しているかは人によって異なるとは思いますが、多くの人は「ミナミの帝王」のような対面での取り立てをイメージするのではないでしょうか。
しかし実際に返済が遅れてしまった場合はあくまでも電話や書類での督促が中心であり、消費者金融の社員が直接訪問してくるというようなことはほとんどありません。
逆にそのような事態になってしまうケースでは、返済遅延がかなり長期化してしまっていることがほとんどなので、借り入れている側にも取り立てを受ける理由があるということになってしまいます。
返済が少し遅れたぐらいではマンガや映画のような取り立てを受けることはありませんので、安心していただくといいでしょう。
確かに以前まではそのようなことも…
消費者金融に関するやばい噂はすべてデマだということが分かりましたが、ではなぜこのような噂が出回っているのでしょうか。
それは、少し前まではそういった噂が現実に起きえていたからです。
以前までは融資に関する2つの法律である「利息制限法」と「出資法」で、金利設定や刑罰の有無などが微妙に異なることで、いわゆる「グレーゾーン金利」というものが存在していました。
このグレーゾーン金利を悪用して、消費者金融(その当時は消費者金融という呼び方はまだなく、サラ金や街金と呼ばれていました)がどんどん融資を行っていたときには、法外な支払いやその支払いに追いつかないような利息が発生することもあったようです。
そういった時代のことも踏まえて、消費者金融に関する様々な噂が出回るようになったんですね。
法律改正後は安全に利用できるように
しかし利息制限法が改正されてグレーゾーン金利が事実上なくなり、融資がクリーンな状態で行われるようになってからは、現在と同じように安全に借り入れを行うことができるようになりました。
つまり、消費者金融に関するやばい噂はすべて過去の遺物となってしまったのです。
もちろん今後も、グレーゾーン金利時代に融資を受けていた人たちから消費者金融に関するやばい噂を聞いたり、そういった内容の記事を見かけたりすることもあるかもしれません。
しかしそれらは、今の消費者金融を利用している限りは無関係な内容であると考えておいて問題ありませんので、安心して消費者金融を利用しての借り入れを検討していただくといいでしょう。
カードローンの借金はいくらからがヤバいの?
「ご利用は計画的に」これはとある大手消費者金融のCMで使われていた有名な決めゼリフですが、この言葉のとおりカードローンは生活に支障がなく、余裕を持って返済できる範囲であればヤバい状況に追い込まれることはありません。
計画的な利用を心がければ、本当にメリット性の高い資金調達手段と言えるでしょう。
しかし、あたかも自分の口座からキャッシュカードを使って引き出せるかの錯覚に陥りやすいため、無計画に借入を重ねるようになる方が少なくないのも事実です。
これが災いして毎月の返済が苦しくなり、返済のために他から借金を重ね、最終的にはどうにもならないヤバイ状態になることも少なくありません。
そこでそんな事態を回避するためにも、これ以上のカードローン利用はヤバイという判断基準について説明していきます。
現在カードローン利用者でヤバいかなと感じている方は、よく理解して対応策を練るきっかけにしてください。
借金返済のために他から借りることなった時
最初の判断基準としてもらいたいのが、カードローン返済のために他から借入する状況に陥った時です。
ここで立ち止まって考えを改めれば後で説明する対処法で、ダメージを受けずにヤバい状況に追い込まれることから回避することもできます。
まだ自転車操業での借金返済に踏み込んでいない方はここで立ち止まり、借金返済に専念することをおすすめします。
待っているのは多重債務で膨れ上がった借金だけ
カードローン借入の返済に他からの借入を考えるようになる時には下記のような兆候が見られます
- 続けて返済が遅れた
- 返済が遅れることが多くなった
- 2カ月分の返済を滞納してしまった
上記のように決済日に返済できない懐事情になれば生活費から捻出する必要が出てくるため、生活を楽にしようと他のカードローンに申し込みを考える方は少なくありません。
しかし、ここで考えなければならないのは返済を楽にするための新規借入ではなく、生活を切り詰めてでも返済を進めることです。
カードローン1社の借入上限額いっぱいまで借りて、返済のために他のカードローン契約をすれば、再度借入枠が得られるため返済どころか借金を増やすことになり、最終的には同じことの繰り返しで多重債務者の出来上がりとなってしまうでしょう。
そうならないためにも、その兆候が見られた時には新規借入を踏みとどめて、返済手段を検討する必要があるのです。
そうすれば次のヤバい状況となる、総量規制いっぱいの借金を抱えることも回避することもできるでしょう。
総量規制いっぱいの借金を抱えた時
次の判断基準となってくるのが、貸金業法の総量規制で決められた金額いっぱいの借金を抱えた時です。
ここで踏みとどまれるかどうかが本当にヤバい状況に陥ることになるかどうか、最後の分かれ道であり最後のチャンスとなります。
この総量規制をオーバーしても尚、借金を重ねれば待っているのは最悪にヤバい状況だけです。
総量規制いっぱいまで借入が膨らんだら、返済に専念することだけをおすすめします。
総量規制を超える借金はできない!
消費者金融をはじめとする貸金業者は個人に対して、総量規制を超える貸付を貸金業法で禁じられています。
総量規制は個人への貸付を年収の3分の1までに規制した法律です。
また個人への貸付額が法律で規制されていない銀行でも、数年前の銀行カードローン利用者の自己破産者続出が社会的な問題として取り上げられたことで、現在は大半の銀行でこの総量規制を個人への貸付に適用する自主規制が敷かれています。
以前は貸金業者での借入ができなくても貸付額の法規制がなく、審査の甘い銀行カードローンで借入できたのですが、現在は総量規制を超える貸付を行う正規の金融機関は実在しないのが実情です。
となれば総量規制を超える借金を抱える人はいないということになりますよね。
しかし、これはあくまでも正規の金融業者からしか借入していない人の場合です。
次はこの状態で借金を重ねるとどうなるのかを説明します。
いかにヤバい状況に陥ることになるのかを、よく理解するようにしてください。
借りれるところは闇金だけ!
総量規制いっぱいまで借入している人は、先に説明したように多重債務者であることが大半です。
多重債務者となるのは借金返済のために複数社借入を重ねた結果ですが、多重債務者の場合、返済しなければならないという意識から、とにかく借りれるところならどこでもいいと藁にもすがる精神状態となっているケースが少なくありません。
そんな状態だと下記のような勧誘文句を得意とする闇金の手口に引っかかってしまい、通常では考えられないような金利が課せられ、返済してもしても利息は膨らむだけで一向に減らず、最終的には返済することもできずにどうにもならない状態になってしまいます。
- 審査なしで即日融資OK
- ブラックでも融資OK
しかも、本当にヤバいのはここからです。
返せないからといって、闇金が簡単に取立てを諦めることはありません。
元々が正規の金融業者ではありませんから、法で規制された取立てをするはずもなく、下記のような被害に遭う始末となります。
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このような催促からくる恐怖心が原因となり、完済できもしない借金を支払い続けている被害者は少なくないのです。
正規の金融業者から借りれなくなった状態での借入先は闇金のみです。
総量規制を超える借金がいかにヤバいか納得いただけたことでしょう。
カードローン地獄に陥る人の特徴
自分はカードローンでヤバい状態に陥るような馬鹿な真似はしない、そう思っている方も多いことでしょう。
しかし、そう過信している方こそ、カードローンでヤバい状況に追い込まれる可能性が高くなります。
そこで自分は本当に大丈夫なのか、カードローン地獄に陥りやすい人の特徴を紹介しておきます。
本当に大丈夫なのか、その特徴と見比べながら自分の危険度を判断してみましょう。
危険な人の特徴はコレ!
下記が借金地獄に陥りやすい危険な人の特徴です。
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とにかく手元に現金がなくても、支払を先に伸ばせば大丈夫と考える計画性のない人には、上記のような傾向が強く見られます。
当てはまる場合にはカードローン利用は慎重に行い、利用していて上記のような傾向が出てきたならば早急にカードローン利用を停止することをおすすめします。
今でも気を付けるべきこととは?
現在では消費者金融を利用する以外にもいろいろな形で融資を受けることが可能ですが、それらすべてが安全安心であるかと言うと、残念ながらそうではない部分も一部あるのです。
今現在融資を受ける場合に気を付けておきたいことを、いくつか挙げていきましょう。
リボルビング方式の支払いには要注意
まず1つはリボルビング方式での融資です。
リボルビング方式の融資自体は非常にありふれたものであり、リボルビング方式自体が危険というわけではないのですが、使い方を間違えると返済が泥沼化してしまうという危険性をはらんでいます。
リボルビング方式は毎回の支払い金額を一定にするという返済方法なのですが、どれだけ借り入れても支払い金額が変わらないため、たくさん借り入れれば借り入れるほど返済金額の中で利息が占める割合が増えていってしまうのです。
ただ、返済金額の大半が利息に充てられてしまっているということに関して、融資先から注意を受けるようなことはほぼないため、「いくら返済しても一向に元金が減らないのはなぜだろう?」という気持ちを抱えながら返済を継続していくことになってしまうのです。
特に借り入れ金額が多くなる場合には、リボルビング方式での支払いには要注意です。
ヤミ金は本当に「やばい」
そしてもう1つは、ヤミ金から融資を受けることです。
ヤミ金は、金融庁に届け出を行わずに融資業務を行っている業者なので、法律に定められた範囲外で融資を行うことにまったく躊躇がありません。
そのため、前半で触れた「法外な支払いが発生する」「返済しても利息分に追いつかない」「返済が遅れると厳しい取り立てにあう」というのは、ヤミ金では普通に起こり得ることになります。
過去にグレーゾーン金利で借り入れを行っていた人たちが、どのような末路をたどっていったかは想像に難くないと思いますので、ヤミ金から融資を受けることだけは絶対に避けるようにしましょう。
ヤミ金を見破る方法
本当に「やばい」ヤミ金を見分ける方法は、意外と簡単です。
そのため、申し込みをする前に一手間かけるだけで、知らないうちにヤミ金から借りていたということを防ぐことができます。
その方法とは、貸金業者としてきちんと登録しているかを確認できる、金融庁の「登録貸金業者検索サービス」を利用することです。
そもそも、正規の貸金業者というのは、営業するために届出と登録をしなければならないと貸金業法によって決められています。
金融庁の「登録貸金業者検索サービス」は、こうした登録業者を簡単に検索できるサービスであり、業者名などで検索できればヤミ金ではないと判断できます。
また、日本貸金業協会には違法業者(ヤミ金)の検索ができるサービスがあり、ここに記載されている業者はヤミ金であると判断できます。
ヤミ金に手を出さないためには、これらのサービスを活用し、正規業者であることを確認してから申し込むことが望ましいです。
消費者金融からの連絡が家に来る?
安全な正規の消費者金融でも、昔のイメージから今でも良くない印象を持つ人も多いです。
そのため、家族に内緒で消費者金融から借りるという人も少なくありませんが、消費者金融から連絡が来ればバレてしまう可能性もあります。
では、消費者金融を利用した場合に、自宅などに連絡が来ることはあるのでしょうか。
遅延すると電話が来ることはある
消費者金融をなにも問題なく利用しているうちは、連絡が来る可能性はほぼありません。
しかし、返済を遅延してしまうと、初期の段階では電話が来て返済の催促を受けます。
この際、携帯電話を届け出ていればそちらに電話連絡するのが基本であり、真っ先に自宅の固定電話に連絡が来ることはほぼありません。
電話の催促で返済できれば、それ以降に連絡が来ることはないのですが、返済できずにいると今度は手紙やハガキが郵送されてきます。
それでも返済できない場合は、担当者が訪問してくるなど、どんどん家族にバレてしまう可能性が高くなっていきます。
遅延しそうなときは先に連絡を
返済日に返済できないことが前もってわかっている場合、先に自分から消費者金融に連絡することをおすすめします。
というもの、消費者金融が遅延者に対して電話してくるのは、いつなら返済できるかを知りたいためです。
先に自分から遅れることを伝え、いつなら返済できるかということも伝えておくことで、返済日を過ぎても電話が来ることはありません。
ただし、前もって伝えた日にちが過ぎても遅延している場合は、電話がかかってくることになりますので、確実に自分が返済できると言った日までに返済するようにしなくてはなりません。
カードや契約書が届くことはある
中小の消費者金融では、自動契約機を保有していないところも多いです。
自動契約機がなく、店舗も近くにない場合、契約書のやり取りを郵送で行うことになり、ローンカードを発行する消費者金融であれば、そのカードも郵送となります。
こうした消費者金融を利用する場合は、返済を遅延しなくても自宅に郵送物が届くことになり、家族にバレてしまう可能性が高くなります。
差出人名ですぐにバレないように消費者金融側も配慮してくれるのですが、家族が勝手に封筒を開けてしまう可能性がある以上、注意していなければなりません。
銀行カードローンと消費者金融の違い
カードローンを借りたい場合、多くの人は銀行カードローンにするか、それとも消費者金融にするかで迷います。
カードローンをすでに借りている人であれば、これら2つの違いはある程度わかると思いますが、初めて借りる人にとってはその違いがわからないかもしれません。
ご存知の方もいるかとは思いますが、銀行カードローンと消費者金融には、どんな違いがあるのでしょうか。
金利が違う
カードローンを借りるうえで、どのくらいの金利で借りることになるのかが気になる人が多いでしょう。
当然のことですが、金利は高いほど利息が多くなり、低いほど少なくなりますので、できるだけ低金利で借りた方が負担は少なくなります。
銀行カードローンと消費者金融とでは、この金利が大きく違います。
まず、銀行カードローンの一般的な金利は14%~15%です。
これに対し、消費者金融では18%~20%が一般的な金利です。
ただし、正規の消費者金融は「利息制限法」という法律も守らなくてはなりませんので、金利が20%となるのは借入元本が10万円未満となる場合だけです。
では、銀行カードローンと消費者金融の金利差によって、具体的にどれだけ負担が異なるのかをシミュレーションしてみましょう。
銀行カードローン | 消費者金融 | |
---|---|---|
借入額 | 50万円 | |
金利 | 15% | 18% |
1ヶ月の利息 | 6,250円 | 7,500円 |
それぞれ50万円を借りて金利差が3%あると、1ヶ月間の利息は1,250円も違い、単純に計算すると1年間で15,000円も消費者金融で借りた方が多く利息を支払うことになります。
この結果から、負担をできるだけ少なくするには、銀行カードローンで借りた方が良いと言えます。
借入の上限額が違う
カードローンの限度額についても、銀行カードローンと消費者金融とでは違いがあります。
まず、消費者金融において、大手は800万円、中小が200万円~300万円が一般的な最高限度額です。
対して、銀行カードローンの場合は銀行によって大きく異なりますが、500万円~1,000万円が最高限度額となっています。
ただ、現在では個人がカードローンで借りられる金額が、消費者金融は総量規制によって「年収の1/3まで」が法的に決められています。
銀行カードローンについても、自主規制によって多くの銀行が総量規制と同じ「年収の1/3まで」と決めていますが、自主規制には法的拘束力がなく、地方銀行では規制内容を公表していないところも少なくありませんので、それ以上に借りられる可能性もあります。
どちらがオススメ?
ここまでで、銀行カードローンと消費者金融の違いが少しわかったと思いますが、結局はどちらがオススメなのかというと、「こちらの方がオススメ!」と断言することはできないという結論に至ります。
というのも、金利や借入上限以外にも、銀行カードローンと消費者金融には違うところがあり、考え方や状況などによってどちらがオススメなのかも違います。
銀行カードローン | 消費者金融 | |
---|---|---|
安心度 | ○ | 大手○、中小△ |
即日融資 | 不可 | 可 |
審査通過率 | 30%~40%程度 | 50%程度 |
無利息サービス | なし | あり |
上記を見てもわかりますように、銀行カードローンでは即日融資ができないのに対し、消費者金融は申し込んだその日のうちに借りることも可能であり、融資のスピードは非常に早いです。
また、消費者金融の審査通過率は銀行カードローンよりも高く、無利息サービスも利用できる可能性が高いです。
これらを総合的に判断すると、高額を低金利で借りたい場合には銀行カードローン、すぐに借りたい場合や短期間の借入をしたい場合は消費者金融がオススメだと言うことができます。
このように、カードローンに何を求めているのか、どのような借入をするのかによって、自分に合ったカードローンが変わりますので、自分の考えや状況をきちんと整理して選ぶことをオススメします。
安全な消費者金融は?
今では消費者金融が安全に借入できるところと紹介しても、昔からのイメージを拭い切ることができない人もいるでしょう。
そんな人でも、大手消費者金融であれば借入できるはずです。
その理由は、大手消費者金融は大手銀行のグループに属しており、安心・安全な営業をしなければグループ全体に悪影響が及んでしまうからです。
また、大手消費者金融ともなれば、銀行ほどではないにしろ、公共性が高くなっていますので、昔のような営業をしようものならその役割を担うことができなくなってしまいます。
では、安心・安全で借りられる大手消費者金融の中から、「アコム」「SMBCモビット」「プロミス」の3つをピックアップし、基本情報や利用条件を紹介していきます。
アコム
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属しています。
カードローンだけでなく、ビジネスローンやおまとめローンも融資しており、クレジットカードの発行も行っています。
アコムで借りられるカードローンの基本情報や利用条件は、以下のようになっております。
利用対象者 | ・18歳以上69歳以下※ ・安定した収入と返済能力を有するかた ※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は収入証明書類のご提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。 |
---|---|
融資額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
返済期日 | 35日以内または毎月払い |
主な借入方法 | ATM、銀行振込 |
主な返済方法 | インターネット、ATM、口座振替 |
SMBCモビット
SMBCモビットはSMBCグループに所属する会社です。
条件を満たすことで、電話連絡なし、郵送物なし、利用後もWEBで手続きできる「WEB完結」が人気です。
SMBCモビットで借りることができる基本情報や利用条件は、以下のとおりです。
利用対象者 | 満年齢20歳~74歳の安定した収入のある方 |
---|---|
融資額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 毎月一定日 |
主な借入方法 | ATM、銀行振込 |
主な返済方法 | ATM、銀行振込、口座振替 |
プロミス
スマートフォンのアプリで申し込みだけでなく借入も可能な「アプリローン」が人気であり、他の大手とは異なる無利息サービスを提供しています。
プロミスで借りられるカードローンの基本情報や利用条件は、以下のとおりです。
利用対象者 | ・18歳以上74歳以下※ ・安定した収入と返済能力を有するかた ※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は収入証明書類のご提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)、収入が年金のみの方はお申込いただけません。 |
---|---|
融資額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
遅延損害金 | 20.0% |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 毎月5日、15日、25日、末日から任意で選択 ※三井住友銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行以外の金融機関からの口座振替の場合は5日のみとなります |
主な借入方法 | 銀行振込、ATM |
主な返済方法 | インターネット、口座振替、ATM |
借りる時に気を付けることは?
最後に、借りる時に気をつけなければならないことについて、お話していきたいと思います。
他の審査に影響する
まず、カードローンを利用していると、その情報は信用情報機関に登録されることになります。
信用情報は住宅ローンや自動車ローンなどの審査でも見られる情報であり、カードローンの情報があるだけで審査で不利になってしまうこともあります。
特に、個人ローンの中で最も審査が厳しい住宅ローンにおいては、契約があるだけで借りていると見做されて返済負担率などを計算されます。
そのため、カードローンの契約が原因で住宅ローン審査に落ちてしまう可能性もあります。
カードローンを借りていること自体が悪いことではないのですが、場合によってはカードローンによって審査落ちとなってしまう危険性もあることに注意しなくてはなりません。
ギャンブル目的の借り入れは止めよう
カードローンを借りる理由には、人それぞれさまざまな理由があると思いますが、ギャンブルのために借りることだけは止めましょう。
ギャンブルのためにカードローンを借りてしまうと、金銭感覚が狂いやすくなり、「勝ったお金で返済すればいい」と思うようになってしまいます。
1回~2回であれば本当に勝ったお金で返済できることもあるでしょうが、毎回のように勝って返済することは現実的に不可能です。
また、借りるときは「返済のため」と思っていても、実際に勝つと「次のための軍資金」と思うようになり、結局はそのお金もギャンブルのために使うことになります。
ギャンブル目的の借入は、借金地獄への最短距離と認識し、絶対にそのような理由でカードローンを借りることがないようにしましょう。
あくまでも借りているということを忘れない
カードローンは、いつでも自由なタイミングでATMなどから借入できますので、それがあたかも自分の財布や財産だと勘違いしやすいです。
しかし、カードローンはあくまでも「お金を借りる」ものであり、借りれば必ず返済しなくてはなりません。
商品の特性上、金銭感覚が狂いやすいローンですので、その利用には十分に注意しなくてはなりません。
自転車操業になる可能性も
カードローンを他のローン返済に充てるためとしている人は意外と多く、遅延損害金が発生しないように上手く回しているように思えます。
しかし、これは単に借金を増やすだけの行為でしかなく、すでに自身の収入でなんとかできる限度を超えていることを意味します。
一時的に凌ぐだけであれば自転車操業でも良いのですが、それが慢性的に続けなければ生活できないほど悪化してしまうと、最終的に債務整理しなければならなくなります。
債務整理は借金問題を法的に解決できるのですが、借りたお金をしっかりと返すのは義務であり、それができないことでペナルティが発生します。
自転車操業は債務整理の一歩手前の状態ですので、カードローンがこのような使い方になる前に、きちんと自制や管理をしていく必要があります。
誰かに借り入れを打ち明けておく
借金問題は個人の問題であり、たとえ家族でも相談しにくいもので、どうにもできなくなってしまってから相談する人も多いのが実情です。
しかし、どうにもできなくなってから相談したとしても、そこから解決できる道は限られてしまいます。
そのため、借入した時点または初期の段階で、家族や友人など誰でもいいですので、打ち明けておくと良いでしょう。
そうすることで、早い段階で何らかの対処ができるようになりますし、借入自体も自制しやすくなります。
どうしようもない時の対処法
それでは無計画なカードローン利用がいかにヤバいのかを理解してもらったところで、最後にどうしようもない事態となった場合の対処法について説明していきます。
できるならばそうならないことを願っていますが、そうなった場合には放置せずに迅速な対応をすることが被害を大きくすることを防ぐ唯一の方法です。
よく理解しておくようにしてください。
その対処法は下記のとおりです。
- 親や親族に借りる
- 一括借り換えを利用する
- 債務整理をする
それではこれら対処法について見ていくことにしましょう。
親や親族に借りる
ます一番おすすめなのは親や親族に借金して、それを全額返済に充てる方法です。
これはできる方とできない方がいるでしょうが、本当に一番おすすめの方法となります。
返済に必要な金額を借りて、後は負担とならない毎月の返済額を決めて返済していくのです。
借りる時はこっぴどくお説教されるでしょうから、大きく反省も促されて二度と過ちを犯さないよう改心できる効果も期待できます。
可能な方は是非、親や親族の方に相談してみるようにしてください。
借り換えを利用する
近年の銀行金利の引き下げで注目されているのが住宅ローンの借り換えです。
現状の低金利を利用して、毎月の返済額や総返済額の減額が可能となります。
実は金融機関からの借金も同じ乗り換えを利用することで借金の減額が可能です。
しかも、借り換えは総量規制の例外とされているので、現状どこからも借入できないという方でも利用できます。
また金利は利息制限法で適用される上限金利が借入額に応じて、下記のように定められています。
- 元金10万円未満 上限金利20.0%
- 元金10万円以上~100万円未満 上限金利18.0%
- 元金100万円以上 上限金利15.0%
つまり高額になればなるほど低金利の適用が受けられるので、借入を一本化することで確実に金利引き下げができ、返済負担の軽減が実現できます。
金利は申し込み先によって違ってくるので条件がいいところであれば、この借り換えで返済可能となるケースも出てくるでしょう。
まずは申し込んでからとなりますが、検討してみるだけの価値のある対処法と言えるでしょう。
債務整理をする
ここまでの対処法のどれも利用できないとなれば、残るは国が認めた救済措置である債務整理の利用を検討するしかありません。
債務整理には大きく分けると下記の3つが挙げられますが借金状態によって利用するタイプが違ってくるので、まずは弁護士や司法書士、専門相談員へ相談するようにしてください。
- 任意整理
- 民事再生
- 自己破産
この債務整理によって金利を免除してもらったり、元本を減額するなどの対応で、返済できる額への減額が可能になります。
自己破産では裁判所の判決が必要となりますが、借金の全額免除となるので本当に最悪にヤバい状態の人でも対応可能です。
また債務整理が始まれば借入先からの請求はストップされ督促に悩まされることもなくなりますし、闇金への対応も弁護士等が行ってくれるので、闇金被害に遭っている方には最適な対処法と言えるでしょう。
まとめ
以上、消費者金融からお金を借りるとやばいことになるのかどうかについての説明を行ってきました。
現在では法整備も整えられて、以前よりも安心・安全に借り入れを行える環境になっています。
ただし、自分自身の心がけ次第では借り入れをきっかけに生活が破綻してしまうということもありえるので、きちんと返済を行っていくことだけは意識しておきましょうね。
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