無利子で借金を融資してもらうマジな方法とは?
お金を借りれば、利息を付けて返済するのが金融機関の常識です。
金利が高ければ、多くの利息を負担しなければなりません。
返済する期間が長ければ、利息の額も大きくなります。
お金を借りたいけれども、無利子で融資してもらう方法はないか、などと考えてみてもグッドアイデアはなかなかありません。
しかしお金を借りるのは、何も銀行や消費者金融と決まったわけでもありません。
たとえ銀行や消費者金融でも、無利子で借りることもできません。
どうすれば無利子で借りることができるのかご説明します。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
目次
無利息でお金を借りる方法は2通り
結論から申し上げておくと、無金利でお金を借りることは可能です。
しかしそれは、非常に限定的な条件に限られます。
無金利でお金を借りることができる限られた方法について、以下で説明していきます。
消費者金融の無利息期間を利用
まずは、消費者金融の無利息期間を利用するという方法です。
大手消費者金融では、主に初回利用者を対象とした無利息サービスを取り扱っているため、そのサービスを利用することと無金利でお金を借りることが可能となります。
ただし、ほとんどの無利息サービスは初回利用者を対象としているので、これまでに消費者金融を利用したことがあるという人は、今までに自分が利用したことがない消費者金融を選ばなければなりません。
また、消費者金融業者はたくさん存在しているものの、このサービスを取り扱っているのは基本的に大手が中心なため、属性等の観点から大手消費者金融が利用できない人にとっては無利息期間の利用は難しいかもしれません。
公的な制度を利用
消費者金融の無利息期間を利用する以外の方法では、後はほぼ公的な制度を利用するしかなくなってしまいます。
例えば、社会福祉協議会が窓口となって取り扱っている「生活福祉資金貸付制度」では、連帯保証人を立てることができれば無金利で借り入れを行うことが可能です(連帯保証人が立てられない場合は1.5%の金利)。
ただし、生活福祉資金貸付制度は誰でも利用できるというものではなく、「低所得者世帯」「高齢者世帯」などの条件を満たさなければ利用できません。
ただ単に、「無金利でお金が借りたいなぁ」と思って借りられるような制度ではないことには注意が必要です。
なぜ無利子で借りれるの?
無利子で借りれると言っても期間限定で、しかも1回しか利用できないのはちょっと残念です。
でも考えてみれば当たり前ですよね。
銀行カードローンや消費者金融など金貸し業者は、お金をお客さんに貸付して利息収入を得ることを目的としているわけですから、ずっと無利子でお金を貸しても何の得にもなりません。
しかしカードローン業界は競争が激しいですから、いかにお客さんを獲得するかが勝負です。
カードローンで一度お金を借りてしまうと総量規制の問題や返済能力の関係から金融機関を乗り換えることが少なく、お客さんを固定客として見ることができます。
お客さんにしても一度契約したカードローンを解約して違うカードローンに申し込んでも、必ず審査に通る保証はどこにもありません。
したがって最初の30日は金利ゼロ円にしても、継続してお金を借りてもらうことができる可能性が高いため、「顧客獲得キャンペーン」と先行投資をしたと思えば十分収益を上げることができるというわけです。
銀行や消費者金融の無利息サービスにも注目しよう!
消費者金融は、融資スピードを重視していますので、基本的にどこに申し込んだとしても即日融資を受けることができます。
しかし、無利息期間を実施しているところは限られていますので、このサービスを実施している消費者金融と、無利息となる期間を紹介していきます。
消費者金融 | 無利息期間 |
---|---|
アコム | 契約日の翌日から30日間 |
アイフル | 契約日の翌日から30日間 |
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間 |
ライフティ | 初回借入日の翌日から35日間 |
セントラル | 契約日の翌日から30日間 |
フタバ | 契約日の翌日から30日間 |
ニチデン | 100日間 |
大手消費者金融だけでなく、中堅の消費者金融でも無利息期間を実施しています。
なお、無利息期間が開始されるタイミングは、消費者金融によって異なりますので、注意が必要です。
無利息期間を受けるための条件
無利息期間は、誰でも利用することができるサービスではありません。
ほとんどの消費者金融では、はじめて利用する人だけを対象にサービスを提供しています。
また、初めて利用する以外にも、特定の条件を満たさなければ利用することができないこともあります。
はじめて利用する以外に満たす必要がある条件は、以下のようになっています。
消費者金融 | はじめて利用する以外の条件 |
---|---|
アコム | なし |
アイフル | 無担保キャッシングローンを利用 |
プロミス | メールアドレスの登録およびWEB明細を利用 |
ライフティ | なし |
セントラル | 無担保ローンを利用 |
ニチデン | なし |
無利息サービスと言えば消費者金融会社を考える人もいるかも知れませんが、ジャパンネット銀行など幾つかの銀行にも無利息サービスを実施しているところがあります。
大手消費者金融会社の「アイフル」「アコム」「プロミス」「ノーローン」は無利息サービスを扱っていることで有名ですが、それぞれの特徴を確認してから利用することをおすすめします。
アイフル
アイフルでは契約した翌日から、30日間が無利息期間となっています。
もし無利息でアイフルからお金を借りたいのでしたら、必要になった際に申込を行うのが適切と言えます。
またアイフルでは年齢条件と安定した収入さえあれば、アルバイトでも借入れをすることができます。
ですから、無利息でお金を借りたいと思っている人であれば、魅力的な消費者金融と言えます。
アコム
アコムはアイフルと同様に、初回契約から、30日間は無利息でお金を借りることができます。
またアコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属している企業なので、一昔前のようなムリな取立てを行うことはありません。
ですから初めて借入をするという人でも、安心して利用することができるのではないでしょうか。
プロミス
プロミスでも30日間無利息の、借入を行うことができます。
プロミスで無利息期間が適用されるのは契約した翌日からではなく、借入を行った翌日から30日間が無利息となっています。
アコムやアイフルのように契約したら、すぐに借入をしなければ損ということはありません。
ですからプロミスは契約をして借入をする必要性が生じるまで、放置しておいても損が生じないというのが強みです。
ノーローン
ノーローンは中小消費者金融に、分類される消費者金融業者です。
ですが、先ほど紹介した大手三社とも、引けを取らない無利息サービスを行っています。
ノーローンでは30日間無利息サービスはありませんが、何度でも借入から最初の一週間は無利息で借りることができます。
ですから、少額だけ借りてすぐに返済するということを、ちょこちょこする人にとっては最高の選択肢と言えるでしょう。
ノーローンなら何度でも無利息で借りられる
一般的に無利息サービスは、初めて利用する人を対象としたものが多く2回目、3回目のキャッシング利用には適用されていません。
しかし、ノーローンの場合は何回でも利用できるので、小口の融資を何度も行うときにはお得と言えます。
ただし、アコムやプロミスの30日間の無利息期間であることに対して、ノーローンの無利息期間は7日間と短いので気を付けましょう。
レイクも無利息での借入が可能
SBI新生銀行グループのレイクでは、60日間、180日間の無利息サービスがあります。
初めてレイクを利用する人は返済のめどが立っているのであれば、無利息期間内で返済できるのでおすすめです。
ファミマTカードのキャッシングでも無利息
クレジットカードには、キャッシングを行える「キャッシング枠」という機能が付帯していますが、ファミマTカードでは、キャッシング枠でのキャッシングを無利息で利用できます。
ファミマTカードに新規入会した人を対象に、初回利用日から30日間無利息で利用でき、初回利用日から30日以内であれば、返済してから再度借り入れる分についても無利息サービスの対象となります。
クレジットカードのキャッシング枠で無利息サービスを利用できるのは非常に珍しいので、発行するクレジットカードを悩んでいる人は、1つの参考にしていただくといいでしょう。
35日間無利息のライフティ
先ほど、中小消費者金融で無利息期間を取り扱っているところとして、ノーローンをご紹介しましたが、ノーローンの無利息期間は「何度でも1週間無利息」という少々特殊な物でした。
しかしライフティは中小の消費者金融ながら、大手消費者金融とほぼ同様の無利息サービスを取り扱っています。
むしろライフティの無利息期間は35日と、大手消費者金融の無利息期間よりも長めに設定されているぐらいです。
中小消費者金融ながら全国から申し込めたり、最大で500万円までの融資が可能だったりと、大手消費者金融に勝るとも劣らないサービスを提供しています。
大手消費者金融の審査に落ちてしまった場合は、ライフティに申し込んでみるという選択肢もありでしょう。
銀行で無利息融資サービスを利用するときの方法は?
銀行の無利息サービスは消費者金融会社と、サービスの内容が余り変わりません。
ジャパンネット銀行の無利息サービスも、消費者金融と同じ借入れした日より30日間の無利息期間です。
無利息サービスを受けられるのは、楽天銀行スーパーローンの場合は、「楽天銀行普通預金口座を持っていること」「楽天銀行スーパーローンの会員でないこと」です。
銀行の無利息サービスを受けるのは、普通預金口座をあらかじめ持っておくことが必要となります。
消費者金融で無利息金融サービスを利用するときの方法は?
一方で消費者金融会社の無利息サービスを利用するので、ときは、ノーローンを除いて初めて利用するところになります。
ほとんどの消費者金融会社は、無利息サービスの対象者を初めての人に限定しているからです。
消費者金融会社は銀行とは違い、土日を含めて最短即日で融資を受けられることです。
WEBや店舗などから、簡単に申し込みができることも特徴です。
キャッシング以外に無利子でお金を借りる方法はある?
無利息サービスのキャッシングを見てきましたが、キャッシング以外に無利子でお金を借りる方法もあるのです。
民間のキャッシングサービスではなく、公的機関の制度もあります。
生活福祉資金や、奨学金制度など様々なものがありますので、お近くの市町村役場や社会福祉協議会などに相談してみるといいでしょう。
学費に使いたいから無利息で、お金を借りたいと思っている人も多いと思います。
奨学金破産という言葉もあり奨学金の金利は高いものというイメージから、無利息で借りたいと思っても当然のことでしょう。
実は、奨学金の中にも、無利息で借りることができるものもあります。
第一種奨学金を狙おう
奨学金として多くの人が利用している日本学生支援機構では、第一種と第二種の奨学金があります。
第二種は利息がかかる奨学金ですが、第一種の方は無利息で借りることができるので、なるべく安く日本学生支援機構から奨学金を借りたいのでしたら、第一種の獲得を目指すことになります。
ただし無利息で借りることができる、第一種を利用するにも条件があります。
それは成績が特に優秀で、経済的な理由から進学が困難とみなされる場合です。
具体的には高校での成績が平均3.5以上で、家計収入が4人家族の場合で747万円以下の人が対象になっています。
また大学進学後も第一種の奨学金を受け取り続けるには、所属する学部で上位三分の一の成績を取り続ける必要があります。
したがって、無利息の奨学金を借りるには、平均以上の成績を収める必要があると言えます。
もしものときには緊急小口資金貸付も活用を!
急な出費でお金がないときは、緊急小口融資を検討して見るといいかも知れません。
緊急小口融資は10万円までの無利子貸付で、被災によって生活費がないときや、公共料金の滞納で日常生活を送ることが困難なときに受けられるものです。
申請窓口は、お近くの社会福祉協議会となっています。
生活福祉資金の相談窓口はどこ?
市区町村によって相談窓口は異なりますが、まずは役場の福祉課で相談してみましょう。
自治体によっては庁舎内に、社会福祉協議会の窓口を設置してあるところもあります。
最も手続きをスムーズにすすめていくためには、地区の民生委員のチカラを借りる方法もありますよ。
民生委員は地域住民の困りごとの、相談に乗ってくれる立場の人です。
恥ずかしいなどと、言っている場合ではありません。
無職で無収入だと、いのちにも関わる問題です。
十分に働く体力があるなら、思い切って相談してみましょう。
消費者金融 | 特徴 |
---|---|
アイフル | 30日間無利息 (契約後) |
アコム | 30日間無利息 (契約後) |
プロミス | 30日間無利息 (借入後) |
ノーローン | 7日間無利息 (複数回可能) |
無利息融資を活用するときにはこの点に注目!
利息が付かない公的無利息融資は返済期間が長いので、月々の返済額が少なくかつ利息がかからない点と言えましょう。
一般的に利息が付くもので返済期間が長いと、借入総額が大きくなりますので、元本のみを返済していけばいいというのはとても有り難いものです。
そして、気を付けたいポイントとしては、民間の融資の場合は無利息期間がいつから始まるか気を付けることが大事です。
例えば借入れした日を含むのかどうかで、無利息期間の最終日が変わるので、返済のめどを確認するためにも、しっかりと把握しておく必要があるのです。
即日融資を受けるための方法
消費者金融に申し込みすると、必ず即日融資を受けることができるとは限りません。
特に注意しなければならないことは、借入できるまでの時間であり、営業時間ぎりぎりに申し込んでも翌日以降となってしまいます。
申し込みをしてから借入できるまでにかかる時間は、消費者金融によって異なりますが、一般的には1時間~2時間かかります。
ですので、営業が終わる2時間前までには申し込みを済ませておかなければなりません。
どうしても店頭や自動契約機へ行くまでに時間がかかるという場合は、先にインターネットで申し込みをしてから店頭や自動契約機へ行くようにしましょう。
また、申し込みの時間以外にも、以下のポイントを押えたうえで申し込みすることで、より即日融資が受けやすくなります。
- 申込内容は正確に申告する
- 必要書類を準備してから申し込む
- 在籍確認を書類で行う
申し込み内容は正確に申告する
カードローンを申し込むにあたり、正確な内容を申告することは当たり前のことですが、中には審査に通りやすくしようとして嘘をつく人もいます。
特に多いのは年収と他の借入状況ですが、消費者金融ではこれまでの審査実績から、業種や勤続年数である程度の年収を把握しています。
また、他の借入状況も、個人信用情報機関に照会した情報で簡単に確認することができます。
年収や他の借入状況を偽っていると判断されてしまうと、そこまでして借りなければならないほど困窮していると思われてしまいますので、審査時間が長くなるどころか、借りることもできなくなってしまう可能性があります。
必要書類を準備してから申し込む
カードローンは、50万円以下の申し込みであれば、基本的に運転免許証などの本人確認書類だけあれば借りることができます。
しかし、本人確認書類に顔写真が付いていない、記載されている住所と実際に住んでいる住所が異なる場合には、以下の書類も必要となります。
- 電気、ガス、水道などの公共料金の領収書(携帯は除く)
- 住民票
また、申込金額が以下に該当する場合には、源泉徴収票などの収入証明書類も必要となります。
- 50万円を超える場合
- 他の貸金業者からの借入と合計して100万円を超える場合
在籍確認を書類で行う
審査の一環として行われる在籍確認は、基本的に電話で行われます。
しかし、夜間や休日で勤務先が営業していない場合、電話で在籍確認することができません。
このような場合やどうしても勤務先に電話されたくないという場合には、担当者に相談することで、電話ではなく書類で在籍確認してくれます。
書類による在籍確認は、社名が記載されている健康保険証や社員証、給与明細書などの書類を提出することで可能となります。
しかし、状況によっては書類による在籍確認ができない場合もありますので、担当者とよく相談するようにしましょう。
公的な制度を利用して無金利でお金を借りる方法
無金利でお金を借りる方法は、消費者金融だけではありません。
低所得者、高齢者、障害者などが安定した生活を送れるように、「生活福祉資金貸付制度」言う制度が設けられ、都道府県の社会福祉協議会が貸付・相談・支援を行っています。
貸付の対象となる人は次のいずれかに該当する人です。
- 資金を他から借りることが困難な「低所得者世帯」
- 障害者手帳の交付を受けている人がいる「障害者世帯」
- 65歳以上の高齢者がいる「高齢者世帯」
具体的には、次の4つの公的な制度を利用してお金を借りることができますので、検討してみてはいかがでしょうか。
- 総合支援資金
- 福祉資金
- 不動産担保型生活資金
- 緊急小口資金
総合支援資金
失業などによって生活に困窮している人が、生活を立て直して経済的に自立できるように、社会福祉協議会とハローワークからの支援を受けながら、生活支援費、住宅入居費、一時生活再建費などの借入をすることができる制度です。
資金の種類 | 利用限度額 | 返済期限 | 使用目的 |
---|---|---|---|
生活支援費 | 月20万円まで (単身世帯は月15万円以内) | 10年 | 生活再建までの間に必要な生活費 |
住宅入居費 | 40万円まで | 10年 | 敷金、礼金などの住宅賃貸契約を結ぶために必要な費用 |
一時生活再建費 | 60万円まで | 10年 | 就職・転職のための技能習得、債務整理のための費用など、生活再建するために一時的に必要な費用で、かつ日常生活費で賄えない費用 |
これらの貸付にかかる利息は、連帯保証人がいる場合は無金利、連帯保証人がいない場合は年1.5%です。
なお、総合支援資金を申込むためには、ハローワークへの求職申し込みと職業相談を行っていることが条件となりますので、まずはハローワークで求職登録を行う必要があります。
手続き窓口は市区町村の社会福祉協議会となります。
福祉資金
生業を営むために必要な経費、病気の療養にかかる経費、住宅の増改築・補修などに必要な経費、福祉用具などの購入にかかる経費、介護サービス・障害者サービスを受けるための経費などの資金を借り入れることができます。
- 利用限度額:580万円以内
- 金利:保証人ありの場合無金利、保証人なしの場合年1.5%
- 返済期間:20年
不動産担保型生活資金
低所得の高齢者世帯、又は要介護の高齢者世帯が、自宅を担保にして借入が行える制度です。
資金の種類 | 借入限度額 | 金利 | 返済期間 | 使用目的 |
---|---|---|---|---|
不動産担保型生活資金 |
|
| 契約終了後3か月以内 | 低所得の高齢者世帯が、一定の住居用不動産を担保にして生活資金を借り入れる |
要保護世帯向け不動産担保型生活資金 |
|
| 契約終了後3か月以内 | 要保護の高齢者世帯が、一定の居住用不動産を担保にして生活資金を買い入れる |
緊急小口資金
災害にあった場合など、緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった場合の費用を借り入れることができます。
- 利用限度額:10万円以内
- 金利:無金利(保証人がいなくても)
- 返済期限:12か月
生活福祉資金も無利子で借りれる
社会福祉協議会が貸付を行っている生活福祉資金も連帯保証人を立てることができれば無利子でお金を借りることが可能です。
また緊急小口資金は連帯保証人を必要とせず無利息でお金を借りることができますよ。
ただしお金を借りるには一定の条件がありますので、誰でも気軽に利用できるわけではありません。
世帯人数にもよりますが、基本的に住民税がかからない世帯などは生活福祉資金を活用してお金を借りることができます。
何らかの理由で急に収入が途絶えてしまったという場合は市区町村役場で相談してみましょう。
無利息融資を受けるなら大手の消費者金融がおすすめ
幾つもの無利息融資があることが分かりましたが、実際に利用しやすいものと言えば大手消費者金融会社ではないでしょうか。
消費者金融会社であれば最短即日で融資を受けられ、さらには土日や夜間でも申し込めるからです。
また、WEB完結申し込みや自動契約機などの申し込みや、利用時に人に会わなくても済むサービスが豊富なところも利用しやすい点と言えます。
無利息期間のある銀行カードローンを比較してみよう!
無利息期間のある銀行カードローンは数少ないですが、どこの金融機関があるのか順番に見ていきましょう。
ジャパンネット銀行の無利息サービス
ジャパンネット銀行のネットキャッシングは、初めての利用に限り30日間無利息で利用できます。
Web完結で申し込みができ、専業主婦も利用可能となっています。
しかし、利用するにはジャパンネット銀行の口座を持っているか、カードローンの利用と同時に普通預金口座の申し込みが必要なため注意が必要です。
銀行カードローン | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング | 年2.5%~18% | 1,000万円 |
愛媛銀行ひめぎんカードローンの無利息サービス
愛媛銀行のカードローンは、Web申し込みに限り30日間無利息で利用できます。
地方銀行ですが全国対応しており、来店不要で申し込み可能です。
地方銀行でありながら、誰もが使いやすいカードローンとなっていますのでおすすめです。
銀行カードローン | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
愛媛銀行 ひめぎんクイックカードローン | 年4.4%~14.6% | 800万円 |
その他の無利息サービス
無利息サービスがある銀行カードローンの中で、条件が少し特殊なものがあります。
下記に幾つか紹介します。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンと楽天銀行口座の同時申し込みをすると、初めてのキャッシング利用に限り30日間無利息で利用できます。
楽天銀行スーパーローンの返済口座を楽天銀行口座に指定することも条件となります。
静岡銀行カードローン「セレカ」
静岡銀行カードローンは、新規契約時に限り45日間利息をキャッシュバックしてもらえます。
無利息期間が他社より少し長いことと、キャッシュバックという形が珍しいサービスとなっています。
注意したい無利息期間の起算日
消費者金融から借入するのは、ほとんどの場合審査に通った後すぐだと思いますので、それほど心配はいらないかも知れませんが、金融機関によっては無利息期間の起算日が異なりますので一応注意しておきましょう。
◆カード会員となった翌日が起算日
- アコム
- アイフル
- レイク
◆初回借入日の翌日が起算日
- プロミス
- ジャパンネット銀行
プロミスやジャパンネット銀行は、会員となってもすぐに利用する予定がない、急にお金が必要になった場合に、念のために申込んでおく、という人にとっては無駄なく無利息期間を利用することができます。
会員となった翌日が起算日となるカードローン会社の場合は、できるだけ早く借入しないと無利息期間がどんどん減ってしまいます。
番外編:行政の無利子融資制度でおすすめのものは?
行政が行う無利子の融資制度は幾つかありますが、おすすめするものを紹介しますので参考にしてください。
新規就農者向け無利子資金制度
新規に農業を営もうとする若者(市町村から認定を受けている人)を対象とした、農業経営に必要な資金を無利子で貸し付ける制度です。
借入れ条件 | 農地の賃貸・改良資金 果樹・家畜などの購入資金や、機具などの購入費用など |
---|---|
借入限度額 | 3,700万円(特認げんどがく最大1億円) |
くまもと産業支援財団のグループ補助金等無利子貸付制度
くまもと地震被災した企業の、復興をサポートする制度です。
対象者 | グループ補助金の交付を受けた中小企業者、商店街組織、中小企業組合 |
---|---|
借入れ条件 | グループ補助金などの交付決定がされた建物、構造物、設備 |
PFI無利子融資制度
PFI(Private Finance Initiative)プライベート・・フィナン・スイニシアティブは、民間の資金や経営能力を使用して、公共施設などの建設維持管理、運営をする方法です。
無利子の場合は事業の20%を上限としていて、融資期間は30年間となっています。
なお、窓口は「日本政策投資銀行ご相談窓口」の本支店です。
親や友人から無利子で借りるのはどうかな?
手っ取り早く無利子で借金したいなら、親や友人からお金を借りることでしょう。
借りる金額にもよりますが、2、3万円程度でできるだけ短期間で返済することを約束すれば、利息なんていらないよ、と言ってくれるかも知れません。
しかしお金を借りる理由がパチンコや競馬で負けちゃって、生活費がなくなっちゃったからお金貸して、というのでは借りられないかも知れません。
たとえ血がつながった親子関係でも、どんなに親しい友人でもお金を粗末に扱うような人に、タダでお金を貸すほど甘くはない可能性もあります。
親なら「このたわけものが!」と怒鳴られるかも知れませんし、友人なら「本当に返してくれるのかよ?」と疑われるでしょう。
ヘタをすると、「お金を借りたい」と言っただけで、「友人からお金を借りるようなヤツはもう友達じゃないね」と言われてしまうことも十分にあります。
困ったときの友人じゃないかと、アナタは思うかも知れませんが、金銭の問題はかなり慎重に扱わないとならない問題です。
親や友人はアナタにお金を貸すために働いているのではありません。
仕事をして給料をもらっている人は、それなりの人生設計を立てて、計画的に生活しているのです。
それなのに、ギャンブルに使って生活費が足りないから貸してくれ、というのは余りにも情けないと言うか、社会人としての責任に欠けると言うか、むなしさだけが漂い始めるのは無理なことではありません。
親や友人の借金返済は後回しになる可能性が高い
本当にお金に困っていると言うなら、利息を支払って銀行カードローンや消費者金融から借りれば良いのです。
それなのに親や友人に借金の依頼をするのは、金融機関に支払う利息がもったいないというよりも、返済に遅れても厳しい取立てがされないと思っているからでしょう。
そんな甘えの構造が相手にも伝わるのです。
「コイツは利息も払わずに、お金を借りようとしているずるいヤツだ」の気持ちが透けて見えるのです。
魂胆が分かっている以上、そんなに簡単に借りられるものではありません。
金融機関なら返済期日に遅れると取立てされる、返済滞納期間によっては信用情報にキズが付いてしまうことを知っているからこそ、親や友人に借金を依頼しようとしているのではありませんか?
返済に遅れても厳しい取立てがないことや、信用情報にキズが付かなければ、またギャンブルに手を出し生活費を使い込んでしまうだろうことは見え見えです。
お金を貸したものにとっても「今月返済しようと思ったけれど、どうしてもお金がなくて。来月は必ず返すから。」と言われるのがイヤなのです。
無利子で親や友人から借りる場合は借用書を書こう
パチンコや競馬などのギャンブルではなくて、病気やケガで満足に仕事ができなかったために生活費が足りないなら、まずはきちんとお金が足りない理由を説明しましょう。
病院代にお金がかかったなら、領収書を見せるのも良い方法ですね。
それならきっと親や、友人は助けてくれるかも知れません。
ただしいくら無利子で融資してくれるとなっても、社会常識として借用書を書くことを忘れてはいけません。
借用書に借りた金額やいつになったら返済するのかを正しく記入することによって、アナタは返済しなければならない義務を感じることでしょう。
お金を貸してくれた親や友人でも、借用書があれば取りあえずは安心です。
返済しなかったら、少額訴訟でもなんでも裁判を起こせば良いのです。
少額訴訟なんて、費用はわずか数百円程度で済みます。
裁判の日数も1日で結審するため、個人間融資で金銭トラブルになった場合に、相手から借金を取り返す方法としてはかなり有効です。
判決があれば強制執行することができ、お金を貸した友人の銀行口座や給料を差し押さえすることも十分に可能です。
ただし借用書には一定の書式がありますので、法的効力を失わないようにきちんとした借用書になっているかお金を貸す人も確認しましょう。
借りる金額が多いなら多少の利息を払うことも必要
多額の金額を友人から借りることは現実的ではありません。
借りる金額によっては、親や兄弟から借りる方法がより現実的です。
親や兄弟から借りる場合に特に注意したいのは、借りる金額が多いと贈与の対象とみなされる場合があるのです。
1月1日から12月31日の間にトータル110万円を超える金額を借りる場合は、贈与税の対象として税務署から目を付けられます。
贈与ではなくお金を借りたことを、証明するためにも借用書が必要です。
借りる金額が多額の場合は、民法の定めにある金利年5%を支払うことを決めるのも必要です。
無利子で融資してもらおうと思ったら贈与税がかかってしまった、のでは話になりませんよ。
そのためにも借用書が必ず必要です。
借用書にいつになったら返済できるのか日にちをはっきりさせ、分割払いなら返済方法はどのようにするのかについてもきちんと取決めをしましょう。
お金を借りたら返済は親や兄弟の銀行口座にするのも、贈与でないことを証明する立派な証拠になります。
給料をもらって働いている社会人なら、たとえ親や兄弟が「借用書なんていらないよ」と遠慮したとしても、スジを通すのが常識です。
会社の倒産やリストラで無職でも無利子で借りられる
無利子で融資してもらいたい理由には、会社が倒産してしまったことやリストラされてしまって無職になったこともあるでしょう。
たとえ失業保険をもらっても、支給される金額は給料の60%程度です。
金融機関からお金を借りても、できるだけ利息だけは支払いたくないという気持ちも分かります。
しかし無職の状態で銀行カードローンや、消費者金融から融資してもらおうと思っても、無職を理由に審査が通りません。
働きたくてもすぐに仕事が見つからない場合は、公的機関からお金を借りる方法があります。
それも連帯保証人を立てれば、無利子で融資してもらえる方法です。
公的機関の融資制度に、生活福祉資金貸付制度があります。
生活福祉資金貸付制度は国が行っている自立支援の救済制度で、社会福祉協議会とハローワークの連携によって無職の人でも融資してもらえます。
もちろん失業保険とは違って、融資ですから返済しなければなりませんが、返済期間がお金を借りる項目によって10年や20年と長いのが特徴です。
前述の通り連帯保証人を立てれば無利子、たとえ連帯保証人を立てることができなくても金利は年1.5%とかなり安いです。
毎月の生活に事欠くようなら、一人世帯で月額15万円、二人世帯で月額20万円を原則1年にわたって借りられます。
1年の間に仕事を見つけ、自立できるようになれば、その時点で打ち切ることができますので、融資期間が1か月で終わる場合もあれば、6か月から12か月かかったとしても必要なくなれば申請すれば良いのです。
なるべく少ない利息で借りる方法
無利息でお金を借りる方法を紹介してきました。
しかし、無利息で借入ができる期限が定められていたり、厳格な基準を満たしたりする必要があるなどハードルは決して低いものではありません。
無利息での借入が難しいのでしたら、せめて低金利で借りたいものがあります。
そこで低金利で借りたいのでしたら、やはり銀行から借りることになるでしょう。
銀行カードローンでの金利は、高くても15%ほどになっていますが、
消費者金融カードローンでは18%ほどの金利が付くので、3%お得に借りることができます。
ただし銀行カードローンは消費者金融と比べて、審査の基準が厳しいので場合によっては借入ができないこともあり注意が必要です。
また銀行カードローンの中でも、ネット銀行は金利が14%代のものが多くあります。
ですから低金利でお金を借りたいのでしたら、ネット銀行の利用を考えてみても良いのではないでしょうか。
まとめ
以上、無金利でお金を借りることは可能かということや、その場合の注意点を中心に説明を行ってきました。
基本的には、特別な条件を満たさない限りは無金利でお金を借りることはできません。
「無金利でお金を借りれたらなぁ」と考えるのは自由ですがそんなうまい話は早々ないので、消費者金融の無利息期間を利用するという方法が利用できないのであれば、「低金利でお金を借りれたらなぁ」程度にとどめておくようにしましょうね。
※レイクの60日間無利息は、初めてお申し込み頂いた方、Webで申込いただきご契約額が1~200万円の方限定。30日間無利息、180日間無利息と併用不可。
※レイク借入条件●極度額/1万円~500万円●貸付利率(実質年率)/4.5%~18.0%●遅延損害金(年率)/20.0%●返済方式/残高スライドリボルビング方式、元利定額リボルビング方式●返済期間・回数/最長5年・最大60回●担保・保証人/不要●必要書類/運転免許証※収入証明(契約額に応じて、レイクが必要とする場合)●要審査
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