キャッシング、カードローン、マイカーローンなどあらゆるローンを解説。日本最大級の借入れ情報サイト「借入のすべて」

金貸し直伝!借入に必要な金銭消費貸借契約書の書き方【ひな形DL】

 1.0  (1)
+ この記事を評価する
×
 1.0  (1)

この記事を評価する

決定

人間関係でイヤになるほどトラブルになりやすいのが金銭の貸し借りです。

たとえ相手が親や親戚など血縁関係者でも、どんなに親しい友人でも金銭消費貸借契約書だけは作っておきたいですね。

インターネットで無料で配布されている金銭消費貸借契約書や、市販されている金銭消費貸借契約書を流用しても構いません。

しかし汎用の金銭消費貸借契約書では思うような法的効果が期待できない場合もあります

今回は決定版として金銭消費貸借契約書の書き方をご説明するとともに、私が実際に使っていたものを改良して利子、無利子、一括返済、分割返済に対応できるような誰でも使える契約書をご用意しています。

執筆者の情報
名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営

口約束だけでもお金の貸し借りは有効

民法第91条を紐解いてみると、金銭の貸し借りはお互いの意思によって成立する内容が定められています。

つまりお金を貸してくださいという要求に対して、いいですよと納得の上約束すれば、契約書がなくてもお金の貸し借りは有効です。

お金の貸し借り、つまり金銭消費貸借は公序良俗(他人に迷惑をかけないこと)に反しない限り有効とされるのです。しかし当事者同士の口約束だけでは第三者に対して抗弁(証明)することができません。

お金の貸主からすれば間違いなくお金を貸したのに、借主が「お金を借りた覚えはない」と反論されてしまうと水掛け論になってしまい埒があきません。

お金を貸す際に相手の銀行口座に振り込んだのであれば、証拠とすることもできなくはありませんが、現金で手渡したとなると証拠がありません。

貸主が裁判を起こすぞ、と強く出てもお金を貸した物的証拠を提出しないと100%完全勝訴とはなりにくいですね。

しかし血縁関係や親しい間柄なのに、「金銭消費貸借契約書を作成するとは自分のことを信用していないのか」などと逆ギレされてしまう場合も出てきます。

金銭関係は感情論に走りやすく、お金を貸して欲しいと頼んできて希望を叶えてあげたのに、まるでお金を貸した方が悪いかのように言われてしまう場合もありますね。

そのようなときは「親しい間柄だからこそ、人間関係を壊したくない。金銭消費貸借契約書はアナタのことを信用していないのではなく、これからも長い付き合いをするために必要な書類なんだよ」と上手にかわすことも必要です。
電子政府の総合窓口e-GOV 民法

金銭の貸借は借用書でも構わない

お金の貸し借りの証拠は、何も金銭消費貸借契約書でなくても借用書でも構いません。

金銭の貸し借り関する書き方には法律の定めがなく、法の秩序に反しない限りどのような書面でも有効です。

名刺の裏でもチラシの裏でも、または割り箸が入った袋紙でもお互いに金銭の貸し借りがあった旨が書いてあれば立派な借用書として利用することができます。

つまり、いくらの金額を誰に借りたのか、借りたお金はいつ誰に返済すれば良いのかが書いてあれば良いのです。必要最低限の項目さえ書いてあれば、後で金銭トラブルになっても最悪裁判で解決することも十分に可能です。

関連記事をチェック!

43view

お金を借りるなら一筆借用書を書こうよ

個人間融資でお金を借りるなら借用書を一筆書きましょう。 後になっていくら貸したとか借入金額が違うなどのトラブルを避けることができます。 お金を貸す人の立場になって考えてみても、やはり借用書を書いて...

借用書と金銭消費貸借契約書はどちらが有効なの?

金銭貸借の証拠として作成するのであれば借用書でも金銭消費貸借契約書でもどちらでも有効です。

なお借用書は1通作成し貸主が保管する書類で、金銭消費貸借契約書は2通作成し貸主と借主の両方が保管します。

借用書は貸主が借用書を紛失してしまうと金銭トラブルに発展しますので、印紙は2枚必要となりますできれば金銭消費貸借契約書の方が安心です。

また借用書は貸主によって契約書面の条項の追加ができてしまうことを考えると、借主としても心配ですよね。

あらゆる面を想定して、より正確な契約書とするためには金銭消費貸借契約書の方が安心で安全です。

借用書の記入例

クリックすると拡大することもできます。ダウンロードすることもできますのでご自由にお使いください。

借用書に書く借入金額は漢数字でもアラビア数字でもどちらでも構いません。貸主によって金額の訂正をされてしまう可能性もないとは言えませんね。

そうなるとやはり金額の訂正を防ぐためにも漢数字の方が安全です。漢数字はなかなか使い慣れていないため、参考までにを説明しておきます。

・1→壱
・2→弐
・3→参
・10→拾

アラビア数字の4から9までは通常の四、五、六、七、八、九でOKです。また「万」については「萬」でも構いませんが書き間違えるリスクを考えると「万」でOKです。

例えば10万円を借りる場合は「壱拾万」、30万円を借りる場合は「参拾万」のように記入しましょう。

中途半端に15万円を借りる場合は「壱拾五万」と記入します。借用書には「円也」と印字してありますので、借りる金額に「円」は必要ありません。

印鑑は認印でも実印でもどちらでもOKです。しかし実印であることを証明するには印鑑証明書を添付しなければ意味をなしませんので、シャチハタではなく通常の認印で十分です。

後は借用書の記入例にある通りに、必要なところに〇、金利のところに数字を記入する、返済日や返済回数を記入するなどすれば立派な借用書が出来上がります。

ただし金利について、無利息であれば問題はありませんが利息を取る場合は、出資法の上限金利である年109.5%(うるう年は109.8%)でも有効ですが、金銭トラブルで裁判になった場合は利息制限法の金利で再計算されてしまいます。

利息制限法を超えた利息をもらっている場合は、消費者金融の過払い金と同じように元金に充当されてしまいますので、利息制限法に基づいた金利を記入するようにしましょう。

・10万円未満:年20.0%
・10万円超100万円未満:年18.0%
・100万円以上:年15.0%

以上の金利を第1条の貸付の利率に記入します。なお賠償額の予定については貸付金利の1.46倍まで有効です。

賠償額の予定とは遅延損害金(延滞金)のことで、返済期日に遅れた場合は返済期日の翌日から借金を完済するまで延滞利息を取ることができます。

その代わり利息は2重に受け取ることはできませんので、返済に遅れた場合でも返済期日で利息の計算は一旦中止し、それ以降は遅延損害金の金利で利息を受け取るようにしてください。

・10万円未満:年29.2%
・10万円超100万円未満:26.28%
・100万円以上:年21.9%

以上が賠償額の予定の空欄に入れる金利の割合です。

なお借主に連帯保証人がいる場合は借用書の裏面に保証人の住所、氏名、押印を忘れないようにしてください。

また連帯保証人にも借用書をコピーして渡しておくと、保証した覚えはないなどと反論されることもないでしょう。借用書をコピーする場合はカラーコピーではなくモノクロでコピーしてください。

カラーコピーしてしまうと、場合によっては有印私文書偽造の罪に問われる場合もありますので念には念を入れて慎重に行うことです。

関連記事をチェック!

1782view

遅延損害金とは

遅延損害金とは何なのか、カードローンやクレジットカードのキャッシングを利用している人は必ず知っておいた方が良い知識です。 お金を借りたら利息をつけて返済するのが一般的な習わしですが、返済期日まで...

借用書の裏面にある期限の利益の喪失について

借用書の裏面第9条に期限の利益の喪失についての条項がありますね。期限の利益というのは借主がお金を借りても、借用書て定めた返済日までは自由にお金を使うことができることを言います。

もっと簡単に言えば返済日までは返済しなくてもよいということです。貸主の都合によって「悪いけど早めに返済してくれないか」と言っても断ることができる利益です。

ただし分割返済の契約の場合、返済期日に遅れた場合は期限の利益を失い、条文に書いてある通り一括で返済しなければなりません。

借用書に期限の利益の喪失についての定めが書いてあっても、貸主の意向で一括返済しなくても良いのですが、一応念のために記入しておくと法的に有効な借用書になります。

貸金業者の場合は返済期日を連続2回遅れた場合に期限の利益を失いますが、個人間融資の場合は1回の返済遅れでも期限の利益を喪失させて構いません。

金銭消費貸借契約書のメリット

金銭消費貸借契約書は既にご説明の通り、2通作成し借主と貸主の両方が保管するため、万が一貸主が紛失しても借主が持っていれば金銭トラブルを避けることが可能です。

なお連帯保証人がいる場合は、3通作成しそれぞれが保管するようにしましょう。金銭消費貸借契約書を作成する場合はカーボンコピーを入れてずれないように上から記入しても構いません。

カーボン紙を入れることによって記入ミスを防ぐことができ、契約書を訂正することもできなくなります。

貸主が貸付ける金額が多い場合や、分割返済になる場合、また連帯保証人がいる場合は借用書よりも金銭消費貸借契約書の方が良いでしょう。

金銭消費貸借契約書の記入例

クリックすると拡大することもできます。ダウンロードすることもできますのでご自由にお使いください。

記入項目は借用書と全く変わりはありません。唯一変わっているのは金銭消費貸借契約書の裏面です。

金銭消費貸借契約書は借主と貸主の双方が保管するものですから、借主が間違いなく契約書の写しを受け取ったことをサインさせる欄があります。

ここに受け取った日付とサインをさせることで、契約書を受け取っていないと言わせないための措置です。

また連帯保証人がいる場合も、契約書の写しを渡す必要がありますので借主と連帯保証人の両方にサインしてもらいましょう。

借用書・金銭消費貸借契約書に共通する注意点

基本的なことですが、上記説明で足りなかった部分がありますのでご説明します。借用書や金銭消費貸借契約書を作る際に絶対守ってもらいたい注意点です。

①借主、貸主及び連帯保証人の住所、氏名は代筆ではなくそれぞれに自筆で記入してもらうこと
②記入する際は鉛筆や万年筆ではなく消えないボールペン(黒)で書くこと
③書類の作成日は金銭受領日と同じにする
④印紙がなくても書類上問題はないが税法上問題があるため添付すること
⑤認印がない場合は人差し指の拇印が良い
⑥印鑑や拇印が不鮮明な場合は、重ならないように数ミリ離すこと
⑦印紙の割印は借主、貸主(いる場合は連帯保証人)それぞれが割り印する
⑧利息を受け取ったら領収書を発行する

期限の利益喪失条項や直轄裁判所についての記載はそのまま利用できますので訂正する必要はありません。

利息の計算は間違えないように計算する

借用書や金銭消費貸借契約書で利息を取る場合、貸付利率を記入しますが利息計算は間違えないようにしましょう。

利息計算式は簡単なもので電卓があれば誰でも計算できます。利息計算式は次の通りです。

・利息額=借入元金(残高)x金利/365日x借入日数

利息は借入残高が減るに従って少なくなります。よって利息を計算する場合は毎回借入残高に対して金利をかけて計算しましょう。

なお金利は年20.0%なら「0.2」、年18.0%なら「0.18」のように数字にすると計算しやすいです。

利息は日割り計算です。借入期間中にうるう年がある場合は366日で割るように注意してください。

また借入日数は、起算日が決まっています。第1回目の返済は貸付日の翌日から返済日までが借入日数です。第2回目以降は返済日の翌日から次回返済日までの日数が借入日数です。

月によって30日もあれば31日、28日、29日などありますので、それぞれの日数を確実に数えるようにしましょう。

計算によって求められた利息は1円未満の端数は原則的に切り捨て計算です。四捨五入してしまうと利息制限法を超える金利になる可能性もありますので、必ず切り捨て計算してください。

関連記事をチェック!

44view

カードローン借入金利と利息の計算方法

お金を借り入れすれば利息が掛かる、知ってはいても計算方法となるとあやふやになる人は多いです。 金利と利息の関係です。 知らなくても言われた通りに支払っていれば問題はありませんが、お金を借りる前にい...

印紙や印鑑証明書はあった方が良い

借用書や金銭消費貸借契約書に印紙がなくても無効になることはありません。

ただし契約書が発覚した場合は印紙税法上問題が出てきてしまいますので、200円または400円の印紙くらいは貼っておいたほうが安心ですね。

また印鑑証明書については、借用書や金銭消費貸借契約書に実印を押すのであればないよりはあったほうがお互いに法的拘束力があるように思えるため、貸主としては立場が有利になります。

実際問題裁判に発展した場合でも実印と印鑑証明が揃っていると、借主や連帯保証人は「知らない間に勝手に契約された」と反論しても、貸主の立場が揺らいでしまう心配もありません。

実印と印鑑証明書が用意できるなら、用意してもらいましょう。

金銭消費貸借契約書は裁判にならなくても作っておくこと

お金の貸し借りする場合に一般的には借用書や金銭消費貸借契約書を作成することが多いと思います。

借用書や金銭消費貸借契約書は間違いなくお金の受け渡しがあったことを証拠づけるものです。

たとえ金銭トラブルにならなくても、お互いの記憶違いによる借入金額や返済日、利息などの取り決めのトラブルを防ぐ効果も持っています。

さて借用書と金銭消費貸借契約書にはどのような違いがあるのでしょうか。難しい法律用語は使わずごく簡単にわかりやすくご説明します。

・借用書: お金を借りる際に借主が貸主へ差し入れ、貸主が1通保管する
・金銭消費貸借契約書: 2通作成し借主と貸主の両方が保管する

書類を1通のみ作成するのか2通作成するのかの違いがあり、借用書は基本的に借主が貸主へ差し入れるものですから借用書に署名するのは借主のみです。

一方金銭消費貸借契約書は契約によってお金を貸すことを取り決めたものですから、2通作成し貸主と借主の両方が署名します。

どちらの書類でも証拠となりますが、借主が借用書を紛失するリスクを考えると2通作成する金銭消費貸借契約書の方が安全ですね。

それに金銭消費貸借契約書はお互いが納得した借入金額や返済日、利息の取り決めをするものです。

収入印紙が2枚必要だとしても、借用書よりは金銭消費貸借契約書の方が信頼性を高めることもできるのです。

関連記事をチェック!

669view

借金取り立ての極意と個人から行う注意点【消費者金融マンが語る】

個人間のお金の貸し借りは貸金業法が適用されないからと言って甘く見てはいけません。場合によっては違法行為となります。 個人にお金を貸す場合には、法律に則った合法的で違法性のない取り立てを行わなけれ...

金銭消費貸借契約書を作成する上での注意

パソコンやワープロで作成しても構いませんが、偽造した金銭消費貸借契約書とならないように金額や借主、貸主の欄は自筆署名しましょう。

・印鑑は三文判でも構いませんがシャチハタはやめる
・印紙は貼らなくても効力がなくなることはありませんが、印紙税法に引っかかります
・金額は漢数字でなくアラビア数字でもOK

自分で作成するのが難しい場合はインターネットで雛形をダウンロードする方法でも最低限の項目が書いてあれば十分通用します。

関連記事をチェック!

1156view

無効となる借用書の書き方【一生後悔したくない人必見】

銀行や消費者金融など金融機関が作成する借用書は、どこからも隙がないように法律知識をふんだんに取り入れて作成されています。 しかし個人間融資となると、市販されている借用書をそのまま利用したり、インター...

無効となる借用書の書き方【一生後悔したくない人必見】

まとめ

借用書や金銭消費貸借契約書は、金銭トラブルを防止するためには必要な書類です。たとえ少額の金額であっても作っておけば間違いありません。

契約書を作ったからといって法的拘束力はありませんが、お互いの勘違いを防ぐことができる、万が一裁判になった場合でも重要な証拠となります。

親しい関係なのに水臭いじゃないか、と言われても、今後も良好な関係を続けるためには必要な書類なんだよ、と言って納得してもらいましょう。

今回ご紹介した借用書や金銭消費貸借契約書は利息を取る取らない、一括返済または分割返済、連帯保証人のあるなしにも利用できますので、ぜひご活用してください。

 

 1.0  (1)
+ この記事を評価する
×
 1.0  (1)

この記事を評価する

決定

コメントを投稿できます (感想,相談歓迎です!金貸しのプロ対応します)

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

新生銀行カードローン レイク
プロミス
アコム

特徴で選ぶカードローン

関連する記事

おすすめ記事

  1. 短期間でお金を稼ぐ38の方法

    世の中には、お金を稼ぐためのさまざまな手段が存在します。 特に、スマートフォンが普及したことで多種多様な副業が誕生しました。 そこで、今回は短期間で稼ぐ方法を紹介していきます。 追記:後半に短期間で100万円作る方法・ア・・・

  2. カードローン審査に落ちた時に考えられる理由全て【2回目の申込前に確認】

    借り入れの申し込みを行ったら、審査を受けなければなりませんが、借り入れ審査には即審査落ちとなる条件があることを知っていますか? 即審査落ちとなる条件を知っていることで、無意味な申し込みを避けられます。 カードローンに何回・・・

  3. おすすめのカードローン会社一覧(全160社)

    全国150社以上のカードローン会社を最後に一覧にしてまとめました。 カードローン会社は消費者金融・銀行・信販会社の3種類 以下の3つの業者がカードローンを発行しており、これらをまとめてカードローン会社と呼びます。 消費者・・・

  4. 2社目,3社目からOK!他社借入ありでも借りれるカードローン

    借入件数と審査担当者の評価 借入件数 担当者の評価 1件 全く問題ない 2件 返済状況が良ければ問題ない 3件 要注意 4件 属性が良くない人は審査通過困難 5件以上 新規の借入はほぼ不可能 属性によって多少違いますが、・・・

カードローン申込体験談