ファクタリング方式とは?利用方法や業者が儲かる仕組みを徹底解説!

 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

ファクタリングは、売掛債権を現金化することで、会社の資金ショートを防ぐことができます。

そのため、今や銀行融資と併せて経営者が知っておきたい資金調達方法といえるでしょう。

しかし、その詳しい仕組みを知らない人も多いようです。

そこで、ファクタリングの仕組みや利用時の注意点について解説をしていきます。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(50歳)
職歴:信用組合に20年以上勤務

ファクタリングは資金調達方法のひとつ

ファクタリングは銀行融資や株式発行などと同じように、会社が資金を調達する方法のひとつです。

その詳しい仕組みについては後で詳しく話ししますが、まずはファクタリングの概要やメリットについておさらいしましょう。

売掛債権をどうやって資金化する?

ファクタリングは、売掛債権を資金化する資金調達方法です。

具体的には、自社が持っている売掛金を、ファクタリング業者に買い取ってもらうことで現金を手に入れることができます。

また、売掛金の額面から業者への手数料が差し引かれた金額が、実際に入金される金額となります。

利用条件や向いている業種は?

実はファクタリングを利用する上で業種の制限はありませんが、会社に売掛金(請求書)が存在している必要があります。

つまり一部の飲食業やサービス業などで、いわゆる掛け売りをしない現金商売の業種は、そもそもファクタリングを利用できないのです。

逆に、売掛金額が大きく回収期日までの期間が長い建設業や製造業などは、ファクタリングを利用することで資金繰りが改善される可能性が高いでしょう。

関連記事をチェック!

0view

非公開: 建設業にはファクタリングがおすすめな理由は?

建設業のでは工事代金の入金までに必要な費用が多く、資金繰りに苦労をすることがあります。 そこで、資金調達にファクタリングを利用することで、資材の支払いや従業員の給料の支払いなどに充てることができます...

非公開: 建設業にはファクタリングがおすすめな理由は?

銀行借入とは異なる

ファクタリングは銀行融資と違って、利用することで借金が増えることはありません。

それは、銀行融資の契約がお金の貸し借りの契約(金銭消費貸借契約)であるのに対し、ファクタリングは売掛債権というモノを受渡しする契約(譲渡契約)だからです。

このように決算書上の負債の部が増えないため、ファクタリングは単なる資金調達だけでなく財務諸表の調整手段としても役立ちますので覚えおきましょう。

審査方法は?信用情報は確認される?

ファクタリングは審査がありますが、銀行の審査ほど厳しくありません。

ファクタリング審査のポイントは、売掛先が払えるかどうかと、万が一のときに申込会社が立て替えできるかどうかのふたつが主体となるからです。

また、ファクタリングは借金ではないため、個人信用情報を調べられることがありませんので、銀行に断られた会社でも利用できる可能性があります。

早期に現金化できるのが一番のメリット

ファクタリングの審査は複雑ではないため結果がでるまで早く、問題がなければ申込みしてから平均して2、3日後に入金されます。

中には、最短で申込した即日に入金してくれる業者もいるほどです。

会社の資金繰りは一刻も争うことがありますので、現金化のスピードはファクタリングの一番のメリットといえるでしょう。

ファクタリングの歴史と普及した背景

ファクタリングは1900年頃にアメリカで普及して、1970年頃から日本でも一部の都市銀行や信託銀行が取扱いを始めます。

ただし、当時の日本ではファクタリングは資金調達方法というより、大手企業の財務調整や売掛先の信用調査という目的で利用されるケースがほとんどでした。

その理由の多くは中小企業にとって、当時はさほど審査が厳しくなかった銀行融資や、手形割引の利用の方が手っ取り早かったからです。

中小企業の利用も拡大?政府の見解は?

現代では、ファクタリングは中小企業の資金調達方法として浸透しつつあります。

それは、政府(経済産業省)もファクタリングの利用を後押ししていますし、ファクタリング業者の数も10年前と比較にならないほど増えてきているからです。

したがって、今やファクタリングは銀行融資と同じように、経営者が知っておきたい資金調達方法のひとつといえるでしょう。

関連記事をチェック!

0view

非公開: ファクタリングの申し込みから資金化までの流れ

ファクタリングとは売掛金をファクタリング会社へ売却し、早期に資金化する資金繰りの方法の1つです。 最近はファクタリングという方法が大分メジャーになってきましたが、まだまだ認知が低いのが現実です。 ...

非公開: ファクタリングの申し込みから資金化までの流れ

ファクタリングの仕組みを理解して有効活用しよう!

ファクタリングの概要は知っているけど、詳しい内容や使い方が分からないという人もいるようです。

そこで、ファクタリングの詳しい仕組みや他の資金調達方法との違いを順番に見ていきましょう。

ファクタリングの種類は4つ

ファクタリングは、契約形態の違いで大きくふたつに分けられます。

業者から売掛金を買取してもらう「買取型」と、業者に対して売掛先が倒産したときの支払を保証してもらう「保証型」のふたつです。

さらに「買取型」は、一般的な債権を買い取ってもらう「一括ファクタリング」と、医療関係者が診療報酬(国民保険、社会保険)の売掛金を買い取ってもらう「医療報酬債権ファクタリング」のふたつに分けられます。

これに対して、「保証型」は一般的な売掛金の支払を保証してもらう「保証ファクタリング」と、海外の業者に対する売掛金の支払を保証してもらう「国際ファクタリング」の2種類があります。

一般的な中小企業であれば「一括ファクタリング」以外を利用することは少ないので、ファクタリングの種類は合計で4つあるということだけ覚えておいてください。

2社間と3社間の違いは?

先ほど話しした「一括ファクタリング」は、契約を締結する会社の数によって「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」という形態があります。

「2社間ファクタリング」は、自分の会社とファクタリグ業者でのみ契約を締結する形態です。

また、お金の流れは売掛先から自社、自社からファクタリング業者となります。

「2社間ファクタリング」は、売掛先にファクタリングの事実がばれないというメリットがありますが、ファクタリング業者にとっては回収できるかどうかの懸念があるため手数料が割高になる傾向があります。

これに対し、「3社間ファクタリング」は自社とファクタリング業者、さらに売掛先も契約を締結する形態です。

このときのお金は、売掛先から業者へ直接移動してから、業者から自社に移動します。

「3社間ファクタリング」は取引先にばれるデメリットがありますが、業者にとってはより安全に回収ができるため手数料が割安となります。

この違い後ほど説明をする手数料に影響しますので、しっかり押さえておきましょう。

関連記事をチェック!

54view

ファクタリングの種類と特徴は?どれを選べばいい?

ファクタリングは売掛金を資金化するものと、多くの人が思っているようです。 これは間違いないのですが、実はファクタリングには4種類のものがあります。 利用する会社の業種や形態によって異なり、それぞれ...

銀行の売掛債権担保融資って何?

銀行商品の中に将来入金される予定の売掛金を担保に融資する、「売掛債権担保融資」があります。

これは一見ファクタリングと似ていますが全く異なる商品です。

なぜならば売掛先が倒産して支払できなくなった場合、売掛債権担保融資は借金だけ残りますが、ファクタリングの場合は原則として自社は返済義務を負わないからです。

また、 売掛債権担保融資を利用すれば決算書の負債が増えるため今後の融資に影響しますが、ファクタリングの場合はそもそも借入れとはならないため銀行審査は関係ありません。

ただし、売掛債権担保融資の方が調達コスト(手数料と利息)は低い傾向がありますので臨機応変に利用することが望ましいでしょう。

関連記事をチェック!

1view

非公開: ファクタリングと売掛金担保融資の違いや仕組みを徹底解説

ファクタリングを利用するときに、よく比較にあげられる資金調達法が売掛金担保融資です。 ふたつとも売掛金を元に資金調達をする部分は同じですが、具体的な内容は大きく違います。 しかし、このふたつの資金...

非公開: ファクタリングと売掛金担保融資の違いや仕組みを徹底解説

でんさい(電子債権)や手形割引とは取引方式が違う

でんさいとは、売掛金を現金化するものですが、今回話しているファクタリングとは分けて考えてください。

それは、でんさいで現金化できる売掛金は、電子記録債権といってあらかじめ登録されている大手企業の売掛金に限られるからです。

また、そもそもでんさいは手形割引を簡素化しようと取り入れられたシステムであり、手形を発行できるような信用力のある会社の再建しか取り扱っていません。

これに対し、今回話しているファクタリングは中小企業の売掛金でもファクタリング業者に査定して買取してもらえるシステムであり、利用できる売掛金の範囲が異なることに注意しましょう。

でんさいを簡単にいうのであれば、手形を電子化したものと考えてください。

でんさいが普及をして、手形がなくなればファクタリングも徐々に減っていき、売掛金債権を割引手形のように金融機関に引き取ってもらえるというメリットもでてきます。

関連記事をチェック!

19view

でんさい割引とは?徹底解説

取引先へ手形などを発行して支払いを行っている企業は「手形の紛失」や「手形発行手続きの煩雑さ」などに悩まされているという人も多いのではないでしょうか? また、手形を取引先が受け取っている企業は「取...

でんさい割引とは?徹底解説

ファクタリングの申込みから入金までの流れ

ファクタリングを利用するには、まず必要書類をそろえてファクタリング業者に申込します。

申込みすると、ファクタリング業者は帝国データバンクや、商工リサーチなどの信用調査会社を通じて売掛先の信用力を調査します。

そして、掛け目(かけめ)という信用力によって変わる手数料や、事務手数料、また場合によっては登記費用などが差し引かれ、実際に入金される金額が確定するのです。

審査次第では、資金化できる金額が売掛債権の金額より大幅に下回る可能性もありますので注意しましょう。

審査に必要な書類は?

ファクタリングの審査に必要な書類は、会社の登記簿謄本や印鑑証明書、また決算書や試算表などです。

さらに、売掛債権の存在を明らかにするために、売掛先との契約書や売掛先へ発行した請求書や納品書が必須となります。

小規模な取引であれば契約書を交わしていない会社も多いようですが、ファクタリング審査では必須となりますので今回をきっかけに契約書を締結してみてはいかがでしょうか。

勘定科目が分からない!会計処理の仕訳はどうする?

銀行融資で資金調達をしたときの仕訳は「現預金」という資産と「借入金」という負債が増えるだけです。

これに対しファクタリングで資金調達をした場合は、「売掛金」という資産が「現預金」に変わり、その差額が「債権譲渡損」という損益勘定の営業外損失となります。

このように、負債の勘定は1円も増えません。

また、このときの売掛金の消費税は、債権譲渡損部分にはかかりません。

ファクタリングの詳しい会計処理については、ファクタリング業者や顧問税理士に確認しておくことをおすすめします。

ファクタリング方式のメリットとは

ファクタリング方式の仕組みについては簡単に解説してきましたが、それではメリットはどのような点にあるのか気になる人も多いでしょう。

即日融資に対応してもらえる以外にも、ファクタリング方式ならではのメリットがあるので具体的に確認していきましょう。

融資をしてもらえないときでも検討可能

資金調達の手段として、銀行などへ融資をお願いすることは一般的に行われていることです。しかし、審査によっては必ず資金調達ができるとは限りません。

業績の見通しがつかないときには、銀行の融資を受けることが難しいときがあります。銀行の融資を受けるのが難しいときは、ファクタリングを検討することもいいでしょう。

ファクタリングは銀行の融資とは違い、審査の対象が取引相手の企業の業績になります。したがって、自社の業績が原因で融資が難しいときにでも、売掛金があるときに現金が必要な場合は大きなメリットが出てきます。

関連記事をチェック!

15view

ファクタリングと融資はどちらが有利?特徴と選び方を徹底解説!

ファクタリングとは、将来入金される売上げを現金化することです。 また、最近では資金調達のひとつとして、中小企業にも浸透しつつあります。 ただし、ファクタリングと銀行融資の違いが、不明確な経営者もい...

ファクタリングと融資はどちらが有利?特徴と選び方を徹底解説!

相手企業に知られずにファクタリングができる可能性もある

ファクタリング方式は日本での認知度はそこまで高くなく、会社によっては利用していることを快く思われないこともあります。

しかし、ファクタリングの契約内容によっては、売掛先に知られることなく現金化を行うことも可能です。取引先にファクタリングを利用していることを知られなければ、今後の会社関係にも影響をあたえないため気軽にファクタリングを利用できます。

そこで、売掛金の取引先を含めるファクタリングと、含めないファクタリングについて詳しく見ていきましょう。

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングの違い

ファクタリングには2者間ファクタリングと3者間ファクタリングのふたつの形態があります。

売掛金のある会社とファクタリング会社、そして売掛金の支払いをする会社の3社間で契約をするファクタリングの取引を、3社間ファクタリングと呼びます。

3社間ファクタリングの場合には、取引先の同意を必要としているため手続きが複雑であったり、相手企業の意思によっては利用できなかったりするケースも多いです。その代わり、手数料が2社間よりもかなり低く利用することができます。

また、売掛金のある会社と、ファクタリング会社の2社の間で契約をするファクタリング取引は2社間ファクタリングと呼ばれます。

2社間ファクタリングの場合には、債権譲渡手続きが必要なことが多く、取引先の会社に通知がされることもあります。

ただし、債権譲渡登記をすると登記にかかる費用などが掛かるため、手数料は3社間よりも高めに取られるというデメリットがあります。また、相手に通知してほしくないときは、債権譲渡をしなくてもファクタリングをしてくれる会社を探しましょう。

債権譲渡の手続きをしないと、ファクタリング会社は資金を回収できないリスクを背負おうため、手数料もかなり高くなってきます。また、ヤミファクタリング業者も混ざっていますのであまりおすすめはできません。

相手企業の倒産時に返済義務がない

ファクタリング方式は相手企業に売掛金の債権譲渡をする仕組みです。したがって、売掛金の所有権は完全にファクタリング会社に移動します。

このため、もしも売掛金の取引先が破産などをして支払いができなくなったとしても、ファクタリングの利用会社が支払いをする必要はありません。

通常の融資の場合には、担保や保証の弁償をする義務を負う可能性が高いため、ファクタリングはリスクが低いともいえます。

契約内容によっては返済する必要も

基本的にはファクタリング方式に、売掛先倒産時の売掛金の弁償を行う義務はありませんが、契約時にファクタリング会社と償還請求権の規約を設けた場合には、弁償をする義務が生まれます。

償還請求権を設定した方が手数料を安くすることができ、コストを抑えることができますがその分売掛先倒産時のリスクが増えるため、よく検討してから選択してください。

ファクタリング方式の手数料は高いのか

ファクタリング方式も銀行からの融資と同じように手数料が取られます。この手数料は融資の場合よりも高いのか、また、手数料を低くするコツはないかを詳しく見ていきましょう。

銀行融資よりもコストが高くなることもある

ファクタリングはアメリカでは昔からあるため歴史が長いですが、日本では余り定着がしていないため歴史や法的整備が融資よりも進んではいません。このため、手数料の設定も企業によって幅が広く、全体的に手数料も高めとなっています。

また、法規制もないため20%以上の手数料を取ることも可能です。ファクタリング会社によっては30%程度の手数料を請求される可能性もあります。

しかし、手数料が低い場合には2~3%の低い利率で利用することもできるので、条件によって手数料の幅が広くなりやすいです。

3社間ファクタリングの方が手数料は安い

ファクタリング方式の手数料の幅は広いですが、3社間ファクタリングを利用すると手数料を低く抑えられます。

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと比較するとファクタリング業者がより安心して売掛金を回収できるため、手数料の平均が一気に下がり、数%の低手数料で利用できることも珍しくありません。

ただし、先ほども解説したように、3社間ファクタリングは取引先の同意がいるため手続が複雑です。利用するかどうかは、売掛先の会社と相談しながら慎重に検討してください。

ファクタリングのリスクとデメリットは?

ここまで話だけを聞くと、売掛金をすぐに資金化できるファクタリングは中小企業にとって心強い味方といえるでしょう。

ただし、これから話しするデメリットを理解しないと逆に資金繰りを悪化させかねませんので注意してください。

割引料(掛け目)が銀行利息より高い

ファクタリングは、手数料が銀行利息より高いというデメリットがあります。

例えば銀行で短期融資を利用した場合は、年利で1.0%以上、高くても5.0%以下です。

しかし、ファクタリングの手数料は10.0%~20.0%となるのが相場です。

さらに、ファクタリングの手数料は売掛金の支払日までの期間に対するものなので、年利に直すと膨大な金額となります。

したがって、ファクタリングの利用は銀行融資に断られたときの最終手段だと思ってください。

一括割引方式と個別割引方式の違い

ファクタリングは、同じ売掛債権を現金化するとしてもふたつの入金方法があります。

まずはファクタリング業者が決めた日に、売掛金から手数料が全額引かれた後の金額が入金される一括割引方式です。

これに対して、こちらが指定した日に現金化を依頼できる個別割引方式があります。

また個別割引方式は、売掛金の金額に対して現金化する金額を指定できるので、実質的に手数料の支払額をコントロールできるのです。

一見すると個別割引方式の方が資金繰り上好ましく見えますが、個別割引方式は一括割引方式に比べて手数料率が高くなりますので注意しましょう。

債権譲渡登記(さいけんじょうととおき)が必要なケースも

債権譲渡登記とは、この売掛金の持ち主は最終的に○○のものですよと公に対して登記することです。

実は2社間ファクタリングの場合は、ファクタリング業者から売掛金に対する債権譲渡登記を依頼される場合があります。

それは、2社間ファクタリングの場合は売掛金が一旦自社に入金されるため、ファクタリング業者にとっては回収をし損ねるリスクがあるからです。

なお、債権譲渡登記の費用は自社が負担することになりますので覚えておいてください。

総費用の内訳を確認しよう

ファクタリングの手数料は、売掛金に対する掛け目だけでなく、先ほど話しした登記費用が発生する可能性があります。

さらに調査費用や事務手数料なども発生し、総額に直すと業者が提示しているパーセンテージより高くなることも多々あります。

このように、ファクタリングは手数料は他の資金調達に比べて高いので、利用にあたっては慎重に検討するようにしましょう。

関連記事をチェック!

15view

ファクタリングの流れを分かりやすく解説!

ファクタリングは、売掛債権の早期資金化が可能なため、急な支出に迫られた場合に効果的な資金調達方法です。 初めてファクタリングを利用する人は、どのような流れですすめられるのか分からず、不安に思うことも...

ファクタリングの流れを分かりやすく解説!

ファクタリングを検討する前に知っておきたいこと

ファクタリングは、利用方法や業者の選び方によって会社のコストやリスクが大きく変わってきます。

そこで、ファクタリングを選ぶときのちょっとしたコツを紹介しますので、是非参考にしてください。

売掛先が倒産したら支払義務を負う?

ファクタリングを利用するときに、売掛先が倒産しても自社が責任を負うことはありません。

それは、売掛先からの回収義務は原則としてファクタリング業者が負うからです。

しかし、ファクタリングの契約で償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)がある場合は、自社が立替えする義務が発生します。

償還請求権は、ファクタリング業者が自社に支払を請求する権利のことであり、具体的な内容は契約書に記載されています。

償還請求権がある場合は手数料が低くなるというメリットもあり一長一短ですが、いずれにせよ契約書の内容は必ず確認しておくことをおすすめします。

取引先にばれないの?

2社間ファクタリングでも、ファクタリング業者に債権譲渡登記を求められると売掛先にファクタリングの事実がばれる可能性があります。

それは、売掛金に対して債権譲渡の登記をするときは、売掛先の承認が必要だからです。

どうしても取引先にばれたくないという場合は、債権譲渡登記が不要なファクタリング業者を選びましょう。

ただし、その場合は登記費用以上の手数料が必要になるケースが多いので注意してください。

また、ばれてもかまわないという場合でも、売掛先によってはそもそも債権譲渡を禁止している可能性があります。

その内容は売掛先との契約書に記載されていますのであらかじめ確認しておくと良いでしょう。

ファクタリングの手数料を抑えるコツ

ファクタリングの手数料は、売掛先の信頼度が高かったり、売掛金の金額が大きかったりすると低くなる傾向があります。

さらに、同じ売掛先を反復して利用すると、2回目以降の手数料が安くなるという業者もあります。

何度もいいますが手数料の高さはファクタリングの一番のデメリットですので、これをいかに節約できるかどうかがファクタリングを有効活用する決め手であるといえるでしょう。

関連記事をチェック!

28view

ファクタリングのリスク・危険性を知っている?デメリットを徹底解説!

ファクタリングとは将来入金される売掛金を、期日前に現金化するサービスです。 そして、企業はファクタリングを利用することで資金繰りを改善できます。 ただし、リスクを知らずに利用すれば逆効果となってし...

ファクタリング会社が儲かる仕組み

ファクタリング会社が儲かる仕組みは3社間ファクタリングか2社間ファクタリングかによって異なります。

一般的に3社間取引は大口の買取が多くなっており、2社間ファクタリングは小口も対応していることが多いのですが、それはファクタリング会社の儲けの仕組みに関係しているのです。

高額の3社間取引

3社間取引は主に銀行系などの資金力のあるファクタリング会社などが得意とする取引です。

銀行系のファクタリング会社は3社間ファクタリングをメインにしており、手数料も低く設定されています。

そのため、銀行は高額のファクタリングしか扱っていません。

仮に手数料5%のファクタリングを行なった場合のファクタリングにかかる手数料を計算してみましょう。

  • 1,000万円の売掛金をファクタリング
    1,000万円×5%=50万円
  • 100万円の売掛金をファクタリング
    100万円×5%=5万円

このように、手数料の低い3社間ファクタリンでは、小額のファクタリングを行なってもファクタリング会社に入ってくる手数料が非常に少ないのです。

銀行系のファクタリング会社は高利率を設定して、企業の収益を無視することはできません。

そのため、高額の3社間ファクタリングのみを扱うという場合が多いのです。

3社間ファクタリングは高額の売掛金を買い取るからこそファクタリング会社が儲かる「薄利多売」のファクタリングと言えるでしょう。

ハイリターンの2社間取引

一方、2社間ファクタリングは、少額でも利益を出すことができます。

仮に手数料20%で100万円のファクタリングを行なうと考えてみた場合の手数料は100万円×20%=20万円です。

このように2社間ファクタリングは少ない買取額でも多くのリターンを得ることができる仕組みになっています。

したがって資金力の乏しい小さなファクタリング会社でも2社間ファクタリングであれば十分な利益を確保することができます。

名前をほとんど聞いたことがないようなファクタリング会社に2社間ファクタリング多いのはこのような理由によるものです。

逆に言えば、手数料の低い3社間ファクタリングは資金力の乏しいファクタリング会社が少額で行なっても儲かることはできないため、銀行系の大きなファクタリング会社が得意としていると言えるでしょう。

関連記事をチェック!

19view

ファクタリングの2社間と3社間の違いやそれぞれのメリット

ファクタリングを検討していると2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングという言葉を耳にすることがあるでしょう。 どちらの制度を利用するかによって、手数料や売掛先の同意が必要かなどの差がでます。 ...

ファクタリングの2社間と3社間の違いやそれぞれのメリット

継続利用させることで儲かる

ファクタリングは1回の利用だけで済むか、一部の督促が面倒な債権だけを売却するのであれば会社にとっても利益があります。

しかし、資金繰りに困り最後の手段としてファクタリングを利用してしまうと、ファクタリングから抜け出すことができなくなります。

また悪徳業者ほど、そのようなファクタリングから儲けることを目的としています。

1度ファクタリングをすると翌月も

1度ファクタリングをしてしまうと、本来であれば翌月入金になる予定であった売掛金をすでにファクタリングによって売却してしまっているため、翌月の資金繰りが大変になります。

このような場合には翌月の資金繰りを円滑にするために、また翌月も翌々月に入金になる予定の売掛金をファクタリングしなければならなくなります。

このように、資金繰りがタイトな状態でファクタリングを利用してしまうと、ファクタリングから抜け出すことができなくなってしまうというリスクがあります。

ファクタリング会社は毎月収入になる

ファクタリング会社にとっては、まさにこの「ファクタリングから抜け出すことができなくなる」という会社の事情が理想的な儲かる仕組みになります。

ファクタリングから抜け出すことができない会社は毎月ファクタリング会社に手数料を支払う必要があり、手数料が高額の場合には収益が苦しくなります。

ファクタリングを行なって、どこかで時間的な余裕ができたら銀行借入に切り替えるなどの何らかの対策を講じて行かないと、延々とファクタリング会社へ手数料を払い続けて行かなければならないことになってしまいます。

こんな業者は悪徳業者

ここまでファクタリング会社がいかに儲けているのかということばかり説明してきたため、ファクタリングは悪いことというイメージを持たれた方も多いかもしれません。

しかしファクタリングには「資金繰りの円滑化」「売掛金回収業務の効率化」などのメリットがあります。

このようなメリットを得るためには悪徳業者に引っかからないことが重要です。

悪徳業者に該当するような業者は以下のような業者ですので、心当たりがある場合には取引を自粛した方がよいでしょう。

悪徳業者は手数料が高い

悪徳業者は手数料が高く設定されています。

2社間ファクタリングでは40%もの高額手数料が設定されることもありますし、3社間なのに20%程度の手数料が設定されることもあります。

しかし手数料は自社と売掛先企業の与信状態によって異なることは事実です。

そこで、複数の会社に見積もりをとって、手数料が適正なのかどうかを調べることが重要です。

見積時と契約時の手数料が違う

悪徳業者の場合、見積時には10%の手数料と言っておきながら、いざ契約時になると手数料が40%になっているなど、見積時と契約時の手数料が異なることが珍しくありません。

様々な言い訳をつけて手数料が上がった理由を述べてきますが、基本的にこのような業者とは取引しない方が無難です。

このような業者とは契約せず、取引を中止して他の業者と取引をするようにしましょう。

2社間なのに取引先に通知

高い手数料を払って2社間ファクタリングにしたのに、ファクタリングの内容を取引先に通知されてしまうようなこともあります。

しっかりと契約書と締結し、契約内容を確認して上で取引をするようにしましょう。

その他の手数料の説明をしない

ファクタリングには登記費用などの他にも様々な費用が発生することがありますが、これらの諸費用について見積時に説明せず、後から説明のない諸費用が差し引かれて入金になることがあります。

このようなことがないよう、諸費用について自分から確認し、諸費用の説明に曖昧にする業者とは取引をしないようにしてください。

関連記事をチェック!

44view

ファクタリングとヤミ金は紙一重?悪徳業者の見分け方は?

ファクタリングは、売掛金をすぐに資金化できるサービスです。 最近では中小企業にも浸透しており、利用を検討している経営者もいるようです。 ファクタリングに成り済ます、ヤミ金業者が多いため注意しなけれ...

ファクタリングとヤミ金は紙一重?悪徳業者の見分け方は?

悪徳業者に引っかからないために

悪徳業者ではない真面目な業者を選択するために以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

下記の3つのポイントのどれか1つでも満たしていない場合には他の業者を探してみた方が賢明かもしれません。

手数料を明示する業者を選択

見積もりをとった際に手数料をしっかりと明示する業者と取引をするようにしてください。

手数料を曖昧にする業者は、契約時に高額手数料を要求されるリスクがあるため取引をしないほうが無難です。

2回目以降で手数料が下がる

ファクタリングは継続的に利用していると手数料が下がっていく傾向にあります。

特に売掛先が同じ企業である場合には、自社に対しても売掛先に対しても信用は前回よりも増しているため、手数料が下がるのは当然です。

2回目以降でも手数料が下がらない場合には、手数料引き下げの交渉を行い、それでも手数料が下がらない場合には他の業者と取引をしてしまった方がよいでしょう。

全ての費用について説明がある

先ほども述べたように、手数料のほかに発生する全ての費用について契約前に事前に説明があり、最終的にいくら入金になるのかということをしっかりと理解することができるファクタリング会社と取引を行いましょう。

しっかりと説明をしない会社とファクタリングを行なった場合、説明も受けていない諸費用が控除されて、最終的に入金になる金額が自分が思っていた金額よりも少ないということになりかねません。

まとめ

今回はファクタリングの仕組みと上手な活用方法について話ししました。

ファクタリングの仕組みは良くできていますが、現状は利息制限法などの規制がないため手数料が高いのが現状です。

目先のお金も大事ですが、将来的な資金繰りも良くなるのかどうかについて、十分に検討した上でファクタリングを利用しましょう。

関連記事をチェック!

11view

ファクタリングの必要書類は?失敗せずに利用するポイントとは

ファクタリングの審査は銀行融資に比べて敷居が低く、入金までのスピードが速いというメリットがあります。 ただし審査に必要な書類に不足があると、時間がかかってしまうばかりか十分な資金調達ができなくなるか...

ファクタリングの必要書類は?失敗せずに利用するポイントとは
 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

コメントを投稿できます (感想,相談歓迎です!金貸しのプロ対応します)

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

新生銀行カードローン レイク
プロミス
アコム

特徴で選ぶカードローン

関連する記事

おすすめ記事

  1. 短期間でお金を稼ぐ38の方法

    世の中には、お金を稼ぐためのさまざまな手段が存在します。 特に、スマートフォンが普及したことで多種多様な副業が誕生しました。 そこで、今回は短期間で稼ぐ方法を紹介していきます。 追記:後半に短期間で100万円作る方法・ア・・・

  2. カードローン審査に落ちた時に考えられる理由全て【2回目の申込前に確認】

    借り入れの申し込みを行ったら、審査を受けなければなりませんが、借り入れ審査には即審査落ちとなる条件があることを知っていますか? 即審査落ちとなる条件を知っていることで、無意味な申し込みを避けられます。 カードローンに何回・・・

  3. おすすめのカードローン会社一覧(全160社)

    全国150社以上のカードローン会社を最後に一覧にしてまとめました。 カードローン会社は消費者金融・銀行・信販会社の3種類 以下の3つの業者がカードローンを発行しており、これらをまとめてカードローン会社と呼びます。 消費者・・・

  4. (即日融資)2社目,3社目からOK!他社借入ありでも借りれるカードローン

    借入件数と審査担当者の評価 借入件数 担当者の評価 1件 全く問題ない 2件 返済状況が良ければ問題ない 3件 要注意 4件 属性が良くない人は審査通過困難 5件以上 新規の借入はほぼ不可能 属性によって多少違いますが、・・・

カードローン申込体験談