ファクタリングのリスク・危険性を知っている?デメリットを徹底解説!

 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

ファクタリングとは将来入金される売掛金を、期日前に現金化するサービスです。

そして、企業はファクタリングを利用することで資金繰りを改善できます。

ただし、リスクを知らずに利用すれば逆効果となってしまいます。

そこで、リスクの内容とファクタリングの正しい利用方法について、まとめましたので参考にしてください。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(50歳)
職歴:信用組合に20年以上勤務

ファクタリングって何?

「ファクタリングと聞いたことはあるけど詳しい内容は知らない」という経営者もいると思います。

そこで、ファクタリングの概要について、知識を押さえるために説明をしていきます。

売掛債権を現金化するサービス

会社はファクタリングを利用することで、売掛債権を期日前に資金化することができます。

つまり商品やサービスの納品や引渡しが終わって請求書を上げたものの、売上げがまだ入っていない場合にその売掛金をファクタリング業者に買い取ってもらうのです。

このようにすると、実際に入金される日にそのお金を前もって、ファクタリング業者から手数料が差し引かれた金額を手に入れることが可能になります。

どんな業種が向いている?

ファクタリングを利用するメリットがある業種は、売上げの回収期間が長い業種です。

主な業種をたとえるならば、土木建設業や製造業です。

これらの業種は売上げの回収期間が2~3か月を超えることもあり、その間に立て替えて資材などの支払をしなければなりませんが、ファクタリングを利用することで資金繰りを改善することができます。

逆に飲食業や一部のサービス業など、いわゆる現金商売の業種はファクタリングを利用するメリットは少なく、売掛債権が存在しなければそもそもファクタリングを利用できません。

ファクタリングと手形割引の違い

ファクタリングと手形割引は、将来入金される売掛債権を現金化するという点では同じです。

ただしファクタリングより手形割引の方が、手数料は低くなる傾向があります。

それは、手形を発行できる会社は当座預金の審査に通っている会社であり、手形を発行できない会社と比べて、支払を受けられないリスクが少ないからです。

また、一般的な手形の割引料は.0%~3.0%であるのに対して、ファクタリングの手数料は10.0%~20.0%となりますので注意しましょう。

関連記事をチェック!

485view

約束手形の現金化!割引手形とは【不渡りのリスクをわかりやすく解説】

割引手形とは、受取手形を期日前に銀行で現金化することで、資金繰りを安定させるために用いる「借入」です。 昔からある借入方法であり、早期に資金化できるというメリットがある一方、デメリットも幾つかありま...

関連記事をチェック!

13view

手形割引とファクタリングは仕組みが違う?仕訳の方法も紹介!

現金が急に必要になったときに、自社の売上げを現金に変換する方法として、手形割引やファクタリングが有名です。 しかし、この手形割引とファクタリングは内容が似ている部分が多く、違いが分かりにくいこと...

手形割引とファクタリングは仕組みが違う?仕訳の方法も紹介!

手数料はいくら?銀行融資の金利と比較!

ファクタリングの手数料が10.0%程度なら、銀行や消費者金融のビジネスローンの金利より低い可能性があります。

それは、ビジネスローンの金利は、最大で18.0%となる金融機関もあるからです。

ただし、ビジネスローンの金利は年利であるのに対し、ファクタリングの手数料は利用する都度必要な手数料です。

その詳しい仕組みや計算方法は後で詳しく話ししますが、銀行ローンの金利とファクタリングの手数料率は違うということを覚えておいてください。

関連記事をチェック!

68view

ファクタリング方式とは?利用方法や業者が儲かる仕組みを徹底解説!

ファクタリングは、売掛債権を現金化することで、会社の資金ショートを防ぐことができます。 そのため、今や銀行融資と併せて経営者が知っておきたい資金調達方法といえるでしょう。 しかし、その詳しい仕組み...

関連記事をチェック!

37view

ファクタリング活用方法!延現金のリスクはファクタリングで解決できる!

企業が決済を行う手段として1990年代までは手形の発行によって行うことが一般的でした。 しかし、手形の発行は企業にとっては管理費や印紙代などのコスト負担が大きくなります。 そこで手形の発行...

ファクタリング活用方法!延現金のリスクはファクタリングで解決できる!

審査はあるの?必要書類は?

ファクタリングにも審査がありますが、銀行融資に比べて敷居が低いでしょう。

その理由は、ファクタリングは既に請求して存在が確立している売掛金が担保となるからです。

言い換えると、申込みした会社の業績よりも、入金元の会社の信頼度が重要となるからです。

したがって、ファクタリングを利用するには、登記簿謄本や決算書だけでなく、売掛先である会社との請求書や取引契約書、また実際に入金されているかどうかを確認するための通帳コピーといった書類が必要になります。

いくら資金化できる?売掛債権の評価方法は?

自分の会社の売掛債権が、ファクタリングではいくらで現金化されるかどうかは気になるところでしょう。

基本的に、売掛先の業績が悪かったり、売掛金の金額が少なかったりすると評価が下がります。

その場合は掛け目(かけめ)といわれる手数料が高くなり、現金化できる金額が最大で2割程度減ります。

ただし、どんなに業績の良い会社の売掛金でも、1割は現金化できる金額が減ると思ってください。

売掛先の業績は影響する?

売掛先の業績は帝国データバンクなどの、情報機関を通じてファクタリング会社が分かるようになっています。

したがって、ファクタリングを利用するときは、同じ売掛債権でも業績の良い取引先を選ぶようにしましょう。

ここまでの話をまとめますと、ファクタリングを利用するときは、信頼度の高い大手取引先で、かつ多額の売掛債権を選ぶことが重要といえるでしょう。

会計処理の仕訳が分からない!勘定科目は何?

ファクタリングの仕訳は、銀行融資の仕訳と異なる点に注意しましょう。

ファクタリングを利用したときは、回収した売掛金と入金された現預金との差額が債権譲渡損という営業外費用となります。

また、ファクタリングの売上げのうち、債権譲渡損の部分は消費税の課税対象とはなりません。

具体的な仕訳はファクタリング業者が教えてくれますが、最終的な会計処理は顧問税理士に確認することをおすすめします。

ファクタリングを活用するメリットは?

先ほどファクタリングの仕組みについて話ししましたが、なぜこのような複雑なシステムを利用するのかと思う経営者もいるでしょう。

そこで銀行融資にはないファクタリングのメリットについて紹介します。

資金繰りが安定!即日調達できる?

ファクタリングの一番の利点は、審査から入金までのスピードが速いという点です。

ファクタリングの審査においては、申込みした会社の業績が多少悪くても、売掛先の会社が問題なければすぐに可決されます。

さらに、審査のポイントが多い銀行融資と違って、ファクタリングのポイントは売掛債権が入金されるかどうかに絞られてきますので審査のスピードが速いのです。

ファクタリング業者によっては、申込みした即日に入金してくれる業者もあることを覚えておきましょう。

関連記事をチェック!

99view

緊急時の運転資金の調達方法

会社経営の中で、緊急にお金が必要になる場面は多々あります。 「月末急に取引先の入金が翌月になるとの連絡が入った」「手形の期日に現金がない。このままだと不渡りになる」といった場面です。 このようなと...

担保や連帯保証人が不要

ファクタリングを利用するときには、原則として担保を差し入れたり連帯保証人を用意したりする必要はありません。

なぜならばファクタリングにおける保険は、万が一売掛先が倒産したときに申込みした会社が補塡できる能力があるかどうかだからです。

また、銀行融資と違って代表者自身も、連帯保証人になる必要がないという点もメリットといえるでしょう。

信用情報機関には載らない

ファクタリングを申込しても、いわゆるブラック情報(信用情報機関)を調べられることはありません。

その理由は、ファクタリングは契約上債権譲渡(さいけんじょうと)といって、そもそも金銭消費貸借ではないため、銀行や消費者金融が利用する個人信用情報機関は関係ないからです。

したがって、過去に金融事故があったとしても、ファクタリングを利用できる可能性がありますし、ファクタリングを利用したとしても今後の銀行融資への影響は少ないと考えられます。

関連記事をチェック!

2050view

金融事故になる事例とは!登録されている期間はどの位?

金融事故を起こした人のことをよくブラックリストに入った、などと言いますがそもそも金融事故とは何なのでしょうか。 金融関係の用語は難しく、金融事故といわれてもバッと頭に思い浮かべるのは難しいですよね。...

経済産業省(政府)の見解は?

ファクタリングを利用する会社は銀行から借入できない、業績の悪い会社というイメージをもたれるかも知れません。

しかし、ファクタリングは借入を増やさずに資金調達ができるというメリットがあり、大手企業でも用いられている有効な財務バランスを改善する手段です。

また、政府としても適正なファクタリングの利用を奨励していますので、経営者としてはファクタリングを怪しいと決めつけずに、資金調達方法のひとつとしてとらえておいてください。

ファクタリングのデメリットとリスクは?

ファクタリングの適正な利用は、中小企業にとっても有効な資金調達方法のひとつです。

そこで、正しく利用するためにも、ファクタリングのリスクについて知っておきましょう。

諸費用が高い?手数料の計算方法は?

ファクタリングの一番のデメリットは、手数料が高いことです。

例えば3か月後に入ってくる売掛金のために、同じ10.0%で銀行から借入れした場合と、ファクタリングを利用した場合の負担額を比較します。

銀行で短期の手形貸付を利用した場合は、年利は10.0%ですが融資期間は3か月ですので実際に差し引かれる金額は12か月分の4分の1である2.5%です。

しかし、逆にファクタリングの場合は3か月であっても10.0%引かれますので、年利に直すと4倍の40.0%という計算になります。

さらに、ファクタリングの手数料は売掛債権の評価分だけでなく、事務手数料や場合によっては登記費用も必要になりますので、10.0%では済まないケースもあります。

すぐに現金化できるからといって、安易にファクタリングを利用すれば、逆に資金繰りを悪化させることになりますので注意してください。

関連記事をチェック!

69view

ファクタリングの割引率は高い?どうしたら銀行利息より安くなる?

ファクタリングの割引率は売掛金を現金化するときに、ファクタリング業者に差し引かれる手数料率のことです。 だたしファクタリングの割引率は様々な諸費用が含まれるため、銀行利率や手形の割引率より高くな...

取引先にバレる?2社間と3社間ファクタリングの違い

ファクタリングは、申し込みした会社とファクタリング業者だけで完結する2社間ファクタリングと、さらに売掛先も契約に加わる3社間ファクタリングの2種類があります。

3社間ファクタリングは、売掛金が取引先から直接ファクタリング業者に入金されるシステムであり、取引先にファクタリングを利用しているのがバレるというデメリットがあります。

これに対し、2社間ファクタリングでは、一旦は自分の会社に入金された売掛金をファクタリング会社に送金するようになっていますので、原則として取引先にバレることはありません。

関連記事をチェック!

19view

ファクタリングの2社間と3社間の違いやそれぞれのメリット

ファクタリングを検討していると2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングという言葉を耳にすることがあるでしょう。 どちらの制度を利用するかによって、手数料や売掛先の同意が必要かなどの差がでます。 ...

ファクタリングの2社間と3社間の違いやそれぞれのメリット

倒産しても回収する義務がない?償還請求権と債権譲渡登記とは

売掛先が倒産したときにファクタリング会社が、申込した会社に立替払を請求する権利を償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)といいます。

また、この権利を公に主張するために、法務局へ債権譲渡登記(さいけんじょうととおき)をする場合があります。

利用する会社にとって債権譲渡登記をされると、万が一の場合は立替えを補塡するリスクがありますし、登記費用は利用者負担なので避けたいところです。

ただし、2社間ファクタリングの場合は売掛金が業者に入金される保証がないため、債権譲渡登記をされる可能性が高いので注意しましょう。

関連記事をチェック!

13view

ファクタリングで債権譲渡登記が必要?その理由を徹底解説!

ファクタリングの債権譲渡登記(さいけんじょうととうき)とは、売掛金がファクタリング業者のものであることを法務局へ登記することです。 この債権譲渡登記があるかないかで費用の負担額や取引先への影響が...

買掛金との相殺リスク

ファクタリングで入金される金額は、手数料分を差し引いた分よりさらに減る可能性があります。

なぜならば、売掛先に買掛債務が発生している場合は、その金額が相殺されるからです。

売掛先から材料を仕入れたり外注費の一部を支払ったりすることは良くありますので、決算書や試算表の買掛金に計上されていないかどうか確認するようにしましょう。

経営者が知っておきたいこと

ファクタリングを利用する上で経営者として知っておきたいことは、目先のお金を手に入れても業績の根本的な改善にはならない可能性があるということです。

ここまで話ししたとおり、中小企業が利用できるファクタリングは銀行融資に比べてコストが高いのが現状です。

そのようなコストを負担してでも現金を手に入れるタイミングであるのか、また将来的にそのコスト以上の利益が確約されているのかといったように、長期的な経営の視点でファクタリングの利用を検討しましょう。

また、仲のいい取引先から架空の売掛債権をつくって現金化することは、詐欺罪に該当します。

自分の会社はもちろん、取引先の会社も資金繰りどころか経営自体ができなくなる可能性がありますので絶対にやめましょう。

ファクタリング業者の選び方は?

実際にファクタリングを利用するとなれば、少しでも手数料が低い業者を選びたいところです。

しかし、手数料が安いからといって安易に選ぶと、追加のコストがかかる可能性がありますので、ここからは正しい業者の選び方について紹介します。

相場よりも手数料が安い業者は信頼できる?

先ほど話ししたとおり、中小企業が利用できるファクタリングの手数料は相場が10.0%~20.0%です。

ここで注意したいのが、相場よりも極端に手数料が低い業者です。

それは、公開されている手数料以外にも、事務手数料や調査費用、また登記代行費用など手数料の名目を変えて追加請求される可能性があるからです。

さらに、これらの手数料は銀行や貸金業者などの利息制限法の範囲外であり、いわゆる言い値でいくらでも高くできるのです。

総費用を明確にしない業者に注意!

このような追加請求をされないためにも、必ず申込時に総費用の金額を業者から明示してもらいましょう。

具体的には何パーセントといった掛け目で聞くのではなく、手数料の名目と総費用、また実際にいくら入金されるのかについてしっかり聞いておくことをおすすめします。

また資金化を急いでいたとしても、必ず契約書で不利な条項がないかどうかを確認しましょう。

悪徳業者の見分け方は?ファクタリング詐欺の手口とは

ファクタリングは信用情報機関への確認がないため、過去に金融事故を起こして銀行融資を断られた会社にとっては有り難い存在です。

しかし、そこに付け込んで50%を超えるような、法外な手数料を取る悪徳業者もいるので注意してください。

悪徳業者であるかどうかは、手数料が相場の範囲内であるか、また代表者の名前や住所、また固定電話が開示されているかどうかで判断できます。

また、資金調達プロなどのポータルサイトに登録されており、かつ取引実績が多ければ信頼できる業者の目安となりますので覚えておきましょう。

関連記事をチェック!

68view

ファクタリングの二重譲渡リスクに注意

ファクタリングの申込みをするときに、「二重譲渡リスクがあるので債権譲渡登記を行ってください」と言われることがあります。 債権譲渡登記は手続に費用が必要であるため、余り行いたくないですが、そもそも...

ファクタリングの二重譲渡リスクに注意

関連記事をチェック!

44view

ファクタリングとヤミ金は紙一重?悪徳業者の見分け方は?

ファクタリングは、売掛金をすぐに資金化できるサービスです。 最近では中小企業にも浸透しており、利用を検討している経営者もいるようです。 ファクタリングに成り済ます、ヤミ金業者が多いため注意しなけれ...

ファクタリングとヤミ金は紙一重?悪徳業者の見分け方は?

まとめ

ここまで話をしたとおり、ファクタリングは有効な資金調達手段のひとつです。

しかし、中小企業が利用できるファクタリングは手数料が高く、常用するのは好ましくないのが現状です。

経営者としては、他の借入ができないか、また売掛金の回収期間や買掛金の支払期間の改善はできないことを十分に考えた上で、ファクタリングを検討しましょう。

関連記事をチェック!

32view

ファクタリングサイトの選び方の秘けつは?安全な業者はここで判断!

ファクタリングは売掛金を資金化する金融サービスです。 最近では中小企業にも浸透しており、利用を検討している経営者も多いことでしょう。 しかし、中にはファクタリング業者や契約の選び方を失敗している人...

 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

コメントを投稿できます (感想,相談歓迎です!金貸しのプロ対応します)

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

新生銀行カードローン レイク
プロミス
アコム

特徴で選ぶカードローン

関連する記事

おすすめ記事

  1. 短期間でお金を稼ぐ38の方法

    世の中には、お金を稼ぐためのさまざまな手段が存在します。 特に、スマートフォンが普及したことで多種多様な副業が誕生しました。 そこで、今回は短期間で稼ぐ方法を紹介していきます。 追記:後半に短期間で100万円作る方法・ア・・・

  2. カードローン審査に落ちた時に考えられる理由全て【2回目の申込前に確認】

    借り入れの申し込みを行ったら、審査を受けなければなりませんが、借り入れ審査には即審査落ちとなる条件があることを知っていますか? 即審査落ちとなる条件を知っていることで、無意味な申し込みを避けられます。 カードローンに何回・・・

  3. おすすめのカードローン会社一覧(全160社)

    全国150社以上のカードローン会社を最後に一覧にしてまとめました。 カードローン会社は消費者金融・銀行・信販会社の3種類 以下の3つの業者がカードローンを発行しており、これらをまとめてカードローン会社と呼びます。 消費者・・・

  4. (即日融資)2社目,3社目からOK!他社借入ありでも借りれるカードローン

    借入件数と審査担当者の評価 借入件数 担当者の評価 1件 全く問題ない 2件 返済状況が良ければ問題ない 3件 要注意 4件 属性が良くない人は審査通過困難 5件以上 新規の借入はほぼ不可能 属性によって多少違いますが、・・・

カードローン申込体験談