お金を借りる?学生ローンを利用するときの注意点は?

本来であればお金を借りることができない学生でも、利用できるローン商品があります。

それが「学生ローン」です。

学生ローンは一般的なローンと違い、幾つかの注意点があります。

今回は、未成年でもお金を借りることができるのか、親に内緒にできるのかなど、学生ローンの特徴や利用方法についてみていきましょう。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(仮名)
年齢:50歳
性別:男性
職歴:信用組合に20年以上勤務

学生ローンとは

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借入がしたいと思ったときの手段として、消費者金融から借りたり、あるいは銀行から借りたりするという方法が一般的です。

しかしどちらも利用条件に満20歳からとあり、高校を卒業したばかりの18歳、19歳の未成年は利用することができません。

しかし、そんな未成年でも学生ローンであれば、お金の借入することができます。

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学生ローンの利用条件

学生ローンの利用条件は、会社によって違いますが基本は余り変わりません。

例として、学生ローンとして有名なマルイでの利用条件は下記の通りです。

融資対象者 安定した収入のある学生(大学生、大学院生、短大生、専門学校生など)であること
借入限度額 融資額 1万円から50万円まで
金 利 年利 15.00%から17.00%(遅延損害金 20.0%)
返済方法 返済方法 自由返済方式・振込もしくは持参
返済期間 返済期間3年間(卒業後でも返済可能)
返済回数  1回から36回まで

一般的なローンと比べ、金利が低く、親の承認がなくても借入ができることが特徴です。

ただし、未成年の場合は、親(保護者)の同意が必要になりますので注意をしてください。

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学生の安定した収入とは?

学生ローンといえども、貸金業法の規制があります。

そのため、無収入の学生に融資することも、年収の3分の1以上の額を融資することも禁止されています。

多くの学生では、学業の傍らにアルバイトをしているという人も多いでしょう。

たとえ金額は少なかったとしても、毎月安定してバイト代を得ているのであれば、それは安定収入となります。

なおギャンブルなどで得たお金は、収入に含まれませんので注意しましょう。

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利用をするときに必要な書類

学生ローンも一般的なローンやキャッシングなどと似た手続きとなりますが、基本的に学生証と身分証明書があれば申込が可能です。

学生ローンでは「収入証明書」の提出を求められることはほとんどありません。

理由は金額がほとんどの場合、100万円以下であることが挙げられます。

貸金法では借入が50万円を超える場合や、借入額の総額が100万円を超えるときに、収入証明書の提出が必要となることがあるからです。

そのため、他社からの借入が多い場合には注意が必要です。

学生ローンでは勤務先への在籍確認はない

また学生ローンでは、職場への在籍確認を行いません。

一般ローンでは、職業の属性は重要で、審査の対象となります。

しかし学生の場合は、アルバイト先が勤務先となっているため、職業の属性を判断することができません。

学生はほとんどの人が在学中であり、アルバイト収入であることが多いためです。

在籍確認が行われない分、信用は低くなります。

学生の場合は、返済能力を「学生」という一律での判断になるため、借入可能額も低めに設定されています。

契約の流れ

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申込み方法

ホームページ、電話、来店で利用の申込みを行います。

申込には、名前、住所、生年月日、連絡先、学校名などの情報が必要となります。

身分証の提出も求められますが、利用できるものとしては運転免許証や健康保険証、パスポートなどがあります。

提出方法は様々で、最近ではスマホなどで撮影をして、データ化したものを送信するという方法でも受け付けているところがあります。

なお学生ローンを取り扱っている会社は土日祝が休みのところも多く、週末に手続きをした場合は、受付は翌営業になることがほとんどです。

急いでいるは、早めに申し込むようにするとよいでしょう。

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どのような審査をされる?

審査の途中で、基本的に電話で聞き取り調査を行われます。

ローン会社からの連絡を待ちましょう。

その際に、アルバイトの詳しい内容や借入額の利用目的、返済プランなどを聞かれます。

その結果、問題ないと判断されればそのまま審査通過となります。

このときもし他社などに借入がある場合は、正直に話しましょう。

借入についての情報は信用機関に登録されるので、隠していたりすると後々不利になることがあります。

もちろん収入も正確な額を伝えましょう。

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審査通過から返済まで

審査に通ると、融資額が銀行に直接振り込まれます。

学生ローンは、提携ATMのようなものはありませんので、返済は銀行振込又は店舗への持参となります。

また、多めの繰上げ返済も可能です。

余裕があるときは多めの返済を行い、なるべく利息を抑えた方がよいでしょう。

また期日は遅れないよう、毎月必ず返済を行いましょう。

滞納したらどうなる

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万が一、滞納や遅延を起こしてしまったらどうなるのでしょうか。

学生ローンも一般ローンと同じく、延滞をすると督促が始まります。

どのように督促をされるのか、詳しく見ていきましょう。

遅延損害金が発生する

滞納をすると、利息とは別に遅延損害金が加算されます。

遅延損害金は通常利息よりも高い設定となっており、日割りで発生しますので放置するほど増えていきます。

また、あらかじめローン会社に遅れる旨を伝えてあったとしても免れることはできません。

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信用情報にキズがつく

滞納の履歴は信用機関に残ってしまうため、他の学生ローンなどからの借入ができなくなります。

また、将来、キャッシングや銀行のローンなどを利用しようとしても審査に通らず、不便な思いをする恐れがあります。

仮に、学校を卒業して車を買おうとしても、ローンに通らない可能性がありますので注意が必要です。

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督促によって周りにバレてしまう可能性がある

学生ローンは、成人になっていれば親の許可がなくても申込できます。

しかし、滞納が続くと、最初は電話での督促が始まり、連絡が取れないと手紙での督促となります。

カード会社からの督促状は、一見ローン会社からとはわからないシンプルなものですが、実家に暮らしている場合で親などが勝手に開封してしまうと、すぐにお金を借りていることがバレてしまいます。

また、再三の通知を無視し続けた場合は、法的手続きに移行し、裁判となる可能性もあります。

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返済方法

学生ローンは一般的なローンとは返済方法が若干異なります。

多くの会社では、自由返済方式がとられています。

これは、毎月の返済額は利息分だけを最低限支払えばよいという方法です。

それでは、元本はいつ返済するかというと、利用者の都合のよいときに繰り上げて返済すればよいことになっています。

例えば、10万円を年14%で借りた場合、月の利息は1,164円(10万円×14.00%÷12か月)となり、毎月最低1,164円以上払えば問題ないことになります。

しかし利息だけを払い続けていては、いつまでたっても借金はなくなりません。

借りるばかりでなく、しっかり返済計画をたてて利用するようにしましょう。

社会人生活がマイナスから始まることを意識しよう

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学校を卒業すると、いよいよ社会人としての生活が始まります。

奨学金を利用して、学校に通っていた人は奨学金の返済も開始します。

そこに、学生ローンを利用したままにしておくと、その分の返済もしていかなければいけません。

社会人なりたての頃は、収入も少なく借金の返済に苦労をするかも知れません。

したがって、学生ローンを利用するときには、できる限り学生のうちに完済をしておくようにしましょう。

まとめ

学生でもお金が借りられる学生ローンは、お金のない学生にとっては心強い味方となってくれるでしょう。

自由返済方式という気軽なイメージですが、これではいつまでも元本が減らないため、誤解しないようにする必要があります。

利用時には元本の額を考えた返済プランをたてて、計画的になるべく早く返すようにしましょう。