消費者金融会社員の給料,年収はどれくらい?
消費者金融会社に勤めている人の年収はどれくらいなのか気になりますか?それはそうですよねカードローンがこれだけ普及しているのですから、年収も多いだろうと思う人も多いでしょう。
消費者金融は産業別で言うと「金融・保険業」に分類されてしまい、銀行や保険会社と同系列で統計調査されてしまいます。実際消費者金融で働いている人の年収は帝国データバンク、会社四季報など民間のリサーチ会社で調べることができますね。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
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消費者金融に勤めている人の年収
消費者金融は昔から景気に左右されない業種として安定した年収を得ることができます。
景気が良ければ娯楽やレジャーなどにお金を使う人が多くなり、景気が悪くなれば生活費のためにお金を借りる人が多くなります。
筆者が経営していた頃はバブル時代が2回あり、1980年代後半にあった不動産バブルと2000年代にあったITバブルです。
どちらの年代でもまだ貸金業法が改正される前で、利息は出資法によって年109.5%の上限、及び年40.004%の利息を受け取ることが可能でした。
当時を振り返ってみると筆者は中小消費者金融に分類されていましたが、県内に6店舗ほど営業支店を持っていたため、県内ではある程度知名度のあった消費者金融でした。
しかし利息が高かった割には年収はそれほど高くはしていませんでした。なぜなら利息収入で入ったお金は次の貸付資金として利用しなければならなかったからです。
今も多分そうだとは思いますが中小消費者金融に対して営業資金を貸してくれる銀行や信用金庫はありません。
全て自己資本でお金を用意しなければならなかったため、社員の給料を上げるほど余裕がなかったのです。
筆者経営の消費者金融の年収
当時を今思い返してみても、新卒者を採用することはめったにあることではありません。
正社員として採用するのは2、3年に1人くらいのもので、社員が辞めるなど人員が不足した場合に補充する程度です。
女性事務員は腰掛けで入社することが多く、毎年必ずどこかの営業所では採用していました。
消費者金融と言うと警戒されるのではないか、募集しても人が集まらないのではないかと心配したものでしたが、一般企業よりも多少初任給を高くすると一回の募集で5、6人の面接を行ったものです。
過去の資料から見ると1990年から2000年にかけては、次のような給与体系を取っていました。
・女性事務員:税込月額給与25万円、ボーナス30万円(年2回)
・男性正社員:税込月額給与35万円、ボーナス60万円(年2回)
初任給として以上の年収を条件に雇用していましたから、女性事務員の年収は360万円で男性営業職だと540万円の年収です。
もちろん雇用してから3カ月は試用期間として採用していましたので、その間は上記年収の半分程度の月額給料でしたが、対応能力があると判断できればその後はすぐに本採用していました。
1998年当時の厚生労働省の統計によると平均年収は産業全体で女性社員が約250万円、男性社員で約400万円だったことを考えると、中小消費者金融でも割と良かったのではないかと思います。
よく地元の地方銀行や信用金庫の人と情報交換を行っていましたが、銀行よりは給料がいいねと羨ましがられたものです。
なお女性事務員は10年に2回くらいの入れ替わりがありましたので、年収は高くても400万円が限度で毎年一定額昇給するシステムは取っていません。
男性社員にしても毎年必ず昇給するとは決まっていません。しかし入社10年くらいすれば年収700万円はザラにいましたよ。
営業所長クラスになると年収1,000万円です。ノルマの達成や精神的な苦労を考えると営業所長よりは社員の方がラクだったかもしれませんね。
ちなみに残業代は給料コミコミでしたから、完全にブラック企業ですよね。
平日は平気で夜中12時まで残業していましたが、残業するかどうかは社員の判断に任せていましたので決して強制はしていませんよ。
週休2日で祝日は休みにはしていましたが、変な顧客を受け持ってしまった営業担当者は借金回収のために休み返上で働いていたようですが見て見ぬふりをしてしまいました。
年末はとくに忙しく除夜の鐘がなってから帰宅する社員も多かったようです。
もちろん経営者としても先に帰るわけにはいきませんので、他の営業所に勤務している社員が全て帰宅してから筆者も帰宅していましたよ。
産業別で見る金融・保険の年収
入社して10年と言うと年齢で言うと30歳半ばくらいですよね。
厚生労働省による統計調査によると金融・保険の年収は男性で約500万円、女性だと300万円弱が平均です。
金融・保険は銀行や保険会社も含まれていることを考えると、2017年現在では業界全体としてそれほど年収が高いとはなっていませんね。
金融・保険で最も年収が良いのは年齢が50歳から54歳にかけてで、男性社員だと年収約630万円です。
女性社員はやはり結婚や出産などで退職してしまうことが多く、年齢が50歳から54歳になると再雇用となるらしく、年収は30代半ばと変わらず約300万円です。
大手消費者金融の年収
2017年の大手消費者金融の年収は会社四季報や帝国データバンクのデータで見ることができますが、最も簡単に調べることができるのはyahooファイナンスです。
Yahooファイナンスの企業情報見れば社員の平均年齢と平均年収を見ることができますよ。
そこで大手消費者金融の社員はどのくらいの年収をもらっているのか調べてみました。
◆アコム
・平均年齢:39.9歳
・平均年収:603万円
◆SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
・データなし
SMBCグループ全体として見ると、平均年齢36.3歳、平均年収814万円です。
しかし三井住友銀行社員も含まれているため、プロミス単体ではアコムと同じと考えて良いのではないでしょうか。
◆アイフル
・平均年齢:41歳
・平均年収:551万円
大手消費者金融の平均年収が550万円から600万円程度と考えると、サラリーマンの平均年収よりは多少多めという感じですね。
参考までにSMBCグループ系クレジットカードとして知られているポケットカードの平均年収は次のようになっています。
・平均年齢:41.4歳
・平均年収:546万円
年収の割合に苦労が多いが安定的
消費者金融の年収が少しばかり平均よりも高いからといって喜んでばかりはいられません。まず世間の目があります。
・サラ金
・高利貸し
・悪徳業者
以上のようなイメージは未だに持っている人も多く、また担当を受け持つ顧客によってはなかなか回収ができずノルマが達成できないなど苦労が多いです。
社員の平均年齢が若いのも精神的ストレスが強いため入れ替わりが激しいのです。
残業時間もサービス残業が多い職業で、残業をつけることができたとしても時間外1時間から2時間が限度です。
しかし景気に左右されない強みがあるため、大手消費者金融なら安心して勤めることができる職業です。
大手消費者金融は幹部クラスになると銀行出身者で占められてしまい出世は望めませんよ。
出世できたとしても部長で終わってしまう可能性が高いため、中堅消費者金融に勤めて支店長を目指すのも悪くありませんね。
タグ:お金の知識
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。