車のマイカーローンは総量規制対象外?

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車は住宅の購入に次いで大きな出費なので、支払はローンで行う人が多いです。

お金を借りるときに気になる人が多い総量規制ですが、車のローンはこの規制対象外になっています。

したがって、総量規制を気にしなくてもいいのですが、なぜ総量規制が関係ないのか気になりませんか。

車のローンが対象外の理由や本当に関係がないかについて詳しく解説します。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(50歳)
職歴:信用組合に20年以上勤務

総量規制に自動車ローンは含まれない

先に少し説明したとおり、自動車ローンは総量規制に含まれません。

総量規制はすべての借入れを対象にした規則ではなく、対象外のローンがあるからです。

自動車ローンや住宅ローンなどは対象外とされているため、総量規制を考える必要はありません。

総量規制の詳しい内容や例外・除外の取扱いについては、のちほど詳しく解説します。

ただし、現実には年収の3分の1を超える借入れをするのは難しいです。

総量規制は消費者金融を対象にした制度で、銀行などの金融機関は対象外ですがほとんどが貸付けを自粛する傾向にあります。

理論上は総量規制を超えての借入れができますが、実際には厳しい状況です。

また、年収の3分の1を超える借入れをすると、生活費を圧迫し家計にも大きな影響が出ますので、現実的にも難しいと言えます。

現在、借金があっても自動車ローンは組める?

現在、すでに他に借金があっても自動車ローンは組めます。

もちろん、多額の借金であったり借入れ件数が多い場合には自動車ローンの審査に落ちる可能性が高いですが、ある程度の金額できちんと返済をしているなら問題ないでしょう。

また、少しでも審査に通りやすくするよう、借入額を過少申告しようとする人もいますが、嘘の申告をすると即審査落ちとなるため、自動車ローンの申し込み時には正確な借り入れ状況を申告しましょう。

また、故意ではなくても借入れ金額などの記入ミスをしないようにすることも大事です。

総量規制とは

総量規制とは

総量規制ができた経緯

2010年6月から総量規制が導入されました。

それ以前は、カードローンでお金を簡単に借り入れられたのですが、多重債務者の増加が問題になり、これを解消するために総量規制が実施されました。

総量規制は、貸金業者に対して年収の3分の1を超える貸付けを禁止する法律です。

例えば、年収300万円の人であれば、100万円を超える借り入れができません。

この年収3分の1とは、1社からの借入だけではなく貸金業者から与えられた利用限度額、または借りているお金の総額になります。

貸金業者を規制するための法律ですので、銀行(JAバンク、労働金庫、信用金庫、信用組合などを含む)は関係がありません。

銀行は総量規制が関係ないのですが、総量規制にはこの3分の1というものにとらわれない除外や例外の取扱いがあります。

貸金業法施行規則の第10条の二十一、二十三などにしっかりとその内容が明記されています。

総量規制対象外となるもの

貸金業は、「消費者金融」「クレジットカード会社」「信販会社」などが含まれ、銀行業界以外の金融機関です。

そして、貸金業者からカードローンやフリーローンを利用するときに総量規制に該当しないか審査されます。

クレジットカード会社のクレジット払いは、割賦販売法のため総量規制の対象になりません。

クレジットカードに附帯される、キャッシング枠だけが総量規制に関係します。

したがって、カードローンでも消費者金融やクレジット会社のキャッシングやカードローンであれば総量規制の対象ですが、銀行や信用金庫のカードローンは対象外です。

また、住宅ローンやリフォームローン、有価証券や不動産を担保とした貸付け、医療費などの貸付けも総量規制対象外です。

これは、貸金業法施行規則の第10条の二十一に、明記されているので覚えておきましょう。

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総量規制対象外となる車のローン

総量規制対象外となる車のローン

車のローンは、銀行や信用金庫などのマイカーローンと自動車販売店で申込みをするディーラーローンがあります。

どちらのローンも総量規制対象外であり、既に借入れがあって年収の3分の1を超えたとしても法律上は借入れを制限されることはありません。

ただし、先に説明したとおり現実には難しいです。

銀行や信用金庫のマイカーローンは、銀行が貸付けしているので総量規制の対象になりません。

一方、ディーラーローンは信販会社やクレジットカード会社が貸付けをしているのに総量規制の対象外です。

なぜ対象外かというと、貸金業法施行規則の第10条の二十一に明記される担保貸付けに該当するからです。

ディーラーローンは車が担保になので、総量規制の対象外です。

そもそも割賦販売法を基にしているので何も気にする必要がありません。

自動車ローンの基本

自動車ローンを借入れる場合、購入する車と借入れる金融機関を決める必要があります。

車はディーラーなどで比較検討をして、自分の好みや予算に合う車を探しましょう。

買いたい車が決定したら、見積書などを忘れずにもらってください。

ほとんどの金融機関で、ローン契約をするときに必要になるのでなくさないようにしましょう。

現在、多くの金融機関で自動車ローンを取り扱っています。

すでに取引がある金融機関を選んだり、取引がなくても金利やサービス面で契約先を選んだりするといいでしょう。

先に説明したとおり、一般的に金利が低いほど審査の難易度が上がります。

その点も踏まえて借入先を考えてみましょう。

ローン商品によっては、返済方法が選べます。

例えば、ボーナス払いがあったり、一定期間利息だけの支払いにしたりできます。

選択できるなら、自分の収入や返済計画に適した方法を検討しましょう。

融資後は、ディーラーなどに借入金を使って車の代金を支払います。

口座からお金を引き出して支払いを現金で行えますが、車の購入代金は高額なので振込でする人が多いです。

金融機関や商品によっては、融資と同時に振込処理をするケースもあります。

自動車ローンの借り方

一般的な自動車ローンの借り方を紹介します。

自動車ローンを借りる場合は、金融機関に連絡して契約を検討している旨を伝えましょう。

どこから借り入れるか迷っているなら、複数の金融機関に行って金利や商品内容を比較するのがおすすめです。

借り入れ先が決まったら申し込みをします。

金融機関によっては窓口だけでなく、ネットからの申し込みにも対応しています。

免許証などの本人確認書類や届出印、通帳などが必要なので、窓口に来店するときは忘れずに持参しましょう。

会社の勤務年数や収入、他社からの借入額などは審査に関わるわる重要なポイントなので、正確に記入してください。

車の見積書などが必要になるケースがあるため、関係書類を持っていくとスムーズに申し込みができます。

申し込みが完了すると審査が行われ、無事通過すると本申込ができます。

本申込が終わって問題がなければ、あらかじめ決めた融資日にお金が振り込まれる流れです。

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車のローンで注意すべき点とは

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キャッシングやカードローンの借り入れが多い場合は要注意

車のローンは総量規制対象外ですが、上限なく借り入れできるわけではありません。

貸付けをする金融機関は、カードローンなどと同様に利用者を審査します。

安定した職に就いているか収入がどのくらいか、車のローンを返済しながら生活できるかなどが審査されます。

また、ディーラーローンは車が担保なので、銀行のローンと審査基準が異なります。

万が一、返済できないときは借りたお金を車の売却によって返済できます。

このとき、車の残存額を考慮して審査がされます。この点が無担保ローンとの大きな違いです。

そのため、無担保より有担保の方が多少なりとも審査に通過しやすいです。

なお、すでにキャッシングやカードローンで借り入れている場合は、銀行のマイカーローンやディーラーローンの審査で不利になる可能性があります。

なぜなら、キャッシングやカードローンの利用歴があると生活費が足りないのではと判断をされ、新たなローン返済が生活に支障を来すと考えられるからです。

ローンの審査では、既存借入残高の合計金額がポイントになりますが、契約社数も重要な判断材料です。

短期間で完済できそうなカードローンがあれば、完済後に車のローンを契約した方が審査に通る可能性が高まります。

また、利用していないクレジットカードやカードローンは、解約しておきましょう。

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返済負担比率も審査のポイント

車のローンの審査において既存の借り入れがある場合は、「金額」「件数」「目的」などのほかに、返済負担率が重視されます。

現在の借り入れが年収に対して、どのくらいの割合を占めているかが審査のポイントになります。

返済負担率は次のように求められます。

「すべての借金の年間返済額」÷「税込み年収」×100

車のローンの審査では、他社への返済額はヒアリングしたり、信用情報を参照したりして把握します。

借入の種類について、年間返済額の対象になるものは金融機関によって異なるので注意しましょう。

返済負担率は一般的に25~45%以内であれば、審査に通過する確率が高くなります。

しかし、返済負担率の基準は、金融機関によって違うのであくまでも参考程度としてください。

車のローンは総量規制対象外ですが、利用額は年収の3分の1を目安にすることをおすすめします。

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先に説明したとおり、マイカーローンは総量規制の対象外です。

しかし、総量規制の対象であるカードローンやフリーローンの借入が多い人はマイカーローンの審査に通過できるのでしょうか。

マイカーローンの審査は厳しい

マイカーローンの審査は決して甘くはありません。

マイカーローンの金利は2%〜5%程度と、カードローンと比較するとだいぶ低金利になっています。

一般的に金利が高い方と審査側がより多くのリスクをとれるため、審査が甘くなります。

しかし、低い金利のローンは低いリスクしか許容できないため、審査は厳しくなります。

マイカーローンの金利は低いため消費者金融などの貸金業者から年収の3分の1もの借入がある人は審査に通過することは難しいと考えた方がよいでしょう。

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他債務が多いと審査には通らない

そもそも、マイカーローンは他債務に非常に敏感です。

総量規制に関係ない銀行のローンでも、複数の借入金がある場合は確実に審査でマイナスになります。

確実に資金を借り入れたいなら、できるだけ借入金がない状態で申し込みをしましょう。

印象がよくなり、審査に通過する可能性を上げられます。

消費者金融からの借入は審査でマイナス

車のローンの審査において、消費者金融など貸金業者からの借入は、銀行からの借入よりさらにネガティブな情報です。

このため、消費者金融などを利用して総量規制の枠がない人が、マイカーローンの審査通過はほぼ不可能だと考えた方がよいでしょう。

マイカーローン自体は総量規制と無関係ですが、年収の3分の1の枠をすでに他債務で使っている人は厳しい目線で審査が行われます。

マイカーローンの融資限度額はいくら?

マイカーローンの融資限度額はいくら?

マイカーローンは総量規制対象外の融資なので、年収の3分の1を超える金額を借り入れるのは理論上は可能です。

しかし、総量規制対象外だからといって、マイカーローンで無制限に借りたい金額を借りられるかと言えば現実的にはそんなことはありません。

マイカーローンには適正な融資限度額が決まっています。

年収の2分の1が適正額

銀行などではマイカーローンの融資限度額は、年収の2分の1以内が適正と言われています。

総量規制の決まりである年収の3分の1よりも多くの金額を借りられますが、やはり年収の一定範囲内までしかお金を借りられません。

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期間が長い場合は年収と同程度まで

マイカーローンの返済期間を長めに設定すれば、年収の2分の1よりも多くの金額を借りられます。

なぜなら、期間を長くすれば毎月の返済額は少なくなるためです。

審査を行う側が「収入的に見て返済に問題がない」と判断できる程度の金額であれば、年収の2分の1を超える金額を借りられる場合があります。

年収以上は借入が難しい

年収を超える金額のマイカーローンを組むことはほぼ不可能です。

マイカーローンだけでなく、無担保ローンの融資限度額は銀行も貸金業者も年収の範囲内までが暗黙の了解になっています。

年収400万円の人であれば、審査で全く問題がない場合で返済計画も問題がない場合は、400万円が借り入れの限度額です。

マイカーローンの審査に落ちたら

マイカーローンの審査に落ちたら

先ほど述べたように、マイカーローンの審査は決して甘くはなく、誰でも審査に通過できるわけではありません。

このため、マイカーローンの審査に落ちてしまったら、カードローンの利用を検討すべきかもしれません。

筆者も銀行員時代に、何人もマイカーローンの審査に通らない人をカードローンやフリーローンで融資したことがあります。

ただし、消費者金融やカード会社などの貸金業者のカードローンやフリーローンを借りる場合は、たとえ資金使途が自動車購入資金であったとしても総量規制の対象になり、年収の3分の1を超える金額は借りられません。

借りられたとしてもそれほど高額の借入はできません。

そのため、購入できる自動車の種類が狭まる可能性があります。

まとめ

車のローンは総量規制対象外です。

しかし、たとえ年収の3分の1を超えていなくても、審査に通過しないことがあるので注意してください。

審査ではほかの借り入れの状況や返済負担率などを含め総合的な判断がされます。

生活費が足りずにカードローンを利用している場合は、まずは既存の借入額を少なくしてから車のローンを活用するといいでしょう。

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