銀行カードローンは危ない?止めたほうがいい?危険性と借金地獄にならない為の注意点

銀行カードローンは簡単に借入が出きるので、ついつい必要以上に使ってしまうがちです。

幾つかの注意点を解説しますので、カードローンの利用を考えている、既に利用をしている人は参考にしてください。

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この記事はこんなひとにおすすめ

この記事は以下に該当する人におすすめです。

  • カードローンの利用開始を検討している人
  • カードローンの危険性を知りたい人

このような人には特に参考になります。

カードローンのメリット

まずカードローンのメリットとは、どんなものか整理します。

使用用途が自由

目的別ローンとは違い、カードローンは使用使途は自由です。

そのため「前回は冠婚葬祭のため」「今回は生活費のため」など、目的問わず利用ができます。

また利用限度額内であれば、いつでも借入可能ですから自由度が高いことが最大のメリットと言えるでしょう。

コンビニATMでも使えて便利

カードローンの利用はわざわざ申込先の金融機関専用のATMに行かずとも、提携先であるコンビニATMでも利用できます。

買い物ついでにキャッシングや返済ができますので、無理がありません。

また基本的には24時間ATMも稼働している(申込先金融機関によって利用できない時間帯や曜日あり)ので、もし返済日の夜に「返済を忘れていた」と思い出しても、曜日が変わる前であればそのままコンビニATMから返済を行えば延滞扱いになりません。

申し込みが比較的簡単にできる

銀行、消費者金融いずれにしても昨今のカードローンは、比較的簡単に申込みができるようになっています。

特にネット銀行ならば申込から契約まですべてネットで行える「WEB完結」を採用している所が多いものです。

来店をしなくて済むので時短にも繋がります。

カードローンのデメリット

カードローンのデメリットは大きく分けて4つあります。

無計画な利用をしやすい

カードローンはATMや銀行振込でいつでもかんたんに借り入れ可能です。

とくにコンビニのATMなら、基本24時間365日借り入れができます。

これはメリットなのですが、デメリットでもあるのです。

貯金を下ろすようにかんたんに借り入れできてしまうため、借金をしている感覚が薄れ、無計画な利用をしてしまいやすいという特徴があるのです。

その結果、「予想以上に借金を抱えてしまった・・・」という事態になってしまうことがあります。

上限金利が高く利息が大きい

上限金利の相場は、消費者金融系で18.0%、銀行カードローンは14.5%付近となっています。

この上限金利はその他のローンよりも高めです。

例えば、ショッピングローンの金利はほとんどが10.0%以下ですし、トラベルローンやプライダルローン、住宅ローンやマイカーローンなどの目的別ローンも、カードローンより低金利です。

とくに住宅ローンやマイカーローンは5.0%以下が多く、その差はかなりあります。

そのため、カードローンで借り入れすると、他のローンよりも利息が高くなりがちです。

例えば、返済期間3年で借り入れする場合、18.0%、14.5%、7.0%、3.0%で以下のように利息が大きくことなります。

利息/
借入れ金額
18.0%14.5%7.0%3.0%
10万円53,901円43,420円21,000円9,000円
20万円107,802円86,841円42,000円18,000円
30万円161,704円130,261円63,000円27,000円

返済が長期化しやすい

カードローンには、月々の最低返済額が少なく返済が長期化しやすいという特徴があります。

最低返済額というのは「毎月最低この金額以上は返済してください」という金額になります。

この最低返済額が低いと、月々の返済が楽になるというメリットがあるのですが、それはデメリットでもあります。

月々の返済額が低いということは残高の減りが遅くなるということを意味します。

そのため、最低返済額で返済していくと返済がなかなか終わらずに利息額が増えてしまうのです。

高額ローンの審査に影響する

カードローンの契約をすると、住宅ローンやマイカーローンなどの高額ローンの審査に影響することがあります。

こうした高額ローンの審査は非常にシビアなため、些細なことが審査に影響してしまうことがあるのです。

カードローンの利用状況や契約情報などは「個人信用情報機関」というところに記録されています。

ローン会社は審査時に必ず、この個人信用情報機関を確認しますので、カードローンを利用していることは確実にわかってしまいます。

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カードローンの返済ができなくなった場合のリスク

万が一カードローンの返済ができなくなってしまったらどのようなリスクが考えられるのでしょうか。

借金地獄に陥りやすい

何度かお伝えしているように、カードローンは手軽に借り入れができてしまいます。

また、申し込みも非常にかんたんで審査も比較的やさしめです。

そうしたことが原因で借り入れを繰り返し、借金地獄に陥ってしまい多重債務者になってしまうことがあります。

多重債務者とは?

多重債務者とは複数社から借金を抱えている人のことです。

「国(金融庁)」の定義では、5件以上の借入れがある人のことを多重債務者と呼んでいます。

ただし、一般的には件数に関係なく、借金を借金で返済している人のことを多重債務者と呼びます。

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延滞で信用情報に傷がつく

カードローンの利用状況は個人信用情報機関に記録されています。

そのため、返済が遅れるとその情報が「延滞情報」として、個人信用情報機関に記録されます。

延滞情報は1日返済が遅れただけでも記録されます。

数日程度の延滞は「うっかり忘れ」など、誰にでもあるミスと見なされるものの、延滞であることには変わりありませんので、新規のローン審査時には印象が悪くなります。

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自己破産など債務整理の必要がある

債務整理は「任意整理」「個人再生」「自己破産」に分けられますが、いずれににしても信用情報に記載され、いわゆるブラック扱いとなってしまいます。

一度ブラックリストに載れば、5年~10年程度は、新たな借入れはできません。

自己破産の場合は、借金の返済義務がなくなる代償として、個人所有の車や不動産は没収されてしまいます。

また「個人の財産があるから個人再生がいい」と希望しても、返済能力の有無や借入残高によって希望どおりの債務整理ができない事も考えられます。

延滞した場合の「取り立て」は?

借金の取り立てと聞くと、強面のお兄さんが自宅に尋ねてくるイメージがあるかもしれません。

しかし、大手のカードローン会社は基本的にそのようなことはしません。

延滞しても取り立てはなく、あるのはあくまで「催促」のみです。

基本的に電話や手紙での催促がくるのみです。

それも高圧的なものではなく、「返済が遅れていますのでお早めに入金ください」というように、事務的なものになります。

ただし、ずっと返済しないでいると「裁判手続き」をされ、最後は「強制執行」にまで発展します。

強制執行になると、給与や貯金などの財産を強制的に差押えられ、返済に当てられてしまいます。

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失敗しないカードローンの利用方法

安易にキャッシングをしてしまう前に「一体なんのために借金をするのか」を一度立ち止まって考える時間を作りましょう。

限度額は必要最小限にする

限度額は必要最小限にしておきましょう。カードローンはかんたんに借り入れできてしまうため、限度額があまっているとついつい利用してしまいがちです。

しかし、限度額が少なめにしておけばその危険を減らせます。

月々の返済額をチェックする

月々の返済額は借入額によって決まります。

借り入れをすると月々の返済額が増える可能性がありますので、月々の返済額がいくらになるのかチェックしておきましょう。

返済シミュレーターで利息をチェック

カードローン会社のHPには「返済シミュレーター」があることが多いです。

返済シミュレーターを利用すれば、利息がいくらになるのか簡単に計算できます。

計画的な利用には、借り入れ前に利息をしっかり把握しておく必要がありますので、返済シミュレーターで利息をチェックしておきましょう。

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返済額はなるべく多めにする

月々の返済額はなるべく多めにすることが賢い利用方法です。

カードローンの場合、月々の返済額は最低返済額にしかすぎません。

最低返済額で返済していくと、返済額が長期化して利息が大きくなりがちです。

そのため、月々の返済額は少しでも多めにするようにしましょう。

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借金を借金で返済しようとしない

新たにカードローンを契約したい理由が、他社借入れの返済や奨学金の返済であれば、申込みをする前に一度立ち止まって考えてみましょう。

借金を借金で返すということは、すでに自身の返済能力を超えている状態です。

借金返済のために借金をすれば、今度は現在の借金返済金額よりも増えて返済をしなくてはいけません。

収入金額が大きく変わる事はありませんから、自転車操業をしていけば近い将来必ず今よりも資金繰りが厳しくなってきます。

その場合には新たに借入先を探すのではなく、弁護士などの専門家に相談することが優先です。

借りて返すは悪循環の始まり

カードローンはあたかも、自分の口座からお金を下ろしているような感覚になり、借金しているという意識が薄れるかたが少なくありません。

こうなれば遊興費等に利用するお金を借り始め、いつしか自分の給与に見合わないお金の使い方になってしまいます。

自分の給料では支払えないけど、カードローンがあるから大丈夫と変な安心感を覚えるのです。

これは毎月の返済額が支払える、そう確信できる額であることも影響しているでしょう。

しかし、借入が過ぎればその返済額はいつしか負担となり、返済に困ることになってしまいます。

借入額が高くなると返済額はこんなにも違ってくる!

それでは実際に借入額が、どのように返済額に影響するのかを見てみましょう。

下記の数字はアコムの借入額に応じた毎月の返済額の推移です。
*アコムHPの返済シミュレーションによる結果

借入額金利返済回数返済月額
10万円18.00%46回3,025円
20万円18.00%46回6,050円
30万円18.00%46回9,075円
40万円18.00%46回12,100円
50万円18.00%46回15,125円

返済回数を最長の46回としていることから、50万円までならば返済に困る額ではありません。

しかし、借入れと返済を堅実に繰り返していけば、借入限度額の変更ができるので、借入上限額はさらに引き上げられます。

アコムの場合は半年に一度借入状況を確認しているので、アコムの方から増額のお知らせがくることもあります。

では借入上限額が100万円となった場合の、毎月の返済額の推移を見てみましょう。

借入額金利返済回数返済月額
60万円18.00%46回18,150円
70万円18.00%46回21,175円
80万円18.00%46回24,200円
90万円18.00%46回27,226円
100万円15.00%46回28,716円

収入別にカードローン利用者を見てみると年収400万円以下の利用が多いことを考慮すれば、実際の手取り年収は330万円前後で、これを手取り月収に置き換えれば20万円から25万円程度になります。

この手取りから家賃や住宅ローンやマイカーローン、そして生活費や固定費を差し引けば、70万円を超えたあたりで返済は厳しくなってくでしょう。

ここで危険なのが返済に窮して、他のカードローンへの申し込みを考えるようになるかたが多い点です。

100万円の借入に達するまでにも、すでにアコムから返済のために借入していた可能性も高いでしょう。

生活に窮することを避けるため、返済目当てに借入をするといった具合です。

それも借入限度額いっぱいになり、他のカードローンに頼るしかなくなるという悪循環の始まりとなります。

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■カードローンの最低返済額の意味や注意点

借入限度額いっぱいの借入は危険!

カードローン利用者の中には、借入限度額いっぱいまで借入しているかたも少なくありません。

しかし、このような借り方は下記のような危険性をはらんでいるので、絶対にしないことをおすすめします。

  • カードローン会社から危険対象とされる危険性
  • 雪だるま式借金地獄が始まる危険性
  • 複数社借入から借りては返すの危険性

そこではこの行為がいかに危険なのか、今挙げた危険性について説明していきます。

カードローン会社から危険対象とされる危険性

先ほどアコムを例に挙げた時にも話しましたが、カードローン会社は定期的に利用者の調査を行っています。

その際には、利用状況に危険性がないかも同時に調査しています。

それでは危険性があると判断されるのは、どのような状態なのでしょうか。

それは下記のような利用が見られた場合です。

  • 度々返済に遅延が見られる
  • 継続的に借入を繰り返している
  • 借入限度額いっぱいまで借入している
  • 新たに他社借入を始めた

この中でも今回の主題に影響するのが最後の2つです。

借入限度額が20万円や30万円と低く、返済に問題が見られなければ、カードローン会社は信用度ありと判断して借入限度額の増額を申し出てきます。

しかし、50万円を超える借入限度額で、常に目一杯の借入をしている場合には、返済不能に陥ることを見越して、逆に借入限度額を低くしようとするでしょう。

それに加えて借入できないことで、他社借入を始めれば、さらに返済不能に陥る危険性が高いと判断します。

もちろん判断時には得ている収入も関係してくるのですが、いくら年収が高くてもこういった借入をするタイプのかたは、すぐに多重債務者に陥る可能性が高いと言われているので、カードローン会社にとっては要注意利用者とされるのです。

雪だるま式借金地獄が始まる危険性

借入限度額の大きさにもよりますが、毎月の返済額が高額設定の場合は返済に窮する確率が高くなってきます。

これは先ほどのアコムのシミュレーションで、十分理解してもらっているでしょう。

そしてこの借入限度額いっぱいの借入が危険だと言われるのは、借りれないため他のカードローンへ申し込んでしまうことです。

アコムで100万円を借りると毎月の返済額は約29,000円です。

この返済に窮して、他のカードローンで50万円の借入限度額を得たとしましょう。

そこで借りて返すという手段を選択した場合、一見返済には困っていないように見えますが、借入先が消費者金融だった場合、18.0%もの利息を支払って借入し、返済に充てることになります。

返済に充てる額にもよりますが、借金が雪だるま式に増えていくことになってしまうのです。

3万円の返済があり、他社から不足分の2万円を借入したとします。

そうすると翌月の返済額は確実に3万円を超えることになってしまいますよね。

またこの状態を継続すれば、不足額の借入で毎月返済額が増え、不足額は段々と増えていき、返済額は雪だるま式に増えていくといった具合です。

これを繰り返していけば、もはや抜け出すことのできない借金地獄となってしまいます。

これがいかに危険なことかは、冷静に考えれば簡単に想像がつくことでしょう。

借りて返すの自転車操業では完済不可能!

借りて返すことがいかに危険なことなのか、お分かりいただけたでしょうか。

そこで次は絶対に借りて返すという手段を取らないためにも、借りて返すでは完済不可能な理由を説明しましょう。

完済できない上、待っているのは借金地獄だけなら、この手段をとるかたもいないでしょう。

その理由は下記のとおりです。

  • 利息の支払いに追われ元金が減らない
  • 複数社借入は新規借入の審査を通過できない
  • 追い詰められると闇金融に手を出す可能性も!

それではこれら理由について見ていきましょう。

利息の支払いに追われ元金が減らない

カードローンは高金利のため、借入額が大きくなるほど支払う利息も大きくなります。

よって、毎月の返済額における利息充当額が大きくなるため、元金充当額が少なくなり、いつまでたっても元金が減らずに返済を続けることになってしまうのです。

下記の数字はアイフルで100万円借りて、46回で返済する際の、毎月の返済額に占める利息充当額を表したものです。

*アイフルHPの返済シミュレーションによる結果

返済回数金利返済月額元金充当利息充当
115.00%29,000円16,261円12,739円
215.00%29,000円17,681円11,319円
315.00%29,000円16,693円12,307円
415.00%29,000円17,296円11,704円
515.00%29,000円17,126円11,874円

毎月の返済額に占める利息充当額がいかに大きいかは一目瞭然ですよね。

元金が減りにくいから、返済が終わらない。

これが高金利のカードローンが持つ、知っておかねければならない、大きなデメリットです。

もちろん返済が進めば、元金も自ずと減っていくので、下記のように完済間近となれば、最初のように利息は大きくありません。

返済回数 
金利
返済月額元金充当利息充当
4215.00%29,000円27,487円1,513円
4315.00%29,000円27,787円1,213円
4415.00%29,000円28,141円859円
4515.00%29,000円28,515円485円
4615.00%29,000円10,834円138円

しかし、これは40回以上の返済を行った上でのことです。

総利息は315,972円にも上り、これは借入額の31.59%に当たることを考えれば、いかに支払う利息負担が大きいことは一目瞭然ですよね。

実質年率15.0%なら発生する利息は100万円で15万円、こんな利息計算をするかたもいるようですが、これは1年で完済した場合の話です。

返済期間を長く設定できるカードローンでは、このように高額な利息支払いとなってきます。

となれば借入先が複数になれば、さらに返済は長期化し、雪だるま式に借金が増えるだけで、完済できるはずがないことは一目瞭然ですよね。

カードローンが下記の特性を持つことをよく理解して、借りて返すでは完済できないことを把握し、返済方法を考えておく必要があるでしょう。

  • 利息による返済期間の長期化
  • 毎月の返済額の高騰

複数社借入は新規借入の審査を通過できない

借りて返すは雪だるま式に借金を増やすだけです。

それをよく理解せずに、複数のカードローンへ手を伸ばすかのもいますが、いつまでも続けられるわけではありません。

今は消費者金融だけでなく銀行カードローンでも、総量規制を超える借入はできなくなっています。

よって、借入総額が年収の3分の1を超える借入はできないため、新規借入の申し込みをしても審査を通過することはありません。

この返済手段はいつまでも続けられるものではないということです。

最後には返済できない借金だけが残ってしまう、という事態になるだけでしょう。

完済できず、借金だけが残るなんて、考えただけでもゾッとしますよね。

■どうやって返す?借金30万円の上手な返し方

追い詰められると闇金融に手を出す可能性も!

またどこからも借りられなくなると、最終的に行き着くのが闇金です。

普通に会社勤務していれば、借金の取立てが気になりますし、どうにか会社にバレないようにお金を工面しようとします。

しかし、貸してくれる金融機関もつてもない。

こうなれば下記のような、勧誘文句に飛びついてしまうのです。

  • ブラックでも融資可能
  • 即日融資可能
  • 審査なしで貸付可能

近年はフリーメールでこういった広告が送られてくることも多いので、魔の手に落ちてしまうことも少なくありません。

冷静に考えれば闇金だと気づくのですが、「どうにかお金を」という思いが強いあまり、通常の思考回路が働かず、闇金だという意識すら持てないというわけです。

闇金で借入すれば、後はどうなるかは説明するまでもありません。

となれば借りては返すを繰り返す人が最終的にどうなるのか、考えるだけでもゾッとしませんか。


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銀行カードローンも自主規制をはじめる

銀行カードローンも自主規制をはじめる
銀行カードローンは審査にとおれば、手軽に利用ができるのでつい銀行の口座からお金を引き出す感覚で利用してしまう人が多いです。

また銀行は総量規制対象外のため、年収の3分の1以上の借入が可能となっています。

そのため、限度額が高額のこともあります。

その場合月々の返済額は高くなり、生活費を圧迫して返済が滞る人がいます。

そこで、銀行は多重債務者を増やさないために、銀行業界で自主規制を設け、借入限度額についての見直しをはじめました。

即日融資は本当なのか

なるべく急ぎでキャッシングを行いたい場合、即日融資に対応しているのかで申込み先を決めることもあるでしょう。

すべての金融機関で対応している訳ではないのですが、即日融資をうたっている金融機関であれば、本当に即日融資は可能です。

即日融資を希望するのならば、申込先は消費者金融一択です。

中小の消費者金融ですと書類のやり取りなどで数日時間を要することがあるので、できれば自動契約機があるような大手に申込みを検討するといいでしょう。

銀行カードローンの場合ですと、暴対法の関係で即日融資は厳しいのが現状です。

「多少待ってもいいから、金利の低さを優先したい」という希望内容ならば、そのまま銀行カードローンに申込みをしてもいいのですが、「即日融資が絶対」ということならば、申込は避けた方が無難です。

銀行カードローンを債務整理する時の注意点

実際利用し返済ができなくなったときの注意点
返済ができなくなった場合には債務整理などを検討することがあるかと思います。

消費者金融のみであれば、自己破産ではない限り債務整理をしても自身の貯金までなくなってしまうということはありません。

しかし銀行カードローンの利用者が、債務整理をする場合は異なるので要注意です。

まず「この人が債務整理をする方向です。今後は私が代理人です」という弁護士事務所などから受任通知が銀行に届きます。

その通知を持って、銀行は契約者が所有している銀行口座を凍結させます。

つまりもう自分自身ではお金の引き出しは、何もできなくしてしまうのです。

そして口座に入っているお金を借入残金と相殺(差引き)させます。

そのため同じ銀行で複数口座を持っている人は、すべての口座が凍結となってしまいます。

家族名義であれば特に問題はありませんので、事前に現金を移行させるなどをして口座の中のお金をゼロにしておく必要があります。

過払い金が発生する可能性は低い

テレビCMなどでも積極的に報じられている過払い金ですが、銀行カードローンはそもそもの利息が低いため過払い金返還は余り期待できません。

過払い金は利息制限法を超えるグレーゾーンがあって初めて適用されますので、元来の利息制限法内の利息である銀行カードローンは支払いすぎた利息自体がないのです。

カードローン地獄から脱出する為の債務整理

ローン地獄の生活苦から脱出する

債務整理はお金の悩みを抱えている人にとって、メリットの大きい方法ではありますが、一方でデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を把握した上で、債務整理を検討しましょう。

任意整理の内容とメリットデメリット

任意整理とは利息制限法の引き直しと、将来利息のカットによって借金を軽減してくれる方法です。

債権額が200万円程度までの借金を対象としています。

利息制限法による引き直し計算をすると、今まで払い過ぎていた利息分が返って来る場合もありますので、借金が大幅に減る可能性があります。

ただし、任意整理はあくまでも任意による交渉ですので、貸金業者によっては交渉が決裂する場合があります。

任意整理を受け付けないという方針の業者や、不利な条件を提示してくる業者もありますので、必ずしも期待通りに借金が軽くなるとは限りません。

また信用情報ブラックとなることもデメリットとなります。

今後5年間はローンが組めなくなります。

ローンだけでなくクレジットカードが発行できなくなったり、携帯電話の本体料金のローン払いができなくなります。

借金を帳消しや元金だけに減額する方法を大公開

個人再生の内容とメリットデメリット

個人再生は、5,000万円までの借金に適用が可能な方法で、借金を5分の1程度まで軽減してくれます。

裁判所を通じて借金の負担を軽くする方法であるため、裁判所が認めれば大幅な借金の削減が可能です。

また、住宅や車を手放さずに債務整理ができることや、保証人になっていなければ家族に迷惑をかけることがありません。

個人再生が認められれば、軽減された借金の残額を、3年から5年かけてゆっくりと返済して行くことになります。

個人再生手続の開始後は、債権者は取り立てや差し押さえができなくなるので、静かな生活を取り戻すことができるでしょう。

個人再生のデメリットは、信用情報ブラックとなり、5年から10年はローン取引ができなくなります。

また、安定収入がなければ個人再生は認められませんので、安定収入が必要であるということもデメリットの一つです。

さらに官報という機関紙に情報が載せられるため、官報を見た闇金から勧誘の連絡が入る可能性があります。

このような場合には相手にしないように気をつけましょう。

自己破産の内容とメリットデメリット

自己破産は、債務整理の中でも最も借金の負担を軽くしてくれる方法で、全ての借金を帳消しにしてくれるという内容です。

今まで借金苦に陥っていた人にとっては、夢のような手続きだといえるでしょう。

ただし、20万円以上の財産と99万円を超える現金は、すべて債権者への配当に充てられますので、借金が帳消しになる代わりに財産を失うことになります。

また、信用情報ブラックになることや、官報に情報が掲載されることのほか、就くことができない職業があることなどもデメリットです。

そのほか、浪費やギャンブルなどによる借金や、7年以内に自己破産や個人再生をしている場合には、自己破産が認められないケースがありますので、注意が必要です。

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「支払いが出来ない」「でも債務整理とか面倒」とそのまま放置を続けていれば、債権者から裁判を起こされ、給料などの財産を差し押さえられます。

確かに借金にも時効はありますが、時効の存在は債権者も把握していますから時効にならない手続きを行います。その1つが裁判なのです。

裁判を起こされれば確実に負けます。

つまり借金返済を放置していても何の特にもならないどころかデメリットしかありません。

もし支払いが困難であれば正直に債権者に相談をするなり債務整理手続きを行うなりをした方が得策です。

まとめ

銀行カードローンは必要なときにすぐ借りられて便利です。

しかし便利なゆえに危険な使い方となることがあるので注意しましょう。

また定期的に自分の借入状況を把握し、計画的に返済をすることをおすすめします。

もし返済に不安があるときは早めに、銀行の相談窓口や生活センター等へ相談しましょう。

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