銀行カードローンはATMから申し込み可能?
銀行カードローンの申し込みには、申し込みフォームの入力や必要書類の提出など、手間がかかる作業が幾つかあります。
取引のある銀行のATMを使って、申し込めたら便利なのにと感じることもあるでしょう。
そこで、ATMにカードローンの案内がでたときには、どのような手続きをするといいのか見ていきましょう。
目次
ATMでカードローンの案内がでるのは?
銀行のATMにカードローンの案内がでるのは、既に銀行の口座を開設しているなど、ある程度の取引が行われている必要があります。
これは、ATMでカードローンに申し込みができるというわけではなく、単なるセールスですので申込みをするには窓口などに行く必要があります。
こちらが申し込みたいと思ったときに、いつでもこの案内がでるわけではありません。
ただし、この案内がでていないからといっても、カードローンに申し込みができますので安心してください。
なお、この案内は銀行のホームページを見ると、「事前に選定している」とされていますが「事前に審査」しているわけではありません。
つまり、申し込みの案内がATMに表示されているからといって、必ず審査に通るというわけではないのです。
「選定している」とは、過去の銀行との取引状況を参考に、カードローンを利用すると便利な人を機械的に選んでいるだけにすぎません。
そのため、銀行カードローンを利用して融資を受けるためには、満たさなければならない条件は考慮していません。
したがって、必ず審査に通ってカードローンを、飾らず利用できるようになるということではありませんので注意してください。
保証会社の審査
銀行カードローンで融資を受けるためには、「保証会社の保証を受ける」必要があります。
どの銀行であっても必須な条件となっており、例外はありません。
銀行のATMで申し込み案内が表示された段階では、先ほども話をしたように単なるセールス案内ですので、保証会社の審査は行われていません。
保証会社というのは「保証人」の役割を果たす会社のことで、主に消費者金融が保証会社となっています。
融資を受けた人から借りたお金を返済できない状況になってしまったときに、銀行は保証会社から融資したお金を回収できる仕組みになっています。
銀行が貸倒れになるリスクを回避するために存在する、会社だとイメージするとよいでしょう。
なお、銀行カードローンの審査は銀行が直接行っているのではなく、保証会社が審査しているため「銀行が選定」しただけではカードローンを利用することはできないのです。
そのため、他社からの借入がある場合などは、審査に通らない可能性が高まります。
書類やカードの発行がない
必ず審査に通るわけではありませんが、ATMの申し込み案内から銀行カードローンを申し込んだときには、幾つかのメリットがあります。
まず「本人確認」が必要ないということです。
銀行の口座を開設したときに本人確認が済んでいるために、本人確認書類を提出する手間が省かれます。
なお、もし本人確認が必要な場合は、「運転免許証」などで顔写真があるものを提出することが一般的です。
顔写真がついていない書類で本人確認を行う場合には、複数の書類を提出しなければなりません。
また、現在使っているキャッシュカードに、「ローンカードの機能」を追加することができるところもあります。
これによって、ローンカードの発行を省略できるため、融資までの時間が短縮されます。
このように、申し込みをしたからといって、必ず審査に通るわけではありませんが、ATMに申し込みの案内が表示された場合には、他の申し込み方法を使うよりも早くカードローンを利用できる可能性があります。
現状ではカードローンを利用する必要がない場合でも、将来的の万が一の出費に備えて申し込みをしておくこともいいでしょう。
在籍確認が省かれることがある
銀行カードローンの審査を通過するためには、通常は「在籍確認」が必ず行われます。
在籍確認とは、会社に勤務しているかどうかを確認するために行うものです。保証会社や銀行が申し込んだ人の勤務先に電話をして確認を取ります。
ATMにカードローンの案内が表示された場合には、銀行の口座に安定して給与振込があることを銀行が確認してることが多いようです。
そのため、在籍確認をしなくても、カードローンを利用できることがあります。
在籍確認が必要な場合には、事前に電話をすることが告知されますので、いきなり勤務先に保証会社から電話がかかってくることはありません。
しかし、私用の電話が会社にかかってくることで、「何の電話だったの」などと職場の同僚に聞かれる可能性はあります。
なお、カードローンの利用を考えていない人は、在籍確認の電話で変に疑われるのが嫌だと感じるのであれば、カードローンの申し込みを無理にしないことをおすすめします。
所得証明の提出が省かれることがある
カードローンは融資額によっては、所得証明をするための書類が必要になります。
消費者金融系のカードローンでは、50万円以上の融資を希望する場合に所得証明書の提出が必ず必要です。
銀行ごとに基準となる金額が異なりますが、50万円以上か300万円以上のどちらかに設定している銀行が多いです。
なお、所得を証明できる書類の中には、「給与明細」が含まれています。
また、給与振込に利用している銀行口座では、入金口座の履歴を見ることで大まかな所得の確認を行うことができます。
そのため、銀行のATMにカードローンの案内が表示された場合には、ある程度の年収を銀行が把握していることが多く、カードローンの限度額が既に算出されているケースがあります。
このよう場合には、所得証明書を必ず提出しなくてもよいということではありませんが、提出を求められた場合もありますので、そのときに備えて所得を証明できる書類を提出する準備をしておきましょう。
まとめ
銀行カードローンをATMで申し込むことは、基本的にはできません。
カードローンを自動機で申し込みするには、ローン契約機などのACMが設置されている銀行になります。
ただし、ATMにカードローンの案内がでた場合には、融資までの時間が大幅に短縮されるメリットがあります。
その場合には、興味があったり、万が一に備えておこうと考えていたりする人は、窓口に相談をするといいでしょう。
タグ:その他金融業者